院長室からの長いつぶやき(2002年7月14日〜)


 

「院長室からの長いつぶやき」は、私の日常生活と仕事に関すること、社会で起きたこと、医療・介護に関すること、パソコンとくにMacについて書いたものです。「つぶやき」にしては長いので、日記と思っていただいても結構です。内容は個人的な意見で少し偏った見方もありますが、医師、かごしまマックユーザーグループ会員としての立場を常に自覚して書いています。あなたのご意見・ご批判・ご感想は直接私宛にメールしてください。<こちらにです
 2003年1月4日、医療法人明輝会内村内科 院長 川上秀一
 

■11月29日(土曜日)きょうは日本第1号のアップルストアについてつぶやくのだと以前から決めていました。明日11月30日はアップルスタイルの店が東京銀座にオープンします。うれしくて、私は今月上京したときに銀座に行き、そのストアの前に立ったのですが、まだ工事中で何の報告もしませんでした。完成した建物は写真のように大きなアップルのロゴマークが目印のストアです。ストアの中には全面ガラス張りのエレベーターがあるそうです。乗ってみたいです。アメリカのストアにはガラスの階段があるので、日本でもガラスの階段かと思われていましたが、5階建てのためエレベーターになりました。
 このオープンに合わせて、アップルのCEOのスティーブ・ジョブズ氏が来日しています。彼のコメントは、「景気が後退して来たこの3年間に、利益を計上しているパソコンメーカーはデルとアップルだけだ。デルはボリュームリーダー、アップルはイノベーションリーダーとして存在している。そして、われわれの最大の強みはハード、ソフトの双方を作る最後の会社であることだ」と語ったと報道されています。
 日本におけるマックユーザーの約80%は東京と大阪の大都市圏に住んでおり、地方ではマックという存在さえ知らない人がいっぱいいます。意外に10代20代の若い世代に多く、パソコン=ウィンドウズと思っています。 アイコンを見てパソコンを 使いやすくしたのが、アップル(マック)であって、それをまねて広く普及させたのが、ビル・ゲイツ のウィンドウズという歴史的な事実があります。

■11月28日(金曜日)風邪はなんとか治りましたが、また古傷が痛くなりました。あの足指の割れた爪に物が落ちてきて再度割れました。とっても痛いです。写真掲載のリクエストがあったのを思い出し、血が止まってから、デジカメで撮りました。見苦しい写真ですが、(妻の大反対を押し切って)載せます。それにしても汚い写真ですみません。気分が悪くなった方がおられたらすみません。許してください。

 月末は、在宅が少なくなるので、私は書類作成や病棟の回診がゆとりの気持ちを持ってできました。それにしても、もうすぐ師走だというのに暑い日?が続きます。職員の多くがまだ半袖で働いています。季節のメリハリがないのは、どうも私は苦手です。外来のスタッフは、来月の訪問診療を印刷したカレンダー配りに東奔西走しています。みんなよく頑張ってくれています。

■11月27日(木曜日)もうすぐ12月だというのに南の海には大型台風があって北上しています。へンですね〜。12月だというのに台風なんて!きょうは一日中雨でした。冷たい雨です。おかげで自分の風邪が少し悪くなってきたので、葛根湯やPL顆粒を飲んでしのぎました。風邪のときは眠たいものです。こうしてつぶやきを書きながら、もう布団にもぐろうかなと考えています。

 自宅にクリスマスツリーを出しました。上の子が生まれた年のクリスマスに宮崎県の高原町で買ったものです。当時はまだデフレ気配がなく、こんなものでも結構な値段がしました。今は量販店に行けば、安くでいろんなバリエーションで買うことができます。

 去年のつぶやきでも紹介したと思いますが、高原町立病院では入院患者さんを喜ばせるために職員一同協力して、サンタのおじさんに変装した主治医からプレゼントを渡しました。希望の少ない、退屈な入院生活のひと時の喜びなのでしょう。泣いて喜んでくださる患者さんがいっぱいいたことを今でもよく記憶しています。

■11月26日(水曜日)空気が乾燥しているためか、今朝から喉が痛いのです。外来患者さんとお話しするたびにますますひどくなりました。昼食をとって、ダンリッチと抗生物質をのみました。夕方になってもあまり改善していません。

