5月のつぶやき
 
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31日(火曜日)
[つぶやき]非常に無神経な仕打ちを受け、今月1日と同様につぶやきを休みたい気持ちですが、がんばって書きます。

[故二子山親方]私にとっては二子山親方というよりも大関貴ノ花の呼び名の方が親しみがあります。私は小学5年生ごろから相撲をテレビで観るのがとても好きでした。急いで帰宅してテレビの前に陣取って大相撲を観ていたように記憶しています。七輪にまたがって手を暖めながらテレビ観戦した光景をなぜか鮮明に記憶しています。
  力士では柏戸、玉の海、貴ノ花、輪島、千代の富士らが好きでした。その中でも貴ノ花の活躍は力づけられるものがありました。貴ノ花の当時の名勝負が『グー大相撲』でみられます(sumo goo) 。


30日(月曜日)
[元気ハツラツ]午後、とある保育園の健診の後半になって、とてもだるく感じてきました。「つかれた〜。」と診察を投げ出したくなりましたが、なんとか最後まで終えました。
  原因をさぐってみると、自分自身にあります。つまり、自分の年令をよく考えず頑張りすぎた自分の行動にあります。28日の土曜日の午後、3.5km勢いで走り込んだのです。そのときは爽快な汗をかきながら気持ち良く走りました。もちろん体は絶好調。
 しかし、翌日日曜日に少しずつ過度な運動の影響が出始めました。まず、自転車を持って庭の階段を降りたときから左膝に激痛が走りました。患者さんがよく訴える膝関節の痛みです。かなり痛いものです。そこは強がりを通して屈伸運動をしました。意外にこれが功を奏して一応痛みがほとんどなくなりました。その後も、膝に痛みが来たり、腰痛がおこりましたが、セッセと庭の手入れをしたり、子どもたち(なぜが自分の子どもばかりでなく、近所の子どもたちが大勢来ていました)と遊びました。
 次にはふくらはぎがとても痛くなりました。これは今朝からです。年をとるほどあとから次々にガタが出てくるといいますが、まさしくそうです。まだ47才で若いと思っているのですが、 一日中、足が重く感じられました。
  さっきの話に戻りますが、夕方、診療所に置いてある自販機に行ってオロナミンCを1本買って飲んでみると、これが意外に効きました。ス〜と疲れがとれて、元気が出てきました。久しぶりに飲んだオロナミンCで元気ハツラツになりました。

[国民衛生の動向]約20年ぶりに「国民衛生の動向」という本を買いました。最新の厚生データを見たかったからです。ずいぶんコンパクトできれいな本に変わっています。約20年前は医師国家試験という受験勉強のために読みましたが、今は人に話す資料を見つけるためです。


27日(金曜日)
[つぶやき]とても忙しい1日でありました。でも順調です。
  午前中にやった胃カメラの患者さんの胃潰瘍はすごかった。出血こそ止まっていたものの胃の3分の1は出血した後のようでした。もちろん消化器内科に紹介しましたが、これまでも胃の痛みがあったのに何で教えてくれないのだろうと思いました。心臓のことばかり訴えるものだから、その治療ばかりしていました。胃の痛みは患者さん自身で『ガスター10』を買って治していた?そうです。
 
  きのうに引き続いて48時間眠るおばあちゃんの訪問診療に行きました。きょうも眠っていました。「さっきは少し起きていたんですよ。」と家族がうれしそうに話すので、「起きているおばあちゃんに会いたかったなあ。」っと言いながら体を揺すっても目が覚めません。どうしてこんな睡眠サイクルになるのでしょうか?
 
