院長室からの長いつぶやき(2002年7月14日〜)


 

「院長室からの長いつぶやき」は、私の日常生活や仕事に関すること、社会で起きたこと、医療・介護に関すること、パソコンとくにMacについて書いたものです。「つぶやき」にしては長いので、日記と思っていただいても結構です。内容はあくまでも個人的な意見ですが、医師、かごしまマックユーザーグループ会員としての立場もありますので、ご意見ご感想は直接院長宛にメールしてください。<こちらにメールください
 2003年1月4日、医療法人明輝会内村内科 院長 川上秀一

?4月30日(水曜日)みどりの日はロケット公園と同じつるバラをみつけて庭に植えました。高さ50cmぐらいで太い枝が数本、花や蕾をたくさんつけています(写真を参照)。根づくかどうか楽しみです。溝辺町にある「花安」という店で1200円で買いました。
 過日、お伝えした4月28日のアップルからの重大発表というのは、アップルがMacユーザーとiPodユーザーを対象に有料音楽配信サービスを始めるという内容でした。無料でダウンロードできるiTunesというアプリケーションのなかにiTunes Music Storeがあります。サポートされるのは、BMG、EMI、Sony Music、Universal、Warnerなどの音楽会社が所有する200,000曲以上の楽曲です。 アクセスは簡単で、しかも試しに30秒無料で聴くことができます。曲のジャンル別、アーチスト別、アルバム別に簡単に探すことができます。また、ボブ・ディラン、U2、エミネム、シェリル・クロウ、スティングなど20以上のアーティストによる一部楽曲の独占提供や、一部のアーティストによる特別ミュージックビデオの無償視聴の提供もおこなうそうです。
 曲が気に入ったら、一曲99セントで購入します。およそ120円ぐらいでしょうか、缶コーヒーを買う値段です。ダウンロードはかなり速く、音質もよいです。それは、オーディオフォーマットの業界標準規格、AACフォーマット(128Kbps)でエンコードされているので、同容量のMP3形式ファイルに音質の面では勝り、CD並の優れた音質を再現しながらファイル容量はより小さくなっているからです。
  楽曲の購入、ダウンロード、管理、再生をすべて1つのアプリケーション(iTunes)で行えるのが、簡便でうれしいです。しかも無償提供のアプリです。早速、私も自宅のiMacと12"PowerBookG4にダウンロードして試聴を楽しみました。途中、妻に覗かれて、12"PowerBookG4を独占されてしまいました。「CDを買う前に聴けるんだね。」と言ってたけど、CD買わないで、違法コピーもしないで、パソコンやあるいはCD-RとかDVD-Rに焼いて楽しむのにと思いました。私の妻は、今だに音楽はCDで聴くものと思い込んでいるようで、私が音楽を聴きながらインターネットしたり、つぶやきを書いているのを不思議に思っているようです。

?4月28日(月曜日)土日、各地への移動に忙しくてつぶやきをすっかり忘れておりました。なんて書くと、今までは暇だったのかと思われるでしょう。いいえ、そんなことはありません(笑)。土曜日の午後はパソコンミスミに行って、夕方は鹿児島空港に坪内先生を迎えに行きました。そのまま、霧島妙見温泉の石原荘に移動して坪内会が始まりました。出席したメンバーを紹介します。坪内博仁先生(宮崎医科大学第2内科教授)、藤崎邦夫先生(隼人町立医師会医療センター院長)、田中景一先生(黒木外科胃腸科病院内科部長)、長友由紀子先生(玉水会病院副院長)、宮崎博臣先生 (宮永病院内科部長)崎山修先生(崎山内科クリニック院長)、高橋耕三先生(寺田病院内科部長)、米佳子先生(玉水会病院内科)、瀬戸口美波先生玉水会病院内科)そして私の10人です。出席できなかった先生方が5人いらっしゃいます。話の内容は未公開です。(m(_ _)m)。それにしても温泉は最高でした。
 そして、日曜日 。家族サービスのため県民の森公園やロケット公園に行きました。ロケット公園のバラはとてもすてきでした。写真がその一部です。
 月曜日、いつものように外来のメールチェックをしました。病気に対する質問と病院職員からしみ出てくるタバコの匂いに対するクレームが来ておりました。どちらのメールにもすぐに返答メールを出しました。ちょうど今日は安全対策委員会がありましたので、タバコの匂いのクレームを紹介し、今後の対策を考えました。