 ところで、このダンリッチという内服薬は来月ごろから販売中止になるくすりです。私が研修医のころは、かぜには、PL顆粒かダンリッチを処方すると覚えたものですが、最近は処方する機会がグッと減っているように思います。先日、ダンリッチを販売しているメーカーに「最近、ダンリッチは使われなくなって、販売中止になっても、あまり影響ないでしょう。」と訊いたところ「そんなことはありません」というお答えでした。今回、長年にわたって販売され、多くの人に飲まれてきたダンリッチがどういうわけで販売中止になったか、一つには、ダンリッチが米国を中心に若い女性がやせ薬として多量に飲んで脳出血をおこしたり、あるいは、高血圧症の合併症があった場合、脳出血をおこす例があるという理由だと思います。

 もう一つ大切なことは、一般大衆薬の多くにダンリッチと同じ主成分である塩酸フェニルプロパノールアミンが含まれていることです。一般大衆薬にどのような対応策がなされているのか詳しく知りませんが、一定の警告が出されたことは確かなようです。

 こうしてつぶやきを書いていると、少しずつ体調がよくなってきました。今夜はゆっくりとすることにします。

■11月25日(火曜日)連休は天気にも恵まれ、いろんなことができました。まず、自宅庭の手入れをしてチューリップの球根を30個植え、花屋さんから買ってきた草木の苗を数本植えました。冬の前にしては雑草があちこちに伸びていたので抜き取りました。また、明輝会の新聞部に法人新聞の新年号の原稿を頼まれていたので、600字程度の挨拶文を書きました。そして家族と秀景荘に行ってゆっくり温泉に浸かれたことは幸せでした。

 連休明けの病院は忙し過ぎもせず、かといって暇でもなく、適当に緊張感がありました。しかし、連休中に入院患者さんや在宅患者さん、ろうけん青空の入所者の急変があってみんなで5人が他病院に転院になりました。そういえば、日曜日の朝6時に久しぶりに私も救急車に乗って患者さんを搬送しました。患者さんを無事送り届けると、ホッとした気持ちになりましたが、いつまでもなにが起こったのだろう、どうして急変したんだろうという疑問が解決されずに帰宅することでした。

 在宅医療は究極の医療ではないのかと思うこのごろです。それは医療行為をおこなう場が患者さんの家、つまり、医療器具のない場所において、患者さんの時間を大切に患者さんのペースでおこなわれる医療だからです。きょう訪問診療しながらつくづくそんなことを考えました。

■11月22日(土曜日)きょうは、いいふうふ(1122)の日です。ちょうど1週間前にKAGOMUG定例会があり、その時のレポートがインターネット上に公開されています。わたしとTOMさんが写っています。今回はデカデカと掲載されてしまいました。

 だいぶ寒くなってきました。今度はこのまま本格的な冬に突入していくでしょう。そしてインフルエンザウイルスが活動し始め、流行のシーズンがやってきます。インフルエンザ予防接種を済ませていない方は早く打ってください。今年も明輝会職員に対して予防接種を呼びかけましたが、接種率が低いようです。みなさん、自分はインフルエンザにはかからないという自信があるからでしょうか。諸外国からは日本の予防接種の接種率の極端な低さは危機管理のなさと映るようです。今年はSARSという見えない判らない怖い感染症が日本に流行するかもしれないといわれているのに!私は、小学生のときにインフルエンザにかかって大変きつかった記憶があります。それは1968年の香港かぜの大流行だったと思います。

 さて、連休が始まります。そろそろ今年やり残したことを片づけたり、来年に向けて動き出したり、そんな気持ちになるころです。みなさんも有意義な連休をお過ごし下さい。

■11月21日(金曜日)少し肌寒くなり、やっと冬が近づいているなあと感じられますと、書いていると「テレビでは東京はホントに暖かいです。」とアナウンサーが言っています。日本の気候はどうなっているのやら。

 さて、きのうGoogle検索で自分の名前を打ち込んだら、「1から教えます男女交際の仕方」というサイトが出てきました。何で自分の名前から男女交際のサイトが出てくるのだろう?と疑問に思いながら、そのサイトを閲覧しました。なかなか為になりそうで、面白い内容です。基本的な事柄〜フムフム、攻撃マニュアルー会話編〜実に為になりました、続いてデート編・キス編と続きます。そして攻撃開始です。ここまで読んで、恋愛って戦争と同じだったのかと、あまりにおとなしかった我が青春を振り返ってしまいました。途中商品がやたらと出てきてこれを売るのが目的のようですが、最後は、「勇気ある退却に進む」というサイトでしめくくられています。やはりここでも戦いという言葉が使ってあり、男女交際は戦いであるというのが、このサイトの基本的なスタンスのようです。

