30日(土曜日)
[訳あって]通所リハビリ(デイケア)の最中に患者さんが急に様子がおかしくなって外来に運び込まれてくることはたまにあります。きょうもそれがありました。さすがにこのときは看護師さんが機敏に動きます。適切な処置のおかげでなにもなかったように患者さんはデイケアに戻ることができました。通常ならば精密検査にまわすところですが、訳あって在宅でみることになりました。
[やっぱりダメ]ドクターが直接説明しないとダメなんですね。午前中に訪問診療した患者さんが午後も別の理由で往診希望がありました。聞いてみると、ヘルパーさんが間違って(?)豚汁に刻んだショウガを入れてそれを食べたら体がポカポカしてきて気分が悪いとのこと。
豚汁にショウガは定番でしょう! ショウガは体を温める作用があるからポカポカしてくるのは当然でしょう。そう思いながら午前中訪問診療したのだから、午後からはいいでしょうと思って、さきほどのような説明をしましたが、ダメ。結局、ドクターが直接口で説明しないといけなかったのです。
29日(金曜日)
[親子3人]今夜は妻が日本医学放射線学会秋季臨床大会に出席するために上京しているので親子3人です。母親のいない空間ですが、それなりに楽しく過ごしています。しかし、明日の朝がどうなるか、心配です。きっとモーニングコールがあるだろうから、今夜は眠くなるまで3人で遊ぼうと思いましたが、そんなことしたら3人揃って寝坊するかもしれません。半強制的に10時には何とか子どもを寝かせることができました。
病院の方はというと、つぶやきに書くほどの話題もない日でした。平々凡々というとこでしょうか。しかし、午前中に胃瘻造設をやりました。胃瘻はスムーズに終わりましたが、やはりほかに特筆することのない日でした。
気候は雨まじりの風が強くて肌寒い日でした。明日は親子3人で何して過ごそうかと思案しています。
28日(木曜日)
[救援物質]新潟県中越地震の救援物質として明輝会から5万円相当のホッカイロを送りました。
[健康食品]外来患者さんから健康食品の相談を受けましたが、その推薦本には一度見たことのあるドクターの顔がありました。そのドクターは以前金曜日の朝礼で紹介したドクターです。その推薦内容は医学用語がちりばめられ、説得力があります。しかし、健康食品が非常に高価。「0が1つ多いのじゃないですか。」と思わず率直な感想を言いました。一か月分が十数万円です。「年金暮らしには払えないよ〜。」と言った患者さんの悲痛な叫びは健康食品のセールスマンには届かなかったらしい。「仕方なく3か月分だけ買いました。買わないと帰らないのです。」
私は常日ごろ思うのですが、患者さんは医療に対してケチる傾向が強いですが、一方で健康食品やマイナスイオンを出すというあやしい道具などにポンと○○万円を払うのです。長らく老人医療はタダだったので、医療は安いものという誤ったイメージが染みついています。医療には一円でも払いたくなくて、他のサブヘルス産業には気前よく払ってしまうのです。
[皮内反応テスト]近ごろ製薬会社からダイレクトメールがたくさん届きます。それもほとんど抗生物質の添付文書です。すべての抗生物質の使用説明が書き直されています。どうやら皮内反応テストは抗生物質を使うための必須な項目ではなくなったようです。
直接、メーカーに聞いて見ましたが、まちがいなく皮内反応テストは不要ということでした。このことについては、私は10月8日に金曜日の朝礼で話しました。しかし、長くやってきたことをパッとやめることに躊躇するというのが正直な気持ちです。科学的な根拠に基づいての決定だから、なるべく早い時期に当院でも実行するわけですが、何よりも大切なことはアナフィラキシーショック対策です。勉強会でも開いてから皮内反応テストを廃止しましょう。
27日(水曜日)
[悲喜こもごも] うれしいニュース、かなしいニュース、が乱れ飛んだ日でした。つぶやきを書いている今も救出が続いています。92時間、車に閉じこめられた2才の子どもは無事に助けられ、生きていました。奇跡的な出来事です。次に救出されたおかあさんは残念なことに死んでいました。そして今も3才の命を助けるために懸命の努力が行われています。子どもたちのおじいちゃんが「がんばれ!」と叫んでいる様子がテレビに映されていましたが、とても印象的でした。
[iPod Photo]予想よりもずいぶん早く新型iPod、「iPod
Photo」がきょうアップルから発売されました。私はすでに公言したとおり買います。ただ、40GBにするか、60GBにするか、迷ってしまいます。40GBで十分なような気がしますが、画像を溜め込んでいくから60GB必要なのかなあと考えてしまいます。