?4月25日(金曜日)今、自宅からつぶやいています。ほんと、○○さんはきょうが訪問診療日でなかったらダメだったかもしれません。毎週金曜日は私が訪問診療している患者さんですが、玄関の戸が閉まっているのです。こんなの初めてです。今まで留守だったことはありません。電話をかけてみましたが、反応がありません。おかしいなあと思いながら、あきらめて車に乗り込みました。
 しかし、やはり気になったので、近くにある息子さんの事務所を訪ねました。そして、家に入れてもらいました。布団に眠っている○○さんがいました。返事はできるようです。診察すると、脳卒中ではなさそうです。ショック状態でもなさそうです。訊くと、とても眠たいと答えます。爪の色が悪いわりには温かい皮膚をしています。どうやら高炭酸ガス血症になっているようです。血液ガスを採って、在宅人工呼吸器のNIPPVを始めました。息子さんにいろいろ訊いてみると、昨日まで元気だったが、この1週間NIPPVをさぼっていたそうです。どうやらこのあたりに原因がありそうです。急いで、呼吸器内科に紹介の電話を入れて、救急車で送り出しました。救急車の中でもNIPPVを使いながら。奇しくも、私は今、ハイテク在宅医療というテーマで、PEGとNIPPVについて書いています。

?4月24日(木曜日)当院では、以前から深いポケットを形成した褥瘡に対してフィブラストスプレーを使っています。これは結構すごいくすりです。スプレーするだけで血管新生や肉芽形成が促進されます。フィブラストスプレーは、ヒト線維芽細胞増殖因子(FGF)がくすりの正体ですから、当然といえば当然です。増殖因子によって作用が数倍から数十倍に劇的に高まります。医学の最先端の研究成果が寝たきり患者さんに多い床ずれの治療薬になるとは面白いというか何とも奇妙です。
 先程の症例は、病棟患者さんですが、在宅患者さんにもすごい褥瘡の方がおられます。本来ならば、デブリッドすべきなのですが、やっておりません。それはあまりにも全身状態がよろしくないからです。しかも入院治療拒否,在宅医療一筋ですから。

?4月23日(水曜日)朝から「ハイテク在宅医療」について原稿を書いていましたが,なかなか進まず,今日はやめました.来週月曜日までに送稿しないといけないのです.まあ,文章というものは書けるときはどんどん書けますが,駄目なときは全く進みません.あっさりあきらめて別のことをした方がよいというのが,私の考えです.
 午後は院長室でたまった書類作成と印刷をしました.最近,パソコンネタを書きません.本当は山ほどあるのですが,意図して書きません.少しタイトルだけ紹介します.今年はインターネットブラウザが開発されて10周年,4月28日アップルが重大発表それは何か,アップルCEOスティーブジョブズ氏の役員報酬は100億円で2002年のトップなどです.きょうは,これで失礼します.

