10月のつぶやき

内村川上内科 院長 川上秀一

おしらせ>当ホームページのメンテナンスをおこないます。アクセスしにくくなります。
期間: 10月3日〜10月31日の13時〜18時

重要! BBS再開しました。


31日(火曜日)
[つぶやき] 30日、BiPAP(バイパップ)と呼ばれる人工呼吸器を使わないと日常生活ができないはずの患者さんがどうしても退院したいということで許可しました。BiPAPはどうしても使わないと言い張っていましたが、使わなくてもいいから自宅に持って帰って部屋に置いておくと約束をしてもらわないと退院させられないと私も強く出ました。
  午後2時に自宅に帰ってとても息苦しいのに少量の酸素だけ吸って意地でもBiPAPは使わないでじっと座っていたそうです。心配になった訪問看護師さんがそっと見に行ってくれました。それから、いつ往診依頼が来るのやらと当直である私は気をもんで待機していましたが、結局一度も連絡すらありませんでした。夜になってコップ1杯の焼酎を飲んでぐっすりと眠ったということを今日になって聞きました。そうか〜。1杯やりたかったのか〜。だからあんなに退院を懇願していたのかと思いました。
 今朝、洗顔していると、携帯電話が鳴りました。ここに来て連絡かいなと思いましたが、内容はまったく別件でありました。結局、今のところうまく在宅に復帰できたようです。しかし、いつでも入院できるようにベッドがそのまま空いています。

[ソフトバンクモバイル] ソフトバンクモバイルの加入者が予想外に多くてシステムダウンしてしまい大きな社会問題になっています。実は当法人の携帯電話は通話料0円のソフトバンクモバイルに変えたら、理事長、院長、事務長、各管理者、訪問看護師、病棟、受付間の通話だけでも通話料0円だったら大きな経費削減になりますが、どうしましょうかという検討会がありました。もちろん私は大賛成です。そうすべきと思います。
 NTTドコモのシェアが数パーセント落ちているとニュースで報道していますが、みえないところで激震が起こっている感じです。もう少し、たぶん、数ヶ月経たないとはっきりしたシェア争いの結果は明らかにされないと思われます。
 さて、孫社長のサプライズを狙った発表の仕方は、どうみてもアップル・コンピュータ社の模倣と私には思えました。ついこの間までアップル ・コンピュータ社のCEOスティーブ・ジョブズと連携を模索していた孫社長。ちょっとアップル・コンピュータ社の新製品の発表スタイルをまねてみましたが、結果として社会的な批判を浴びています。体制が甘いと言われていましたが反論のしようもないと思います。
 しかし一方、孫社長にがんばってほしいと思うのは私と孫社長の年が近いからでしょうか。それと、孫社長は久留米大学付設高校出身ですが、ここには個人的に知りあいが何人かいて親しみを感じるというのもあります。


30日(月曜日)
[つぶやき] なかなか気持ちよく仕事ができます。気候もいいし、重症患者さんを抱えていないし、書類も溜まっていないためと思われます。そして何よりもMSとSEが自主的に仕事をすすめてくれるので助かっています。

[牧神様]  幼少のときから母が「まっがんさぁ」と呼んでいた山に登ってきました。「まっがんさぁ」とは何かという長年の疑問が解けました。「まっがんさぁ」は「牧神様」だったのかあ。「まっがんさぁ」は、吉野台地で一番高い山、 標高552mの「牟礼ヶ岡」です。国土地理院の地図では「牟礼ヶ岡」と表記されています。最近では8基の風車で有名です。

 牟礼ヶ岡の頂上には大きな石があってその西に2つのほこらがあります。向かって右のほこらが馬頭観音で1685年に作られたと説明されています。左が牟礼大明神で1728年に作られています。この二つをあわせて牧神様と呼ばれています。馬頭観音があるのは当地が昔、馬の生産地だったということと巨石の形が馬の鞍に似ているということもあるようです。


