院長のつぶやき   
 

このコーナーでは、日常生活で起こったこと、社会で起こったこと、医療に関すること、介護保険制度に関すること、パソコンのことなどについて、つぶやいたことを書き込んでいきます。つぶやきなので内容的に浅く、個人的な意見として捉えてください。(2002年7月14日、日曜日、内村内科 院長 川上秀一 ご意見などは私個人のメールへどうぞ

」8月31日(土曜日)、当法人では毎週月曜日と金曜日に朝礼をやっています。月曜日の朝礼では理事長が社会情勢の話題や医療介護保険制度のことをお話されるので金曜日に私が医学的な話題を提供することにしています。
 昨日はエストロゲンと記憶の関係について話しましたが、みんな解ってくれたのでしょうか。とくに医療職ではない方々には難しかったかなと思います。エストロゲンは女性ホルモンの一つですが、最近、記憶と関連が深いことがわかってきているのです。その証左として@女性は40代後半から50代後半の更年期の時期になると物忘れがひどくなるというデータがあるのです。A痴呆の原因として、女性は記憶障害や人格障害が特徴であるアルツハイマー型痴呆が多く、男性は、脳血管性痴呆が多いという点BHRP(女性ホルモン補充療法)をうけると物忘れをしなくなるの3つが挙げられます。近年、痴呆患者が増えるにつれて、記憶のメカニズムに関する研究成果が次第に上がってきています。痴呆を予防する、治すという時代がやってくるかもしれません。

」8月30日(金曜日)、今日は台風15号の影響で午前中今のところ外来患者さんはほとんどみえません。午後から予定していた訪問診療を午前中のうちに済ませてきました。
 明日は「かごしまマックユーザーグループ」の第1回定例会が城山観光ホテルで開催されるので出席できることを楽しみにしています。かごしまマックユーザーグループの入会条件は、主催者のトクさんによると@鹿児島県に住んでいること。Aマックが大好きであること。あるいは大好きになる予定の方。B他のメンバーに迷惑をかけない。の3つだそうです。鹿児島でもユーザーグループができるなんて感激です。アップルジャパンはユーザーグループをサポートしてユーザー獲得を狙っているようです。

」8月29日(木曜日)、私の父は75歳ですが、母からの情報によると自宅のインターネット環境を常時接続にしたそうです。これで電話代を気にせず、ゆっくりインターネットができるし、メールチェックもできると喜んでいるそうです。もちろん、パソコンはマックです。去年まで私が使っていたPowerMac8500/150というオールドマックです。父にとっては2台目のマックですが、スピードは全く気にならないようです。1台目のマックは、平成6年ごろに私が買ったPowerMacで、機種は覚えていませんが、今でも動かしているようです。先日、私はその1台目マックを起動させてみると、いっぱい書類があるので、つい読んでしまいました。初めて飛行機に乗って妹の結婚式に行った思い出や母の苦労話など書いてありました。私はそれを読んで笑ったり涙が出たりしました。
 私の父は、今では書類作成と印刷はできます。次はインターネットと電子メールに挑戦だと言っていました。がんばってほしいものです。マックは使いやすいというのが、父の口から出てきました。アメリカでは教育現場(学校)で、マックに慣れ親しんで、就職して企業に入るとウインドウズというのが、ふつうだそうです。私は、MacOSX10.2 Jaguar に挑戦です。

」8月28日(水曜日)、久しぶりに風邪症状におそわれ、更新が遅れました。外来患者さんの中には「先生達は風邪をひかないようだが、何か上等な薬を飲んでいるのか」ということを言う人がおります。医師は毎日多くの風邪の患者さんと接するのに風邪をひかないのは、患者さんに処方する薬とは違う特効薬を使っているのかとはっきりと聞かれたことがあります。当然、そんなはずはありません。違いがあるとすれば、仕事上、薬を処方しやすいので、風邪かなと思ったらすぐに薬を飲めます。早期治療ができます。風邪の初期症状は個人個人違うと思います。私の場合は、目の調子が悪いと風邪の始まりです。以前、コンタクトレンズを使っていたころは、レンズの装着感が極端に悪くなっていました。風邪かなと思ったら、たっぷりの白湯で葛根湯を1袋飲みます。これでほとんど治りますが、のどが痛かったり、頭痛がひどいときは、総合感冒剤や抗生物質を2〜3回飲みます。