  在宅の患者さんから 『かわかん通信』 に私の写真が載っていないと再び言われました。「次は写真集にするから。」 と冗談を言って謝りました。
 
  最近のつぶやきも写真がなくてインパクトに欠けてさびしい雰囲気、堅苦しい雰囲気です。だから写真は大切です。 しかし、ザクティーはしばらく入院中なのです。治療代がいくらつくか、心配している今日この頃です。「2万円までは修理してよいですが、それ以上のときはあきらめます。」とメーカーに頼んでおきました。5万円だせば、性能がもっとよい新製品が手に入るのです。すごく悩むところです。安くで修理してほしいというのが本音です。


26日(木曜日)
[48時間眠る]本日から故かまとバアーさんと同じように48時間寝て、続いて48時間起きているという97才のおばあちゃんの訪問診療をすることになりました。私はその睡眠サイクルはホントかいなと思いながら、初めての訪問診療をしました。ベッドにおばあちゃんは眠っていました。声をかけましたが、返答がありません。血圧を計り、脈拍数をカウントしても目が覚めません。もちろん聴診器を胸にあて、腹部を押さえても目が開きません。確かによく眠っています。寝ている48時間には水分もとらないという情報がありましたから、一応、心電図をとり、血液検査と小さな点滴をしました。

[APC ES 500]不意に起こる停電、ブレーカダウン、落雷などの電源障害に備えるために無停電電源装置(UPS)を購入しました。10479円なり。院長室にある2台のサーバとPowerMacG5を守ります。最近は、パソコンを守るためにUPSがよく売れているようです。最近は超小型で6000円ぐらいであります。

※今夜も何かと忙しいのでここらでつぶやきを終わります。最近、睡眠不足です。今朝も5時半に起きました。


25日(水曜日)
[殺人事件]ザクティーの調子が悪いということは以前にも書きましたが、リチウム電池を新品にしても電源スイッチが入りません。仕方なく、修理に出すことにしました。
  夕方、息子をクルマの後ろに乗せて吉野の坂道を下るとき非常に混んでいました。しかも警官が大勢立っています。パトカーや覆面パトカーが次々に市街地から吉野に上がってきます。最初は息子にパトカーだよと教えていましたが、 尋常ではありません。
  あとで知ったのですが、殺人事件が吉野町で発生したのです。ちょうどその現場横の幹線を走っていたのです。ザクティーを電器店にあずけて帰ってきたのですが、帰りはすごい渋滞で天文館から自宅まで通常ならば10分そこらなのに1時間以上かかってしまいました。

[入眠行為]久しぶりに息子を登場させたついでに本日の息子のできごとをちょっと書きます。今朝、私は4時半に起きてスライド作りをしましたが、なんと5時半すぎに息子も起きてきていっしょに過ごしました。息子は早起きしすぎて、昼食のみそ汁を飲む途中で動きが止まってしまいました。よくある食事中の入眠です。私の息子は早起きするのはいいのですが、早起きした日は必ず昼食中に眠ってしまうのです。周囲がいくら声をかけてもダメなようです。

[だんご虫]私の息子は先日、だんご虫をなめたか、あるいは、食べてか、その夜、2回ほど嘔吐しました。どの子供たちにもだんご虫は人気があって、私の息子も大好きです。3匹のだんご虫を口に入れたのを見たので、とっさに口から出させましたが、2匹しか口から出るのを確認できませんでした。息子によると、3匹全部吐き出したと言いましたが、嘔吐したというわけです。しかし、翌朝はケロッと元気になりました。

[お迎え]娘のこともちょっと書きます。本日午後、娘を小学校の門のところに立っていたら、吉野町内で開業されているK先生が「何しているの?」とニコッとされました。しばらくすると、校門近くのおばさんに「そこに車を置かないで向こうに行って!」と注意されました。校門から10メートル以上離れていたのですが、「すみません」と謝って30メートル車を離しました。この時間帯に学校の周りに車を停めて小学校内をのぞいているのは怪しい人物と思われたのかもしれません。
  これでいいかなと思ってバックミラーを見たら、今度は黄色のロードスゥーパーが後ろに来ています。結局100メートル離れて車を停めました。元の場所にはあとからやって来た別の車がいっぱい停まっていました。やはりおじさんは危険とみなされてしまうようです。