 牧神様の横には休憩するためのガゼボがあります。360度のパノラマは最高で、錦江湾はもちろん遠くは霧島連山、近くは国分平野が真近に見えます。とてもいい風が吹いていて昼寝をしたくなったので、しばらく横になっていると、結構多くの人がやってきました。自然遊歩道になっているからみんな気軽にやってくるようです。


28日(土曜日)
[当ホームページのBBSについて] お気付きの方は多かったと思いますが、当ホームページのBBSにはナゾの英語だけの書き込みが毎日10回ぐらい不定期に書き込まれていました。一日に数回、私はBBSの管理者としてその書き込みを削除しておりましたが、26日に書き込みからさらにおかしな現象が起き始めとうとうリンクを切ってBBSアクセスを禁止したのです。
 しかし、相手は機械なので記憶されたアドレスから侵入し書き込んできました。そこで対策としてアドレスを変えたのでとりあえずしばらくアクセスがないと思いますが、そのうちにまた書き込まれそうなのでそれまでBBSを高機能のBBSにバージョンアップしたいと思います。

[つぶやき] 久しぶりにのんびりとした土曜日でした。仕事が終わり、床屋に行きました。いつもの床屋さんですが、引っ越しして天文館近くになり、とても行きやすくなりました。病院も床屋も近いに越したことはありませんし、服のようにくるくる変える訳にはいきません。

[大浪池登山記録] 大浪池登山記録を書き終えました。ENTERTEINMENTからどうぞ。



27日(金曜日)
[つぶやき] 茜色の夕日がきれいだなと思ってポケットに入っていたザクティーを取り出して1枚だけ撮ってみました。ザクティーでは茜色は出ていません。いろいろモードとか、条件を変えてみたらきれいに撮れるかもしれないけれども夕方の忙しい合間の一瞬でしたから1枚だけ。
 写真をみると、2階床がコンクリートで固められているのがわかります。来月8日には上棟式をすることがすでに決まっているので、工事も順調に進んでいるわけです。
 ここにきて引っ越しのことが心配になってきました。医療機関の引っ越しなんて全く経験がありません。引っ越し屋にすべて頼んで高見の見物というわけにはいきません。運び出す道具、書類など当然多いし、入院患者さんも安全に新しい病室に移してあげないといけません。その手順やどれくらいの人手が必要かなどわかっていません。早速、医事課が中心になって引っ越し実行プロジェクトをシュミレーションしてみるように指示しました。


26日(木曜日)
[つぶやき] 来月の訪問診療の予定を立てるのに予想以上の時間がかかってしまってつぶやきをこうして翌朝書いています。
 午前の外来診療は殺人的な忙しさでした。CO2ナルコーシスで意識障害をおこした患者さんが救急車で搬入され入院になったことが一番の原因でしょうが、それ以外にもエコーなど外来検査が5件もありました。鼠径ヘルニアが嵌頓している患者さんが来院されたときは電話をかけて紹介するのが精いっぱいでした。そこへ追い討ちをかけるようにインフルエンザ予防接種希望者が5人来られたときは泣きたくなりましたが、訪問診療から帰ってきたばかりの非常勤の先生が手伝ってくださって助かりました。これだけでは終わらないのが、きょうの異常さです。長女の小学校の担任から電話が入り、長女が39℃の熱を出して保健室に寝ているから迎えに来てくださいと言われました。ちょっとパニックになりそうに忙しいです。
 やっと外来が終わったとホッとしたところに薬屋さんの名刺が4枚並びました。外来が多いときは薬屋さんも多いものです。


25日(水曜日)
[つぶやき] 午後、電子カルテWINEのベンダーのサン・ジャパンとファイリングシステムのベンダーであるエクセルクリエイツの方が大阪からみえました。久しぶりに会ったので新クリニックがいつできるのかとか、構成はどうするのかとか、前回話したのとほとんど同じ話をしました。お互いに顔なじみになっているので何でも遠慮なく質問できるという雰囲気です。
 夜は鹿児島市医師会上町支部会がありました。幹事として今回、会場を替えましたが、なかなかの評判でホッとしました。新しく支部会員になられた先生方とも話ができ、改めて厳しい医療界のことを認識しました。それから、結構支部会の先生たちの中に「つぶやき」を読んでくださる先生方がいることを知り、しっかりした文章を書かないと思いますが、それは無理です。やはり気楽に勝手に書かないと長続きしません。悪しからず。