」8月27日(火曜日)、昨日、10キロ離れた荒田に住む患者さん宅に向けて訪問診療に出かけたときのことです。午後2時30分ごろ、診療所を出発しました。雨が降っていたのですが、南下するにつれて土砂降りになり、吉野インターと鹿児島市街地を結んでいる県道の両サイドは雨水があふれて川になり始めました。側溝の隙間からは噴水のように水が上に向かって吹き出ていました。さらに数百メートル県道を南下すると、道路にできた川はうねり始め、濁流になり、所々にある噴水は恐ろしいまでに荒れ狂って泥水を空に向かって吹き出していました。車はセンターライン側に一列になってゆっくりと進むしかありませんでした。その時、中年の男性が道路を横切ろうとしていました。流れの速い濁流の中を進もうとしているのですが、足をとられているのでしょう。なかなか前に進みません。一瞬にしてその人は倒れて数メートル流されてしまいました。そして何かにぶつかって止まり立ち上がりました。ほんの20、30分間の集中的局所的豪雨によってこんな光景が起こるのですね。これが数時間以上続くと10年前に起きた8・6水害が再現されたかもしれません。

」8月26日(月曜日)、25日の日曜日は、東京日帰り出張でした。「複合体有床診療所研究会」に出席しました。予想どおりの厳しい医療経営の話でありました。今年4月からの医療報酬改定により軒並み病院・診療所の収支は減収になり、夏のボーナスは当然下がり、中には出せなかったところもあるわけです。さらに10月からの老人医療費負担定率制などの実施により、2〜3年のうちに病院を中心に倒産が始まり、診療所は入院施設を閉める、規模を大幅に縮小するなどの構造改革が出てくるそうです。厚生労働省の思惑では全国のベッド数を現在の半分にしたいわけです。そうなると、あふれた患者さんはどこに行くのでしょう。患者さんも大変な影響をうけます。また、医師も看護師も職を失うか、大幅な減俸が始まります。病院に残れる医師は選ばれた(病院にとって必要な)医師だけです。病院にとって好ましくない医師に対してリストラという今まで考えられなかったことがあり得るそうです。これまで、医師には一国の主になる、いわゆる開業というかっこいい道がありましたが、銀行が簡単には開業資金を出してくれませんからこの道はほとんど非現実となっています。とうとう、医師が失業で自殺というショッキングな新聞記事がでるのも現実化するという医業経営コンサルタントのお話でした。他にもいろいろありましたが、もうやめます。

」8月24日(土曜日)、今夜は錦江湾大花火大会があります。70分で約13000発の花火を打ち上げ、もちろん3尺玉花火もあります。そこで、「金魚すくい」の話題になるのですが、1年前に「金魚すくい」でもらった金魚を水槽まで購入して飼っておりました。驚くことに真っ黒の金魚が半年ぐらいで橙色で所々黒という金魚に変わってしまいました。金魚の変色ってあるんですね。金魚の変色を報告しているサイトがありました。金魚に詳しい人に聞いたら、「ありますよ」とだけ。その変色金魚は最終的に大きさが10センチほどになったので、近くの池に逃がしてやりました。今年も新たに金魚を飼っています。黒が1匹、赤が3匹。来年はどうなるのでしょうか。

」8月23日(金曜日)、ここ1〜2週間、脱水をおこす患者さんが多いように思います。残暑厳しい折というところでしょうか。軽い方は、倦怠感やめまい程度ですが、意識障害をおこして救急車で運ばれて入院になった方もおられます。なかには2日間自宅のベッドサイドに横倒しになったまま動けないでいて、当院のデイケア職員が迎えに行ったときに発見された方もいました。その方は、2日間水も飲まずに倒れたままで、身動き一つできないものですから、大転子(腰)や頬などに皮膚潰瘍(褥瘡)をつくっていました。信じられないような話ですが、このような孤独な老人が現実におられるわけです。もちろん入院になりました。