?4月22日(火曜日)こてる先生からメールが来ました。「僕は高校野球おたくです。4月15日の記事、松井君の対戦した相手高校は土佐高校ではなくて、明徳義塾高校だよ。」と書いてありました。こっそりと書き換えて(汗)、お礼のメールを出しておきました。こてる先生、これからも間違いなどご意見などありましたら、どしどしメールください。そううちに掲示板など設置しますから、その時は書き込み書き込みしてください(笑)。
  きのうは別の先生からもメールが来ていました。身体障害者の申請についての質問でした。一応、知っていることはお答えしました。患者さんの医療負担を少しでも減らしてあげようという主治医の優しさに基づく質問でした。
 今週末は石原荘で坪内会があります。年1回のお泊まり宴会です。幹事を仰せつかっているので、雑用が大変でした。土曜日の夕方に鹿児島空港に着く坪内先生を迎えに行かなければなりません。そのまま、石原荘で宴会スタートです。みんなの本音の話が聞ける宴会です。

?4月21日(月曜日)日曜日は訪問診療しました。張り切って家を出たのですが、診療所に着くと、いきなり病棟患者さんの病状説明の仕事がありました。約束していないのですべての訪問診療が済んでからしますと言いたかったけれども、相手の方々がすでに来られており断れませんでした。しかも○○△△と話してくださいと言われて(何でムンテラ内容まで指示されなきゃいけないの)、調子が狂ってしまいました。在宅の患者さんたちが待っているのにと思いながら、30分間、病状の説明をしました。その内容は、痴呆老人の介護を家族だけで抱え込んではいけません。介護サービスを大いに利用しましょう。家族だけで看るというのは美談にならないことが多いのです。痴呆は時間的にも内容的にも質的にも“まだら”だから一喜一憂せず、じっくり関わってくださいというものでした。
 夜、在宅患者さんの気管カニューレがはずれたという電話が入り、急いで患者さん宅に駆けつけましたが、大事に至っておらず安心しました。新しいカニューレに取り換えて帰ってきました。初めて看護師さんよりも早く駆けつけました。
 さて、依頼原稿の2回目を書き終えました。今回はEメールに添付して送ってみようと思います。また、自宅内無線LANのことは、すでに報告しましたが、本当に便利です。この間は、トイレの中や自宅庭のデッキでインターネットしました。自分でもヘンと思いながら、どこでもできるんだなと実感したかったからです。 プリンターもどこからでも接続して印刷させられるんです。これも当たり前ですが、感動しました。

?4月19日(土曜日)私の家の庭の大きさは、地元吉野の農家の庭のように広いですよ〜\(^o^)/。前にも書いたと思いますが、これは田舎暮らしが身に染みているからです。農家の庭は必ず広い畑に連続しているものですが、わが家の隣に畑はありません。わが家はあくまでも住宅地に建っています。
 庭に 芝を張り巡らしてイングリッシュガーデンを目指していますが、バラの生育に失敗しており、とてもとても目標に達していません(;_;)。しかも、隣にアパートと駐車場ができてしまい、しかもその土地が私の土地よりも高いのです。駐車場との境に立つと私の目の高さは車の排気口と同じです。ですから、その境界線の内側に目隠しとして木を植えることにしました。悩んだ末、ベニトキワマンサクを植樹することにしました。ざっと見積もってもらったら35本植える必要があるそうです。高さ1mの木と1.5mの木とは倍近く値段の開きがあります。1年間で20cm伸びるそうですから低い方に決めました。植え終わったら写真付きでご報告します。
 きょうは、パソコンミスミに1時間以上もいました。私のPowerBookG4 12"の兄貴分になるPowerBookG4 17"を触ってきました。すごくでかいけど、いいですねえ。照明が消えるとキーボードが光るところを見たかった。宝くじに当たったら買いたいほどすばらしいノートブックです。でも、PowerBookG4 12"用のバッグと冷却装置を買ったので、ご機嫌です(o^v^o)。

?4月18日(金曜日)午前中に胃瘻造設をおこないました。通常の胃カメラ検査の2〜3倍時間がかかります。一応、午前中の患者さんの診察がすべて終えてからおこないますが、胃瘻造設中はまだ診療時間内なので外来患者さんがお見えになります。そのときはしばらく待っていただくことになります。今月は金曜日にしていましたが、来月からは火曜日の12時30分からすることにしました。
 それから、きょうはめずらしいお客さんが見えました。かつての研究室の後輩の先生ですが、今は某保険会社の嘱託医の女医さん
です。8年ぶりに鹿児島に帰ってきたと言っていました。
 私の周囲をみても、 一般臨床医から保険会社の嘱託医、あるいは企業などの専属医師・産業医、あるいは保健所所長に転向される医師も多いようです。