 今夜は、「胸部レントゲン写真の読み方」という講義を聞きに行ってきます。

■11月20日(木曜日)11月も下旬になるのに生暖かい日々が続いています。車の中ではクーラーをかけたりします。

 さて、みなさんは、インターネットショッピングしたことありますか。私は今までにかなりの買い物をしました。もちろん個人情報を守ることが一番大切ですから慎重にやっています。でも、インターネットショッピングはとても楽しいし、簡単だし、意外とアフターサービスもよいのです。私がこれまで買ったものは、パソコン・ディスプレイ・デジタルビデオ・デジタルカメラ・パソコンのメモリー・パソコンのソフト・花などです。トラブルを起こさないコツは信用できる店を決めて馴染みになることです。私は、アップルストアアマゾンマックメムの3つだけです。馴染みになるって?と思われるでしょうが、久しぶりに注文すると、「川上さんお久しぶりです。以前ご購入いただいた○○はいかがでしょうか。」と電子メールがきます。自動発信されているのでしょうが。いやな気にはなりません。

 今、アメリカでは、iTunes Music Storeというアップルの運営する有料音楽配信サービスがブレークしています。1曲あたり99セントで曲がダウンロード販売されます。どの曲も30秒間だけ無料で聴くことができます。このサービスは残念なことにアメリカだけですが、日本でも30秒間の試聴はできます。これだけでも楽しいですよ。もちろんMacにはすべてiTunesのソフトは標準装備されていますから、簡単にiTune Music Storeに入って音楽を物色できます。Windows XPのユーザーはiTunes for Windowsをダウンロードすれば、マックユーザーと同じように音楽配信サービスを感受できます。

 iTunes Music Storeは今年の4月にオープンしましたが、すでに1700万曲がダウンロードされています。この好調さをみて、ナップスター、ソニー、マイクロソフトなどが音楽配信サービスに参入しようとしています。きっとまた、アップルのアイデアをマイクロソフトが駆逐してお金もうけをするのでしょう。

■11月19日(水曜日)午後の休みを返上して仕事をしました。だいぶ書類を仕上げることができましたが、まだまだ残っています。あ〜、ゴーストライターがいたらいいのにな!

 先日、東京であったヘルスケアフォーラムに出席されていた建築士の方から子供の集まる施設と老人の集まる施設の交流はお互いに刺激になっていい面が出てきて活性化されるということ(子供達と高齢者のノーマライゼーション)を教えてもらい、その事例の1つとして、当院の地元の川上小学校と特別養護老人ホームひだまりの里が実践しているということでした。早速、川上小学校のホームページをみました。4年生が、それをやっているんですね。こういった交流は「デイケアかがやき」もやってはいます。こういう交流を毎日日常的にすることが重要らしい。例えば、「ろうけん青空」の隣は幼稚園です。幼稚園の子供達が毎日遊びに来て、交わることがいいらしいのです。

■11月18日(火曜日)鹿児島県医師会報11月号に在宅医療の特集が組まれています(P8〜P19)。明輝会理事長の文章が特集の締めくくりをしています。なかなか内容が深く長いですが、とてもよく書かれた文章ですから、必ず一読してください。特集のトップバッターは県医師会理事で八木クリニックの八木幸夫先生で「変貌する在宅医療」のタイトルで在宅医療の詳細が述べられ介護保険制度なくして在宅医療はできないとむすんであります。2番バッターはナカノ在宅医療クリニックの中野一司先生。中野先生らしく、チームワークの大切さとITの重要性を書いてあります。3番バッターは五反田内科クリニックの五反田満幸先生。タイトルどおりの在宅医療の実際が各論で述べられています。4番バッターは我が理事長の内村隼人先生で、「21世紀は在宅医療と在宅ケアの時代になる」という格調高い文章です。くりかえしますが、医療関係者の人は是非とも読んで下さい。理事長あいさつから入れます。

■11月17日(月曜日)土曜日にあった肝臓研究室OB会の忘年会から帰ってきたのは翌日の深夜2時前でした。そんな深夜の天文館アーケードは若い男女でごった返していました。さすがに深夜1時過ぎになると眠くて四次会まで誘われましたが、タクシーに乗り込みました。それにしても同じ釜の飯を食ったという繋がりで遠く沖縄県宮古からみえた先生、宮崎県からみえた先生はふたりおられ、幹事としても感無量でした。久しぶりに楽しい夜でした。

