院長のつぶやき   
 

つぶやきコーナーでは、私の仕事場や日常生活で起こったこと、社会で起こったこと、医療に関すること、介護に関すること、Macに関わることについてつぶやきます。つぶやきなので内容的に浅く、個人的な意見として捉えてください。2002年7月14日、医療法人明輝会内村内科 院長 川上秀一   
 <ご意見ご質問は遠慮なくこちらにメールください

」9月30日(月曜日)、きょうで9月も終わります。いよいよ明日から新しい医療制度のもと診療を行います。老人の医療費1割(高所得者2割)負担が実施されるわけですが、病院窓口は説明に大変でしょう。ただでさえわかりづらい診療体系のことを老人に対して説明し、納得してもらってお金をもらうのですから。これまで何人かの老人やその家族に「10月から医療制度が変わりますが、負担の割が増えて大変になりますよね。」と言ってみると、「そんなことは知らん」と言われた方が半分ぐらいおられました。いやはや本当に10月からはあちこちで混乱がおこることでしょう。老人保健の対象者も70歳から75歳に引き上げられます。ただし、3歳未満の乳幼児は、現行の外来3割・入院2割負担が、すべて2割になります。3歳未満の乳幼児だけは、自己負担金が減りました。来年4月からは、サラリーマンなど社会保険の方々の自己負担は3割にアップされます。しかも、保険料の計算方法が変わります。これまで、毎月の給与分の8.5%が保険料として徴収されていましたが、10月からは月給とボーナスを足した額に対して8.5%の保険料がかかります。こんなに次々とお金を取られると、サラリーマンは財布の紐がますます堅くなって一般消費を節約します。そうするとお金が回らなくなって、企業の業績が落ち、株価が下がり、不況が深刻になっていくような気がします。
 明日から10月少しホームページに変更追加を加える予定です。したがって、アップに少々手間取ることが予想されます。

」9月28日(土曜日)、きのうは久しぶりにエネルギーのいる会話をしました。約30分間、私の血中アドレナリン濃度は上がりっぱなしだったと思います。付いてくれた当院の看護師も私以上にエキサイトしているようでした。私たちの相手は入院患者さんの家族の1人なのですが、一方的に攻撃的に話されるのです。患者さんはまだ入院間もない方なのですが、家族の方は前医のことを悪く言われ、私が紹介状に書いてあったとおりに処方を出したら、それに抗議されるのです。前医の言うことよりも私の方が患者さんのことをよくわかっているから、私のいうとおりに薬を調節して出してほしいという趣旨だったようです。女性だったのですが、すごいパワーでした。
 さて、気分を変えてみたいです。アップルのCEO(最高経営責任者)であるSteve Jobs氏が米国一のボーナスをもらったという調査報告がなされています。その額、4350万ドルといいますから、日本円でざっと53億円です。すごい額です。Steve Jobs氏は、アップルの創始者の1人で、また経営不振に陥ったアップルを再興させた人です。コンピューターをふつうの人が使えるようにしてくれた人です。昔、私もコマンドを入力してNECパソコンを動かしていました。簡単なプログラミングもやっていました。しかし、全く、仕事には活かせませんでした。Macが世に誕生してパソコンの世界が一変しました。1984年ごろのことです。

」9月27日(金曜日)、明日午後3時から鹿児島市与次郎にあるパソコンミスミで第2回かごしまマックユーザーグループの集まりがあって、ホームページの作り方の公開講座が行われます(会員番号5番の私も参加します)。現在の会員数は、54人ですが、自己紹介のページ(非公開)を読んでみると、みんなMac大好きな人ばかりです。マックユーザーは、ウィンドウズユーザーから「マカ」と呼ばれ、「マックユーザーには宗教的な熱狂的なファンが多すぎる、理解できない」というのが、ウィンドウズユーザーの見解のようです。このような狂信的なマックユーザーは、本場アメリカばかりでなく世界中に存在します。アップルは、これまでマックは一部のユーザーが満足すればよいという方針でしたが、1995年以降、圧倒的なウィンドウズユーザーの増加に危機感を持ち、対抗するように変わってきました。その具体的な計画が、Switchキャンペーンです。また、MacOS Xが日々改良され、オープンソース化されるにつれ、Unix系のユーザーはMacOS Xに興味を持ち始めています。2002年9月現在の日本におけるマックユーザーグループは、130グループにのぼっています。