?4月17日(木曜日)きのう水曜日、つぶやけませんでした。そのことについて状況説明をしたいと思います。
 水曜日ですから、いつものように午前中で仕事を終えて帰宅するつもりが、診療時間の終了時刻の12:30に腹痛の患者さんが来られました。診察すると腹部全体に筋性防御がありました。「これは、いかん。風邪の患者さんと思いきや。急性腹症の患者さんとは。」急いで、検尿、血液検査、レントゲン検査、心電図、エコー検査を指示して、とりあえず院長室で待機することにしました。そして、自宅に電話して「今、患者さんが来て、1時間はかかりそうなんだ。もしかしたら紹介することになるかもしれないから、待っていなくてもいいよ。」
 一通りの検査を終えましたが、大した異常はみつからず、点滴をするうちに治ってきました。ほっとして、家族に検査の説明と今後の対応を話して、急いで帰りました。空腹が頂点に達していたので、外食することにして、焼き肉ランチを2人前も食べました。焼き方が不十分だったのか、食べ過ぎたのか、だんだん気分が悪くなってきました。きょうは、待ちに待ったプロ野球観戦なのにと思いながら、腹部症状が激しくなってきました。それでもがんばって子供たちとお風呂に入り、夕方には鴨池球場に着きました。
 やはり、生のゲーム観戦はいいよと少し元気になりました。1枚目の写真がグランドです。照明の右に見えるのが鹿児島県庁です。
 しかし、 2階席に長く座っていると夜風で体が冷えてきます。温かいコーヒーか焼酎を飲みたかったけれど、冷たいビールしかありません。なんとか7回まで観戦して帰ってきました。本当は最後まで見たかったけれど、体調が悪いので、あきらめました。
 2枚目の写真は ネット裏2階席です。私たちの座っている席から撮ったものです。ここはゲームの進行やボールの行方はよくわかりますが、選手の顔が見えません。ですからネット裏は1階に限ると思います。
 むしろ 内野席の最前列が最高だと思います。選手の顔も見れるし、ボールのサービスもありますから。グローブを持った少年たちが大勢して、ファウルボールを捕ろうとしていました。そして、何て言っても外野席はわーわー騒ぐにはいいでしょう。
 家に着くと、とうとう体調は最悪になりました。寒気、筋肉痛、関節痛、吐き気、腹痛、昼間診た患者さんと同じだろうかと、ふと考えました。
  「プロ野球観戦に行って風邪になってダウンとは洒落にもならん。」そうつぶやいて布団の中に入りました。寒くてガタガタ震えながら一晩で治すぞと気合いを入れました。
 こういうわけで、きのうのつぶやきを休ませていただきました。どうもすみませんでした。

?4月15日(火曜日)きょうは一日忙しいでした。午前中、病棟の患者さんが急変したため約1時間蘇生術をしたり、昼休みは感染症対策委員会が開かれました。しかも、今月は私が担当で、SARSについて勉強会という形で話をしました。午後は訪問診療を済ませてから、書類書きに精を出しました。きっと今夜もバタンと眠るでしょう。
 さて、明日の夜はプロ野球の観戦に行くのです\(^_^)/。 しっかり弱小球団になってしまった「横浜ベイスターズ」の応援にです。私が、なぜベイスターズファンかは以前書きましたので、省略させていただきます。
 今は、何と言ってもニューヨークヤンキースの松井君が、最高です。毎日、気持ちのいいプレーをしてくれて嬉しいものです。「さわやか」「男らしい」「プロ」「勝負師」そして「ゴジラ」、すべて松井君のイメージです。
 松井君が星陵高の4番打者として明徳義塾高校と甲子園球場で対戦したとき、すべて敬遠だったのを覚えていますか。当時、この戦術について、高校生らしくないとか、勝つためにはりっぱな戦術だとか、論戦がありました。当時の怪物も今や、メジャーで活躍。もっともっとがんばってほしいものです。

