5月のつぶやき Written by Shuichi Kawakami M.D.
 

ホームへ
English Here
ブログのゲート

 

30日(火曜日)
[ツバメの巣] 写真は昨日訪問診療した、在宅医療をしているある患者さんのご自宅の玄関軒先の裏にあったツバメの巣です。巣の中に5羽のツバメが見えましたが、親ツバメはいませんでした。人間がいたので警戒して遠くから見ていたのかもしれません。
 それにしても この子ツバメ、目がパチリとして体つきもしっかりしています。今日この家の人とバッタリ診療所前で会い、昨日のツバメはみんな飛んでいってしまったと教えてくれました。


29日(月曜日)
[つぶやき] 診療所横にあった理事長本宅がなくなってしまい、県道から診療所が丸見えです。診療所の周りにはクレーン車などの重機が何台も稼働していて、院長室全体が揺れます。ときどきびっくりするほど強い揺れが起こり、ちょっと気分が悪くなりそうです。
 外来患者さんから診療所移転はいつですかと訊かれることが多くなりました。周囲がどんどん変わっています。院長専用の車庫もなくなり、ヘルパーステーションもなくなり、次は院長室がなくなるかもしれないと言われています。その場合はしばらくホームページは閉鎖するか、別の場所にサーバーを移して稼働させるしかありません。
 
  来月14日に業者さんに電子カルテのデモをしてもらうことになりました。また、「在宅医療について」話してくださいと他メーカーが早速このつぶやきを見て頼みに来られました。6月も忙しくなりそうです。


26日(金曜日)
[つぶやき] 本日、南九州は梅雨に入りましたが、風が強く少し肌寒く感じられます。気温は24℃ですから、もちろん半袖で働いていましたが、訪問診療時の運転をしていくれた医事課のY君が長袖ジャンパーを着て往診車に暖房を入れたりするものですからどれくらい寒いのか暑いのかわからなくなりました。
  往診車は暖かくて患者さんの部屋はひんやりと感じられます。しかし、車の中は暖か過ぎて眠くなってきたので、そっと温度調節のつまみをまわして冷房と暖房の真ん中にしました。しばらく快適な温度だったのですが、いつのまにか少し暖房側につまみが変わっていました。
 院長室はサーバがあるので5月になってからはずっと冷房をつけています。さすがにきょうは寒く感じられました。きょうは暑さと寒さが混在する、へんな一日でした。

※表紙の広告を変えました。松任谷由実のA Girl in SummerとMacBookの広告です。


25日(木曜日)
[ミニ講演] 24日の夜は「在宅医療について」というタイトルで富田薬品株式会社会議室にてミニ講演スタイルで話をしました。年に数回おこなっている会社の勉強会の講師に呼ばれたのです。そのときのスライドは本文の最後にありますから是非ともご覧ください。
 内容は内村川上内科の現状もデータにし、在宅医療さらには介護保険制度も少し理解できる内容にしました。スライドは全部で22枚、1時間半ぐらいの講演になりました。メンバーは10名程度で和やかな雰囲気で始まった勉強会でしたが、プロジェクターが使えないというハプニングが起こってしまいました。これには困ってしまい、その場ですぐに解決できずにスライドを印刷した配布資料を使っての勉強会になりました。
 
 翌日、どうしてうまくプロジェクターが使えなかったのだろうと検証してみると、 システム環境設定のディスプレイで「ディスプレイを検出する」というボタンをクリックすれば簡単に解決しました。本番のときは話すということに気を取られて、こんな初心者的な問題も解決できませんでした。トランジションやビルトインが楽しいスライドを富田薬品のみなさんに供覧できなかったことがとても残念です。Windowsのパワーポイントでは得られない退屈しないスライドショーをお見せするつもりでした。
  もう少しちゃんとプロジェクターをつないでパソコン設定をどうするのか私が理解しておくべきでした。この点だけは今でも悔やまれますが、次からはこんなことが起こらないようにします。

※講演スライドの ダウンロードはここから→時間のある方■とにかく観たい方■(時間のある方用のスライドは84.7MBという大きなデータですのでダウンロードに相当の時間がかかると思います)。Windowsをご使用でQuickTimePlayerをお持ちでない方は予めダウンロードしてください。
 


23日(火曜日)
[在宅医療について] 明日、「在宅医療について」という内容でミニ講演をします。それに備えて資料作りです。もちろんパワーポイントではなくてキーノートで発表するつもりです。今夜は忙しいのでこれにて終了させてください。