24日(火曜日)
[つぶやき] 朝夕の気温が少し下がり、ちょっと肌寒く感じられるようになりましたが、昼間は晩夏といった感じです。しかし、白衣はまだ半袖です。訪問診療中もエアコンが必要です。今年はいつまでも夏が終わらないようです。今月は一昨日の夜に雨が降っただけで晴れの日が続いています。
 夕方、毎週恒例の工程会議が開かれましたが、壁やドアの色、配線など決めています。来月は上棟式をしてそれから内装に移っていきます。いろいろと大変ですが、とても楽しみです。

[ソフトバンクモバイル] きょうの工程会議でも話題になりましたが、昨日ソフトバンクモバイルが発表した新料金体系にはびっくりしました。孫社長がかつて仕掛けたYahoo!BBの強引なキャンペーンを思い出します。番号ポータビリティーが始まってから携帯電話のシェア3位のソフトバンクモバイルがドコモとauを追い上げるためにすごい作戦に出ました。
  ソフトバンク携帯電話への通話料やメール代が0円となる「予想外割」とau・ドコモから210円引きの対抗プランです。ソフトバンク携帯電話どうしの通話やメールは0円。au・ドコモが基本料金を下げたらソフトバンクモバイルの基本料金も24時間以内に210円下げるというものです。
  直感では法人の携帯電話をすべてソフトバンクモバイルに替えれば通話料がかなり安くなります。実際はどうなのかそれは計算してみないとわかりません。


23日(月曜日)
[つぶやき] 月曜日の朝、実に晴れやかな気持ちで出勤しました。自然からエネルギーをいっぱいもらって心身ともにリフレッシュされました。昼からだんだんと太ももとかふくらはぎが痛くなってきましたが、これも気持ちのいいものです。
 月曜日なのに外来診療はそんなに忙しくなく、訪問診療も2件しか入っていなかったけれども、医師会の副支部長としての仕事、つまり明後日の上町支部会の幹事としての仕事に夕方まで追われました。
 さて、今月から神経内科の先生を大学医局から派遣してもらっていますが、久しぶりに病棟主治医になってもらいました。つまり、当院の病棟は19床ありますが、これまで19床すべて私が主治医でありましたが、今回2人の患者さんについては主治医になっていただいたのです。主治医ですから検査や治療の大きな方針を決めます。これだけでずいぶんと私は助かります。それ以外のことに関しては院長の私が患者さんを診て指示します。
  主治医が非常勤の場合、通常1週間に一度しか患者さんと直接コンタクトできないのですが、この先生は土曜日も病棟に足を運んでもらって点滴指示などを出してもらいました。とても感謝です。患者さんもずいぶんと良くなり、早期の退院ができそうです。

[電子カルテ準備委員会] きょうから電子カルテ準備委員会のメンバーに受付の職員を加え、新しくスタートすることにしました。これまでは電子カルテについて知識を深めるという勉強会のような集まりを毎週してきましたが、これからは実践的な問題解決対策委員会となります。さっそく、水曜日には大阪から電子カルテのメーカーが来院するので打ち合わせをします。ちょうど水曜日には県医師会でもITフェアーがあるようです。

[大浪池登山記録] 大浪池登山記録を執筆しています。写真はすべてアップしましたので途中ですが、見たい方はENTERTEINMENTからどうぞ。


22日(日曜日)
[大浪の池登山] 快晴に恵まれ、女性2人と新人4人を含む11人のメンバーは大浪の池に登り火口湖の尾根を1周する全行程約7kmをケガもなく楽しく歩きました。
  親子連れの小学生が実に多いと思いました。たぶん20人ぐらいは会ったと思います。80歳に近いおじいちゃんも登っていたし、犬にも数匹会いました。革靴で登っているサラリーマンもいました。3歳の子どもが登っているのには感心しました。その子と一緒に大浪の池に着きました。登り始めて45分経ったときです。
  午後1時30分に現地解散しました。男8人は秀景荘の温泉に浸かって帰りました。その詳細のレポートは近日中にENTERTEINMENTにアップしますから是非みてください。


