院長のつぶやき   
 

つぶやきコーナーでは、私の仕事場や日常生活で起こったこと、社会で起こったこと、医療に関すること、介護に関すること、Macに関わることについてつぶやきます。つぶやきなので内容的に浅く、個人的な意見として捉えてください。2002年7月14日、医療法人明輝会内村内科 院長 川上秀一   

<ご意見ご質問は遠慮なくこちらにメールください

?12月31日(火曜日) とうとう大晦日になってしまいました。魔の金曜日にOSを10.2.3にアップデートしたところカーネルパニック(挿し絵のようなメッセージが出てフリーズします)に陥り、新たにOSをインストールする羽目になりました。それまで何とかカーネルパニックから脱出しようとアップルのDiscussion Boardsを見たりしましたが、結局MacOSX10.2を新規インストールしました。今度は、パーティションをMacOSXとMacOS9の2つとりました。今回のカーネルパニックの原因はわかりませんが、classicが不安定になっていたので、これで一気にハードディスク全体に影響したのかと推測します。
 でも本当の原因は、PowerMacG4 533MHzのPowerMac 8500/150 へのジェラシーなのです。この週は、PowerMac 8500/150 がG4アップグレードカードで、G4 700MHzになり、メモリも832MBにパワーアップしました。この改造計画については来年報告したいと思います。いづれにせよ、やっとこうしてつぶやきが書けることはうれしいことです。
 年末、いろいろなことがあり、話題豊富でしたが、今回のカーネルパニックのために毎日の更新ができませんでした。気を新たに来年から、つぶやいていきたいと思います。それではみなさん、よい年をお迎えください。

?12月26日(木曜日) 昨日は初めて「つぶやき」を更新できませんでした。昨日の朝はパソコンが来年1月の訪問診療予定表(通称カレンダー)の印刷作業で使えなかったこと。午前の外来が忙しかったこと。午後からは、ランチの約束をしていたこと。それから、床屋と歯科治療の予約をしていたために、とても院長室に戻って、つぶやけませんでした。
 さて、昨日つぶやこうと思っていたことを今日のつぶやきとして書きます。
 毎月、外来では訪問診療の反省をしていますが、昨日は1年間の反省を一人ひとりがしました。みなさん、個人的に反省や来年の抱負をのべておられましたが、院長の立場からみるとよく頑張っていただいて感謝です。内村内科の1年間におこなう訪問診療の数をざっと計算してみると6600回です。この中にはいろんなドラマが含まれています。この数だけでも外来の看護師さん、医事課や受付の方々、診療の応援をしてくださった先生方に感謝したいと思います。
 私が、昨日の反省会で言ったことを箇条書きしてみます。
1.医療制度や介護保険制度ついての理解を深めましょう。
2.診察介助はプロの看護師さんらしく「人」と「病気」を考えて要領良く。
3.外来のスペースと雰囲気にもっとデリカシーを。
4.言葉づかいにはTPOをよく考えて。
5.運転は同乗の先生方に恐怖心を抱かせないように。
6.ヒアリ・ハッとを書くことが無いようにしないといけないが、事実を隠すことは絶対にいけないことである。
7.2〜3年以内に、内村内科に電子カルテを導入するが、キーボードアレルギー・パソコンアレルギーを捨てて、パソコンに慣れ親しんでほしい。
 以上でした。

?12月24日(火曜日) 21日土曜日、城山観光ホテルの開聞の間で盛大に明輝会の忘年会がおこなわれました。理事長の挨拶、乾杯の挨拶に続いて、まず、大抽選会がとりおこなわれ、大勢の方に豪華景品が贈られました。景品の数は約70個。たぶんみんなに行き渡らなかったとおもいますが、すみません。来年は予算がもっと増えて空くじなしになればよいのにと思います。 
 忘年会といえば、出し物。当法人のレクレーション部が裏方となって、盛大で楽しいショーが繰り広げられました。ダンスあり、歌あり、演劇ありで、今年はかなりレベルの高いものでした。笑いすぎて涙がでた場面もありました。内村内科の長淵剛もいました。猪木もいました。サンタさんも大勢来ておられました。平井堅さんも来られていましたが、すぐに帰られたのは残念でした。それにしても皆さんご苦労さんでした。司会を務めたBBさんみんなを舞台に上げるのは大変だったでしょう。今年、参加できなかった方は、次の機会にデビューしてください。私は上機嫌で帰りましたが、娘のオーバーとおもちゃを忘れて、冷や汗をかいてしまいました。(翌日、無事届けてもらいました。ありがとうございました。)