」9月26日(木曜日)、当法人の老健施設「あおぞら」が11月1日に開所するにあたり、法人所属の理学療法士(PT)が3人に増員になりました。たのもしいことです。新人は、宮崎県立都城泉ヶ丘高校出身の女性PTで、これで3人のPTのうち2人が女性です。都城泉ヶ丘高校といえば、全国的にはそのまんま東が出た高校として有名だと思いますが、都城市の進学校です。詳しくは、近々、内村内科のサイト内の訪問リハビリテーションのページに紹介されると思いますので、みてください。現在、PTは病院から引っ張りだこで、医療界では人気のある職業と思います。資格をとるのもなかなか難しいです。そのため給与などの待遇もよいですが、全国的に学校が次々にできていますので、2〜3年のうちに毎年PTが1万人ぐらい卒業してくるそうです。そうなると、淘汰が始まり、医師と同じ運命をたどると予想されます。

」9月25日(水曜日)、昨夜は、読売巨人軍がセリーグの優勝を果たしました。おめでとうございます。私は原辰徳監督とは同年齢なので、アンチ巨人の私も今年は少しばかり応援していました。私は、20数年来の横浜ベイスターズのファンで、ベイスターズのゲームは年間100試合以上テレビで観戦していますが、今年は最下位で、頼もしい新人が出てくるのだろうかという一点だけでゲームをみていました。平成10年の38年ぶりの横浜ベイスターズの優勝は最高でした。あの当時のメンバー、とくに大魔神こと佐々木主浩、ローズ、谷繁、この3人がいないのは痛いです。
 さて、私がなぜ横浜ベイスターズのファンなのかという理由を書きたいと思います。私は福岡のある下宿で大学浪人生活を送っていたことがあるのですが、その下宿で下関出身の男と久留米出身の男が取っ組み合いの喧嘩を始めたことがあるのです。横浜ベイスターズの前身は大洋ホエールズで、その昔1949年〜1955年、下関に本拠地を置いたこともありました。とても弱い球団でした。久留米男は大病院の息子で巨人ファン。下関男は気さくな奴だが、貧乏で痩せて弱々しい感じの男で大洋ファン。ある日の夜、食堂のテレビでプロ野球を放送していて、みんなテレビをみながら食事をとっていました。下関男が大洋ホエールズを応援していると、久留米男が、「そんな弱い球団を応援して何が楽しかと?何かよかことがあると?プロ野球といえば巨人だろうが、大洋なんか応援するから、いつも不満がたまって体に悪かたい。だから貧乏が続くとよ。巨人と試合するからこうして(大洋を)テレビでみらるったい。巨人に感謝せい。」そんなことを言ってから喧嘩が始まりました。その時から私は、下関男のために大洋ファンを続けています。

」9月24日(火曜日)、今回の連休は近くの吉野公園に行ったり、自宅庭の手入れをしたり、ホームビデオをDVD化したりしました。DVD-Rに焼くことに2回失敗したのですが、原因がわからず悶々としていましたが、アップル純正のソフトウェアであるDiscBurnerで焼いたらあっさりできてしまいました。私はCD-Rを焼くときToast Titaniumを使うので、DVD-Rも同じようにやったのですが、失敗しました。DVD-Rは1枚が640円するので3枚目は絶対に成功するぞとかなりプレッシャーがかかりましたが、できてしまえば簡単なものです。まるで昔やっていた実験を思い出しました。初めて細胞からRNA(遺伝情報)を抽出し、放射性同位元素でラベルする実験で何回も失敗しましたが、うまくいくとそれからは簡単にやれました。さて、できたDVDは、家庭用のDVDプレーヤーで再生できますし、プレステーション2でもみれます。やはり、プレステーション2はすぐれものです(私は持っていませんが)。

」9月21日(土曜日)、いよいよ10月からは新しい医療制度がスタートします。昨夜は職員が集まって改正のポイントを具体例に基づいて学習しました。昭和7年9月30日までに生まれた方々は、平成14年10月1日をもって老人医療の対象になりますが、昭和7年10月1日以降に生まれた方々は、5年経過して75歳にならなければ老人医療の対象になりません。老人医療対象外の70〜74歳は、高齢者と定義され、一定以上収入があれば医療費の2割負担、一般の方は1割負担となります。この方々は在宅医療は受けられません。在宅医療を受けるためには、寝たきりになって老人医療の対象となるか、75歳になるまで待ってもらわないといけません。総じて老人・高齢者に自己負担額増となっていますから受診抑制が働きます。それこそ、国が求めるものでしょうか。やはり、医療界だけでなく、建設業界、役所のシステムと官僚の意識、政財官のシステム、これらを同時に変革しないと立場の弱い人々にしわ寄せがかかってしまいます。日本にはあきらかに制度疲労がおきています。

