「院長室からの長いつぶやき」は、私の日常生活や仕事に関すること、社会で起きたこと、医療・介護に関すること、パソコンとくにMacについて書いたものです。「つぶやき」にしては長いので、日記と思っていただいても結構です。内容はあくまでも個人的な意見ですが、医師、かごしまマックユーザーグループ会員としての立場もありますので、ご意見ご感想は直接院長宛にメールしてください。<こちらにメールください>
2003年1月4日、医療法人明輝会内村内科 院長 川上秀一
・7月31日(木曜日)外はとても暑いです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
昨日作った『LiFE
with PhotoCinemaでみる明輝会』の音楽選びには難航しました。当初、お気に入りのCDをパソコンに取り込んでMP3変換して編集していたのですが、音楽の著作権に触れるということで、著作権上ホームページ公開が許されているMIDIに急きょ編集し直してアップし直しました。ですから、中には2種類のPhotoCinemaをみられた方がいらっしゃると思います。次は、内村内科の病棟で頑張るスタッフの姿をPhotoCinemaで公開したいと思います。
今日から昼休みに「KYORIN-Symposia」という杏林製薬が毎月届けてくださるCDを聞いて、要点をサーバーに残しておこうと思いつき、早速実践したのですが、15分間しないうちに眠くなってしまいました。一方的に受ける情報は退屈です。自分が働きかけないと眠くなります。だから講演会とか講義とか眠くなるんです。少しだけ要点がメモに残っていたので、それを自分の頭と院長室のサーバーに記憶させました。
・7月30日(水曜日)つぶやきボタンの下に新たに『LiFE
with PhotoCinemaでみる明輝会』というボタンを作りました。中に入って内村内科の訪問診療に関わるスタッフの姿をPhotoCinemaでみてください。これは5月10日のつぶやきで表明したことをやっと実現です。きょうはこれ以上申し上げません。とにかくご覧ください。
・7月29日(火曜日)私宛に電子メールで鶴書院から
「社会への処方箋」という体裁で本を出版されては如何でしょうかという自費出版のお誘いがありました。以下転写です。「先生は、診察・診療・治療という形で、日々患者さんたちと接していらっしゃって、病を通じて現代人や社会・世界の病理により鋭敏であろうと想像致します。先生にとって、現代の日本社会やそこに生きるわたしたち日本人はどの様に見えますでしょうか。ーー中略ーーこのような現代の我々が突きつけられているテーマを、医学者という立場から一冊の書物にまとめて、世の中に問題提起をしてみてはいかがでしょうか。それは現代に生きる我々とこれからを担う幼児や青少年(その両親を中心とした家族)にとって貴重なヒントになると思えるのです。ぜひ、検討してみてください。」
とても医学者という立場で、「社会への処方箋」という重たいメッセージは書けません。私は老人との接触は多いですが、若い人や子供との接触はそう多くありません。ましてや、昨今の猟奇とも言える事件について深い考察を試みたことはありません。あくまでも無責任なつぶやきを毎日せっせっと書いているだけです。
・7月28日(月曜日)みなさん、上の看板が変わったのにお気づきですか。エントリーが少ないので、賞金金額を5000円アップしました。2等賞と3等賞をやめて、特別賞として現金を1万円、1等賞は図書券5000円に変更させていただきました。現在のところ、エントリーされている方は8人です。どしどし掲示板に参加の意思を書き込んでください。
日曜日は3人の訪問診療でしたが、早く済ませて(それでも1時間30分かかりました)、鯉のぼりの日干しをしました。鯉のぼりは雨に打たれ、陽にさらされても色あせしません。カビも生えません。強いものです。来年まで休んでくださいと言いながら1匹ずつ丁寧にたたんで箱に入れました。