?12月21日(土曜日) 今給黎総合病院から年間の診療実績をまとめた病院誌が届けられました。目を通してみますと病院としての活動をまとめてあるばかりでなく、各科ごとに診療実績や学会活動をまとめてあり、しかも各科の先生方の写真が掲載されているので、きっと先生方の来年からの診療に対するモチベーションを高めることにつながると思われますし、何よりも関連病院に対して先生方の顔がわかるので紹介率のアップにもつながると思います。私たちの診療所か明輝会で毎年記念誌を出せたらいいなあと考えました。
 さて、本日は当法人の忘年会が城山観光ホテルであります。各部署様々な出し物があるようです。今夜は楽しい一夜になりそうです。みなさん頑張ってください。

?12月20日(金曜日) 10月から老人の医療費1割負担が実施され、在宅総合診療から一般の通院に戻す方が少数ながら出てきています。これは1割負担になって出費が大きくなったからと思われます。「これからは通院しますから」と言われますが、ここで大切なのは、通院できる方は在宅総合診療を受けられなかったのですから、今後きちんと通院してもらうべきなのです。何らかの理由で通院不可能であった方が在宅総合診療を受けるべきなのです。通院可能な方には、在宅総合診療をおこなっていませんから、医療費1割負担をきっかけに適応例がきちんと整合されるように思います。
 『在宅医療を受けておられる患者さん』と『通院できる老人』との経済的な負担の格差を埋める制度が望まれます。どうしても在宅医療は経済的な負担が大きいわけです。医療機関に払うお金は通院よりも2〜3倍かかり、保険調剤薬局への支払いも大きいわけです。国は在宅医療を推進しながら患者さんサイドからみると在宅医療は経済的に損です。その結果、診療抑制になり、患者さん自身が不利益を被ることになります。

 さて、今日は少し話題が暗くなってしまいました。何かと「つぶやき」に苦労している毎日ですが、毎日のアクセスカウンター数100人をめざして頑張ろうと思います。実際はその5分の1程度です。

?12月19日(木曜日) この時季になると、この一年を振り返って、今年の十大ニュースとか、流行語大賞とか、その年のランキングものがあります。
 今年もモノ・マガジンの恒例のSUPER GOODS OF THE YEAR(第15回)読者投票結果発表がありました。「乗り物部門」の1位は、日産フェアレディーZ。2位、ダイハツCopen。3位、BMWのMINIcooperでした。
 フェアレディーZは、日本よりもアメリカで人気のある車です。私も研修医のころフェアレディーZに乗っておりました。古い話で参考になりませんが、フェアレディーZは運転が非常に楽しい車でした。今度のZは、一層洗練された大人のスポーツカーという感じでしょうか。公式サイトをみると日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞とグッドデザイン賞も受賞しています。車はハンドルを握って足回りをみないと評価できませんが、フェアレディーZは日産のイメージカーだから間違いなくいい車と思います。
 2位のCopenと聞いて、ピンと来ませんでしたが、写真をみたら、テレビCMでみたことがあります。軽自動車ですけど、乗ってみたくなるハイセンスな車だなあと思います。
 「食品部門」の1位が江崎グリコの「タイムスリップグリコ」でしたが、タイムスリップグリコとは何ぞやと調べてみたら、結局懐かしのキャラメルでした。「コミュニケーション部門」でソニーのVAIOを抜いて、アップルのiMacが堂々の1位です。「オーディオ部門」では、アップルのiPodが2位に健闘しています。