22日(月曜日)
[在宅ケアをしてくれるお医者さんがわかる本] 在宅ケア医年鑑2006年版「在宅ケアをしてくれるお医者さんがわかる本」が送られてきました。和田 努編、同友館出版、定価2800円です。
 この本に掲載されている在宅医は全国で439名です。鹿児島県からは6人です。私は420ページにいつもの写真付きで出ています。詳細はここには載せられませんが、興味ある方は本屋さんで。


21日(日曜日)
[登山報告] 霧島山中岳新燃岳登山は10時高千穂河原を出発、14時25分無事下山しました。参加者11名(内村川上内科から田原、堂園、内田(準)、川上、介護支援センターから仁部、新地、橋口、久木田、ろうけん青空から富窪、内田(良)、東)でした。今回は新人4人を迎えて楽しい登山となりました。
 現地は快晴、朝の南日本新聞のトップにタイムリーに霧島連山中岳のミヤマキリシマ7分咲きという写真が出たためでしょうか、霧島は1000人以上の登山者で大にぎわいでした。私個人としては中岳で高原町のご一行と会えてとてもなつかしくうれしかったです。鹿児島大学の解剖学教授の中河先生ともバッタリ会いました。

 いつも思うことですが、この登山同好会をきちんと位置づけてホームページも作りたいと思います。今回の特集は近日中に公開したいと思います。

 


19日(金曜日)
[つぶやき] 金曜日の朝、いつものように朝礼をしました。本日は「小学生の性同一障害」について話をしましたが、何だかよくわからない話になって終わってしました。結局、第二次成長期以前に性同一障害がみられることがまれにあり、それにうまく対応しないと登校拒否や引きこもりに移行するので親、学校、行政、主治医が協力するべしという内容でした。
 さて、外来診療はさほど忙しくはなく、おかげでたくさんの書類整理ができました。気分すっきりです。午後の訪問診療も少なくほんとうに書類がはかどりました。
 天気も予想よりも回復が早いようで日曜日は快晴となりました。8時30分に内村川上内科に集合、10時に高千穂河原に集合という計画です。きっと最高の登山になりそうです。最高の景色が楽しめると、もうウキウキ気分です。


18日(木曜日)
[メールサーバ] やっとメールサーバが立ち上がりました。先週からDNSサーバとメールサーバをマニュアルどおりにデータを打ち込んでみましたが、うまく動きませんでした。3夜連続自宅でマニュアルを読み直したり、ネット上の掲示板を読みあさったりしましたが、自分の作業に間違いはないのです。しかし、メールのやりとりができないのです。「不思議だ。どこがおかしいのだ!」だんだんと手詰まりになってきてきていました。ふと、アカウントを新しく作り直してみたら、あっさりとメールのやり取りができるようになりました。
 自前のメールサーバが構築できましたので、メールアドレスをどっさりと供給できます。明輝会職員全員にひとりひとりメールアドレスをあげてもよいとさえ考えています。登山同好会のメーリングリストもやろうと思っています。
 それにしてもMac OS X serverはGUIで簡単にサーバが構築できます。簡単といってもやはりサーバですからある程度の知識が必要ですが、LinuxサーバーやWindowsサーバーに比べたらはるかに簡単に楽しくサーバのある環境が実現します。

[微妙な天気] とうとう台風1号は低気圧になって九州に近づいてきました。明日はかなりの大雨が降る予報が出ています。21日の霧島地方の天気は再び曇り後晴れになり降水確率30%になりました。微妙です。


17日(水曜日)
[IVH] 久しぶりに緊急IVHをしました。胃瘻(PEG)が多くなってIVHを入れる機会が少なくなりましたが、きょうの患者さんのようにPEGがあっても絶食にしてIVH管理が必要なケースがあるということです。つまり咳がひどくて咳による誤嚥性肺炎が起こしたからです。
 現在、当院の入院患者さんの2人がIVHを入れていますが、つい最近たくさんの高カロリー液輸液の在庫を処分しました。長〜くIVHがなかった。PEGの方がいいとPEGばっかりやっていましたが、中にはIVHの方がよいというケースがあったかもしれないと考え直しています。

[台風1号] 台風1号が台湾の南にありますが、中国大陸の上陸して消滅するのではなく、大陸をかすめながら九州に近づくらしい。5月に台風の影響とは…。
 21日の天気に影響が出るがどうかがとても心配。今のyahoo天気予報では霧島市は曇り、降水確率40%になっています。これではダメかな?