それから芝の刈り込みをしました。午後の日差しの下でしたから、芝は程よく乾燥していて、刈り込みやすい状態です。早朝は朝露に濡れて、芝刈り機が芝を巻き込んでよく切れません。乾燥した芝はサクサク切れます。気持ち良いほど切れます。ある程度刈り込んでいくと、汗をいっぱいかいて、頭がボーとしてきます。体を休める意味もあり、水分補給をして、杉の手入れをすることにしました。
高原の庭に芽をだした杉が写真のように大きくなりました。今年の2月25日のつぶやきでも写真を掲載させてもらいましたが、このときと比べると本当に大きくなったものです。杉は成長が早いので戦後植林が盛んにおこなわれましたが、木材価格の下落と花粉症の原因として有名になって今では人気がありません。
個人的なことですが、杉というと、「スギの子」という歌を思い出します。 「これこれスギの子、起きなさい。お日さま○○声かけた〜あ〜。♪♪声かけた〜あ〜。♪♪」鹿児島市立八幡小学生4年のときの担任の先生が教えてくれたのですが、この女の先生は途中で辞職され、鎌倉に行ってしまいました。最後のお別れの時に「スギの子」をみんなで泣きながら歌ったのを覚えています。子供心に先生に裏切られた悲しいという感情でいっぱいでしたが、今思うと先生は幸せになるために鎌倉に行かれたのだろうなあと懐かしく想います。
・7月26日(土曜日)週末はマックな話題を書きたいなあと思っているので、少しばかり書かせてもらいます。
最近、PowerMacG5をパソコンミスミに1台注文しましたが、鹿児島県で一番ですよと言われました。一番がいい。この満足感のため、私はこれまで新製品情報を毎日チェックしています。
フラットバネルのiMacが発表になったときは、すぐに3台注文しました。このときはパソコンミスミさんもあわてたらしく、まちがって展示用のiMacを一台届けてくださって、このときは販売店よりも早く、もちろん鹿児島県で一番でした。
これよりもさかのぼる初代ボンダイブルーiMacはきっと宮崎県で一番だったと自負しています。当時は宮崎県に住んでいましたが、ちょうど羽田空港内でiMacの展示があって、即購入しました。病院に出入りするMRさんが、「iMacというファッショナブルなパソコンが発売になりましたが、ご存知ですか。」と聞かれたそのときに、宅急便で初代ボンダイブルーiMacが届き、MRさんといっしょに開けたのを覚えています。
昨日は、tokuさんが、『アクセスカウンター10000回イベント』を『かごしまMac事情』で取り上げてくださり、一日で120人のアクセスがありました。この場を借りてtokuさんにはお礼申し上げます。下が、その記事です。
・7月25日(金曜日)今日は比較的ゆっくりした一日でした。こういう日は、早くから病棟の患者さんをみれます。そして、書類がさばけます。今、特定疾患治療意見書が6人分きています。内容の濃い書類なので、本を調べたり、患者さんを診察したり、看護師さんに聞いたり、家族に聞いたりして項目を埋めています。
今夜は、ビアパーティーです。きょうのつぶやきはこれぐらいにします。
そういえば、私の師匠のtokuさんからメールがきて、『アクセスカウンター10000回イベント』を『かごしまMac事情』で取り上げましょうかと言ってました。うれしいメールです。エントリーが少ないので、みなさん遠慮なく掲示板に「エントリーします」だけ書いてエントリーしてくださ〜い。ハンドルネームでエントリーすれば、だれだかわかりませんから。
・7月24日(木曜日)久しぶりに訪問診療が時間オーバーして5時過ぎに終わりました。ふつう決められた2時から4時の訪問診療時間内に終わるのですが、往診の追加があったためと、患者さん宅で薬の説明に時間がかかるからです。
それにしても今日は充実した日でした。胃瘻もつくったし、胃瘻部の肉芽処置もしました。夕方は病棟の患者さんに急に全身チアノーゼが出て、看護師一同あわてていました。急いで患者さんのもとに駆けつけると、確かに全身チアノーゼが出ていますが、悪寒戦慄があります。これが原因だなと思いました。気管内挿管の準備がしてありましたが、酸素投与で様子をみることにしました。