」8月22日(木曜日)、妻からつぶやきコーナーの文章がが長すぎて内容が解らない(いわゆるお宅っぽいということ?)と言われました。つぶやきコーナーの文章を書いて仕事をしていない先生と思われるのではと危惧していました。しかし全くそうではありません。約20分の作業工程です。
 つまり、自宅を出て病院に着くまでの15分でテーマを決め、文章構成を頭の中で考えます。院長室に入ったらすぐにパソコンのスイッチをいれ、その間に少し資料を集めます。さらにインターネット上の情報も集めます。これに約5分費やします。そして約10分でいっきに文章を書きます。残り5分でリンクをはって推敲して、サーバーに転送をかけて終わりです。パソコンの前に座って約20分で「つぶやきコーナー」の更新はできているのです。
 確かに内容には日々困っています(Macネタはいっぱいありますが、これを書きすぎると?)。個人に迷惑がかかる内容はいけない。しかし、ある程度、面白い内容がよい。それはわかっているのです。毎日30〜40人のアクセスがあるのですが、どんな方々が見ておられるのかわかりません。一元さんなのかリピーターなのかわかりません。だから、開き直って、思っていることをつぶやいているのです。

」8月21日(水曜日)、24日にMacOX10.2が発売されます。私もアップルストアに予約しました。なぜ、アップルストアなのかは、特典があるからです。抽選で20名様が来年1月開催のMacworld San Franciscoに招待されるからです(当たるはずもありませんが)。MacOX10.2は、モダンなUNIXベースのOSです。MacOX10.1と比べてQuartz Extremeによりグラフィック描写が2倍高速になり、150以上の新機能を搭載しています。その新機能の中でもiChatRendezvousに興味があります。iChatでAOL Instant Messenger(AIM).Macユーザーの1億5000万人と会話ができるなんて面白そうです。Rendezvousを使ったら、どこでもIPアドレスを設定することなく、簡単にファイル共有できるそうです。例えば、喫茶店でMacを持った人が集まったら、AirMacを介して隣のMacのiTunesに入った音楽を聴かせてもらうことができます。
 Mac市場はPC全体の5%と小さな市場です。残りはWindows市場です。新しいテクノロジーはMac市場でデビューして成功すれば、Windows市場に普及していくというのが、これまでの傾向です。CD-ROM・DVD・無線LAN(AirMac)がそうでした。そして、次期MacOX10.2で採用されるRendezvousやBluetoothが成功すれば、すぐにWindows市場に導入されるでしょう。つまり、Mac市場はWindows市場で大もうけできるか判定する実験市場でもあるわけです。ただし、FireWireとUSB2.0は違います。こちらはバトルです。

」8月20日(火曜日)、今朝の南日本新聞に来春から鹿児島県内の第1号被保険者(満65歳以上)の介護保険料が平均2割増という見出しがありました。その地域間格差が4000円に拡大という副題もありました。なぜ、そんなに地域間格差が出てくるのかという疑問を持ちます。手元の資料をみると、平成12年4月の介護保険制度施行時に第1号被保険者保険料総額と第2号被保険者(満40歳以上65歳未満)の構成比率は17%対33%です。この比率は、第1号および第2号被保険者の保険料水準がほぼ同程度になるように、両者の人口比率に基づいて設定されたそうです。人口比率や介護サービスの利用状況などによって介護保険料が変わってくるので、第1号および第2号被保険者の負担割合(構成比率)が3年ごとに再設定されるということです(政令による)。単純に考えると要介護状態の老人が多い地域の第1号被保険者保険料は高くなり、そうでない地域は下がるわけです。鹿児島県内の地域についてシュミレーションすると値上げ地域が73地域、値下げが16地域、変わらないが1地域になるそうです。
 老人の介護保険料も医療費負担も増えて、収入もない老人はかわいそうです。そうならないようにとこれから老人になる中年の方々は貯蓄に走り、一般消費は伸びず、ずっと不況が続くのでしょうか。

」8月19日(月曜日)、家庭用8ミリビデオテープがついに20本貯まってしまいました。そのうち何本かをiMovie2というアップル純正のビデオ編集ソフトで取り込んで適当に編集していました。この作業は自宅にあるSuperDrive搭載のiMacでやります。SONYのデジタルビデオカメラのDV端子にFireWire を差し込んでMacとビデオカメラをつなぎます。あとは、iMovie2を立ち上げて「読み込み」ボタンを押すだけです。必要なだけ素材を取り込んだら、それを編集(加工)します。必要なシーンだけ切り取って並べます。これも簡単です。画面をみて不必要なシーンを削除ボタンで決めるだけです。どこが必要なシーンであるか、それを自分の頭で決めることの方が難しいです。しかし、この作業は創造的で面白い。次にシーンとシーンをトランジションでつなぎます。これには色んなものが用意されていて選択に困ってしまうぐらいです。タイトルをつくるためにも色んなパターンが用意されています。シーンに合った音楽を付けたりするといっそう雰囲気が出て映画のようになるそうですが、私のビデオは今のところ臨場音だけで効果音は使ったことがありません。アップルのサイトには色んな効果音や2100曲もの音楽が用意されています。 とにかく、ビデオ編集はとてもおもしろい。iMovie2 を卒業したら、放送会社 (フジテレビ美術制作局山陽放送報道部) や映画製作で使用されているFinal Cut Pro3というプロユースのソフトがあるのですが、果たして私のスキルがそこまでいくでしょうか。その前にiDVD2に挑戦です。