?4月14日(月曜日)土曜日の夜は、歓送迎会を楽しませてもらいました(^〇^)。個人的には十分に話ができませんでしたが、会の初めに院長の挨拶として私見を述べさせていただきました。共に食事をしながら、お酒を交わしながらって、とても大切なことだと思いました。人間関係はコミュニケートすることが基本です。会話ができなくなったら、人間関係は、オ・ワ・リ(T_T)。約束の7時には開宴して9時には一次会終了。2次会は分散して小グループでやったようですね。私も行きたかったけれど、家族4人での参加でしたから帰りました(T-T)。
 さて、統一地方選挙も終わりました。テレビやインターネットで選挙速報を見ていましたが、睡魔に襲われて、眠ってしまいました。

?4月12日(土曜日)昨夜、メールチェックしていたら10年前に歯学部の学生さんだったH君からメールがはいっていました。10年前、私が鹿児島を離れて宮崎へ引っ越すときに引っ越しの手伝いをしてくれた3人の学生さんの一人でした。独り者の私の荷物をトラックに積み込むだけの仕事でしたが、バイト代として一人1万円ずつ払ったんですね。私は当時実に気前がよかったようです(^〇^)
 そのトラックはレンタカーで借りたもので、運転は自分でしました。トラックに家財一式を積み込んで走るのに憧れていました。しかし、助手席に年老いた両親では様になりません。
 つまらない話になってしまいましたが、もう少し読んでください。とうとう様になる時がやってきました(o^_^o)。助手席に年老いた両親はいなく、私は新婚ホヤホヤでした。そして、妻の家財道具を鹿児島から宮崎まで運ぶことになり、経費節約のため、やはりレンタカーのトラックを借りました。トラックはオートマチックが少なく、ギヤチェンジであることが多いのです。しかもギアが入りにくいのです。もうひとつ、坂道発進のときに使うサイドブレーキがサイドになくて、ハンドルの下にあったりするのです。こういうわけで運転がむずかしいのです。
  レンタカーでトラックを借りてすぐに赤信号で止められました。運悪く、そこが傾斜で、いきなり坂道発進する羽目になりました。まだ、車に慣れていないため、ギアがローに入らず、あせりにあせってアクセルを吹かせるだけでした。とうとう妻がレンタカーをすぐに返して帰ろうと言い出したので(-_-#)、強行して高速道路に入って、鹿児島まで走りました。トラック野郎のような気分で走ると、いつの間にか不安な気持ちを忘れてくれました(∩.∩)。レンタカーにトラックを返す頃になると、
やっと様になっていました。
 今年は1歳の長男坊が庭に出て、鯉のぼりのない支柱を見上げて、「あっあっ」と言うので、早々に鯉のぼりを出しました。今日は適当に風が吹いてくれるので、気持ち良く3匹の鯉が泳いでいます。

?4月11日(金曜日)きのう10日を以て、ふたりの外来看護師さんが退職しました。長い間、いっしょに仕事をしてきた仲間が離れていくことは悲しいことです(T_T)。しかし、夢を抱いて新しい職場で働くことを決意されたのだから仕方ないことだと思います。ぜひ次の職場でも一生懸命がんばってほしいと思います。
  辞める方がおれば、新たに仲間になる方もおられます。4月から1人の放射線技師と3人の看護師さんが一緒に働いています。一日も早く仕事を覚えて内村内科の戦力になってほしいです。
 さて、4月から午後2時から4時の2時間を訪問診療の時間に割り当てて、外来診療は4時からとしていますが、今のところ大きな困難もなく順調にいっています\(^_^)/。2時間集中した方が能率良く廻れて、患者さんも喜んでくれます。私の方にも病棟の患者さんを診る余裕ができたし、書類もはかどります(⌒‐⌒)。
  あしたの夜は外来の歓送迎会があります。