※本日は内輪話で恐縮です。すみません。


24日(火曜日)
[最近のマック事情] アメリカではマックがバカ売れしています。アメリカのアマゾンドットコムのパソコン売り上げベスト10のうち8つはマックです。これもiPod効果によるもので、とうとうインテルもアップルにすり寄ってきて、マックとインテルが組むのではないかといううわさが流れ始めています。そんなことはないと思いますが…。
 わが家には明日New iMacG5がおめみえです。3年間 使った二代目iMacはわが家のメインマシンの座を譲ります。初代iMacと二代目iMacは発表と同時に衝動買いしましたが、三代目iMacはマイナーチェンジして、しかも最新OSのTigarがインストールされたものを待って買うという大人の判断ができました。次はPowerBookG5のマイナーチェンジを買うという修業をしなければなりません。

[つぶやき]来月、依頼されている講演会のスライド作りを始めました。スライド提出締め切りが14日というのに気づいてあわてています。スライドのデザインテーマが決まり、あとは話の流れにしたがって1枚1枚スライドをつくるだけです。わかりやすい、記憶に少しでも残る講演にしたいと張り切っています。
 6月に向けて病棟に入院している患者さんが数人が退院します。半分は在宅に返します。半分は他の介護施設に行くことになるでしょう。ちょっと6月からは訪問診療が忙しくなりそうです。


23日(月曜日)
[つぶやき]本日は平凡なり。とくに忙しすぎることもなく、暇なわけでもなく、ふつうの1日だったと思います。
 さて、毎週月曜日の昼休みには臨床放射線技師のU君、医療秘書のY君が院長室に集まって、ざっくばらんな雰囲気で電子カルテの勉強会をしています。 今週はU君から先週の宮崎出張の報告をしてもらいました。宮崎市フェニックスリゾートでシーガイアカンファレンス2005が開かれました。 この学会のほとんどの出席者はSE(システム・エンジニア)であったのでかなり内容が難しいと思っていましたが、U君の報告(感想)もそうでありました。しかし、小児科医でありながらWineStyleの開発者である高橋先生と会い、高橋先生から直接にサンジャパンの担当者を紹介してもらい、一応の成果があったと思っています。フェイスツーフェイスのつながりはとても大切です。WineStyleは東京都医師会の地域医療連携システム「ほっとライン」(HOT project)に接続可能は電子カルテとして2番目に確認されました。ORCAとも連動しますし、当院にとって有望な電子カルテと思っています。

[眠気]最近、午後9時すぎになると、とても眠くなります。シーズンのせいなのか、年のせいなのか、疲れているのか、よくわかりません。11時ごろになると、少し覚めてきます。眠い頭を抱えながら、こうしてつぶやきを書いています。