」9月20日(金曜日)、昨日に続いて連休ネタです。オーシャンドームが9月で閉館されるためか、メディアでの宣伝が効いてるためか。とにかくオーシャンドームもシェラトン・グランデ・ホテル(Sheraton Grande Ocean Resort )も人が多かったです。私はこれまでこのホテルに10回泊まりましたが、今回一番人が多いと感じました。しかし、ホテルマンの数は少ない印象を受けました。でも、サービスが悪いとは少しも感じませんでした。シーガイヤのこれまでの経営で一番悪かったのは、すべてについてお金が高かったことです。その結果、また来たいというリピーターをつくれず、もう2度と来たくないというお客さんばかりをつくってきたからです。リピーターが増えないと経営が難しくなります。私が初めてオーシャンドームに来たとき、入場料金が1人5000円以上、ドーム内で食べたり遊んだりすると別途料金がかかり、最期に駐車料金が2、3千円かかって、最終的にはプール遊びに1万円以上かかりました。単純に5人家族だとたった2〜3時間遊んで数万円かかるわけですから、親はもう二度と来たくありません。こういう理由があってシーガイヤリゾートは失敗したと私は思います。
 しかし、建物とか調度品とかは最高なんです。贅沢なんです。シーガイヤリゾートグループの牽引車であった佐藤棟良氏は宮崎県の北郷町の出身で、少年時代は極めて貧しい生活を送り、行商をしながら商人魂に磨きをかけ、バブル時代にその絶頂期を迎えましたが、前述したように今は外国資本となっています。しかし、一ツ葉海岸一帯は、佐藤棟良氏の残した言葉、「この緑の園が永遠に人間性を豊かにする平和な楽園でありたい」、そのとおりで私はとても好きです。そして、宮崎の民放の放送の終わりに流れる佐藤棟良氏の歌は情緒があって、ホロリとしていました。

」9月19日(木曜日)、14日15日の夜は、家族でシェラトン・グランデ・ホテル(Sheraton Grande Ocean Resort )に2泊しました。このホテルは、ついこの間まで、ホテルオーシャン45と呼ばれていました。宮崎県とフェニックスグループは3261億円の累積赤字を出して破産し、3つのホテル・シーガイア・4つのゴルフ場・サミット外相会議が開催されたコンベンションホールなどすべてを世界のシェラトンが買収したのです。屋根付き大型プールであるオーシャンドームが9月29日で閉館すると知ってもう一度行きたいと思い、家族で出かけました。今回の滞在は、最高!!!でした。といいますのも、私たちは、オーシャンデラックスツイン一泊3万8000円を予約していたのですが、なんとキングスオーシャンスイート一泊20万円に泊まってくださいとホテル側に頼まれました。もちろん料金は3万8000円で!。しかも、3食食事付き、シーガイアもフェニックス動物園もフィットネスクラブも無料利用券付きです。当然、キングスオーシャンスイートの部屋は広くて(167平方メートル、約50坪)、普通の家族に使い切れません。広いリビングと寝室の他に立派な食事ルームがあり、隣にはフル装備の台所があります。トイレも2ヶ所にあります。
 3万8000円で室料1泊20万円のスイートルームに泊まれたことは、もちろんラッキーでうれしかったのですが、次のような理由で安堵もしたのです。それを説明しますと、昔ホテルオーシャン45だったころ、宮崎県民は1人1万円でオーシャンデラックスツインに泊まれました(平成5年〜平成12年まで私は宮崎県民でした)。そして1回宿泊するたびにスタンプを押してもらい、3回目にはスイートルームに泊まれたのです。妻と子供は、オーシャングランドスイート(一泊8万円)に泊まったのですが、私は所用があり、泊まれなかったのです。ホテルオーシャン45の宿泊回数では勝っていたのですが、スイートルームには泊まったことがありませんでした。今回キングスオーシャンスイートに泊まることができて、本当にうれしいわけです。