」8月17日(土曜日)、毎月20日近くになると来月の訪問診療の予定を立てなければなりません。当院の訪問診療患者さんは200人前後おりますので一人一人の希望どおりにすることは大変なことですが、重要なことだ思っています。患者さんにも社会的な理由・身体的な理由で曜日指定時間帯指定があって当然と思います。訪問する私たち医療サイドも訪問診療を受ける患者さん達もお互いの立場を理解しておかないと在宅医療は継続できません。
 さて、その訪問診療の予定の立て方ですが、当院ではエクセルのマクロ機能を使った訪問診療予定表というソフトが作ってあります。すでに患者さんの名前・電話番号・住所・住宅地図上のページ・訪問診療条件などが書き込んでありますから、それらを加味して医療秘書が予定を組みます。それを最終的に私がチェックして決定となります。予定は一人一人の患者さんに印刷してお知らせします。翌月から予定どおりに訪問診療していきますが、当然少しずつ変更せざるを得ません。そういった細かな調整を医療秘書が執り行います。また、その訪問診療予定表はいつでも院内のどこからでも見ることができます。
 10月から老人医療費1割負担の影響で訪問診療が減るかもしれません。どれぐらい減るのか、それは私たちの医療がどれだけ必要とされているかというバロメーターであるわけです。これからも一層患者負担も考えて優しい医療を提供していかなくてはなりません。

」8月16日(金曜日)、お盆休みの間にPowerMacG4がデュアルプロセッサを搭載して発売されました。1秒間に180億回以上の浮動小数点演算をこなすそうで、ツインエンジン仕様の1.25GHz G4プロセッサは、2.53GHz Pentium 4搭載のPCよりも高速だそうです。
 以前にも書いたように一般的には、クロック数が大きいほど早いわけですが、クロック数だけでPentiumがPowerPCより高速(性能がよい)と決めつけることはできません(メガヘルツ神話)。Wintelユーザーは、クロック数だけを比べてPowerPCは性能が悪いと誤解している方がおられるようです。車の場合だってそうです。馬力とトルクの数字が大きい方が早い車とは限りません。例えばBMWの馬力 は小さいですが、加速はいいし、スピードがでます。
 結局、分かり易 い一部分の数字だけで全体を評価してはいけないということです。このような傾向は世間にはたくさんあります。小学校6年生(八幡小学校)のときの教室の黒板の上に「ほんものを求めよ」という標語が額に入って掲げてあったのを思い出しました。

」8月13日(火曜日)、吉野台地に引っ越してきてから雑草との闘いでした。昨年、庭に芝を張ってからは一層そのバトルは激しくなり、芝刈りという作業まで増えて参っていました。梅雨が明けると芝も雑草も毎日ぐんぐんと伸びます。芝は電動カッターで刈ります。周辺部はハサミで切る手作業です。せいぜい2時間しかできません。暑さでバテます。朝5時台に起きて草取りをしたこともありましたが、早起きの習慣は長続きしません。
 雑草取りと芝刈りをシルバーセンターの方にお願いしてみました。すぐに来て2〜3日で見違えるようにきれいに雑草を取っていただきました。雑草の根から取り除きますから再び雑草が伸びてくることはないのです。たいへん助かりました。こんなに丁寧な仕事をしていただき感謝しましたが、その請求額が12000円という安さにはびっくりしました。あんなに働いていただいたのにという気持ちがあったので、いっぱい果物も差し上げました。