?12月18日(水曜日) オランダのWebサイト解析サービス会社OneStat.comによると世界のインターネット利用におけるMicrosoftのWebブラウザInternet Explorer(IE)のシェアが95%に達しているようです。Netscapeブラウザのシェアは3%、Mozillaブラウザは1.1%、Opera 6は0.8%と報告されています(詳しくはここをみてください。この結果は、やはりとうなづけます。私も主にIEを使っています。しかし、院長室のパソコンでは、Netscapeを使うこともあります。Netscapeは読み込みが速いですし、最新版はインターフェースが上品です。自宅のパソコンではIEのほかにMozillaやiCabやChimeraを使い分けています。Mozilla、iCab、Chimeraのいづれも開発途中の製品ですが、とてもデザインが洗練されて好きです。
 IEはダサイですが、先程の報告のように世界中の人が使っているので仕方なく使っています。Web masterとしてはIEを無視できません。Microsoftが無料バンドルで世界に広めてしまったのです。Microsoftの策略と知りながら使っているのが現実です。
 Windows環境のみなさんは、IEにたえず重大なセキュリティーホールが見つかっているのをご存知で使用されているのでしょうか。IEはスイスチーズのように穴だらけのWebブラウザと形容されていますよ(詳しくはここをみてください)。以前、Windows環境でIEの「戻る」ボタンを押すとハッカー攻撃にさらされるという警告がでていました(詳しくはここをみてください)。Windowsは怖いOSなんだなあと思いながら、傍観していました。私たち一般のユーザーのパソコンはめったにハッカー攻撃は受けないとは思いますが、私の所属するメーリングリストで、病院のWindows Serverがハッカーに狙われて、データをすべて盗まれ消えてしまったということがありました。
 みなさんがよく使っているメールソフトのOutlook Expressが突然、あなたの個人情報をあなたのOutlook Expressに登録されているメールアドレスに向けて自動発射されたというニュースもありました。

?12月17日(火曜日) 先週、鹿児島県保険医協会の事務方から私に電話があり、来年1月に放送するNHKの地方番組に出演して「体にいいお酒の飲み方について?(実ははっきり内容を記憶していません)」話してもらえないだろうかという依頼がありました。準備期間がないことととても私のような不摂生ものが健康なアルコールのとり方について話すことはできませんとお断りしました。
 自宅に帰ってから、妻に録画を頼んでおいた金曜日夕方にあるその番組のビデオを見てみましたが、お断りしてよかったと思いました。準備不足では、とてもとてもできません。約5分間みっちり医学的なお話をまじめに、わかりやすく話さなければいけません。
 それにしても、どうして私なんぞに、こんな話が舞い込んだのでしょうか。

?12月16日(月曜日) 土曜日は子供の保育園の引っ越しのお手伝いに行きました。大きな荷物を運んだり、重い荷物を2階へ上げたり、大変な労働でした。たいへん疲れました。それにしても若いお父さんよりも30代40代のお父さん方が多かったのはどういうわけでしょうか。しばらく筋肉痛が続きそうです。
 さて、年賀状の締め切りが近づき、我が家でも日曜日には年賀状のための写真撮影をしました。毎年、子供の写真をのせるようにしているのですが、本当に小さな子供の写真を撮るのは難しいですね〜。一人なら何とかよいポーズが撮れそうですが、二人となるとなかなかよい写真が撮れません。三人以上はどうなるのでしょう。
 やっと写真が撮れたので、すぐにパソコンに取り込んで加工して、年賀状としてのレイアウトを済ませました。あとは、印刷するだけです。今年も何とか間に合いそうです。
 駄文はまだ続きます。いまやっと仕事を終えて院長室に帰ってきて、10分で済ますぞと気合いを入れて、急いで書いています。
 先程、ろうけん青空が開所して初めて施設内に入ってきました。そして数人の入居者の方の顔をみてきました。また、その時、ろうけん青空の事務所のパソコン画面につぶやきの画面が出ているのを見たときは感動でした。駄文でも読んでいただいていると思うと張り合いがでます。
 きょうは、忙しくて更新が遅れましてすみませんでした。

?12月13日(金曜日) 昨夜は、鹿児島県医師会精神保健研修会に出席しました。講演のテーマは「気分障害の診断と治療」で、講師の先生は鹿児島大学医学部精神神経科の福迫博先生でした。主に「うつ病」に関して、スライドを使っての話でしたが、その中で、鹿児島県においても40才代〜60才代の男性の自殺者率が1999年以降明らかに高いのには(予想していたものの)グラフ(図参照)で示されると考えてしまいました。平成不況のために働き盛りの男性が自殺するという社会現象です。女性はといえば、不況だろうが好況だろうが、統計的な有意差もなく増減なしです。不況のない時代を比べても、やはり男性の自殺者は女性よりも多いのです。女性の平均寿命が長いのもここらあたりにも原因がありそうです。
 最後に、日本人には400〜500万人のうつ病の人がいると推定されていて、そのうち実際に治療を受けている人は10%だということでした。決してうつ病は精神神経科だけの病気ではないのです。内科の外来にもいっぱいうつ病患者さんがいるのです。久しぶりに、精神神経科の授業を受けた医学生のような気分になりました。
 (お知らせ)あすの「つぶやき」は都合により休ませていただきます。みなさん、楽しい週末をお過ごしください。