」9月18日(水曜日)、昨日の往診の最期の患者さんの自宅で北朝鮮の拉致問題のニュースを聞きました。生存者はたった4人。ニュースなどで見慣れた顔の方々については死亡と報じていた。とても暗い気持ちになりました。北朝鮮に拉致された人々は、ほとんど自分と同世代の方々です。忽然と若い人が消えたというニュースは、私が医学部に入学した頃に多くありました。鹿児島県の吹上浜で若い男女の消息が不明というニュースは、当時の私にとって他人ごとでない気がしました。今日は、本当なら昨日に続いて連休ネタを書こうと思っていたのですが、死亡者8名というニュースを聞いて無気力感で創作意欲がありません。明日は、元気を出して宮崎でのことをつぶやこうと思います。

」9月17日(火曜日)、連休は、宮崎市に2泊しました。宮崎滞在の目的は二つ。一つは家族サービス、もう一つはかつての上司に会うことです。(やすちかさん)
 上司の一人は、昨年、宮崎市内で開業された弘野修一先生(元宮崎医科大学第二内科講師)。ダイナミクスという電子カルテを導入されての無床診療所でのご開業です。「ひろの内科クリニック」は大淀川より南に位置し、宮崎インターに近い場所です。1年前、開院祝いに花を持って行ったのですが、1年経った今もとてもきれいなクリニックで、弘野先生のお人柄と実力で外来患者さんがずいぶん多いと聞きました(後述の教授夫人より)。院内LANでカルテ、超音波検査装置、内視鏡検査装置がつながっていて、画像がどのように処理されて患者さんに見せることができるか、血液データをどのようにグラフ化して患者さんに説明するか、生活習慣病の説明にパソコンをどのように活かせるか、さらに胸部レントゲンフィルム、胃バリウム造影写真、借りた画像データの管理の仕方を教えてもらいました。学ぶことがいっぱいでした。
 もう一人の上司は、宮崎医科大学第二内科教授の坪内博仁先生で、先生のご自宅を訪問しました。今年7月から京都大学HGF(肝細胞増殖因子)肝再生医療プロジェクトのプロジェクトリーダー(教授)を兼任され、一層お忙しい教授となられました。休みの今日も大学でスライド作製でお留守でしたが(昔は私もスライドづくりをしました)、奥様と楽しい時間を過ごすことできました。私の近況報告や昔の話で盛り上がりました。応接室には表彰状がいくつも飾られていて、その一つに平成4年受賞の肝炎ウイルス財団のものがありました。「この表彰には坪内先生の代わりに僕が行ったんですよ。100万円の小切手を受け取って、なくさないように東京を日帰りでしたよ。」坪内先生が鹿児島大学におられた頃、私もHGFの研究に没頭しており、平日は夜遅くまで、時には休日も返上して、実験室にずっとこもって、弘野先生らとHGFの遺伝子の発現を調べていました。HGFは坪内グループが発見し、世界で初めてその遺伝子構造を解明したのです。それが、今では、HGFが治療に応用される時代になっているなんて感激です。治療的な実験について私たちのやったことはラットにHGFを静注して肝臓を調べたぐらいです。研究の中心が京都大学に移っていますが、人や予算のことを考えると仕方ないのでしょう。きっと5年のうちに肝硬変の治療や劇症肝炎の治療ができるようになることでしょう。
 今回は、あえて現在ご活躍中の2名の先生方の実名を出してつぶやいてみました。

」9月14日(土曜日)、明日は敬老の日です。超高齢者に対して自治体は敬老の日までに記念品や表彰状を送るようです。当院の患者さんの中にも該当する方が大勢おられます。当院の在宅患者さんの最高齢は104歳で、まだ歩けるし、時々会話もできます。時々と付くのは眠って眼を覚まさないことがあるという意味です。長寿世界一のかまとバアは二日寝て二日起きているそうですが、内村内科一の高齢者の○○さんも生活リズムが似ています。入院患者さんにも100歳の方がおられます。○○さんと大声で呼ぶと眼を開けて返事をします。ついこの間まで102歳の方が二人おられたのですが、残念なことに永眠されました。
 お年寄りを大勢みていると70歳代はまだまだ若くみえます。80代になると、こちらも動きや会話などから老人のイメージを強く受けますが、個人差が非常に大きいのも80代の特徴です。ほんとに若くみえる方もおれば、まったく反対の方もおられます。このような差は、人生後半おそらく50歳を過ぎてからの人生観・生き方で変わってくるのではないでしょうか。死ぬまで何かモチベーションを持って生きるかどうかに左右されるのではないでしょうか。明日から連休ですので、つぶやきも休ませてください。火曜日には、連休ネタでもアップします。