20日(金曜日)
[つぶやき] 昨夜の1時ごろサーバーがダウンしました。したがって深夜からきょうの昼ごろまで当ホームページを見ることができなかったと思います。その原因ですが、サーバーのログを見ると短時間に特定のIPアドレスから集中してアクセスしたという記録が残っていますが、なぜダウンに至ったか不明です。いま、原因を調査中です。
 さて、去年の9月2日の「つぶやき」で安倍晋三氏はマックユーザーだと紹介しましたが、安倍晋三氏が内閣総理大臣になって内閣府ホームページの政府インターネットテレビがWindows Media Playerオンリーだったのが、MacintoshのQuickTime Playerも使用できるようになりました。
  マックユーザーである内閣総理大臣の鶴の一声でウィンドウズユーザーだけのホームページ作りからマックユーザーやリナックスユーザーにも配慮したホームページ作りに様変わりしたものと思われます。私には安倍晋三氏が使っているPowerBookの白いりんごのロゴマークが光って見えます。 →安倍晋三氏のホームページ →政府インターネットテレビ 
 安倍晋三内閣総理大臣のほかに横田滋さんがiBookを使っている写真がネットに流れていたのでびっくりしました。横田滋さんもマックユーザーなんですね。聞くところよると、キム・ジョンイル氏もマックユーザーだとか。

 


19日(木曜日)
[つぶやき] 昨日の午後は書類整理にあてたため、随分とかねてできない仕事ができました。そして夜は、新しい医療秘書U君とシステムエンジニアM君の歓迎会がありました。私は挨拶で2人を歓迎する旨を話しました。朝早く出勤してがんばっているU君の仕事に対する姿勢を紹介し、また、システムエンジニアという異種業者を仲間に迎え、みなさんにこれまでにない便利さを提供できるでしょうと言って挨拶を終えました。
 それからの歓迎会の展開がどうなったかというと、帰宅してから「つぶやき」が書けないほどに私は酔っていました。今朝、5時すぎに起きましたが、二日酔い状態でまだ「つぶやき」が書けませんでした。しかし、仕事は普段と同じように外来診療に訪問診療、そして最近始めた毎週1回の病棟回診をしました。
 日曜日に備えてアルコール断ちをするつもりが、実行できたのは月曜日だけ。今夜は札幌で買った日本酒男山を飲みながら、この「つぶやき」を書いています。


17日(火曜日)
[大浪の池登山] 次の日曜日は、日本一高いところにある火口湖である大浪の池を一周します。大浪の池の火口壁の高さは1412m、湖面の高さは1239m,池は円形でその直径630mです。
  大浪の池には「お浪」という美しい娘が水に入って竜王にもどったという伝説があります。この「お浪」は老夫婦の間にできた子どもでしたが、池に住む竜王の化身だったのです。「お浪」は成長するにつれて、結婚を申し込む男が多かったのですが、うつ病のようになり、毎日寂しい顔をしていました。ある日の夜、「お浪」は、どうしても山奥の池に行きたくなり、年取ったお父さんとふたりで池まで来ました。そうすると、「お浪」の表情が急に明るくなり、そのまま池に入っていったのです。お父さんは狂ったように池に向かって「お浪」の名前を呼び続けました。しかし、「お浪」は二度と帰って来ませんでした。こうしてやがて「お浪の池」が「大浪の池」と呼ばれるようになりました。
 さて、今度の登山は初心者用にセッティングしましたが、若い人はなかなか参加してくれません。前日の土曜日の夜に明輝会のボウリング大会があるのもみんなが参加しない大きな理由です。ちょっと残念ですが、少人数で行ってきます。
 