今日は何もないだろうと思い、自宅に帰って夕食を摂り、風呂に入っていると、往診の依頼が2件ありました。いや〜、今日は充実しているとつぶやきながら往診に出かけました。
明日の夜は、明輝会のビアパーティーがあります。ビールが思う存分飲める日です。楽しみです。
・7月23日(水曜日)高脂血症の代表的な治療薬であるメバロチン(三共株式会社)の後発品が次々に発売になります。これに呼応するかのように「患者さんの望む医薬品調査、高脂血症患者調査レポート2003年」なるDMが送られてきました。
そのデータをみると、後発品を処方されたら転院を考えるという患者さんが13.8%というのがありました。これには、少し驚きました。ジェネリック医薬品いわゆるゾロ薬を処方されたと知ったら1割強の患者さんが次から来なくなるということを表しています。回答者は507人と多くはありませんが、なかなか面白いデータです。1年前にも同じ調査が行われていて、後発品の認知度が15.4%から35.1%に上がっています。しかし、後発品に対するイメージは安心できないとか、品質が悪いとか、あがっています。医療機関にとってのメリットは、処方箋に後発品が含まれると20円処方箋料が入るということです。4人に3人以上の患者さんが後発品に不安を持っているということですから、後発品の導入は予想以上に慎重にしないといけないと考え直しています。
本日、内村内科で最高齢のおばあちゃんが絶好調で、私と外来でおしゃべりしました。105才です。みんなが拍手したら、笑って自分でも拍手していました。かわいいおばあちゃんです。今でも自分で箸を使って食べます。まだまだ長生きしそうです。
・7月22日(火曜日)連休明けの病院は忙しいものです。それは、休み明けで外来患者さんが多い、病棟の指示が溜まっている、連休中に悪くなった病棟や在宅の患者さんが診察を希望している、などなどの理由です。しかし、自分の体は鈍って動きが悪い、気分はホリデーを引きずっている、などの理由から連休明けの日の夕方になると、すっかり疲れて帰宅を急ぎたくなります。
きょうは内村内科では消防訓練がありました。職員全員が本番さながらの緊張感?で入院患者さんを運んだり、デイケアの利用者の方々を避難場所に誘導したりしました。
最後は消火器を使って燃え盛る炎を消す実演です。あたりにはもうもうと煙が充満し、とても息ができるような空気ではありません。それにしても外での実演は暑い〜。
鹿児島地方は梅雨明け宣言が出ました。これから熱中症の季節です。水分摂取の少ない老人が脱水症を起こしやすいのです。暑い夏をバテないように乗りきりたいと思いますが、すでに少しバテています。何だか今日の文はまとまりがなく、おかしいです。
・7月21日(月曜日)海の日の休日(特別レポート)。ビデオ電話に成功しました。自宅から実家の父を相手に顔を見ながらおしゃべりができました。父はeMacにiSightを付けて、私がiMacにビクターの家庭用DVを接続して、どちらもADSL環境です。75才の父にパソコンの設定を電話で教えて、何とか繋がりました。白髪のおじいちゃんが私の父で、私はこの画面を見ています。画面右下には相手が見ている画面、つまり自分が写っています。自宅と実家はおよそ10kmはなれていますが、画面はきれいで動きがスムーズです。もちろん音も聞こえます。次は、東京に住む妹とビデオ電話をしてみたいです。電話と書きましたが、正確にはインターネットです。電話代は一円もかかりません。
さて、土曜日の マックユーザーの焼酎懇親会はとても楽しいでした。昼の部についての報告は、かごしまMUGに掲載されています。じゃんけん大会でiPodなど当たるコーナーがありましたが、かすりもしませんでした。会場にはG5が置いてありましたが、でかいというのが第一印象です。しかし、とてもエレガントです。貴婦人を見ている感じです。しかし、しかしです。とても速い。180ページあるWordのファイルを立ち上げるのにたった1秒です。