お気に入りの写真25000枚と音楽15000曲を持ち運べる、それをどこでも見たり聞いたりできる。とてもすばらしいデジタルライフです。
今、妻のiPod miniを借りて車の中で音楽を聞いていますが、それは妻のお気に入りの曲です。自分の初代iPodは子どもの曲でいっぱいです。私のiPodがほしい。そしてついに画像を扱う、カラー表示されるiPod
Photoの登場。直感的にこれは買いだと思いました。
26日(火曜日)
[眠たい]昨夜は2時に病棟に出かけたり、4時には子どもに起こされたり、睡眠不足となりました。ちょっと辛い夜でした。おまけに冷たい雨が追い討ちをかけるように降っていました。
一夜明けて、肌寒い一日のスタートです。思わず車のヒーターを入れてしまいました。外来患者さんも在宅患者さんも「きょうは寒いです」と挨拶していました。そのせいか、少し上気道炎が多くなってきました。まあ、この寒さも一時的なもので、二三日すれば良い天気になるでしょう。それにしてもとても眠たいのですが、風邪気味の息子がぐずってまだ眠らないのです。
25日(月曜日)
[新潟県中越地震]金曜日は旅行気分で気が緩んで風邪をひいたのでしょう。学会出張から帰っての仕事は少しリズムが悪いですが、気が引き締まって楽しく仕事ができました。いわゆるリフレッシュ効果というものでしょうか。
さて、学会出張中に起こった新潟県中越地震は日が経つにつれて悲惨な状況が明らかにされています。阪神大震災は火災が拡大して被害を大きくしましたが、今回の地震は別の要因でさらに被害者が続出するような気がします。神戸という大都会でない小さな地方都市を襲った地震というのがポイントです。道路や水道電気などのライフラインが早急に復興できないため病気や衰弱して死ぬ人が増えるのではないかと思うのです。神戸のように交通網が発達していてどこからもアクセスできた地域と山や谷の多い地域では一本しかない道路がずたずたに寸断されたら大量の物資の輸送も思うようにならないと思うからです。いづれにせよ、政府が迅速に有効な手を打ってほしいものです。きょうのニュースでも食料が足りない、暖をとる燃料がない、布団がない、水がたりないと報道していました。
外来患者さんの多くもかわいそうだと同情の念を話していました。
[西武優勝日本一]西武ライオンズが今日本一になりました。オレ竜は負けました。西武は選手層が厚いというか、チームにまとまりがあるのが、よくわかります。42才の若い伊東監督で優勝とはすばらしい。7戦どれもいい試合でした。台風、地震、プロ野球のゴタゴタなどいろいろあってあまり世間の注目を浴びなかったかもしれない日本シリーズでしたが、個人的にはおもしろいなあと楽しんでいました。
[NPO痴呆医療ケアモデルプロジェクト] このプロジェクトにエントリーされましたが、いろんな理由で継続困難と判断し、離脱することを決めました。ちょっと残念ですが、ひとりでがんばっても遂行できません。やはりチームのまとまりと協力がないとダメです。
ケアマネはケースカンファに参加してほしいといいますが、逆にこちらがケースカンファを開いてくださいと頼んでも一向に開かれる様子はありません。結局、厚労省がいうような理想的な介護チームをつくることはとてもむずかしいことがわかりました。
24日(日曜日)
[速報]二日ぶりに帰宅しましたが、やはり家が落ち着きます。前半、お腹の調子が悪く、少ししんどかったですが、一晩で健康を取り戻し、土曜日からは元気でした。
初めての新幹線「つばめ」は時速260キロでさすがに速いです。しかし、新八代駅までほとんどトンネルの中を走り、絶景を期待していた私のあてはきれいにはずされました。あとで地図をみると、新幹線は海岸線に沿っていなくて内陸部を走っているんですね。紫尾山を抜けるトンネルがあるとは感激しました。というのも紫尾山は北薩地域では一番高い山ですから。
新八代駅に到着すると、ホームの反対側にリレー「つばめ」が停まって待っています。当然と言えば当然ですが、一度降りて、隣の列車に乗るという行動をしないといけないわけです。九州新幹線は部分開業だからこういうことが起こるわけですが、健康な人にとっては却って良い運動になる行動と言い訳ができるとしても、ハンディーがある人にとっては大変だと想像されます。
さて、そのリレー「つばめ」というのは以前鹿児島本線を走っていたあの「つばめ」でした。リレー「つばめ」の乗車もサービスがよくて、快適な旅でした。