 10月22日、大浪の池登山計画。内村川上内科に朝8時30分に集合。大浪の池登山口に10時に到着。内村川上内科ではなくて直接大浪の池登山口に来てもらってもよいです。そこから、 登り40分、池周りに60分、帰り30分を予定しています。2時すぎには下山できるかもしてません。
 結構寒いと思います。水と弁当などに加えて、長袖、ジャンバーなど持参してください。当日参加も歓迎です。



16日(月曜日)
[細経経鼻内視鏡] 直径6.9mm、これは通常のファイバースコープの直径の半分の細さです。ファイバースコープを握るという感覚ではなくて摘んでいると表現したほうが正確です。
 本日から3日間、 細経経鼻内視鏡のデモをするということで看護師が10人ほど内視鏡室に集まり、器械の取り扱いについて説明を受け、私は早速初めての経鼻内視鏡検査に臨みました。始めて鼻の穴に内視鏡を挿入するわけです。マーゲンチューブ(経鼻胃チューブ)を入れる要領でしたが、いつも見ない鼻腔に入ったときはちょっと面食らってしまいました。しかし、食道入口部が見え、食道に入れば、通常の消化管の観察のため一気に不安は解消しました。
 細経経鼻内視鏡についての感想ですが、扱い方は従来品とほぼ同じなので慣れたら太いファイバースコープは使いたくなくなるだろうと思います。スクリーニングには細経経鼻内視鏡が最適だと思います。
  本日の被験者は職員でしたが、鼻腔内の麻酔が十分に効かなかったようで少し鼻の痛みがあったようですが、この点は明日からは改善します。
  というわけで、総合的にみて、細経経鼻内視鏡は時代のニーズに合ったもので是非使いたいと思いました。

[グループホームひばり] グループホームひばりの写真を公開しました。先日、外来にて患者さんの家族にグループホームひばりの説明をホームページを使ってしようとインターネットに接続しました。しかし、グループホームひばりのリンクが切れているのに気づきました。写真だけの簡単なサイトですが、見てみてください。


13日(金曜日)
[メンタルヘルス] メンタルヘルスの研修に行ってみました。講師は鹿児島純心女子大大学院の臨床心理学講座の久留一郎教授でした。いろいろ面白いことを話しておられましたが、その中で私がかねてより感じていた最近の人たちの気になる話し方について示唆に富む話が聞けましたので紹介します。
 「○○的」というフレーズです。私は何でも「的」を付けるのは日本語の意味がおかしくなっていると感じていました。そのことを久留先生は、責任を回避したい心理の表れであると説明していました。たとえば、「私は今夜映画を見に行きたくありません。」と言えばいいところを「私的には今夜映画を見に行きたくありません。」と言うのです。「傷の大きさは5センチです。」を「傷は大きさ的には5センチです。」と言います。「最新のバイタルサインをすぐに教えてください。」と訊くと、「バイタル的には、血圧は100と50です。…」枚挙に暇がありません。
 久留先生によると、「私である私」と「私でない私」があるのだそうですが、最近の若い人の使う「私的の私」は「私でない私」であって、「責任ある存在の私」ではないのです。「正面を向かず、ちょっと横から向き合っている私」、それが「私的」です。
 そのほかに、「ジョハリの窓」「父性原理」「母性原理」「伝統パラダイム」「ニューパラダイム」などなど心理学のキーワードを知ることができました。