私が毎日みている『MACお宝鑑定団』のDANBOさんに会うことができました。名刺をいただきました。MacTreeの須藤さんとも挨拶を交わしました。そしてアップルジャパンの広報部長の竹林さんには電子カルテなどをネタに医療の分野にも力を入れて下さいと直接お願いしました。また、アップル社のDaveさんは焼酎をロックでぐいぐい飲んでいましたが、案の定トイレでお会いしたときは苦しみから開放されたあとでした。
・7月18日(金曜日)きょうは私の45回目の誕生日です。誕生日だからといって特別な思いはありませんが、健康に留意してがんばろうというのが正直な気持ちです。
さて、聖路加タワーに行ったことを昨日書きましたが、昨日の写真がそれを下から見上げたものです。今日の写真はタワービルの玄関です。
聖路加=St.Luke(ルカ)のことです。聖路加国際病院は、十字架のある古いりっぱな病院で、となりに聖路加看護大学があります。道路を挟んで向かい側に聖路加タワーがあります。2つのビルは下の写真ですが、渡り廊下で繋がっています。ここらは緑が多く静かで、病院や大学にとってはとてもいい環境です。
聖路加国際病院というと日野原先生が有名ですが、きのうのセミナーで話題に出ることはたびたびでしたが、実際のお姿を見ることはできませんでした。日野原先生は93才の現役医師で、理事長職に就いておられます。
少し、話題を変えましょう。明日は、待ちに待ったApple
User Group Meeting in Kagoshima July 2003があります。 夜は焼酎懇親会があります。初めての人と焼酎を飲み交わす体験は今までありません。まさしく未知との遭遇って感じでワクワクしています。多分、明日はつぶやきを書く時間がないと思いますが、連休中に何かアップしますので、乞うご期待。楽しい連休をお過ごしください。
・7月17日(木曜日)朝、2番目の東京行きの飛行機に乗り、まず、千代田区神田司町にあるMedi
Plazaに電子カルテを見に行ってきました。これについての詳細は後日ご報告したいと思います。
築地で昼食を摂り、もうひとつの目的である聖路加タワー47階で開催されるヘルスケアフォーラムに参加してきました。どんなフォーラムか、とくに雰囲気を知るためです。なにせ、11月のフォーラムでは私が講師を務めることが決まっているからです。かなり活発な意見交換のあるフォーラムでした。それにしても47階から東京の大都会を360°見渡せるパノラマはすばらしい。ここに座っているだけで、日本全体のことが見えるように錯覚した私はおかしいのだろうかと思いました。
最終便の飛行機に乗り、自宅に着いたのは夜10時でした。実は、前日の夜、訪問診療した患者さんのことで真夜中の12時に帰ってきたのですが、そのあと、1時30分、4時と電話が鳴り、結局眠れず、5時30分過ぎには起きました。それで睡眠不足で、きょうの東京日帰りは本当にしんどいでした。
・7月16日(水曜日)イラストレーターの大寺聡さんからDMが20枚郵送されてきました。以前、大寺さんの個展を見に行ったのが縁です。とてもすてきなDMです。右の写真がそれです。すべてマックで作製したものです。その作製過程を見たことがありますが、神業です。このDMは、内村内科の外来に置いてありますので、手に取って見て下さい。欲しい方はもらっていいですよ。
きょう、内村内科はADSLの工事をしました。いよいよナローバンドにお別れして、ブロードバンド環境になります。私の家はすでにADSL環境ですが、ISDN環境に比べて10倍以上通信が速くなったようです。絶対、ブロードバンドです。仕事の能率も上がりますし、時間が有効に使えます。そして、病院と自宅とのiChatAVも実現しそうです。これについては、近日中に報告します。着々と、内村内科のIT環境は整備されてきました。
明日は、聖路加病院でのセミナー参加と電子カルテ展の見学に東京に行く予定です。これについては、すぐにご報告したいと思います。