消化器病関連学会は参加者が1万人以上の大きな学会で、必ず知っているだれかに会うわけですが、今回は一体だれと会うかなという楽しみがありました。そのだれかはあの「こてる先生」でした。書籍コーナーで何やら難しい医学書を立ち読みしている「こてる先生」に会いました。まだ体調が完全回復していなかったので、簡単に挨拶してメイン会場に座ってじっと講演を聞いていました。
学会の内容は省略します。速報ですからそろそろ文章をまとめます。個人的には福岡ならば飛行機よりも新幹線がいいと思いました。また、学会出席は知的刺激があって必須なイベントと感じました。以上。
21日(木曜日)
[つぶやき]台風23号は大した被害もなく、南九州を遠ざかって行きましたが、この台風による死者行方不明者が88名と報道されています。一般に台風は九州付近でのスピードは遅く、勢力は強い。本州通過中ではスピードを上げて勢力も衰える傾向にあります。しかし、被害者は九州よりも本州で多いのはなぜでしょうか。
まっ、それはいいや。台風24号は今のところこちらには来ないようだし、安心して明日からの学会に行けそうです。明日から福岡で開催される日本消化器関連学会週間(DDW-Japan
2004)に行ってきます。この間は、PowerBookを家に置いて行きますので、つぶやきは更新できません。DDWから帰ってきたら、報告特集をアップしたいと思います。
さて、きょうの内村川上内科はどうだったかというと、一言あわただしいでした。それではしばらく…
20日(水曜日)
[肺結核] 「結核かもしれませんよ」 という言葉は差別用語なのかもしれない。レントゲン写真では右肺尖部にシャドーがあって空洞形成を思わせるような所見を有し、ツベルクリン反応は硬結を形成して強陽性。もちろん咳と熱がある、しかも糖尿病もある、そんな老女に一番に肺結核が疑われますと説明したら、態度が豹変しました。
かつて国民病と言われ、貧困と悲哀の象徴のような病気である結核の疑いをかけられることはある世代にとっては堪え難いものなのでしょう。そんな嫌な病名を突きつけられ、絶対に受け入れられないのです。だから、そんな病気の疑いをかける医者は悪者、それに従う看護師も同じ穴のムジナ。今までそんな病気にかかったことはありませんという声が聞こえてきます。
確定診断には至っていませんが、その可能性が濃厚なので、十分に感染対策をしないといけません。この説明、この論理が患者さんには気に入らない。「マスクをつけましょう」「大勢の人がいるところには行かないようにしましょう」と説明したことはすでに結核患者扱いをしていると思われました。まだ決まっていないけれども、可能性があるから対策だけはしてくださいという私の言葉が通じず、私に対する嫌悪感と不信感に変わってしまいました。
私が医者になって3年目に担当した肺結核の患者さんの配偶者に同じような経験をしたことを思い出します。医学的な診断の微妙なところが、患者さんたちには伝わらず、診療がうまく行かなくなるのです。
結核を診断した場合、結核予防法による公費負担制度もあるわけですが、患者さんが病院から逃避しようとすると困ったものです。何とか感染の拡大を防ぐ対策をすることが私たちの努めです。とりあえず、保健所には連絡しました。患者さんが考え直して、医療を受け入れてほしいものです。
19日(火曜日)
[悲しきつぶやき]アジア名「トカゲ」こと台風23号が北上中です。少し向きを東に変えてきたので、もしかしたら明日は四国の方に逃げてしまうかもしれません。なんとか被害が少しでも少なくと祈るばかりです。
今朝のことです。当地は強風圏に入っているので、「ゴミ箱が飛ばないように倉庫に運んでおいて」と妻に頼まれました。出勤で車に乗る前に庭にまわって、フタのしてあるゴミ箱を両手で持ち上げて運ぶことにしました。およそ10数メートルの運搬ですが、燃えないゴミが入っているわりにかなり重いのです。腰を入れて気合いで一気に運びました。倉庫の前まで運んで来ましたが、そのドアが狭かったので、ゴミ箱を傾けて中に入れる必要があります。しかし、高く持ち上げるには重すぎるので、フタを開けてゴミを取り出そうとしました。
ビニールにまとめられた燃えないゴミを2つ取り出すと、なんとレンガが5個入っていました。レンガの重さだったのです。まあ、うまくレンガを隠してあること(T_T)。それから、レンガを元の場所の近くまで運びました。なんか、悲しい作業です。レンガが入っていることを見抜けなかった自分が情けなかった!