21日(土曜日)
[天陽会グループ創立50周年記念式典]天陽会グループ創立50周年記念式典は聖路加国際病院理事長の日野原重明先生の90分の講演、ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈先生の講演で始まり、夜は記念パーティーがありました。パーティーは途中で抜け出して帰ってきましたが、いろんな意味ですごい式典でありました。
 まず、 日野原先生ですが、93才にして90分ずっと歩きながら講演された体力に敬意を表します。講演タイトルは「生きかた上手と医師への対応上手」でした。話の最初は雑談のようなノリでしたが、終わってみればタイトルどおりの講演になっているのがすごいです。分かち合うことが大切であると自らの体験を思い出しながら話されました。人間は貧しい状況にいると、分かち合おうとするが、物が豊かになると分かち合うことを忘れてしまう。さらにささいなことでも気に入らないことを許せなくなくなる。笑いや癒しのことも話されていました。腹が立ったり、落ち込んだりしたら、動きなさい。運動を始めなさいと言っておられました。動いていたら考えることができなくなるからだそうです。病気との共生を提唱されていました。医師への上手なかかり方ではこんな小話を紹介して笑わせていました。先生:「きょうはどうあって病院に来られたのですか。」 患者さん:「関節が痛いので来ました。」 先生:「どこの関節が痛いのですか。」 患者さん:「手足の関節です。」 先生:「手足のどの関節が痛いのですか。」 先生:「いつから痛いのですか。」 患者さん:「ずっと前から」 先生:「どれくらい前?」 患者さん:「結婚する前から」 先生:「結婚したのはいつですか。」 患者さん:「3回結婚したから…。」 実際こんな場面はありますよ。要領良く伝えるのが大切なのは当然です。
 この講演は鹿児島県文化センターでありましたが、講演参加料は無料で、一般市民にも入場希望者を募っていました。運悪く入場ができなかった人には日野原先生の書かれたベストセラー本が郵送されたそうです。
 次は、江崎玲於奈先生の講演です。江崎先生は80才、演壇にポンと飛び乗ってこちらの先生も若々しいです。遠くからは60才代に見えました。講演タイトルは「限界への挑戦」でした。江崎先生は民間人として初めてノーベル物理学賞を受賞した日本人です。東京大学理学部を卒業後、神戸工業に入社。その後、東京通信工業(ソニ−)、IBM社ワトソン研究所で活躍され帰国し、筑波大学長を勤められました。
 なかなか意義深いことを話されていたのですが、手元が暗くメモが取れていないためにほんの一部分しか思い出せません。
  周辺的な問題ではなくて中核的な問題を解決することが大切であると強調されていました。ふつうの人はそれがほんとうに重要な根本的なのか理解せずに問題に取り組んでいるが、たとえばアインシュタイン博士は中核的な問題を解決してきたことがすばらしい点であるということです。ちなみに今年はアインシュタイン博士が相対性理論を完成させた年(奇跡の年、アインシュタイン博士26才の時)から100年後で物理の年だそうです。
 江崎先生はエサキダイオ−ド(トンネルダイオ−ド)の発見実証によりノーベル物理学賞をもらわれたのですが、これは逆転の発想と言われています。 つまり、半導体は不純物を取り除き純粋にして使用していますが、江崎先生は不純物が多い場合の研究をなされて、その負性抵抗を見いだし、江崎ダイオ−ドを発明されたということです。32才のときだそうです。
 このような物理学の大発見はアルバート・アインシュタイン氏26才、江崎玲於奈氏32才というように若いとき、40才代になると大発見はできにくくなると江崎先生は、日野原先生の述べられてた老人になるにつれて分別力がつくという考えとは対照的な現実を何度も説明していました。

 この2つの講演中ずっと講師の横に手話通訳者が立って手話をされていたのは印象的でした。こんな豪華な講師陣の講演を立て続けに聞けることは鹿児島ではちょっと考えられない。しかも民間病院主催ですから驚きです。


20日(金曜日)
[つぶやき]本日も保育園健診に行きました。保育園(幼稚園)によって園児の雰囲気が違います。これは当然と言えば、当然ですね。教育方針が各々異なるわけですから。この間の幼稚園はおとなしい子どもが多いと少し批判的な印象を持ちましたが、本日は元気な子どもが多く好印象でした。子どもは伸び伸びと成長してほしいものです。
 さて、話題が大きく変わって、訪問診療のこと。当院は訪問診療を毎日20,30件やっていますが、その半分は非常勤の先生方によっておこなわれています。訪問診療は計画的であることが前提ですから、事前に患者さんと訪問診療日を約束しているわけですが、非常勤の先生が急に欠勤になったり、早めに帰られたりするので対応に苦労します。たぶん学会シーズンなのが理由と思うのですが…。
 久しぶりに、BBSに書き込みがありました。とてもうれしいです。動きのないBBSなのでたまにしかのぞかないのですが、本日ヘルスケアフォーラムの石山さんのメッセージがありました。だれでも遠慮なくBBSに日常的な話題を書いてください。待っています。