それから大切なことを忘れていました。私の先輩の弘野修一先生が宮崎医科大学第二内科講師を辞められて、宮崎市内で開業されたのですが、最近、自作のホームページを作られたとか、お互いにリンクを張りましたので、ご覧ください。
ひろのクリニックのホームページのリンクをみると、私のことを〔 鹿児島で地域医療に頑張っている川上先生、「つぶやき」は必読
〕 と紹介してありました。弘野先生、過分のご紹介ありがとうございます。
・7月15日(火曜日)昨日はホームページを公開してちょうど1年目でした。『つぶやき』を1年間書き続けました。とても楽しい作業でした。情報を発信することの楽しさと同時に緊張感・責任を覚えました。2年目、これからは『つぶやき』以外のサイトにも目をやり、全国に情報を発信する楽しいホームページにしたいと思います。
当ホームページは、私が偶然にみつけた『かごしまMac事情』というホームページの運営者が『tokuさん』という、内村内科の近くに住む方に依頼してできあがりました。tokuさんは私と同世代の人ですが、バリバリのマック伝道者です。現在は、かごしまマックユーザーグループの主宰者を務めておられます。tokuさんのホームページには、tokuさんが1982年にアメリカで購入した『Apple
II』の写真と解説がなされています。そんな昔からのマックユーザーと知り合えて私はとても光栄です。ちなみに、私が、マックに初めて出会ったのは、1988年ごろです。NECのPC9800を使っていた私は、Macintosh
IIciを見て、激しい衝撃を受けました。まさしくマックは高級品でした。当初1台100万円以上していました。
『院長あいさつ』を書き換えてみました。ご一読ください。
・7月14日(月曜日)我ながら派手な看板を作ったものだと感心しています。アクセスカウンターが10000回を達成するはずという強気のイベントです。総額1万円。早速、何人かの人がエントリーされていますが、今のところ競争倍率なしです。少なくとも10人以上、できれば50人(無理かなあ)。掲示板にエントリーすることをためらわないでください。実名は明かさないで、ハンドルネームでよいのです。そして、後から答えていただく問題は私のつぶやきを読んでおられる方ならば満点です。どうぞ、よろしくお願いします。
さて、土曜日の午後、久しぶりに芝刈りをしました。今回は手動式芝刈り機を使ってみました。以前、電動式芝刈り機の紹介をしたので、何でまた手動式なんやと疑問に思われる方がいるでしょう。手動式は早朝まだ多くの人が寝ている時間に使うためにわざわざ買ったのです。
びっくりしました。手動式の方が切れ味がとてもいいのです。ですから仕事効率がよい。気持ち良く切れて、ほんとに楽しいです。手動式は電動式の5〜6分の1の値段でした。手動式は、筋肉を使うので、30分もすると汗をいっぱいかいてしまいます。しかし、とてもいい運動です。
梅雨の間に、伸びきった雑草を抜き、芝の高さを均一にするにはあと数回手入れをしないといけません。しばらく休みのときは芝刈りをします。作業が終わったら、写真をアップします。本来、庭いじりは毎日こつこつとすべきなんですよね。
・7月12日(土曜日)まずは、ウィンドウズユーザーの方で10日発表のセキュリティー対策をされていない場合は急いで修正バッチをあててください。10日のマイクロソフト社の発表によると、Windows98以降の全ウィンドウズOSとそのサーバーOSに欠陥がみつかったそうです。深刻度は4段階のうち最も危険な「緊急」
で、最悪の場合パソコン内のデータがインターネットを介してすべて流失し、消滅するそうです。
さて、昨夜は 鹿児島老年期痴呆懇話会に行く予定でしたが、娘が講演会に連れてってと言うので、目的を変えてパソコンミスミにiSightを買いに行くことにしました。予約しておいた病院用が2つ、両親にプレゼント用にさらに1つ買いました。早速、自宅内でビデオチャットを試してみました。いとも簡単にできてしました。次は、遠隔地とのビデオチャットに挑戦です。なにせ通信料金はタダですから、つなぎ放題です。ちょっと革命的?