[アップル株]アップル株が高騰しつづけています。アメリカ株は原油高と大統領選の不透明感で全体的には伸び悩んでいるのですが、15日に紹介したときは一株4900円だったアップル株は、きょう5240円です。あすにはNew
iBookG4の発表、続いてNew iPodの発表などが予定されていてまだ株価が上がりそう。2000円のときに100株でも買っておけばよかったと後悔します。捕らぬ狸の皮算用ばかりしています。
18日(月曜日)
[みなさん、お久し振りです] 二日間つぶやきを更新しなかったのは、ただ時間がなかったからです。すみませんでした。
土曜日は、ちょっとおしゃれな夜を過ごせました。ワインを飲んで家に着いたらすぐに眠り込んでしまいました。日曜日は、朝からお墓参りをして、秀景荘に遊びに行きました。秀景荘のある霧島はとても風が強いので、どういうことかと思っていたら、台風23号が近づいているのですね。もし台風23号が上陸することになれば、今年10個目の台風ということになります。
その秀景荘から見た風景です。いつも変わらぬ霧島連山ですが、いつ見てもきれいです。 左の山は新燃岳です。この山の火口湖はコバルトブルーをしていて、それはとても神秘的です。火口湖を見ながら一周できるのですが、南側の半周は危険な所があります。北側半周はだれでも気軽に歩ける無難なルートです。
昔、私は父と二人でこの火口の縁に来て北回りを選ぶか、南回りとするかと迷ったことがあります。すばやく危険を察知するという私の動物的な勘のおかげですぐに北回りをした思い出があります。新燃岳をみると、いつも父と登ったことを思い出すのです。
右に見えるのは、きっと中岳だと思います。今は高千穂河原から階段があって簡単に登ることができるようになっています。ここから見る高千穂峰は絶景です。それは現地に行かなければわかりません。
今鹿児島市医師会上町支部会の会合から帰ってきました。今夜の集まりは雰囲気的に席を離れることがなかなか難しく親睦を深めることができませんでしたが、それなりに楽しめました。
テレビをつけると、台風23号について注意をしています。
超大型台風といっています。台風は沖縄付近にあるはずなのにすでにとても風が強くて明日あさってがとても心配です。今週は消化器病学会のために福岡市に行く予定ですが、どうなることでしょう。もういいかげんにしてくれよというのが本音です。
15日(金曜日)
[疥癬のお勉強会]ある製薬メーカーさんに疥癬について講義してもらいました。明輝会内から向学心あふれる10数人が院長室に集まりました。疥癬はクモの仲間ですときいてびっくりしました。疥癬には8本の足が確かにありました。疥癬は人間の皮膚にトンネルを掘って一日2,3個の卵を毎日2週間ほど産み続けます。考えただけで気持ちが悪いです。
昼休みの30分間をフルに使って疥癬についての一般的な知識の整理、ふつうの疥癬症とノルウェー疥癬の違い、疥癬の治療について、丁寧にわかりやすく解説してもらいました。どうもありがとうございました。
[アップル株]14日アップルコンピューターが2004年度第4四半期の決算報告を発表していました。第4四半期の純利益は1億600万ドルで期間中に83万6千台のMacintoshと、201万6千台のiPodを出荷しました。それは前年同期にくらべ、それぞれ6%と500%の増加で、この好調な業績発表のためか、昨日のアップルコンピューターの株価が一日で370円も上がってしまいました。
つまり一株4900円になりました。
以前書いたかもしれませんが、一年前のアップルコンピューター株は一株2000円ぐらいに下がっていたのでアップル株を100株買いたかったのです。それ以上アップルコンピューター株が下がることはないわけで、けっして損はしないことが確信できましたが、100株買うには20万円投資しないといけません。しかし、株を所有する金銭的な余裕はないので買ったつもりで、その後のアップルコンピューター株価を毎日ウオッチングしていました。それが4900円まで値上がりしたのです。この時点で100株売れば30万円近いもうけです。アップルコンピューターは今iPodとiTunes
Music Storeで絶好調でもしかしたら一株8000円ぐらいまで高騰するかもしれないという予想が出ています。もしそうなれば私の100株は60万円のもうけとなります。
というわけで、実際お金を使ったら毎日ハラハラしてまじめに仕事ができないでしょう。買ったつもりでいると、夢ばかりでちょっと楽しいものです。
14日(木曜日)
[教授不在]午前の外来が終わる頃を見計らってMRさんが見えます。MRさんは定期的に私のところに来て自社製品のPRをして帰ります。そのときいろんな雑談をすることがあるのですが、きょうも鹿児島大学医学部の旧第2内科の教授選の話題になりました。