19日(木曜日)
[つぶやき]本日と明日は臨床放射線技師U君が電子カルテの学会に宮崎市に出張して不在のために外来がとてもいそがしく感じられました。レントゲン写真を撮るたびに照射線スイッチを押さないといけないので、たびたび(たぶん10回くらい)診察を中断せざるを得ませんでした。医師は権限の上でオールマイティーである反面とても忙しい立場です。
 さて、話題を移して、ケアマネージャーの立場についてですが、以前も書いたように患者さん中心のケアプランを立てて欲しいということです。本日あるケアマネージャーさんと話をして切にそう感じました。

[小話1]訪問診療時いつも居間に寝転がっている在宅患者さんに対して、看護師:「お風呂は自分で沸かすの?」、患者さん:「うんにゃ、ガスが沸かすよ。」、看護師:「…」。
 昔の人は薪を焚いて風呂を沸かすのが常でしたから、ガス風呂は進化の証だと自慢して言っているはずなんです。思い起こせば、私の実家もずいぶん長いこと薪で風呂を沸かしていたし、途中でオガライトなるもので沸かすようになりました。もっぱら風呂を沸かす役目は私で、結構うまかったのです。小学生のころまでやっていた記憶があります。それから、ガス風呂になり、今は電気温水器です。


18日(水曜日)
[かわかん通信5月号] やっと「かわかん通信5月号」がホームページにアップできました。今月号から15日発行日と勝手に変更させてもらいました。というのは、1日発行は毎月かなり忙しくて無理があるからです。10日が過ぎてから「かわかん通信」の編集に専念することにします。
 さて、その「かわかん通信5月号」ですが、絵や写真が少ないと一部の読者から言われました。そうなんです。まず、私の写真がないのです。今回、写真を取り直すつもりでしたが、病院のデジカメの調子が急に悪くなり撮影できませんでした。それならば、これまでの写真をまた使えばいいじゃないかと思うでしょうが、これまたいつも同じ写真でつまらないという一部の読者諸兄の声があるのです。それで、今回の編集方針は、文章いっぱいとしました。それでこうなったのです。
 私の書いた拙文はいいとして、「職員の思ふこと」の文章は読者のみなさん是非一読してください。 文章中に実名が出ていますが、社会人新人で私の仕事をサポートしてくれる医事課Y君の書いた文章です。Y君は野球をするのが好きで社会人チームに所属している爽やか系スポーツマンです。文章の内容とフォントが一致しませんが、Y君はフォントから受ける印象とは反対の硬派です。それを証明するエピソードがあるのですが、ここでは割愛させてもらいます。ところが、Y君の文章の最後に「もしよろしければ声をかけてください。よろしくお願いします。」とありますが、ちょっと硬派のY君から出た言葉とは信じがたい。一体どういう意味だろうと深く考えてしまいました。(「かわかん通信5月号」はここからも読めます。)


17日(火曜日)
[なつかしいなあ〜]NTTドコモ・FOMA SH700iのテレビコマーシャル(宮崎・初夏篇)を見て、懐かしい風景だなあと思っていたら、なんと宮崎県西諸県郡(にしもろかたぐん)小林市にて撮影とテロップが流れました。霧島高千穂峰の宮崎県側の顔です。野原も道もよく見た風景です。もしかしたら出演者の中に知人がいるかもしれないと目を見張っていましたが、1回見ただけではいませんでした。私はこんなのどかな所を訪問診療していたんです。ほんと、なつかしいなあ〜!