16日(火曜日)
[つぶやき] 肌寒い日で一旦しまった長袖の白衣を取り出して着ることにしました。院内はそう寒くはありませんでしたが、訪問診療時には冷たい雨がずっと降っていました。
 さて、登山のメンバーですが、ろうけん青空から3人、内村川上内科から7人参加予定です。やっと二ケタに達しました。


15日(月曜日)
[つぶやき] きょうはさほど忙しくない日でありました。やはりゴールデンウィークの影響で先週は忙しかったようです。主治医意見書も4通書くことができました。
 さて、登山のメンバーはいまのところ8人です。あと2,3人増えないでしょうか。

[ハイビジョンビデオカメラ] これまで手ごろな値段の家庭用ハイビジョンビデオカメラとしてソニーデジタルハイビジョンビデオカメラのHDR-HC3ビクターデジタルハイビジョンビデオカメラGR-HD1、あるいはサンヨーXactiにもハイビジョンビデオカメラがあります。この中のいづれも性能やサポートはよいのですが、絶対にほしいという購買欲をそそられませんでした。
 しかし、本日新聞広告に出ていたキャノンのハイビジョンビデオカメラXL H1はすごく引きつけられました。期待感が一気に上昇しました。しかし、XL H1はプロ向けのハイビジョンビデオカメラで定価100万円です。とても手が出ませんが、私が持っているEOSシリーズのレンズ群が使えるのがいいです。
 ハイビジョンビデオカメラがほしいですが、もう1〜2年購入はしないでもう少し性能アップとプライスダウンを待とうと思います。


13日(土曜日)14日(日曜日) 
[登山に行こう] 13日土曜日は内村川上内科受付の歓送迎会がありました。その席でもしゃべったのですが、来る21日日曜日には霧島中岳・新燃岳登山を計画しています。比較的楽な初心者コースだと思います。高千穂河原から長い石段が始まり中岳に上ります。中岳から新燃岳にかけて大きなアップダウンがありますが、新燃岳の火口縁からゴバルトブルーの火口湖がみえるかもしれません。
  気になる天気ですが、月曜日から土曜日まで雨ですが、当日の天気予報は曇り後晴れになっています。現在のところ参加予定は7〜8人です。できれば10人オーバーを期待しています。少しでも行ってみようかなと思われた人は遠慮せずに声をかけてください。


12日(金曜日)
[胃瘻] 本日亡くなられた患者さんは胃瘻の穴が2つありました。一つ目から漏れるようになったので、二つ胃瘻を作ってしまったという結果になったのですが、全身状態がよくならず胃瘻は最期まで使える状況になりませんでした。
  この患者さんに胃瘻を増設したのは間違いだったのかというと、それはまったく違います。胃瘻によって家族が幸せだった時期が相当期間ありました。認知症で発語もなくなっていたのに短い言葉を発せるようになりました。そのときは家族も私たちもとてもよかったと思いました。


11日(木曜日)
[つぶやき] 眩暈がおこるほどに忙しい一日でした。午前中の外来診療が済んだのが午後1時過ぎ。その30分後には午後の訪問診療に出発しました。やっと午後6時に訪問診療と午後の外来が終わりましたが、これから病棟の患者さんを診ることに。これもゴールデンウィークの影響です。
 再来週水曜日に小さな講演を頼まれています。「在宅医療」について話してほしいということです。どんな話になってもかまわないということなので受けてしまいましたが、まだ何も準備していません。


10日(水曜日)
[認知症] 毎年1回、介護保険認定更新のためにだけ受診するこの人は明らかに認知症が進んでいます。昨年までは大変上品なしゃべり方でしたが、ことしは着ている衣服にもどこかだらしなさが感じられ、足の爪は写真のように伸び伸び状態です。
 在宅で診ているこの人は、最近とても足腰が強くなって自分で結構歩けるようになりました。家族はもっと元気になってもらおうとわざわざ映画館まで連れていきました。映画を見ながらよく笑いました。しかし、きょうの訪問診療で「映画を見に連れて行ってもらってよかったね」と尋ねてみると、「映画には行っていない」と涼しい顔。それを聞いた家族は苦笑していました。


9日(火曜日)
[つぶやき] 昨日は肺炎が多いとつぶやきましたが、我が娘もマイコプラズマ肺炎になってしまいました。バレエの発表会の翌日に39℃の高熱を出し、夜中ものすごく激しい咳をしていました。激しい咳を伴う肺炎はマイコプラズマ肺炎です。悪い予感が的中しました。胸部レントゲン写真で肺炎像を確認し、マイコプラズマ抗体価が640倍が判明しました。
 