私の古巣である第2内科はずっと教授がいないという状況がつづいています。どうしていつまでも教授が決まらないのか、いつまで教授不在という異常な状態が続くのか、わかりません。リーダーがいない集団はまともな仕事はできないものです。新人も集まらない魅力のない集団です。
本来ならばとっくに教授が決まっているはずなのに決まらないのは、一説には全国公募の締め切りがずっと延期されているとか。いったいどんな力が働いているのか不可解です。世間の選挙のルールに従えば、自分たちのボスを決めるのはいっしょに仕事をするであろう医局員にあるはずです。しかし、実際は医局員には選挙権はなくて、それを決めるのは鹿児島大学医学部の教授達です。教授達の力関係によって新しい教授が誕生するのです。大学を離れてみると、なんかおかしいと思えてきます。
[iTunes Music Store]いったいいつになったら日本でiTunes
Music Storeが開店するのでしょう。すでに国内には有料音楽配信サービスが始まっていますが、ぜんぜんブレークしていません。日本では携帯の着メロの方が人気があったり、人気が出る音楽はテレビの主題歌や挿入歌と連動していたりと欧米とはまったく違います。本物指向の外国とうわべ文化の日本という差があるように思います。待ち遠しいです。iTunes
Music Storeのオープンが。
13日(水曜日)
[つぶやき]患者さんの口には戸を立てられないです。患者さんは他の病院のことをよくしゃべります。患者さんから他の病院の様子を伺い知ったり、何に力を入れているのか教えてもらえます。
見方を換えると、患者さんは当院の情報を他の医療機関に運んでいるということです。善きにつけ悪きにつけ、情報を患者さんたちは運んでいます。
よく悪口だけを話す患者さんがいますが、これには閉口します。他の病院の欠点や悪口を同業者として聞きたくありません。ましてや個人的なことがらはなおさらです。
たとえば、前の病院で病気が見つからなかったのは前の病院が悪いからではないのです。そこのところが一般の人にはわからないようです。病気には流れがあって診断しやすい時期というのがあるのに。
いづれにせよ、患者さんはみんなさまざまな情報を運んで来たり運んで行くのです。そんなことをこの2,3日の診療で感じました。
[Photo iPod] だいぶ前の情報として60GBのHDDを持つiPodが出るらしいという噂がありました。これはVideo再生できるiPodに進化するのか、あるいは単にHDDが60GBに大きくなるだけかと憶測が飛び交ったのですが、ここにきて写真を持ち運べるカラー液晶画面のPhoto
iPodとして売り出されそうという情報が出てきました。
もしこれが本当ならば、写真を持ち運べるiPodは個人的にはほしいと思うので買いたいですし、医療にも使えそうです。とくに在宅医療の現場では活躍できそう。患者さんの顔や皮膚病変の経時的な変化をiPodで管理するっておしゃれですね!
もちろんiPhotoというアップル純正のソフトがiPodにバンドルされるわけですが、もうひとつの見方としてそのiPhotoをWindowsでも使えるようにするかどうかという大きな問題があります。まあ、それは企業戦略でしょうから個人レベルではPhoto
iPodがほしい。
12日(火曜日)
[つぶやき]きょうは連休明けのためか、外来がこみあいました。しかも検査が多かったので、昼前には低血糖に近い状態になりました。しかし、時間内に午前の仕事は終わりました。午後の訪問診療も能率良くすませて、病棟の入院患者さんを10名ほど診察できました。これがよかったのか、不思議な充実感と達成感をもって一日の仕事を終えることができました。
その不思議な気持ちは患者さんと自分とのコミュニケーションから来るもののようです。患者さんの家族との信頼関係と表現できるかもしれません。それが元気の元になっているように思います。
[西武優勝]プロ野球パシフィックリーグの覇者はプレーオフの結果、西武と決まりました。ダイエーは企業としての運がないというか、王ダイエーはプレーオフに負けてしまいました。今年から導入されたプレーオフというルールは盛り上がりに貢献はしたものの勝利数の一番多いチームがプレーオフで破れると覇者と呼ばれないことは少し納得いかない気もしますが、パリーグとして決めたことですから仕方ありません。
それにしても西武の伊東監督は42才で優勝チームの監督ですから、元巨人監督の原氏同様すばらしい船出でプレッシャーが大きいと思います。揺れに揺れているパリーグですが、パリーグは新チームの参入でセリーグ以上に人気が出てくるのではないかと予想しているのは私だけでしょうか。
10日(日曜日)