」9月13日(金曜日)、当法人の痴呆対応型共同生活介護(グループホーム)よしの村の管理者が「村長さん」と呼ばれています。よしの村だから、そのトップは「村長」です。「村長さん」とか「町長さん」とかはとても親しみがあり、私たちも直接呼びかける機会があります。しかし、「市長さん」、「知事さん」となるとだんだんと親しそうに呼びにくい雰囲気があるようです。まして、内閣総理大臣という日本のリーダーに向かって「(内閣)総理大臣さん」とは呼べません。話が脱線しました。村長さんと呼ぶことによって住民である老人はグループホームを日常生活の場と意識できるのしょう。グループホームは病院ではないのですから、住民はお酒を飲んでもよいですし、おしゃれをしてよいのです。実際、当法人のグループホームの住民の中にはお化粧したり、爪にマニキュアを塗っている人が多いです。
 ところで、当法人のグループホーム「桜」は9月10日火曜日に、南日本放送(MBC)の取材を受けました。アニマルセラピーをうけているところを撮影してもらい、その映像は10月1日朝7時45分ごろに「おはようグッデイかごしま」で放映されるようです。

」9月12日(木曜日)、期待通りに9月7日の「こてる日記」に「医学部バスケ同期」というタイトルで9月7日土曜日の夜のことがアップされました。こてる先生は、9月9日のつぶやきで紹介した私の友人の1人ですが、「こてる日記」の中で私のことを「アップリバー君」と呼んでいます。こてる先生、是非「つぶやき」の紹介のところでホームページのアドレスを入れてほしかったですよ!。こてる先生は、現在、医学部ボーリング同好会に所属し、「こてる日記」を毎日執筆中です。悩みは私と同じ毎日のネタ探しのようでした。
 ところで、ボーリングでマイボールを作ることがいかに大事であるかこてる先生の話を聞いてよくわかりました。こてる先生は、学生の時からユニークでおもろい人でしたが、私たちの麻雀の師匠でもあります。医師国家試験が済んで、私たち5人は海外旅行するお金もなくて、こてる先生に麻雀を教えてもらい、ついでにレンタカーを借りて5人で九州一周麻雀学習ツアーをした記憶があります。こてる先生については、鹿児島大学第2内科研修医時代にも実に面白いできごとがいっぱいあるのですが、公開はやめましょう。いや〜、友達はいいものです。それから、昨日は、第2内科の先輩が近くで開業されるということで当院に来られました。その時、「つぶやき」のことを知っておられることがわかりました。うれしいことです。

」9月11日(水曜日)、1年前の9月11日、米国において同時多発テロが発生し、多くの犠牲者がでました。この犠牲者とその家族に対して、ここに哀悼の意を表します。この事件後、世界の政治も経済も低迷し、人々の心も多大な影響を受けています。なぜ、こんなことが起きたのか、それを考えることはとても大切なことです。先進国、資本主義国、経済大国、軍事大国の象徴であるアメリカとそうでない国が真に共存できていない今の世界、なかなかよい解決策がないですが、少しずつでも世界のみんなが取り組んでいかなければいけないと思います。愛、優しさ、人のためにという気持ちを私たちは忘れてしまっているような気がします。
 さて、昨夜も往診がありました。診察を終えて、看護師に注射の指示をして、患者さんの家族と話をしていると家族の方(患者さんの息子さん)が「先生は、高原(たかはる)町立病院に以前おられましたか。」と尋ねられました。「はい、7年ほどいました。」と答えました。150kmも離れた病院での噂を言われて久々に照れてしまいした。高原町は、8月5日のつぶやきコーナーで紹介しましたが、いい所でした。町民もいい人ばかりでした。高原町の有名人としては来月世界チャンピオンに挑戦する本田秀伸選手やプロゴルファーの大迫たつ子さんがおります。大迫たつ子さんのゴルフ界での活躍は70年代から80年代ですが、すばらしいものでした。大迫たつ子さんの実兄の最期をみましたが、その時に初めてお会いしました。横でそのお母さん(90歳位)が、たつ子は末っ子で、親に仕送りをして家まで建ててくれたと自慢話をしたのを思い出します。