8日(月曜日)
[つぶやき] ゴールデンウィーク中に肺炎を併発した在宅患者さんが数名おられたのには驚きました。一日の最高気温が27℃にもなっているというのに。このうち一人は入院し、三人に在宅酸素療法を導入しました。ほとんどの肺炎は在宅で治療できるのです。


7日(日曜日)
[ポスター] ポスターを知らない小学生にポスター作成の宿題が出ていました。まず、ポスターを見せるのが一番解りやすいと思い、ネットでポスター展をみつけて見せると、よくわかったようで下の作品ができあがりました。
 キャッチフレーズについては何も口出しはしませんでしたが、水彩絵具の色の塗り方と色の使い方には細かくアドバイスしました。個人的にどうしても「色」というものを軽視できないのです。

[リニューアル] 内村川上内科のホームページをiWebで作ってみました。iWebはアップル製のアプリケーションで簡単にホームページが作れます。ポッドキャスチングやブログも簡単に作れるのですが、本日は3ページだけ作って終了。

 


6日(土曜日)
[つぶやき] 3連休明けの土曜日の外来はどれくらい多いのだろうとビクビクして出勤しました。思ったよりは多くなかったですが、外来診療が終わったのは午後1時でした。昼食を急いで食べてどうしても訪問診療しないといけない患者さん宅に行きました。再び診療所に帰ってからは4月のレセプトに対する注記書きの仕事です。自分の書いた見にくいカルテを見返しながら注記を書いていきます。今さらながら内容のわかりにくいよくないカルテだなあと反省してしまいます。
 入院患者さん19人のカルテをなるべく書くようにしていますが、これがなかなかむずかしい。どうしても重症患者さん中心になってしまいます。話がだいぶ拡がってきましたが、5月のレセプト点検はゴールデンウィークの影響でちょっと大変です。


5日(金曜日)
[つぶやき] こどもの日。わが家も一日中子ども中心の日でありました。夜、ぐったりと疲れて帰りました。一応、つぶやいたという軌跡を残しておかないと。


4日(木曜日)
[ゲネプロ] 鹿児島市民文化ホールから見る桜島は思ったよりも近くに見えるのです。下の写真は市民文化ホールの裏口です。明日はここで鹿児島バレエ研究所の発表会があります。本日はゲネプロ(GP)だったので、ビデオカメラを2台用意して娘の出番を待っていました。
 ゲネプロって何ですかという方に。「ゲネプロ」とはドイツ語の和製造語で、本番前日の本番同様の舞台稽古を言うそうです。


3日(水曜日)
[ジャンケン] 昨日のつぶやきに書くべきだったと思いますが、昨日は思いつかなかったので。
  実は、ある外来患者さんに足のジャンケンをみせてもらったのです。右足でするみごとなグー・チョキ・パーです。そのジャンケンははっきりとしかも早く。私は思わず笑ってしまいました。この患者さんは、「右足がシビレル。」と訴えたので、「運動障害はないのですか。」と尋ねた結果、器用な動きの足のグー・チョキ・パーを見せてくれました。


2日(火曜日)
[連休前のつぶやき] 何か書かなければという気持ちがありましたが、昨夜も眠くて何も書かずに寝てしまっていました。疲れが溜まっているわけではなくて季節的に眠たいのかもしれません。
 ところで3日から3連休になりますが、当院は非常勤の先生のリレーで病棟と在宅を診てもらうことになりました。休みのときの日直当直をしてくださる先生を探すのはたいへんな苦労です。今回はとくに苦労しました。私が大学に席を置いているころはあちこちの病院にバイトに行っていたものですが、昨今は安易にバイトをしないようです。マンパワーがないというのが根底の原因だと思われます。
 さて、連休は娘のバレエの発表会があって、私は息子とほとんど過ごすことになります。


1日(月曜日)
[つぶやき] いよいよ診療所周囲が変化してきました。旧県道は通行止めになり、新しい県道は4車線に生まれ変わりました。診療所隣の理事長本宅も引っ越しが終わり、近日中に取り壊すようです。シンボルツリーのけやきの木も無くなり、とても寂しい感じです。
 外来はとても多かった。50人以上の診察をしましたが、ゴールデンウィークの谷間だからでしょうか。しかし、忙しいのは私だけではないようで、今月から保険請求がORCAになります。そのためか医事課も大変なようで毎週昼休みにおこなっている電子カルテの勉強会もキャンセルとなりました。