[風力発電]土曜日の午後は5時間産業医の講習を受けました。ぶっとおしのレクチャーと半分は実習形式で学生にもどったような気分でした。昔お世話になった先生たちに会ったりしてうれしいでした。家に着いたら日本酒をキュッと飲んだら無くなったので、焼酎をみつけてお湯割にしてサバの缶詰めを肴に飲みました。食べ終えると程よく眠くなってしまい、子どもと同じ時刻に就寝しました。そのときはつぶやきを書くことができないほどぐったりでした。
一夜あけて午前中に3件の訪問診療をすませてから子どもをさそって牟礼ヶ岡の風力発電を見に行きました。ここらで一番高い所である島津ゴルフの駐車場から見た写真(写真1)、牟礼ヶ岡団地から見た写真(写真2)です。ぐるっと東側にまわったところに工事現場の入り口がありました(写真3)。風力発電がかなり近くに大きく見えます(写真4)。工事用の掲示板をみると南九州クリーンエネルギー株式会社が石川島播磨重工業株式会社と株式会社大林組に発注してつくらせているみたいです。全部で8基の風力発電ができるみたいです。ここから先は関係者以外入ることができないようなので、寺山の方に移動しました。
久し振りに寺山に来てみました。駐車場から展望台までの道がずいぶん整備されて怖くないです。昔はずいぶん木が茂って暗いというイメージでした。きょうは天気がよかったので霧島連山も一望できました(写真5)。高千穂峰が見えます。その向こうは高原町です。南に目を転じると、薩摩富士と呼ばれる開聞岳が見えたのですが、写真では捉えられていません(写真6)。桜島は市街地よりもかなり近くにあります。見え方も違います(写真7)。アップしてみると山肌が男らしいです(写真8)。
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写真1 |
写真2 |
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写真3 |
写真4 |
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写真5 |
写真6 |
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写真7 |
写真8 |
8日(金曜日)
[つぶやき]午後の非常勤の先生が病気で休むことになったので、訪問診療の予定が大幅に変更になりました。私は外来を診ながら18人の訪問診療をこなしました。往診中に外来患者さんが来ると待たすわけにはいかないので病院に帰ります。おのずと病院とのピストン運動になり、かなり能率が悪いです。
それにしてもきょうも忙しい一日でした。今週2回目の心マッサージでした。重症患者の多い当院の病棟ですが、1週間のうちにこんなのははじめてです。予期せぬことで、家族が見えるまで1時間蘇生しつづけました。
[携帯電話]いま私が使っている携帯電話を新しい機種にしたらどうかと妻がしきりに提案してきます。何やらメールで簡単にメッセージを伝えられることに魅力を感じているらしい。う〜ん、別に替えてもいいけど、替えなくてもいいというのが、私の本音。
携帯電話はとにかく進化のスピードが速く、どれがいいのかわからないというのが正直なところです。画面は大きくて見やすいのがいいのはもちろんですが、あまり写真や動画を撮るつもりはありません。それはザクティーを持っているから。CCDにそんなにクオリティーは求めません。マックとの親和性は大事でiSyncが使えるとスケジュール管理ができますが、これも実はiPodがあるのでそんなに必要ありません。
来年はiTunesがバンドルされた携帯電話が発売されるとか。それはとても魅力的。でもこれもiPodがあれば、必要なし。結局、なんでもいいいのかもしれません。
7日(木曜日)
[つぶやき]朝夕がだいぶ涼しくなってきて、白衣を長袖にしました。しかし、まだ昼間は暑くなって袖をたぐったりしています。すでに在宅のお年寄りは暖房器具を使い始めている人もいて、ほんとうに体感というのは個体差が大きいと思います。
さて、また台風がきています。台風22号は大型で勢力が強くなって接近してきていますが、きのうの予想よりも東寄りになってきたので、鹿児島には上陸しないと思います。個人的には土曜日に大事な研修会があって単位をとらないといけなかったので、ホッとしています。
[パソコンミスミさんのこと]パソコンミスミの人がワイヤレスマウスとブルーツースデバイスを持ってこられました。これだけのものをわざわざ持ってきていただいて、とても感謝です。最近、パソコンミスミさんはパソコン売り場が縮小されて、ブック、トイ、CD/DVDの店になって失望させられていますが、外回り営業に力を入れられたことはいいことです。きっと法人にターゲットをあてて営業活動をしているのでしょうが、やはり広い店舗でじかにマックに触れることができることが一番いいのですが…。