」9月10日(火曜日)、「医療法人明輝会へようこそ」のホームページがMINCのユーザーホームページの人気ランキングのビリ(296位)です。とても悲しい。登録してから毎日確認していますが、いつもビリです。アクセス数が一桁のままです。そんな!!ショック。この順位は累積アクセス数で比較して決めているようですが、伸びません。当サイトには、おかげさまで毎日20〜30人のアクセスがあるのですが、カウンターされません。きっとMINCのサイトからアクセスしたものでないとダメなんでしょう。ならば対策として「医療法人明輝会へようこそ」の紹介文を書き換えました。それから、「その他」に登録していたので「生活・学習・教養」に登録し直しました。さあ、どうなるでしょうか。

」9月9日(月曜日)、先日の土曜の夜はとても楽しく過ごしました。やはり医学部バスケット部の同級生が5人揃うことは難しいでした。産婦人科の友人は緊急手術で出席できませんでしたが、残り4人は時間どおりに集まりました。十数年ぶりに再会した友人もいましたが、全然昔と変わっていませんでした。みんなそれぞれの道を歩んでおり、自信を持って生きているようでした。そこでの話の内容を書くととても面白くて笑えるのですが、個人のプライバシーに関することも多いので、公開は控えたいと思います。
 ところで、9月6日に書いた「つぶやき」を見て、当法人の1人のケアマネージャーが院内電子メールで改善策を提案してきました。とてもうれしく思いました。メッセージを受け取ってすぐにきれいな答えを持ってくるというスピードに感激しました。一段とこのケアマネージャーの有能さがわかりました。

」9月7日(土曜日)、今朝7時前に在宅患者さんの緊急往診の要請があり、今帰ってきました(午前8時すぎ)。この患者さんは高校2年のときの同級生のお母さんですので、なんだか親近感があって心配になります。数ヶ月前のこと、この同級生がお母さんを連れて初めて当院にみえたときは二十数年ぶりの再会でした。お互いに名前でもしやと感じて、二言三言話すと昔のイメージと重なって同級生の○○君だとわかりました。先日も生命保険の嘱託医を登録したら、ある生命保険会社の支店長が中学3年のときの友達でした。ろうけん青空を計画したときの設計士が中学1年のときの同級生でした。いやいや、世間は狭いものです。昔の友達はいいものです。名前を呼び捨てにして、少年時代の親近感で話せるのがとても新鮮でうれしく思いました。今夜は、大学時代の同級生4人と天文館で会います。どんな話が飛び出すか、みんなどんなおじさんになっていることやらとても楽しみであります。

」9月6日(金曜日)、介護保険制度上運営が必要とされるサービス担当者会議(ケアカンファレンス)というものがあります。当法人でも毎週開いており、私は出席していますが、サービス担当者会議で医師が病気の説明や今後の治療方針をなぜ話さないといけないのかと疑問を持っていましたので、少し調べてみました。まず、この担当者会議は、介護支援専門員(ケアマネージャー)が中心になって運営し、出席者は、介護サービスの提供者、介護サービスを受ける本人と家族で構成されると規定されています。データによると出席者のほとんどは看護師と保健師で約60%、次いで介護福祉士が約14%、社会福祉士約5%、ホームヘルパー約5%、理学療法士と作業療法士を合わせて約1%、医師・歯科医師・薬剤師は会わせて0.3%以下となっています(厚生労働省によるモデル事業での職種構成から)。会議内容は、ケアプラン作成過程の最終過程に相当し、ケアマネージャーが立てたプランを実際に介護サービスを提供する理学療法士・作業療法士・看護師・ホームヘルパーが利用者に適するかどうかを検討します。その結果、利用者の介護に関わるすべてのサービス提供者がその利用者のサービスの内容を把握します。 サービス担当者会議は利用者によりよい介護サービスを提供するためであってよりよい医療を提供するためではないようです。ですから医師は何らかの方法で医療情報を提供し、ケアプラン作成を手助けすればよいわけです。