写真は、アップルのiCardです。ちょっと意味あり気です。
・7月11日(金曜日)暑い暑いといいながら訪問診療しています。外気温は35度前後、独居老人の家はエアコンを使っているところは少なく、ホッと安堵することはなかなかありません。訪問診療を終えて、戻った往診車の中はさらに熱くなっています。エンジンをかけたままにしてエアコン効かせておくのもいいように思いますが、近所への騒音や車を無人にして離れることにためらっています。
こんな暑い日に、患者さんから労いの言葉をもらったり、ときには清涼飲料水をいただくことがありますが、こういうときはフッと疲れがとれます。これから二三ヶ月暑い日が続きますが、熱中症にならないように訪問診療しましょう。それにしても暑い。今夜は、鹿児島老年期痴呆懇話会で「脳がどうして壊れていくの?」という講演会があるのでこれから行きます。
・7月10日(木曜日)長崎の4才児殺害事件の犯人は12才児とわかり本当にびっくりです。しかも性格のおとなしい、頭のいい子供だったらしい。夕べずっとテレビ報道をみていて、12才の子供が自分の欲求で行動し犯してしまった罪は計り知れないほど大きいと思いました。12才の子供とはいえ、精神未発達な人間のあわれな行為という同情できない犯罪行為です。
当ホームページの掲示板に書き込まれたNo26の内容も卑劣で、あわれな行為です。事務局長に言いたいことがあれば、直接会って話せばいいのに、自分の名前を隠して、脅し文句を述べる。実に陰湿で、女々しい行為です。
私は、自分の意見を述べるときは、正々堂々と相手の目をみて言うものと思っています。そうでない場合は意義ある意見ではないとみなします。したがって、No26に出てくる『知り合い』は泣き言を言っているだけです。No26を書いた『名無し』さんによると、『怒るとやっかいなことを起こす知り合い』が私の職場にいるということですが、そんな人とはチームワークできません。早く名前を公表して謝罪するか、辞めてもらいたいものです。今回の件については、とても憤慨しています。
・7月9日(水曜日)お知らせのコーナーにも出しましたが、週刊朝日の最新号(7/18号)に日本肝臓学会専門医特集が組まれていて、肝臓専門医がいる「病院」「クリニック」という広告タイトルで内村内科が小さく出ています。
本文は、肝臓専門医のこと、肝臓病とくにウイルス肝炎のこと、最後は河野洋平氏親子の生体肝移植手術まで書かれています。一般の方はこの特集を読まれて、どのような印象を持たれるのか、よくわかりませんが、私は、特集の趣旨がよくみえないと思いました。期待以下の内容と思いました。肝臓学会と肝臓専門医だけに的を絞って記事が書かれていたらよかったと思います。しかし、それでは一般人に受けないのでしょう。やはり、肝臓の知識や肝臓病の恐ろしさを書かないといけないのでしょう。
下の図は、日本肝臓学会の
ホームページに出ている鹿児島市の肝臓専門医のリストです。しかし、これらの先生方以外にも肝臓に詳しい先生方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。あくまでも参考に!