12日(木曜日)
[札幌] 夕方4時10分に千歳空港を飛び立ち、鹿児島溝辺空港に着いたのは7時ちょうどでした。札幌の気温は14℃でちょっと肌寒い感じでしたが、福岡ソフトバンクと北海道日本ハムのプレーオフが始まったばかりの時刻で札幌駅付近も熱気がありました。(祝!!北海道日本ハムファイターズは25年ぶりの優勝をしました。活躍した新庄剛志選手は九州男児なんだけどなあ!)
 鹿児島・札幌間のジェット機は小さく、おまけにきょうは満席で窮屈なフライトでした。エコノミークラス症候群にならないように足を組んだり、貧乏揺すりをしたり、いろいろと対策しましたが、となりの人に迷惑にならないようにと気を使い、とても疲れてしまいました。
 さて、 DDW2006ですが、C型慢性肝炎の最新の治療戦略のシンポジウムだけを聞くことができました。広いホールの前列から5番目に座ってみっちりと勉強しましたが、午後のセッションは聞くことができず残念でありました。
 時間は前後しますが、11日の夜9時半にホテルにチェックインしてから札幌の繁華街すすきのまでタクシーを走らせ、そこの北海道郷土料理店「魚作」に入りました。魚がうまかったのは当然ですが、白わさびが珍しく、そのピリピリすること。早速、大丸の生野菜市場で買ってしまいました。森伊蔵が1合2300円で出していたのにはびっくりしました。
 帰り際に大丸の横のビルの10階には札幌らーめん共和国があって摩周湖ラーメンを食べたけど結構うまいでした。


10日(火曜日)
[秋桜探求] きのうは垂水市高峠の50万本のコスモスを見に行きましたが、そこにはコスモスはありませんでした。よそから来ていた人たちもここはさびれて何もないと不平不満を言っていました。インターネット上は50万本のコスモスと宣伝していますが、これは昔の情報でしょう。古い情報を訂正しないと、それが独り歩きを始めて混乱をおこす典型です。
  本当は小林市の生駒高原か出水市の上場高原のコスモスを見に行きたかったけれども、生駒高原は人が多いし上場高原は遠いという理由からフェリーで大隅半島に渡ったのですが、大きく計画が狂ってしまいました。

[つぶやき] 北朝鮮がついに核実験をしたと宣言しました。これで巨大な歯車が動き出したわけです。東アジアに住んでいる人間として近い将来何か大きな史実を知ることになるかもしれません。明日は札幌で開催中の消化器病学会週間に参加するために出発します。今回はパソコンを持っていかないのでつぶやきを更新することはできません。悪しからずご理解ください。


8日(日曜日)
[つぶやき] 昨夜は病棟の歓送迎会が焼き肉なべしま吉野店でありました。私は家族で参加しました。その理由はヘルパーの『よこびんた』さんに子どもたちを会わせたかったからです。『よこびんた』さんはミュージシャンで天文館IMAGINEで歌っていますが、いろんな場面で『よこびんた』さんには私の子どもたちの相手をしてもらい、とても助かりました。個人的にお世話になったと感謝しています。この日も子どもたちは『よこびんた』さんと楽しく遊んでいました。

[日曜当番医のつぶやき] 本日、内村川上内科は日曜当番でした。来院患者さんは30人。多いか少ないかはわかりませんが、ひとりだけいつも診ている人でほかの29人は初診の患者さん。問診に時間がかかるのでいつもよりも疲れました。往診依頼も1件。夕方6時までほとんど休む時間はありませんでした。もちろん看護師さんもレントゲン技師も受付さんもがんばってくれてご苦労さまでした。
 写真は今日の工事現場です。2階天井にネットが張られています。玄関は意外に飛び出ていてクルマが3台くらい停車できそうです。最後の写真は通所リハビリテーションの通所棟です。本体棟に遅れて工事が進んでいます。

 


6日(金曜日)
[学術講演会] 今夜、学術講演会に参加してB型肝炎の最新の知見と治療方法について勉強しました。日本の急性B型肝炎は性感染症であると言っておられましたが、それは私が認識していることとずいぶんと違っていました。東京都では遺伝子型AのB型肝炎が若い人たちの間で流行しているそうです。この遺伝子型Aというのは日本にはないヨーロッパ由来の型だそうでキャリアー(慢性化)しやすいらしい。私の古い知識では急性B型肝炎は慢性化しないと思っていましたが、それは日本に多い遺伝子型B、遺伝子型Cの場合であって欧米人と性的接触をして感染が拡大している遺伝子型AのB型肝炎は違うのです。
 最新の治療方法については医学雑誌で漠然と知っていましたが、最新の治療によって肝硬変が慢性肝炎にまで改善し、そのような組織学的な改善度が60%程度あるというのには驚きました。