」8月12日(月曜日)、当院では最近までノルバスクとアムロジンの両方の処方をしていました(どちらも血圧を下げる薬あるいは狭心症の治療薬)。これを一つにしたわけですが、当然少なからず混乱が起こりました。ノルバスクもアムロジンも全く同じ成分の薬であるわけですが、名前が違う、包装が異なる、などの理由から元の薬の方が自分に合っているから戻してほしいという患者さんがいました。特に高齢者に多く、中には薬品集をみせて説明して納得してもらいました。それでも納得していただけず、薬だけは別の調剤薬局に行くので以前どおりの薬品名で処方箋を発行してほしいという患者さんもおられました。
 長く飲んでいた薬を変えることには十分なインフォームドコンセントが必要です。当院では時間が許される限り、薬を出す理由・変更する理由・薬の副作用など説明するように心がけています。

」8月10日(土曜日)、最近のWEB上のパソコンに関する話題でも、相変わらずマイクロソフトのつくるソフトはセキュリティーが甘くバクが多いのに非常に高価であるというのが多いです。毎週、ビル・ゲイツを応援するサイトもありますが、内容はマイクロソフトの中傷です。WindowsOSが市場を独占していることを逆手にとった経営方針では、今後、マイクロソフトは段々とOS市場を縮小していくようです。つまり、Windows OSの顧客は、中小企業と個人ユーザー、大企業はLinux、クリエイティブ系(音楽、出版、映像など)はMacOSXと棲み分けが進むと予想されます。実際、人口13億人の中国のOS市場は、Linuxが市場の半分以上を占め,それに続いてWindows、MacOSXです。LinuxとMacOSXはともにUNIXですので兄弟OSです。最近、MacOSXをIntelチップに移植しようというがありますがどうなるのでしょう。個人的にはベロシティーエンジンのG4が大好きです。また、AppleとMicrosoftは今月、5年間の協力体制の契約が切れ、再び互いに中傷が始まっています。この続きはまた書こうと思います。

」8月9日(金曜日)、訪問診療をしているとアシナガバチに遭遇することがよくあります。ハチを見かけたら小走りで逃げることにしています。先日のことですが、自宅周囲でよくアシナガバチを見かけるようになり、よく観察すると、自宅軒先にアシナガバチが巣を作っていました。ハチバスターを頼もうと調べてみるとアシナガバチの巣1つにつき撤去料5000円〜、スズメバチの巣1つにつき撤去料30000円〜でした(害虫バスターズWEB)。ちょっと高い。アシナガバチと思ってスズメバチの料金で請求されたらたまらんと思い、とりあえず自宅のカスタマーズセンターに電話してみるとサービスですぐに撤去していただきました(ラッキー)。以前一度ミツバチに刺されて、すぐに気分が悪くなったことがあるので、きっと自分はスズメバチやアシナガバチに刺されたらアナフィラキシーショックをおこすのだろうと怖れています。

」8月8日(木曜日)、毎日暑い日が続いています。テレビを見ていると鹿児島よりも東京や大阪など高層ビルの多い大都市の方が暑いということです。ヒートアイランド現象というそうでアスファルトやコンクリート、あるいはエアコンの室外機が原因のようです。当地、鹿児島吉野台地もとても暑いです。とくに独居老人の部屋は暑いです。外気が32℃前後ですから、それ以上だと思います。以前も書きましたが、エアコンがあってもお年寄りは使っていません。聞いてみると私たちが感じているよりも不快は感じていないようです。気候の挨拶として「毎日、暑いですね。」と言われますが、それ程でもないようです。自然に合わせた生活スタイルが染みついているからなのか、ご老人の代謝が低下しているのか、痴呆なのか、よく理由がわかりません。しかし、脱水症状をおこして体調が悪くなるお年寄りが多いことは事実です。毎日、訪問診療時、一人一人のお年寄りに十分な水分補給と休息をお願いしています。

」8月7日(水曜日)、電子カルテWINEのメーリングリストに入りました。将来、電子カルテを導入することはまちがいないけれど、どの電子カルテにするか迷っています。現在、最有力なWINEについて情報を得るためにメーリングリストに入ってみたわけですが、メーリングリストの内容が難しい。WINEは、MacOSXserverで動き、日本医師会が推進しているORCACLAIM接続しています。WINEはインターフェースがきれいで、速く、使いやすいという評判です。将来はJAVA化され、いっそうオープンシステムになるそうです。