・7月8日(火曜日)皆さま、昨日のつぶやきが書いてないので多くの方がどうしたのだろうと思われたことでしょう。これから、じっくり説明します。(長文です)
実は、土曜日の深夜からお腹がゴロゴロして寝苦しく、日曜日の明け方にトイレに行ったら、腹痛もないのに、大量の下血をしてしまいました。土曜日は親戚の結婚式に出席するために宮崎市のシェラトンホテルに泊まっていました。ホテルのトイレで突然の下血です。
「しまった。ポリペク(ポリープ切除) 後、2日しか経っていないのに、韓国料理を食べて生ビールを飲んだバチだ。」と思いました。すぐにトイレの鏡を見て、眼瞼結膜に貧血がないことと脈が普段と変わらないことを確認して寝ました。翌朝、また、下血がありました。溜まったものが今出てくるのだろうと思い、日曜日の夕方、鹿児島の自宅に帰りました。自宅に帰ってからも下血が続きます。しかし、少し凝固した感じだし、量的にも減ってきているので、明日友人に電話相談すればいいだろうと思いつつも、心配になり、妻に相談し、止血剤入りの点滴をすることにしました。妻が「私が点滴をしてあげる。病院からアドナとトランサミンを持ってくるから。」いつの間にやら、妻が主治医になって指示しています。私が不安な顔をしていると、「点滴するのは何年かぶりだけど、それまで毎日100人採血したり、注射したりしたから大丈夫。」と言いながら、子供と病院に行ってしまいました。数年ぶりの注射は難なく終わり、寝ました。
その日の深夜も明け方にも下血しました。しかし、かなり凝血しているので、現在出血はないと判断したのですが、貧血の検査結果をみると、どうやら400〜500mlの出血があったようです。ヘマトクリット値がちょうど30%です。外来患者さんの診察をしていくうちに段々と集中力がなくなっていくのが自覚されました。昼前にポリペクをしてくれた友人に電話すると、もう一度診た方がいいというので、午後から出かけることにしました。
病院に着き、受け付けを済ますと、浣腸の指示が出ました。何とよく知っている看護師さんが私の浣腸の担当になりました。「え〜。あ〜恥ずかしい。」お互いに叫んでしまいました。とても恥ずかしかったのですが、その時、私は患者さんとしてお願いしました。前処置は浣腸だけで、大腸ファイバースコピーが私の肛門から中へ入ってきます。妻も一緒にディスプレイを見ています。「残便があるねえ。」なんて言われ、「ちょっとお腹が張るよ。」と言われ、実はとても痛かったのです。そうこうするうちにポリペクした部分が見えてきました。露出血管が見えます。もう血は出ていませんが、何かをきっかけに出血する可能性があるので、さらにクリップを4つかけてもらいました。これで安心。治療代は約13000円。前回が約29000円。今回のポリペクは高くつきました。とても貴重な体験をしました。最後に今回のことで体重が研修医時代の体重に戻りました。Physician,
heal thyself.(医者の不養生)
・7月4日(金曜日)きのうは、某病院の友人にエコー、胃カメラ、大腸ファーバースコピーをしてもらいました。まず、簡単な問診が済むなり、ニフレックという下剤を飲むという大仕事の始まりです。2時間かけて2リットルのニフレックを飲むわけですが、これが実にまずい。お口直しにと氷砂糖が3つ用意されていますが、足りません。最初の1時間のうちに1リットル飲み終えるように看護師さんから説明を受けていたのですが、体が受け付けません。飲もうとすると吐きそうになりながらもキバッテ(がんばって)少しずつ飲みましたが、「ペースが遅いですよ。がんばってください。」と看護師さんに促されました。
それにしても、効きますよ。ニフレックは、2リットル飲み終える頃は、私の腸管はすっかりきれいになりました。トイレは5つあって、ニフレックを飲んでいる患者さんが8人でした。トイレは大忙しです。4回目に
看護師さんに「OKです。」といわれて、ホッとしました。ちなみに今日の担当看護師さんは、男性看護師さんでした。