」9月5日(木曜日)、とうとう東証株式市場の平均株価が9,000円を割り込む事態となりました。18年前の平均株価に戻ったということです。私が薩摩郡医師会病院に勤務していた頃ニュースステーションの久米宏さんが一体どこまで株価は上昇するのでしょうと言ったのを記憶しています。つまり出来高は下がっているのに株価が上がるというおかしな現象だったからです。まともな投資家は市場から逃げ出して(出来高減)、一部の投資家だけが異常な取引をしてもうかっている(株式高騰)。これが、バブルなのです。1989年12月29日、日経株価は最高値38,915円で相場を終え、翌年にはバブルがはじけ、政治も経済もずっと低迷が続いています。思えば、当時は株に投資している先生もいました。今も株をなさっているのでしょうか。
 現在は、IT不況ともいいますが、あれほどIT、ITと騒がれ、IT革命などと明るい未来を信じたのに一転してIT不況です。IT産業はほとんど赤字です。黒字を出し続けているのは、AppleとDELLとSONYです。パソコンの安売りに走ったIBM、NEC、富士通、東芝、日立、ソーテック、コンパック、ヒューレットパッカード(コンパックとHPは合併しました)などは売ってももうけが薄く、企業を存続するにはリストラ必至。DELLは安いことで定評がありますが、徹底した流通革命が成功しています。Appleは、値引きはしない、サポートがNo1、デジタルハブ構想というビジョンが明確なブランド志向で一応黒字。SONYは高い技術力とTVとの親和性が成功し、バイオシリーズで大もうけというところです。かのマイクロソフトは、X-BOXの失敗で収支を下方修正しているのです。
 
」9月4日(水曜日)、昨日、ある患者さんから「2回血を吐きました」という電話連絡が病院に入りました。その患者さんは、その日の3〜4時間前に訪問診療したばかりで「先生のおかげで元気です。」と言って感謝していたのになあと不思議に思いました。と同時に、この患者さんが、2年前に出血性胃潰瘍でショック状態となり、救急車で当院に運ばれてきた光景を思い出しました。そして、また潰瘍ができたのかなと思いました。しかし、何度も3〜4時間前に見たときはとても顔色もよかったのになと思いながら、まずは当番看護師に採血の準備をして先に自宅訪問してもらいました。今回は消化器病センターにお願いしようかと医療情報提供書を書くつもりで待っていると看護師から連絡が入り、抜歯したところからの出血です。バイタルサインにも異常はみられないし、顔色も昼間と同じでしたと報告してくれました。院内で緊急測定した末血データも報告してくれました。どうやら胃潰瘍ではなくて抜歯後の出血でよさそうです。何はともあれ一件落着。 患者さんからの電話情報でどうして抜歯のことが出なかったのだろう。もう少し詳しく最初の段階で聞いておれば別の対応ができていたのにと思うケースでした。

」9月3日(火曜日)、昨日は久しぶりにゆったりと病棟の患者さんを診察し、患者さんの話を聞いてあげることができました。気持ちに余裕を持って患者さんに接することはとても大切なことだと思います。私は前任地の病院では、毎週2回病棟全員の回診をしていましたが、今は毎日少しずつ(2部屋ぐらい)回診しています。それは、時間的な問題があるためですが、病棟看護師の協力で何とかうまく連携プレーができていると思います。当院の病棟は、19床と小さいですが、入退院は意外と多いのです。そして、入院待ちが常時10人程度おられます。患者さん本人が、電話で明日入院させてほしいとか、大きな病院の先生が転院させたい患者さんがいるが、どれぐらいで入院できますかと尋ねられます。入院までしばらく待っていただきますが、それで良ければ入院予約させていただきますと答えるようにしています。空きベッドがないようにうまくベッドを回転させることは非常に難しいです。それをキーするのは、患者さん本人とのコミュニケーション・患者さんの家族とのコミュニケーション・病診連携などでしょうか。

」9月2日(月曜日)、先週末、土曜日、城山観光ホテルガーデンレストランホルトにて開催されたかごしまMacユーザーグループ第1回定例会に行って来ました。2時間遅れて会場に駆けつけたのでひとりも友達ができませんでした。会場に着いてからも病院から2回も携帯電話がかかってきて落ち着きませんでした。何人かの人と話をしましたが、もっとゆっくり話して楽しみたかった。いやもっとたくさんランチョンバイキングを食べたかった(これが本音)。メンバーには面白しろそうな人が沢山おられたように思いましたが、思ったよりも平均年齢が高かったのではないのでしょうか。いずれ、かごしまMac事情に報告があると思いますが、出席者は23人でした。トクさんどうもご苦労様でした。