[つぶやき]個人情報保護法が言われている中で長者番付が発表になりました。名前も納税額も職業や役職も完全にオープンです。国が個人情報をあっけらかんに公表しているなかで、私たちは個人情報保護法という法律に惑わされ、法律が大切なのか、患者さんの利益が優先なのかという境界に頭を悩ませています。すごく滑稽な構図だと思います。
 それにしても、2004年度の長者番付トップはサラリーマンで納税額36億9000万円、時給約500万円と聞くと開いた口がふさがりませんが、株で稼いだと聞けば納得です。資産運用の天才に運が加われば年収100億円もありうるでしょう。
  また、高額納税者100位までの職業をみると、 健康食品会社社長が多いのにも唖然とします。正しい医学データのないサプリメントを買い求め、セッセと飲む人が多いということです。タイムリーなのかどうか、きょうの新聞にはサプリメントが原因の劇症肝炎による死亡者が8名というニュースもありました。これは氷山の一角と思われます。サプリメントは有害なものだというのが私の印象です。その理由はサプリメントの毒性というものではなくて、毒として働いた場合にサプリメントを飲んでいる人が宗教心にも似たまっすぐな気持ちで飲み続けているという事実があるからです。サプリメントをやめなさいと医者が言っても、劇症肝炎で死にそうにならない限り、少々の肝機能障害ではやめないのです。いつのまにか、話が飛んでしまいました。苦い経験が数々あるので、劇症肝炎の話になると、力が入ります。


16日(月曜日)
[つぶやき]きょうは充実した一日でした。かわかん通信の原稿も昼休みに書き終えました。校正して明日にも印刷して配ります。ホームページにもアップできると思います。
 ところで、 明輝会ホームページの構成を知らない人が多いのに気づきました。「つぶやき」を見るためにどこをクリックすればいいかということは周知のようですが、「金曜日の朝礼話」が記録されていることはご存知ないらしい。「職員の顔」も見れますが、ここはパスワードが必要です。また、いつでも「かわかん通信」を見れます。「明輝会の理念」もいつでも確認できます。
 まだまだ不十分なホームページではありますが、結構いろんな情報が眠っていますからこれを機会に見直して見てください。


13日(金曜日)
[再会]好きな人との再会ではありません。2003年11月8日のつぶやきに書いた患者さんとの再会です。当時のつぶやきにはあたかも二人の患者さんからクレームがあるように書いていますが、実は一人の患者さんが二つのクレームを言っていたのです。入院中に診察回数が少ない、エコーの説明を聞いていない、という理由でした。いずれも患者さんの誤解によるものでしたが、退院した翌々日に決定的な出来事が起こりました。当時のつぶやきには書いていません。あまりにも嫌な思いをしたために記憶から消し去るために敢えて書かなかったのです。いい面だけを書き記しています。真相はこうです。多くの不満を抱いて在宅に帰られたその患者さんは、私が訪問診療の時間を守らなかったために玄関で手ぐすね引いて待っておられ最初はニコニコいい顔をしていましたが、すぐに形相が変わり、午前中に来ると言っておきながら午後に来たなと怒鳴られて,「サーサー、カエッタ!カエッタ!モウコンデイイ!!」そのまま訪問診療中止になりました。私が午前中に訪問診療することはないので、どこでどう約束の内容が変わってしまったのか、わからなかったのですが、それだけの理由で門前払いでした。それまで毎週1回の訪問診療のたびに私に丁寧に感謝の意を患者さんは伝えてくれましたが、一度のミス?ですべて水の泡に消えてしまったことをとても哀しく思っていました。
 そして、きょう、その患者さんと1年半ぶりに再会しました。往診依頼があったからです。「お久しぶりですね。お体の調子が悪くなりましたか。」と声をかけてみると、ニコニコ笑いながら私の腕を両手で掴んでくれました。私は当時のことを忘れることにしました。私のことを認知できているのか、できていないのか、わかりません。事前に入っていた情報では認知障害で何もわからないということでしたが、しかし、私との再会を喜んでくれたように思えました。