?12月12日(木曜日) 毒物カレー事件に対する殺人罪に問われていた林真須美容疑者に死刑の判決が出ました。最後まで黙秘を続け、薄ら笑いまでする被告の態度には被害者関係者や多くの国民は不快感を覚えたことと思います。聞くところによると黙秘という作戦は、弁護団が考えたらしいです。弁護士さんの職務には時として理解できない場合があります。弁護士さんの能力は、弁護によって無罪を勝ち取ることにあるのでしょうが、不特定多数の殺人を犯したケースにおける弁護には大いに問題があるように思えます。明らかな凶悪犯に対しては、そのような行動に出た動機はなんだったかを引きだし、反省をさせ、本当に罪を認識させ、その結果として、極刑を免れるようにするのが弁護士の果たす役目ではないかと思います。
 さて、亜ヒ酸は、シロアリ駆除にも用いますから、「毒」というイメージですが、亜ヒ酸を医学の治療で用いることがあるのをご存知でしょうか。亜ヒ酸は、痛み止めとして用いることがありますが、白血病の治療薬として最近注目されています。急性前骨髄性白血病という白血病の中でも怖い白血病がありますが、この治療に亜ヒ酸の点滴をします(詳しくはここを見てください)。一昨年鹿児島大学でも亜ヒ酸による治療をおこなって非常に経過がよかったということを聞きました。

?12月11日(水曜日) 昨夜は、私の古巣である肝臓研究室の忘年会に顔を出しました。大学で活躍されている先生方の出席が多い忘年会でした。若手の先生については、顔も名前も知らない場合があるのですが、いきなり「○○です。先生には両親もお世話になっています。よろしくお願いします」なんて挨拶もありました。吉野中学校近くに住んでいる6年目の○○先生でした。「こちらこそ、よろしく。」それにしても世間は狭いです。
 各先生方の話題といえば、一つ、病院の在院日数が14日になるかもしれない、そうなるとバタバタと倒産する病院が出てくる。一つ、中国(中華人民共和国)は驚異である(将来アメリカと同じ影響力を持つ世界大国になる)。一つ、病病連携・病診連携が大切である。一つ、老後は趣味をもたないとやっせん(駄目だ)。一つ、ISO9001でも取得するように頑張らないと職員の意識改革が進まない。一つ、……………あとはうまい焼酎に溶けてしまって覚えていません。
 帰りのタクシーに乗る前に高原病院の○○先生と新しく36ホールになったあさひ台でゴルフをする約束をしました。高原病院の○○先生、高原病院のみなさんによろしく伝えてください。(私信ですみません)

?12月10日(火曜日) 今朝の気温は3.5℃でした。今年一番の冷え込みでしょう。この時期になると、私は、以前住んでいた宮崎県高原(たかはる)町の代表的祭りである祓川神楽(はらいかわかぐら)を見物に行きたいなあと思います(詳しくはこちら)。祓川神楽は、毎年12月の第2土曜日の夜(今週の土曜日の14日)にあります。夜の7時から始まって日曜日の朝までずっと続きます。屋根があるだけのような神楽殿で人間と神の物語が、伝統のあるお面をかぶってくりひろげられます。祓川神楽は、山本寛斎が来た高千穂神楽と趣が違い、派手さがなく、質素ですが、私はとても好きです。この日の夜は、民家も開放され、通りすがりの客であっても、民家に上がって焼酎や神楽そばがふるまわれます。
 この伝統の神楽を鹿児島大学第2内科の教授である有馬暉勝先生がとても気に入られ、私が高原町立病院に在職中に催された医局創立50周年事業で神楽を城山観光ホテルのエメラルドホールに舞台を造って踊ってもらいました。