?4月10日(木曜日)最初は個人的な話題。依頼原稿をやっと書き終えました。発刊されたら公開しようと思いますが、今はタイトルだけお知らせします。「ミニ複合体の中の有床診療所内村内科(1回目)」です。数日にわたり数回推敲しました。あと3回分頼まれています。
 二つ目はうれしい話題。当法人ろうけん青空の事務長さんが、かごしま マックユーザーグループの会員になられました。おめでとうございます。会員番号92さんです。下はかごしまMUGのサイトの切り抜きです。
 最後は歴史的な話題。とうとうフセイン体制が崩壊しました。フセイン大統領像がバクダッド市民によって破壊されるシーンを見ましたが、これまでの市民の様子と全く違います。すごく喜んでいます。ほんのこの間行われた大統領支持投票では95%以上という異常ぶりだったのに、このシーンをみると憐れな大統領・淋しい大統領だったのだと思います。歴史的な出来事です。米英侵攻については賛否両論ありますが、恐怖政治(独裁)は断固いけないことは事実と思います。しかし、戦後復興はこれまで以上にもめそうですね。中東地域の政治はまことに難しそうです。

?4月9日(水曜日)ゴジラ、やりましたね。松井秀喜ニューヨークヤンキース外野手が満塁ホームランを打ちました。すごいですね。スターですね。日本を代表するバッターでしたから、必ず成功すると思っていましたが、本拠地デビュー戦でいきなり満塁ホーマーですから、話題沸騰です。日々、暗いニュースが多い中、本当にすがすがしい話題です。松井選手には、これからもがんばってうれしいニュースを届けてほしいです。
 さて、連休の報告ですが、日曜日には久しぶりに霧島方面に家族4人でドライブに 行きました。1才になったばかりの長男坊は、初めて温泉に入ってとても喜んでいました。周囲に自然が溢れていて、子供と楽しく遊んだり、温泉に入ったり、癒しの時間が過ごせて、身も心もリフレッシュされました。時間的な余裕があれば、昔住んでいた宮崎県高原町まで足を伸ばしたかった。
 そして、日曜日の夜は、高校の先輩であり、医学部では同級生になったこともある県議会候補の大園清信さんの立会演説会が近くの雀ヶ宮公民館であり、行ってみました。今までこういう選挙運動には縁がありませんでしたが、先輩であり友人である人の話も聞いてみたいと思い、出かけてました。2回握手しましたが、手のぬくもりが政治家の手に感じられました。田舎の小さな公民会は演説会場となり、そこには年配の人が多くて独特の雰囲気でした。最後に鉢巻き締めて、がんばるぞ〜と天突きをして帰ってきました。

?4月8日(火曜日)大工原先生の業績集をもらいました。すぐに自分の名前が出ているだろうかと探しました。名前はあちこちにありましたが、私が筆頭の私の論文があるだろうかと探しました。そしたら、ありました。業績集のちょうど真ん中あたりにありました。その被引用件数(citation index)は10でした。被引用件数というのは他の論文に引用された回数です。大工原先生によると、この被引用件数が50以上が評価の高い論文ということらしいので、私の論文は評価が低い(?)。一流雑誌Hepatologyなのに(泣)。
 いつも思うことですが、業績の内容・結果よりもその業績を残すまでの過程・苦労・考え方・得られた人間関係が大切だと思います。私も大工原先生を中心に多くの人たちと知り合いになれたし、また、その時の楽しかったこと、苦労したこといっぱいありますが、すべて私の財産になっていると最近つくづく思います。