12日(木曜日)
[グループホーム] 私は2つのグループホームの訪問診療をしていて思うことは、男女両方の被介護者を受け入れたグループホームの方が自然でいいのではないかということです。グループホームも社会の一部でありますから男女混じっていることがふつうだと思います。私の関わっている1つのグループホームの入所者の構成は男性6人で女性11人です。スタッフも男女混合チームで正確には知りませんが、およそ3分の1が男性スタッフです。
 高齢者は女性が圧倒的に数の上では勝るわけですが、それにしても女性ばかりのグループホームは少し奇異な印象を受けます。理想的には定員の3分の1が男性入所者であってほしいです。そして、男性スタッフもいてほしいです。

[ザクティー]毎日持ち歩いていたザクティーのスイッチが入らなくなりました。ザクティーが壊れたのか、充電式電池が壊れたのか、いまのところわかりませんが、私は電池がダメになったと思っています。忙しくてリチウム電池を買いに行けないのです。おかげで写真やビデオが気軽に撮れなくて困っています。EOS kiss DegitalNはありますが、これはそうそう気軽に持ち歩くわけにはいきませんので。


11日(水曜日)
[つぶやき]昼から近くの幼稚園の健診をしました。3才から5才の幼稚園児約100名、ちょっとおとなしい園児が多かったような、男児は長髪が多くて女児と区別かつきにくい感じでした。
 最初ははりきって診察しているのですが、50名あたりから聴診器が耳にあたっているところがとても痛くなってきます。横目で残りの園児の数を数えながらがんばりましたが、幼稚園の先生がドドッとたくさんの園児を連れてくると、「まだ、いたのか。けっこう、おおいな!」とつぶやいてしまいました。
 幼稚園健診や学校健診の診察は昔に比べてやる意義が薄れているように思います。栄養状態はいいし、あんなうるさい環境で短時間で聴診しても心音異常はわかりません。機能性心雑音をいっぱいみつけているのですが、正常と報告しています。正常ではありませんが、病気の心音ではないので、いちいち報告すると親が心配するのではないかと思い、そうしています。さて、話はもとに戻りますが、病気の児童はすでに病院にかかっているし、むしろ幼稚園や保育園に通わない子供たちこそ健診をすべきと思います。そういう子供たちの中に被虐待児などがいて救いを求めているのではないかと思います。

 夕方、床屋に行ってリフレッシュしました。今週はゴールデンウィークの影響で外来診療も訪問診療も多いでようです。


10日(火曜日)
[つぶやき]今週になって、ぐっと書くべき書類が増えて7時までせっせとキーボードを叩いています。たぶん病棟用が100枚ぐらい、在宅用が20〜30枚、主治医意見書が10〜20枚溜っています。毎日、10枚以上書いているのですが…?
 どどっと疲れて帰宅して家族と夕食を摂り、子どもと風呂に入って、リビングでくつろぐのは9時です。子どもと遊んだあと、子どもからいっしょに寝ようと誘われるので、それに応じると自分まで寝てしまいます。1時間ぐらいで起きますが、火曜日とか水曜日とか土曜日とかはそのまま朝まで寝てしまうことがあります。どうしてそうなるのかというと、この日は当直の先生が診療所にいるので、ついついアルコールを飲んでしまいます。そうたくさんは飲まないのですが、かなり効きます。書類の貯金がゼロになるまでこの生活パターンは続くかもしれません。