マックのことならどんなことでもお答えしますよというスタッフを揃えて、トラブルの相談に気軽に乗ってくれたり、技術の提供をしてくれる地元のサポートスポットになってくれたらいいのにと思います。マックを売るだけならば、ネット販売やアップルストアの方がいい場合が多いと思います。買う前に十分吟味できること、買ったあとのサービスとサポートがあれば、ネット販売やアップルストアよりも魅力があります。
いま、XserveG5をパソコンミスミさんを通して注文していますが、1か月経ってもまだ届きません。 聞くところによると爆発的なiMacG5の売れによるG5CPUの供給不足らしいです(アップル株は急騰しています)。もし直接アップルストアに注文していたら早く手に入ったかなとも思うのですが、今後のメンテナンスのことを考えてパソコンミスミさんを指名したわけです。そうゆうわけで、パソコンミスミさんには地元企業としてもう少しがんばってほしいです。
6日(水曜日)
[33333]アクセスカウンター33333を記念する日に因んでイベントを考えていましたが、忙しさを理由に果たせませんでした。50000回は何かやろうと思っていますので、請うご期待を。
アクセスカウンターが何よと思われる方もおられるでしょうが、私としては気になります。人間、他人の目というものがいつも気になるはずです。注目されたい、多くの人に知ってほしいという気持ちが自然と湧いてくるものだと思うのです。また、一方、みんなの厳しい目がないと緊張感がなくなるし、周囲の励ましがあれば、不調のときも何か書こうとするのです。
みんなの目を計るメルクマークの1つがアクセスカウンターというわけです。
[Final Cut Pro] 午後2時間ほどFinal Cut Proを使ってビデオ編集に挑戦しました。このソフトは放送局や映画会社でも使われるプロ用ソフトです。
では、どんな事例があるのでしょうか。それはアップルのサイトにいつも掲載されています。毎日映画会社、フジテレビ映画事業局、など。きっとものすごくいっぱいあるのでしょうが、やめました。
とにかく、10万円以上するソフトです。奥が深いというか、ツールがいっぱいで楽しい、驚きの連続です。しかし、アップルのソフトらしく使いやすい。基本的なことはすぐにできます。ハウツー本を見ながらすれば、もっとすごいことができるのでしょうが、それは今後のお楽しみということにボチボチやっていきます。頭の体操というつもりで。
5日(火曜日)
[きょうのつぶやき]きのう、「とくにつぶやくことはありません」と書いたのかいけなかったのか、きょうの午前中はとてもたいへんでした。病棟からIVHカテーテルが少し抜けましたという報告があり、入れ替えを今日するか、あす水曜日の午後にしようかと思案して、幸か不幸か、きょうは外来患者さんがちらほらしかみえないので、「よし!今すぐするから患者さんをレントゲン室に降ろして」と看護師さんに伝えたのが、10時ごろ。
10時半近くになって患者さんがやっとレントゲン室の透視台に横たわりました。スタッフが揃ったら始めようと待っていると、突然、「○○さんが急変しました。すぐ来てください。」何がおこったのか、さっぱりわからないままに、私は階段をかけのぼって病室に急ぎました。
心肺停止の患者さんを目の前にして、急いで気管内挿管し、モニターを着けてみんなとリレーで心臓マッサージとバッグ押しを続けました。
それから約1時間。しかし、生き返らせることはできませんでした。家族の熱意に押されて、ほとんど動く可能性のない心臓をマッサージしつづけました。しかし、家族と一体になって心臓マッサージできてよかったと思いました。
介護度の重い人は何がおこるかわかりません。先程までいつもと変わらない様子だったのに。まさしく予想外の急変だったのです。このような、急変というものは、当院では1年間に1回か2回あるものです。その度に
無気力に陥ります。
しかし、まだ
カテーテルが抜けたまんまの患者さんをレントゲン室に待たせています。無気力になってばかりではいけません。次はIVHを入れ替えるという作業が残っています。いやがる患者さんをなだめながら、何とかルートを確保できました。
午後の訪問診療は夕方遅くまでかかりました。その後も残業があってすぐに帰ることができず、家から映画スターの父が待っているという電話がありましたが、すぐには帰れないのでタクシーで帰ってもらうように妻に頼みました。そんな一日でした。
4日(月曜日)
[AD研究会]本日は、とくにつぶやくようなことはありませんでしたので、土曜日に聞いたAD研究会を思い出してみます。
講師の先生はこんなことを言っていました。
まず、一年間痴呆になることを遅らせると国レベルの介護サービス費が6400億円節約になるということでした。「フリフリグーパー体操」なるものは非常にカッコ悪い体操だけど、簡単で前頭前野を刺激するものらしい。30分間の昼寝も痴呆予防にいいらしいです。栄養とくにビタミンEや葉酸、ある種のサプリメントも推奨されていました。それから教育を受けた年数がかなり重要と力説されていたような。