 一夜あけて日曜日。午前中に12名の訪問診療、午後には臨時で1人の往診をしました。天気のいい日でしたが、いいお酒を飲んでいたので疲れもなく気持ち良く仕事ができました。少し眠いでしたが。

 そして、月曜日。たっぷり仕事がたまっていました。外来にも病棟にも書かなきゃいけない書類がいっぱいありました。今日から昼休み返上、残業1時間体制で書類を書くことにしました。

 あ〜!マックな話題も書きたいですが、明日に以降に持ち越します。

■11月15日(土曜日)久しぶりに病院に行くと、いろんな仕事が貯まっていました。また、みんな私の爪のケガを心配してくれ、優しく丁寧に消毒してくれました。

 そして、午後から、かごしまマックユーザーの定例会に出席し、ろうけん青空のホームページのリフォームをTOMさんと検討しました。TOMさんも随分勉強になったとうれしそうでした。その他にもためになる技術の紹介がありました。

 さて、これから、肝臓研究室OB会の忘年会に出かけます。幹事ですから遅れるわけに行きません。つぶやきを書きたいのですが、時間がないのできょうはこれで。後でもう一度書き込みするかもしれません。

■11月14日(金曜日)昼からお台場やフジテレビの見学をしてから夕方の飛行機に乗りました。自宅に着き、やっと落ち着いてインターネットしてみると、内村内科の掲示板に外来スタッフから書き込みがされていました。早速、返事を書きました。改めて留守中は明輝会のみなさんにはいろいろとご協力していただきありがとうございました。無事講演を済ませる事ができました。その写真がヘルスケアフォーラムにアップされています。私は中央に座ってPowerBookG4 12"を見ながら話しています。出席者は20名で狭い会場はいっぱいでした。出席者の顔ぶれはドクターは少なくて、経営コンサルタント、大学教授、病院の事務系の人、建築士、企業経営者の方など多種多彩です。そのスライドをQuickTimeでみることができます。Web用に書き出したので、画像が小さく文字が読めないと思いますが、感じだけは伝わってくると思います。是非ご覧あれ!

 実は、宿泊したホテルのインターネット環境は少しヘンだったため、つぶやきの更新に時間がかかっていました。つまり、接続が切れたり繋がったりをくりかえすために、ある程度のデータを送るのに障害になっていました。運良く送れるまで繰返しアップする作業をしていました。見えない苦労があったのです。大阪のホテルは実に快適だったのですが…。これからはホテルの部屋をとるときはネット環境も大切です。

■11月13日(木曜日)久しぶりの東京の夜を楽しんで帰ってきたのは午前様。高層ビルが立ち並ぶ東京ですが、田舎者の私には方向すらよくわかりません。汐留シティーセンターの41階から夜景を見ながら食事をしました。写真はライトアップした東京タワーです。

 無事にヘルスケアフォーラムが終わりました。日々の臨床の場面を思い出しながら、内村内科の事情をお話しました。予定の1時間で講演を終え、引き続き1時間質疑応答がおこなわれました。在宅医療がこれからますます重要になっていくという思いは一致するところでした。在宅医療は哲学であると岩手県北上市の金澤先生は話されていました。いろいろと収穫のあった1日でしたが、もうすでに14日になってしまいましたので、ここでおわりにします。続きは、後日ということで、おやすみなさい。

■11月12日(水曜日)東京滞在です。今、やっと自分の時間がもてるようになり、つぶやきに取り掛かっています。大変なことが起こってしまいました。というのは、先程、廊下を覗こうとして部屋のドアを開けたら、ドアと床の間に右足の指を生で挟んでしまい、親指の爪が一部割れ、爪が剥がれかかってしまいました。痛い!!大事な明日を控えて、災難です!!フロントに電話してバンドエードを持ってきてもらってそれで爪を固定して靴下をはいて、ロキソニンとクラリスとムコスタを飲みました。明日足指が腫れてしまうかも…(T_T)

 ホテルでインターネットできるのはいいものです。ケガしたのはついていないけれど、問題なくつぶやきが更新できます。ネットと繋がっていることの安心感?これってきっと新しい病気だなと思っています。写真がネットして愛機PowerBookG4 12"です。薄暗いところでキーボードを打っているのですが、PowerBookG4 17"のように光るキーボードだったらなあと思います。

■11月11日(火曜日)何とか大学病院まで患者さんを搬送し、高度医療を受けてもらうことになりました。代償できていない肝硬変症の人にとって食事をとれなくなるということは肝臓に大きなダメージを引き起こします。今回はこれに尽きると思います。

 さて、いよいよ明日は東京に旅立ちます。13日がヘルスケアフォーラムで講演です。資料の準備はバッチリ!何とかやってきます。鹿児島に帰ったらスライドをホームページにアップします。

 今週の土曜日の午後2時から5時まで第8回かごしまマックユーザー定例会が、県民交流センターであります。もちろん参加します。今回は、ろうけん青空のTOMさんと参加予定です。ホームページの作り方について学びながら、実際に「ろうけん青空」のホームページの改装をしたいと思います。乞うご期待!