 学術講演会に出かけるまではレセプト点検などぎりぎりまでしたので、学術講演会が済んでから久しぶりににぎやかな天文館にでも出ようと思いましたが、だれひとりそんな行動をする人がいないので自分もタクシーで帰ってきました。


5日(木曜日)
[つぶやき] 今度の日曜日(8日)は日曜当番医です。11日から2日間、消化器病学会と肝臓学会に出席するために札幌に行きます。16日から18日にかけて3日間内村川上内科で経鼻内視鏡のデモンストレーションをおこないます。つまり経鼻内視鏡を使って胃検査ができるということです。経鼻内視鏡はすごく楽な胃の検査という評判なので当院にも導入したいと考えております。
 それから、 第4日曜日の22日は病院職員との登山で大浪の池に行きます。今回は事務局長も参加するということで私もはりきっています。前にも書いたように初心者向けの登山コースなのでだれでも参加してください。登り40分、池の周りを60分、帰りが30分くらいと思っています。


4日(水曜日)
[ゴーストライター] 今朝、患者さんの名前、紹介先の医療機関を医療秘書に伝えると、30分も経たないうちに紹介状ができ上がっていました。本文の内容はバッチリ。内容の訂正をする必要はなく、私は印刷ボタンをクリックして終わりました。
 かねてより私が願っていたことは、医療秘書に紹介状の下書きをしてその一部を私が訂正して紹介状を仕上げるということでした。きょうのように訂正しなくてもよいほどの完成度の高い紹介状を書いてくれるゴーストライターの存在はとてもうれしいです。

[サーバ再構築その1] サーバーのハードディスクの容量を500GBに増量してRAIDを組んで再構成することにしました。サーバ再構築という仕事はSEにやってもらうことにしています。まず、Mac OS X Serverのインストールから始めましたが、思いのほか苦戦したようです。1時間かそこらでできると思っていましたが、いろいろと問題が生じて5時間近くの時間を費やしていました。もちろんすべてSEがやってくれました。私は興味深げに横から見ていました。明日はDNSサーバ、Webサーバ、ファイルサーバをたててもらいます。


3日(火曜日)
[工程会議] 11月上旬に上棟式ができるペースで工事が進んでいます。本体(内村川上内科)棟に遅れて通所棟の工事が追っかけています。院長室や事務長室のある棟を壊せばよかったのですが、運営上壊す訳にいかず、ずいぶん工事現場が手狭でなっています。新クリニックと現院長室棟はほぼ接していると言ってよいほどです。
 毎週火曜日5時から開いている工程会議に私が参加するために外来診療を医学部同級生のK先生にまかせていますが、いつも忙しい思いばかりさせて悪いなあと思っています。


2日(月曜日)
[つぶやき] 9月には医療秘書(Medical secretary)、10月になってシステムエンジニア(System Engineer)が明輝会に加わり、また、日直当直のドクターも増えて、私の周囲は実に充実してきました。うれしい限りです。余裕な時間は、まず病棟患者さんのために使うようにしたいものです。そしてさらにITを駆使して無駄を省き、さらに余裕を生み出したいものです。

[地図インフォ] 日本地図センターが地域の人口構成推移、周辺施設情報、気象情報などを知ることができる無料サービス「地図インフォ」を提供しはじめました。これをみると、吉野地区の高齢化率は18%台であることがわかります。Google Earthとは少しちがった面白さがあります。

[会員名簿] 鶴丸高校の会員名簿(平成18年度版)が送られてきました。自分のクラスの名簿を見てびっくりしました。クラスメートの女性が2人も物故者となっています。ほかのクラスを見てみると、よく知っている友だちが亡くなっていたり、かなりショックでした。自分の担任がわりと近くに住んでおられることがわかったことだけはせめてもの救いでした。