[パソコンのメンテ]私のノートパソコンであるPowerBookG4をTechTool
Pro4を使って最適化しました。久し振りのメンテで、すっきりしました。Virtual PC上のWindowsXPの動きが少し速くなったような気がします。ハードディスクがクラッシュしてすべてのデータを失うのは怖いので、こうしてメンテをしているのです。もちろんバックアップはとっています。
3日(日曜日)
[家族交流会] 午前11時からよしの訪問看護ステーション主催の秋の家族交流会に参加しました。参加者は私の目測でざっと30,40名だったと思います。訪問看護ステーション横尾所長のあいさつから始まり、簡単にスタッフ紹介後、演奏会になりました。場所は県立吉野公園です。
写真とともに速報リポートをします。ボランティアとして吉野中3年、真辺克昭君にクラリネットを吹いてもらいました。「小さな秋みつけた」「もみじ」をみんなで歌って、十八番の「川の流れのように」を聞かせてもらいました。とてもうまかったですよ。近くから「すごい!すごい!」の歓声が聞こえました。どうもありがとうございました。もうひとりのボランティアの演奏者は他施設で働いている作業療法士の石神真由美さんです。三味線演奏でした。「島育ち」「鹿児島おはら節」を楽しく弾いてもらいました。踊り出す人も出るほどで、軽快なリズムに、身も軽くなりました。とくに年配の利用者の方や家族の方がうれしそうな表情をしているのをみていいなあと思いました。
みなさん、ほんとうにありがとうございました。職員のみなさんもボランティアとして協力してくれてこの場を借りて深謝します。
2日(土曜日)
[同窓會という映画]昼から アミュプラザの鹿児島ミッテ10に出かけて「同窓會」という映画を観てきました。この映画はすでに紹介しましたが、私の父がエキストラとして出演?しているかもというものです。少し期待感を持ちながらの入館でしたが、予想通りというか、びっくりというか、「同窓會」を観られる方ほとんどかなりのご年配でした。絶対に平均年齢が60才を越えていたと思います。
そして、いよいよ上映。席は広くてゆったりとして快適でした。映画が始まってまもなく桜島フェリーの甲板上のシーンがありました。ここで我が父がイスに座っている場面が約10秒ぐらい写りました。思わず笑ってしまいました。映画の内容に関する感想はともかく、楽しい1時間半でした。
[イチローのニュースはうれしい]とうとうイチローは大リーグ年間ヒット数259本を記録しました。一言すごい!です。テロ、殺人、虐待など暗いニュースばかりでしたが、イチローの話題はとても気持ちのよいニュースです。あと数本はヒットを打てるでしょうから、もっともっと記録を伸ばしてほしいです。
それから、1日のつぶやきは今朝書いたので、「きょうにも記録達成でしょう」と
うっかり表現してしまいましたが、こっそりと訂正しました。また、「一郎」 ではなくて、「一朗」なんですね。これもこっそり訂正させてもらいました。
いま、鹿児島AD研究会から帰ってきたところです。ADとはアルツハイマー病のことです。退屈しない内容の講演でした。
1日(金曜日)
[痴呆医療ケアモデルプロジェクト] 10月に入って急にあわただしく感じられます。その一番の理由は「痴呆医療ケアモデルプロジェクト」に参加したことです。それはNPO法人在宅ケアを支える診療所市民全国ネットワークの企画です。この企画はかかりつけ医だけでは完遂できないもので、看護師さん、ケアマネージャーさん、ホームヘルパーさん、そして家族の方々の協力を必要なのです。頻繁に情報交換する必要がありますが、これだけの職種が度々会うことは困難です。だから、ここでITの力を借ります。みんなでオフィスにスレッドを立ててここでお互いに情報交換していこうというものです。
[イチロー]イチローはすごい。とうとう記録に王手ですね。明日には世界記録達成でしょう。
指名4位でオリックスに入団した鈴木一朗選手は、
プロ野球入団3年目で年間ヒット数200本を達成し、それも日本プロ野球記録だったのです。その後もいろんなタイトルをとって、メジャーに移ってからさらに注目されました。とにかくすごいの一言です。精神力が人並みの何十倍もしっかりしているのでしょう。
[CCCD廃止へ]iPodが世界的に売れまくっている影響でしょうか。とうとうCDのコピーコントロールをやめる動きが加速してきました。これまで音楽業界はCDから楽曲をパソコンに直接取り込めないようにコピー防止の技術をCDに組み込んでいましたが、エイベックスやソニーなど各種音楽レーベルがこれをやめようと動き始めたのです。
楽観的に展望すると、年内にも日本でiTune Music Storeがいよいよ始まるのかな〜と思います。それを迎え撃つ日本国内の音楽レーベルの動きかな〜と思います。