9日(月曜日)
[つぶやき]午前中は外来診療が多くて 終わったのは昼1時。毎週月曜日は「ろうけん青空」の給食サービスの試食弁当を食べますが、ここでやっと一休み。ホッとします。おいしい弁当を食べ終えると、レセプトの点検。これが意外に大変。レセプト点検が済んだと思ったら2時です。訪問診療が10件、4時からは再び外来診療。6時から病棟に上がって何人か診察したり、胃瘻チューブ交換をしたりしました。
  自宅に電話を入れて、「まだ帰れない。これから紹介状を3件、その他の書類も書かないといけない。」という旨を伝えると、「あした書くのはダメなの?」という早く帰宅してというメッセージ。ある程度がんばって書類を済まさないと明日がさらに忙しくなります。というのも、3件の紹介状は明日の朝には取りに来るし、その他の書類も明日までの締め切りだからです。レーザープリンターで印刷をして、あわてて車に乗り込み、自宅に帰ったのは8時をまわっていました。ほんと、忙しい一日でした。まるで休むことのないベルトコンベヤーに乗っているようです。
 細かいことを言うと、採血指示、検査指示、点滴指示、処方の確認などを随時訊かれます。これは重要な仕事です。正確さが要求されます。まちがうといけません。実はきょう、まちがいをしてしまいました。患者さんを勘違いしてしまい、まちがった指示を電話で伝えてしまいましたが、電話をきってすぐに気づき、訂正の連絡を入れたのです。朝のバタバタしているときでカルテを出して確認すべきでした。カルテを出してと言ってからなかなかカルテが出てこないので見切り発車してしまいました(反省)。


8日(日曜日)
[つぶやき]きょうは日当直なので、ほとんど自宅で過ごしました。病院から呼び出しがあればいつでも出向くためです。さいわいに電話だけで足を運ぶことはありませんでしたが、遠くに出かけられないのは退屈です。自分が当番の日に限って天気がいいとは皮肉なことです。
 さて、朝から少し伸びた芝生が気になって先日買ったアーレスティー社の芝刈り機で長さ10mmまで刈り込んでみました。正味2時間ちょっとで自宅庭全面の芝生を刈り取りました。ポリ袋が6個です。青々としていた芝生が茶色に変わってしまいました。見た目は刈る前の方がよいのですが、雑草がなくなったので、茶色の芝生もよしとしました。それにしてもアーレスティー社の芝刈り機はよく切れます。不注意なことに、電気コードを巻き込んで断線してしまいましたが、15mの電気コードを2本持っていたので作業を中断せずにすみました。今回は芝生のエッジを別の電気式回転刈刃で刈り取りました。これも能率アップに貢献しました。芝生のエッジや隅はなかなか機械が使えないので手作業になるのですが、いわゆる草刈り機を使ってみました。これで芝生の管理がある程度できそうな気がしてきています。
 バラを見てみると、葉が毛虫にみごとにやられています。4月のころのバラは葉が生い茂っていたので今年は期待がもてると思っていたのに。ちょっと目を離したばかりに今年もバラはだめそうです。
 また、高原町(宮崎県)から持ってきたタチバナの木、これは高原町の木でみかんの原木と聞きました、が初めて花をいっぱい付けました。おかげで白い花にミツバチが何匹もやってくるので、花弁が下にいっぱい落ちています。ことしはみかんがなるかもしれません。

刈る前
刈った後
たちばな
バラ

 


7日(土曜日)
[時間が薬]しばらくの間、つぶやきを更新せずにすみませんでした。ネタがなかったわけではありません。ネットから遠ざかっていたのでもありません。つぶやきを更新しないのに毎日何人もの人がホームページを訪れてくださるのを知って、心苦しくなりました。それなのに、つぶやきを更新しませんでした。

太平洋に浮かぶヨットを見ていたら、つぶやきをまた書きたくなりました。海に光が差し込んで来て、海の広さを改めて思い知らされました。

遠くから見ていると、とてもきれいな花の木に見えます。近づくと、それは人の手が加えられていることに気づきます。そばにいると、いろんなことが見えてきます。その事実を知ってがっかりすることもあれば、反対に感心させられることもあります。いづれにせよ、何も知らずに遠くから見ていた方がきれいなものが存在することは事実です。


1日(日曜日)
[お知らせ]私個人の都合によりきょうからしばらくつぶやきを休ませてください。また、みなさまにつぶやきを読んでもらう日がくることを楽しみにしています。

 

 
 
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