?4月7日(月曜日)土日の2日間は充実したので話題満載。この話題は今週、少しずつ報告したいと思います。
 まずは、 鹿児島大学歯学部口腔生化学講座教授であられた大工原恭先生のご退官記念パーティーについて。内輪の会でしたから、ほとんど知った顔の方でした。当時、私の実験を手伝ってくれた歯学部の学生さんがみんなりっぱになっています。名刺の交換をすると、ほとんど開業しているのですが、医科以上に歯科はたいへんな様でした。昔話になると、そんなこともあったのかなあとか、そんなこと言いましたっけ、ということになり、少し気恥ずかしくなりました。
 写真は、2次会のスナップ写真ですが、一番左が宮崎市内で『ひろのクリニック』を開業されている弘野先生。弘野先生から私のつぶやきの中で『ひろのクリニック』を紹介してくれてありがとうと言われました。理由は、つぶやきをみて外来に来られた患者さんがいらしたからだそうです。私の右隣が加世田市で『崎山クリニック』を開業されている崎山先生です。毎週、私に電子メールでいろんな情報を流してくださる先生です。私よりもエイジもアクティビティーも高くて、気さくな先生です。そして私の左隣が宮崎医科大学第二内科教授の坪内先生です。京都大学の教授も兼任されています。昔よく坪内先生は、自分がハッピーと思えるポストについて、ハッピーと思える時間を過ごすのが大切だよと言われていました。(続きは後日)

?4月5日(土曜日)きょうは鹿児島大学歯学部口腔生化学講座教授の大工原恭先生が最終講義をされ、夜には退官記念パーティーが開かれることになっています。もちろん私もたいへんお世話になったので、パーティーに出席し、お礼を言うつもりです。私は、口腔生化学の実験室を借りて約7年間実験をしていました。この間いろいろな面でご指導していただきました。大工原先生はお酒(とくに日本酒)の好きな先生で、年に何回か大学の教室に実験仲間を集め、鍋を囲んでフラスコに入った焼酎を飲みながら語らった楽しい思い出があります。
 大学教授の定年は65歳です。 大学教授というのはとても魅力ある立場ですが、だれでもなれるものではありません。まず、勉強が好きでなければなりません。英語の論文を毎日読み、自ら英語の論文を書く。これができて当たり前。いつも大工原先生は教授室の机に向かって、論文を読んでおられたし、そうでないときは、マックに向かって論文を書いておられました。
 山登りが趣味の先生でもありました。私も影響をうけ霧島登山には何回も連れていってもらいました。韓国岳に登って、温泉に入って、夜は宴会でカニを食べるというのがお決まりのコースでした。大工原先生、長い間ご苦労様でした。退官後は、伊集院町に住まわれると聞いています。関西ご出身の先生なので大阪に帰られるのかと思っておりました。

?4月4日(金曜日)久しぶりにエクセルを使って棒グラフを作ってみました。かつては学会発表の度にお世話になっていたエクセルです。いじり回しているうちにかつての勘が蘇ってきました。しかし、エクセルは相変わらずダサいなあと感じます。都会的なセンスがない。もう少しグラフィカルであればよいのですが。その点、アップルが発売したキーノートには期待しています。まだソフトが手元にありませんが、発売されたばかりでバグがあるかもしれないので、もう少しバージョンが上がってから買おうと思っています。
 なんでエクセルの登場かと申しますと、以前このつぶやきで紹介したのですが、内村内科の訪問診療の取り組みについてあるところから原稿依頼があったので、その原稿内容を補足するグラフを一つ作るためです。文章や数字の羅列よりもシンプルなグラフの方が視覚的に訴えられて説得力がある場合があるのです。