 そして、その夜は、肝臓研究室OB会の忘年会です。病棟の送別会もあるようですが、私は忘年会の幹事ですので、こちらで頑張りたいと思います。

■11月10日(月曜日)総選挙が終わって、睡眠不足で仕事に臨みましたが、眠気など感じる暇などないほどに忙しいでした。

 怒って退院された患者さんの自宅を訪問してみましたが、すっかりいつもの表情になっておられました。私に対して怒った記憶はまったくない?らしく、本人曰く「今朝から薬がなく、配達してもらおうと思ったら、妻にとても怒られた。」と少しバツの悪そうな顔をして話されます。ここが、在宅医療のいい点です。老人は入院すると環境の変化で痴呆が出たり、痴呆がひどくなります。だから在宅医療の価値があるのだと思います。

 入院患者さんは時間単位で悪くなっていきます。夕方には、気管内挿管しました。大学に頼んで明日転院にしてもらいましたが…

■11月8日(土曜日)ここ1週間、病棟の患者さんにいろいろ言われたり、患者さんが急変したりして、悲しい想いを抱きながら、仕事をしています。
  まずは、悲しい想いについて。入院患者さん、お二人が私の接し方に不満を言われました。
  一人の入院患者さんは、私が診察に来ないという内容でした。週に少なくとも1回は聴診器をあて、毎日声かけだけはしていたのですが、その患者さんの隣の末期癌の患者さんのところには毎日聴診器を使って診察していたので、自分には診察に来ないという不満です。
 もう一人の入院患者さんは、エコーの説明がないと怒ってしまわれて、とうとう退院すると言い出し、パジャマを着たまま診療所前の県道まで歩いて行かれました。事実はエコーが済んで、すぐに結果説明をしたのですが、翌日になってから説明がないと言われました。 元気なときは、外来患者さんとして検査しますから、結果説明を外来診察室でするものですから、今回は聞いていないと思い違いされたのかなあと反省しました。家族には検査結果をいつものように外来で説明し、本人にはその日のうちに2回説明したのですが、説明を聞いた記憶がないと相当な剣幕でした。

 先月4日に話題にした大学病院から転院されてきた患者さんですが、とても状態が悪いのです。転院して来られたとき、すでに総ビリルビン値が20mg/dlを越えていましたが、一時30を越え、きょうも23です。呼吸状態が悪く、これまで何回も大量の胸水を取りました。きょうは2リットル。(腹水ではありません。)とても療養型病床で診れる患者さんではありません。とても一人の医師だけで管理するにはストレスが大き過ぎます。180日のしばりをリセットするには、まだまだ療養型病床に入院していなければいけませんが、今は高度医療が必要な時期です。何とか、もう一度大学病院に入院できるように、後輩の病棟医長に頼みました。来週火曜日には転院できそうです。それまで、何とか頑張ってほしいものです。

■11月7日(金曜日)ヘルスケアフォーラムの講演資料内容が決まりました。あとはプリントして製本して配付するだけです。プリントは上質紙にカラー印刷することにしました。また、Keynoteで作ったスライドをQuickTime形式とPDF形式のそれぞれで書き出し、CD-Rに焼き付けて配付することも考えています。PowerPoint形式で書き出すと、レイアウトが崩れるのでやめました。残された時間を講演の予行練習にあてるというわけにはいきません。というのも講演時間が1時間ですから、ぶっつけ本番しかありません。

 さて、内村内科の周囲にまで区画整理のための建物の取り壊し作業が迫ってきています。そのために見晴らしがよくなったところもあります。外来患者さんや訪問診療患者さんとの会話で区画整理事業が話題になることもしばしばです。

 明輝会ホームページの「通所リハビリかがやき」のサイトの写真を新しいものと差し替えました。写真がきれいですから、雰囲気がよく伝わってくると思います。ホームページの内容は順次更新しています。何か変更の要望がありましたら、メールに文章や写真を貼付して送ってください。追伸:スタッフ写真も少し変更が加えられています。どこだかわかりますか?