「今日こそは最後まで意識をしっかり持たせて検査を受ける患者さんの気持ちをわかろう」と検査に呼ばれるのを待っていました。(注:昨年も同じ検査を受けましたが、セルシンを打たれてから記憶を失ってしまいました)。「川上さん、エコーしましょう。」とうとう呼ばれました。エコーは技師さんがやります。「少し脂肪肝がありますが、他には何も異常ないようです。」と言われ、ホッとしました。次に胃カメラの準備です。看護師さんがニコニコして対応してくれます。ブスコパンを筋注してもらって、さあセルシンです。「川上さん、眠くなる注射をしますから、横になってください。打ちますよ〜。深呼吸してください。」だいたいここまでは記憶しています。今年もダメだったようです。
「小さなポリープがあるねえ。どうする?」友人が私に聞きます。何と、いつのまにか大腸検査になっているではありませんか。「大きさどれくらい?」と聞いて、「もう、取ってください」と答えたのは覚えています。何回かお腹がつっぱって痛いなあと感じて終了しました。隣の部屋に休んで、止血薬の入った点滴をしました。最後に検査結果の説明を聞いて帰りました。もちろんくるまの運転はしません。
家に帰ってからも何だか眠たくて、たぶん8時すぎには寝たんではないでしょうか。よく記憶していません。そういうわけで、つぶやきを更新できませんでした。すみませんでした。実はあすもつぶやきを休ませてください。次の更新は月曜日になります。
お知らせです。一児のママちゃんからリクエストのあったベビーベッドを外来待ち合い所に置きました。 上の写真がそれです。
・7月2日(水曜日)アクセスカウンターを見ると、いつの間にやら1万回が目前です。1万回達成記念として何かするという約束をしたと思いますので、5000回達成記念と同様に、自腹の1万円を賞金総額にした1万回達成記念イベントを行おうと思います。
今回は、前回とルールを少し変えます。折角掲示板がありますのでこれを利用します。 まず、掲示板に実名かハンドルネーム(ペンネーム)でエントリーしてください。ここからが大事です。あなたは、当選した場合、賞金(現金)がほしいですか、図書券がほしいですか、商品券がほしいですか、それともその他のものがほしいですか、希望を明記してください。もう一つ、前回は当選者は3人でしたが、今回は1人、2人、3人、それ以上、のどれが適当と思いますか。この2点を掲示板に書いてください。
くりかえしますが、掲示板に書き込んだ方のみ回答権があります。アクセスカウンター1万回に達した時点で簡単な問題を10題出しますから、回答権のある人はメールで回答を送ってください。全問正解者から当選者を決めたいと思います。
尚、エントリーは、今からスタートします。そしてアクセスカウンター1万回に達した時点で締め切らせていただきます。以上、ルールの説明をしましたが、不明の点は掲示板やメールでください。
明日は、自分の体のチェックのために某病院を受診します。したがってつぶやきは夕方以降となります。
・7月1日(火曜日)グループホームが3つできました。これでグループホームの定員が27名になりました。そのささやかなるお祝いを昨夜新舎でおこないました。スタッフには若い人が多く、これからの展開が楽しみです。そして、ほろ酔い気分でタクシーを待っていると、携帯電話が鳴り、病棟から呼び出されてしまいました。患者さんの気道が閉塞しかかっており、気管内挿管をしました。夕方診察したときは挿管するほどはないと判断したのですが(-_-;)。
一夜明けて、5時ごろ起床し、アップルのサイトをみていました。アップルユーザーグループミーティング
in 鹿児島の事前登録をするためです。なにせ定員100名ですから、しかし、まだ受け付けがなされていませんでした。がっくりして段ボールをゴミ出し用にまとめる作業をしていると、携帯電話が鳴りました。「病棟からかな」と思って、電話にでると、訪問診療の依頼でした。呼吸が苦しいということでしたから、すぐに行くことにしました。患者さんの自宅に行く途中、看護師から「試されてるんですよ」と聞かされました。つまり、時間外にすぐに来てくれないならば、他の病院に変わるということらしいです。結局、患者さんはいつもと変わりはなく、人工呼吸器をきちんと使うように指導して帰ってきました。
病院も あわただしいだろうと予感して、外来診察を始めましたが、きょうは患者さんの数が少ないようです。天候のせいもあるでしょうが(T.T)。まだまだとりとめのない文章が続きそうなので終わります。
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