?4月3日(木曜日)ホームページのリニューアルをしたいなあと考えています。毎日『つぶやき』だけは更新していますが、他のサイトは写真も古くなっています。内容も少しずれが生じています。今回までは師匠Tokuさんの骨組みを堅持してリニューアルを図ろうと思います。
 さて、昨夜は久しぶりに神経内科の勉強をしました。中枢神経系や末梢神経系の解剖や生理、神経疾患のアプローチの仕方のおさらいをざっとしました。神経疾患は問診で7〜8割の診断ができるんですね。ハンマーを中心にした理学所見の取り方と検査を組み合わせて診断するのです。私は消化器内科出身なので、どうしても検査中心になってしまいます。血液検査・エコー・内視鏡・レントゲン写真に所見があると自信をもって治療にはいれますが、そうでないと困ってしまいます。外来では患者さんとよく雑談をしますが、問診はというとワンパターンなことが多いです(反省)。
 しかし、この私も研修医のときに3ヶ月間鹿児島大学第3内科(神経内科)で研修したことがあるのです。当時は井形昭弘先生が教授で、現教授の納光弘先生が助教授でとても活気のある教室でした。ちょうどHAM症候群を納先生がまとめていた頃です。当時、私も神経内科の研修医として、いつもポケットにハンマーを持っていたのですが、今あるのはステートと携帯電話です。その後も継続して神経内科の勉強をしておけばよかったのですが、神経難病とか新たに勉強しないとわからないことがあります。

?4月2日(水曜日)昨年の10月から老人の医療費1割負担が導入されて在宅医療を断っていた方々がちらほら帰ってきています。必要な医療を提供していたのに、経済的な理由?が背景にあったのだと思われるのですが、「今は元気ですから。また、調子が悪くなったらお願いします。」と在宅医療を断わられていました。しかし、その患者さんたちの一部ですが、本当に体調を崩してしまって「往診してください。」と電話をしてきます。その間、何も薬も飲んでいなかったようです。
  今月から始まったサラリーマンの負担増にも同様のケースが起こってくると考えられます。自覚症状がないからと高血圧や糖尿病などの生活習慣病の治療を自ら打ち切ってしまって、心筋梗塞を起こしたり、脳卒中を発症したりするのでしょう。患者負担を強いて医療費抑制を図るというこの安易なやり方は、却って将来の医療費増ばかりでなく個人の不幸を招くように思います。政府は他のやり方で医療費削減を検討すべきであったと思います。無駄と思える医療を求める患者さん、システム上無駄となる医療行為、などなどを制度をつくる国が主導して制度改善すべきでした。国は目先のことばかりとらわれているので、この点はいつまで経っても変わらないでしょう。
 さて、きょうは、花でも買って庭に植えてみようと思います。近くにガーデニング専門店がありますが、覗くだけでも幸せな気持ちになります。

?4月1日(火曜日)きょうから4月です。サラリーマンの医療費3割負担が実施され、健保本人や退職者本人の窓口負担が「2割」から「3割」に引き上げられます。窓口負担増により政府の見込みどおり受診抑制が働き、医療費が下がり、同時にGDP(Gross Domestic Product)も下がり、その結果、不況がますます深刻化するそうです。これは私が配信を受けている『かかりつけ医通信』(3月31日着)の内容です。その内容をもう少し詳しく紹介してみます。
  まず、医療産業の規模ですが、国内生産額58兆円で、全体の6.2%を占めます。人の規模では約450万人です。家族の人数を3人と仮定すると1500万人に影響が出ます。医療産業は公共事業よりも経済効果が高いのに、政府は医療産業を軽視していると批判しています。医療産業は成長産業で公共事業よりも牽引力が高いのだから、医療産業が潤うような施策をすべきだという声が聞こえてきます。
  昨年の老人定率制の導入により慢性疾患患者の受診回数が確実に減ったというデータがあります。したがって今回のサラリーマン負担増は確実に受診抑制という形で現れますから確実に医療費は抑制され、GDPが1〜2%下がりそうです。困ったことに、これはデフレを助長します。一方で、政府はデフレ対策をおこなっており、矛盾した結果になっています。どうも最近の政府はますます信用できないという評判は本当のようです。