■11月6日(木曜日)暑〜い1日でした。鹿児島市の本日の最高気温は29.5℃だったようで、観測史上、11月の最高記録だそうです。昼から訪問診療に出かけましたが、空には積乱雲のような雲が出て、気分は夏モードで仕事をしました。

 忙し〜い1日でした。本日の外来も訪問診療も多くて、訪問診療から帰ったのは午後6時でした。それから病棟の患者さんを診察して帰りました。1週間のなかで木曜日が一番忙しい日です。

 いかん!いかん!つぶやきを書きながら眠ってしまいました。いつの間にか座りながら眠ったようです。最近、寝不足で眠たいのです。きょうはこの辺で筆を置かせて下さい。

■11月5日(水曜日)来週の東京行きに備えて、午後は馴染みの床屋に行きました。もうかれこれ5年以上ずっと毎月行く床屋です。宮崎に住んでいるときも通っていました。私としては床屋は馴染みがいいと思っていますが、以前一緒に仕事をした外科の先生は毎回床屋を変える人でした。そして、床屋に行った翌日には、昨日行った床屋の批評をするのです。ドクターショッピングというのがありますが、さながらバーバーショッピングです。酷評を聞くのは楽しかったですが、聞きながら、世の中の人はいろんな店をショッピングをして自分に合ったものを、満足のいくものを探しているのだと思いました。

 一年前に買ったデジタルビデオカメラが故障したので、床屋の帰りに購入したコジマ与次郎店に行ってきました。平日だからか、お客さんがほとんどいませんでした。パソコンコーナーは一番ひどいものです。だれ一人いませんでした。もっとひどいのは、アップルコーナーです。マックのデスクトップが荒らされていたので、きれいにしてあげました。これじゃ、アップル製品を買う人はいないです。今月、30日には、東京銀座に日本第1号店となるApple Store Ginzaが開店するというのに…!しかし、これから先、おしゃれなApple Store Ginzaが見本になって全国のアップル店の質がアップするのを期待します。

■11月4日(火曜日)いや〜連休明けの病院はとても忙しいです。訪問診療に時間がかかり、病棟の仕事は6時からしました。これで病棟の看護師さんの帰りが遅くなってしまって悪いなあと思いました。やっと7時すぎに帰宅して食事を済ませ、風呂に入り、「さあ、つぶやきを書こう」としていると、往診の依頼の連絡が入り、今やっと往診をすませて帰ってきました。

 今日中にスライドを一応完成させて、チェックをしてもらう予定でしたが、スライドを一枚も増やすことができませんでした。今夜にかけるしかありません。さあさあ、つぶやきはこれぐらいにして、スライドを作ろう!

 ところで、昨夜、2内科の後輩のN先生から留守電話にメッセージが入っていました。患者さんの紹介でしたが、今日病棟回診中に電話がきました。今夜は、高原病院(私の前勤務病院)に当直しているらしいです。高原病院の当直は急患が多くて、たいへんだと思います。

 私事ですが、前の病院をやめて3年経ち、前の病院の患者さんの記憶が薄くなったと思う今日この頃です。ほんのこの間までは、内村内科の患者さんと高原病院の患者さんが混乱していました。今ではかなり内村内科の患者さんの顔や家ばかりでなく、家族背景なども把握できてきたように思っています。

■11月1日(土曜日)本日はろうけん青空のオープン1周年の記念日です。きょうのろうけん青空では利用者中心にお祝いムードだったようです。おかげさまで、オープン以来、入所者は何とか満床を維持できています。職員一同、ご利用者に満足いくサービスを提供できるよう日々努力していますというコメントをもらいました。まだ、ろうけん青空のホームページは走り出していませんが、間もなく動き出すと思います。エッセイばかりでなく、TOMさんのこだわりの写真がアップされるのではないかと期待しております。

 ろうけん青空のアクセスカウンターは今2889です。1年後はきっと10000を越えていると思います。がんばれ!ろうけん青空〜!!!

 いま、ろうけん青空の親和会のお食事会に誘われて、帰ってきたところです。ろうけん青空の若いエネルギーを吸収して帰ってきました。上昇気流に乗りつつある雰囲気を感じ取れました。今後、ますます発展していくと思います。内村内科も負けないように、マンパワーを結集させなければ!!

 それでは、みなさん連休の間、しばしのお別れです。よい連休をお過ごし下さい。私は、ろうけん青空からPowerMacG4を帰宅させて、感涙しています。これからWebサーバーとしてがんばってもらうつもりです。