」8月6日(火曜日)、きょうは広島に原子爆弾が落とされ、多くの犠牲者が出た日です。毎年8月の暑い時期になると、広島や長崎の原爆犠牲者のことを思います。8月15日の終戦記念日には、太平洋戦争(第二次世界大戦)のことを考えます。メディアが報じるからでしょうが、やはり小さいときに両親に戦争についての悲惨な話をよく聞かされていたからでしょう。実体験に基づく鹿児島空襲の生々しい話はショッキングでした。私の父は終戦の年に学徒動員で長崎に行く予定が変わって、北九州の八幡製鉄所に行かされたと教えてくれました。長崎に行っていたら私の存在はないのです。平和を祈る気持ちが伝えられていくことは大切なことだと思います。
 広島や長崎の原爆犠牲者の中には「原爆手帳」を持っておられる方がいらっしゃいます。ちなみに原爆手帳があるとすべての介護サービスが公費負担となり、医療費も免除されます。原爆の投下による高温と爆風で瞬時に多数の方々が死にました。生き残った方も早期の放射線障害などで死亡され、なんとか命が助かった方々は、ガンや白血病などの恐怖に苦しんでいます。当院にも原爆手帳を持った患者さんが2人おられ、訪問診療を受けておられます。

」8月5日(月曜日)、先週末、一冊の本が届きました。それは、平成5年5月1日から平成12年5月31日まで私が勤務した宮崎県の高原(たかはる)町立病院の「50年のあゆみ」という 記念誌でした。黒表紙で地味な外装ですが、中身は濃く、とても面白いものでした。 院長の莫根(あぐね)隆一先生の医療と看護に対するエネルギーと優しさが垣間みえる記念誌に編集されていました。高原町(たかはるちょう)は、天孫降臨の霊峰、霧島連山 の高千穂峰の宮崎県側に位置します。水がとてもおいしい所です。畜産の町ですが、 宮崎フリーウエイ工業団地ができて活気のある町に変わりつつあります。有名人としてはWBC世界フライ級2位の本田秀伸選手の出身地です。今年、10月29日には世界チャンピオンに挑戦と噂されています。さて、私の写真は登山ものが多かったようですが、結婚披露宴の写真まで掲載されており、びっくりしました。高原町立病院の50周年に際し、高原町民のみなさん、病院職員のみなさん、朝比奈町長、横田元町長、莫根先生をはじめとする諸先生方に対し、この場を借りましてお祝い申し上げますとともに、今後ますますの発展を祈念します。高原町立病院万歳!!

」8月3日(土曜日)、昨日、訪問診療した80才代の独居老人から毎月の年金が32000円だが、この中から介護保険料が4000円ぐらい取られる。10月からは介護保険料が5000円になると通知がきた。残りから医療費におよそ3000円払い、水道代、電気代、ガス代を払うと食費がわずかしか残らない。どう生活したらいいかと訊かれた。はっきり言って返答できませんでした。10月からは医療費は、上限8000円の1割負担が始まるのですよとは言えませんでした。本当に年金暮らしのお年寄りは大変です。家族や社会の温かい支えが必要です。

」8月2日(金曜日)、軽快なハンヤ節のリズムにあわせてグループホームに入所しているおばあちゃんが踊り始めました。ほかのおばあちゃん達もとても楽しそうで目が輝いていました。昨夜は当法人にある痴呆老人対応共同施設である「グループホームよしの村」の納涼コンサートがありました。入居者の家族や近所の方々が約100名ほど集まって、歌や踊りを楽しみました。演奏は民謡ボランティアグループ津軽じょんがら節のみなさんでした。小学4年生の踊り手もおられ、そのうまさには感嘆しました。それにしても、音楽の力はすばらしい。いつも診察している老人たちが生き生きしておられる。特にリズムが人間の感性を刺激するのではないかと思いました。

」8月1日(木曜日)、きょうから8月です(当たり前か)。昨日は夕方1時間ばかりガーデニングをすることができました。芝が10センチ以上も伸びてカッターのモーターが止まってしまうことしばしばでした。日差しは強いものの土いじりをするのは、とてもよいストレス発散になります。そして、日が沈むころ、家族と北埠頭まで夕涼みに行きました。錦江湾(鹿児島湾)から吹いてくる風と桜島フェリーにあたってはじける波の音が気持ちをリフレッシュさせてくれます。近いうちに桜島フェリーに乗ることを子供と約束して帰ってきました。