?12月9日(月曜日) 7日土曜日に改装したパソコンミスミに行ってみました。1階は本屋、2階はCDとDVDのショップであることに変わりありませんが、3階はガラッと変わっていました。ポイントは、ホビーコーナーが新たにできていたこととWindowsPCがなくなってApple製品が前面に出ていることです。WindowsPCは安売り合戦の結果、売ってもほとんど儲けがないそうです。その点、Macは価格が一定していますから、出る数が少なくても利益がでるらしいです。
 それにしても、ホビーコーナーは夢があって楽しかった。時間があればもっとゆっくりみたかったのですが、残念。少年やお父さんたちがいっぱい棚を見上げていました。お父さんたちも、自分の少年時代の気持ちにもどってみたいという表れでしょうか。

 G4アップグレードカードを買って、古いマック(6年ぐらい前に秋葉原で買ったPowerMac8500/1500)をG4 800MHzにしました。同時にハードデスクを80Gにしました。しばらくこのマシンの調教に苦労しそうです。

?12月7日(土曜日) 訪問診療をすると患者さんから「きょうの診察代はいくらですか。」と今でも聞かれることがあります。「10月から1割負担になりましたから、1ヶ月過ぎて請求します。」と答えることにしています。なかには2割負担の方がおられて、不満を述べられる場合があります。このケースはとても困ります。ある一定基準以上の収入がある方は2割が適応されているはずだからです。
 ただし、実際は1割負担なのに2割負担の受給者証を受け取っているケースがあるらしいので注意が必要です。どういうことかというと、課税所得と年収の両方で負担割合が決まっているわけですが、課税所得だけで新しい受給者証が届いているからです。つまり、課税所得が124万円以上かつ夫婦年収が637万円以上あるいは単身の場合450万円以上の方が2割負担になります。ここで、「かつ」がキーワードです。両方の条件を満たした方が2割負担で、片方だけでは、1割負担です。
 先日、講演会後の懇親会である先生から訪問診療している患者さんの負担金のことでいろいろ尋ねられませんかと聞かれました。どの先生も在宅医療の費用には困っていらっしゃるようです。

?12月6日(金曜日) J-WAVEの朝の人気番組「GOOD MORNING TOKYO」のコーナー「Morning VOTE」で行われたアンケート「次に欲しいコンピュータはズバリどこのメーカーですか?」で、Appleがダントツの1位を獲得していました。J-WAVEと言われても鹿児島の人間にはピンときませんよね。J-WAVEは首都圏のFM局で、リスナーは首都圏の若者です。日本の若者文化をある程度反映していると考えてよいと思います。
 アンケート結果では、1位がアップルで217ポイント、2位が、120ポイントで自作PCです。都会ではパソコンのパーツが手に入りやすいので組み立てるのがブームです。3位がソニーで99ポイント。いわゆるVAIOシリーズの人気です。以下、DELL(74)、IBM(36)、HP(29)と続き、やっと7位FUJITSU(26)、8位NEC(19)です。都会では会社でPCを使って、自宅ではMacを使う人が多いと聞きます。
 PCには愛着が湧かず、いつでも粗大ごみで捨てられるが、Macはフレンドリーなので捨てられないという意見があります。Macは起動時に笑顔でニコニコ笑ってくれます(OS9まで)。ご機嫌が悪いときはSad Macといって泣き顔のMacが現れます。誕生日には「お誕生日おめでとうございます」、正月には「あけましておめでとうございます」といメッセージが画面に現れます。 私の誕生日に、仕事場の私のMacの画面に「お誕生日おめでとうございます」が現れて、私がそこに居なかったためにウイルス騒ぎがおこったことがありました。

?12月5日(木曜日) 昨夜は、「肝胆膵の夕べの会」に出席して「慢性肝炎の新しい治療の展開」という特別講演を聞きました。11月18日のつぶやきでご紹介した坪内先生のご講演でした。慢性肝炎の原因のほとんどを占めるC型肝炎とB型肝炎に対する新しい治療、つまり、C型肝炎に対するコンセンサスインターフェロン療法、リバビリンとインターフェロンの併用療法、そしてB型肝炎に対するラミブジン療法です。内村内科の外来でも、3人のC型肝炎の患者さんがリバビリンとインターフェロンの併用療法をおこなっています。
 問題は、これらの治療方法さえも世界的には遅れているというお話でした。欧米はすでに新しい薬をみつけて、副作用が少なく、もっと治療成績が上がっています。C型肝炎の治癒率が高々20〜30%で、欧米は60%を越えようとしています。肝炎の治療に関しては、欧米は日本の5〜10年先を進んでいるわけです。それに続いて、中国、韓国、台湾、ブラジル、インドネシアが追っている状況です。悲しいことに日本は、他のアジアの国よりも遅れた治療しかできない医療事情なのです。とにかく新しい薬は、規制が多すぎて認可されるまで何年もかかってしまいます。
 1990年ごろ、インターフェロン療法で日本は世界のトップを走っていましたが、今は後進国です。何とも情けない話です。国にお金がないのは、解りますが、医療政策を作っている官僚さんには、もう少し考えてほしいものです。

?12月4日(水曜日) 昨夜は時間をもてあましたので、久しぶりに「2ちゃんねる」を覗いてみました。そこには、「鹿児島市吉野町」というスレッドがあります。このスレッドは、今年の8月に立ったスレで、時々私はみておりました(ROMのみ)。内容は、「吉野は田舎だ」とか、「吉野は寒い」とか、「吉野公園は最高」とかです。このスレで、マクドナルドができることを事前に知りました。それから、なるほどと新たに認識したことは、川上町や下田町に住んでいても「吉野出身」とか「吉野にある」と語る人が、多いということ。亀レスのスレですが、たまに覗くと面白いものです。まだ、参加しようという気にはなっていません。
 さて、アンダーラインのある言葉は聞き慣れない人がいるかと思いますが、インターネット用語です。

?12月3日(火曜日) 近くにある吉野中学校の3年生5人の福祉体験学習感想文が郵送されてきました。早速、読んでみました。5人の生徒の鉛筆の直筆です。
 まず、気付いたことは、横書きであること。おそらくワープロ(パソコン)
の影響でしょうが、時代の流れを感じました。
 二つ目に気付いたことは、5人中4人が「かんごし」という言葉を使っていましたが、正しく「看護師」と使っている生徒は一人だけで、残りの3人は、「看護士」を使っていました。看護婦から看護師になったのであって、看護士ではありませんよと中学生にしっかり教えるべきでした。
 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師、美容師、理髪師、調理師、等々は手に特殊な技術を持ち合わせ、それを応用できる立場の人を指します。
 理学療法士、作業療法士、言語療法士、弁護士、税理士、弁理士、公認会計士、気象予報士、司法書士、行政書士、社会福祉士、社会保険労務士、歯科衛生士、等々は手についた技術ではなく専門的な知識が優先します。あるいは、決まった行為はするけど工夫はできない立場の人たちのグループと思います。
 話がだいぶそれてしまいました。三つ目に気づいたことは、5人中4人がオムツ換えをみて、自分はしたくないけど、それを笑顔でやっている看護師さんはすごいと感想を述べていました。これは、プロ意識があるかどうかの違いなので、中学生の人たちもやがて社会に出る頃には、プロ意識が芽生えてくるのだから心配いらないことだと思いました。

?12月2日(月曜日) 日曜日、かごしまメルヘン館に家族で遊びに行きました。そこは不思議な空間で、音と光がメルヘンの世界を醸し出していました。おとなでも十分に楽しめる空間です。小さい子供の時に読んだおとぎ話の主人公が、あちこちから私たちを呼んでいます。メルヘンの世界に誘っています。建物の中には大きな「不思議の卵」があって、それを囲むようにらせん階段が3階まで上っています。「浮かぶじゅうたん」とか、「アリスの鏡」とか、いろんな仕掛けがあって、結構楽しいのです。
 メルヘン館の隣には、かごしま近代文学館があります。ここは、本はもちろんのこと、鹿児島とゆかりの深い6人の作家についてコーナーを設けて、展示してあるそうです。かごしま近代文学館はひとりで訪れた方が楽しそうでした。
 かごしまメルヘン館とかごしま近代文学館は城山町にあります。周囲には黎明館、市立美術館、県立図書館、県文化センター、県立博物館などがあって、まさしく歴史と文化のエリアなのですが、駐車場が少ないのが難点です。この点は、早急にどうにかしてほしいものです。