つぶやき8月 
 

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31日(金曜日)
[つぶやき] 9月5日に新しいタイプのiPodが発売されるとのうわさがかなり現実的になってきました。というのも米国時間9月5日午前10時にスペシャルイベントを開催するとの招待状がAppleから発送されたからです(下画像)。
 たかがiPodの発表じゃないかと思っておられる方が大半でしょうが、これはわたしにとっては大きなことなのです。ご存知のようにホームページアクセスカウンター10万回突破記念イベントをおこない、8月2日のつぶやきにおいて当選者2人を発表しました。この2人の方はiPod nanoを手に入れる権利を持ったままその権利を行使されていません。 それは新しいiPod nanoでもいいですよと私がメールしたので、現在新しいiPod nanoが発表されるのを待っている状態なのです。
 うわさによると、新しいiPodにはMac OS Xがインストールされているようで、そうなるとかなりいろんなことができそうです。それにともない当然 液晶画面が大きくなるらしく、iPhoneのようにタッチスクリーンなるとかならないとか、もういっぱいうわさ情報があります。金額も300米ドルといううわさもあり、これが本当ならばかなりの予算オーバーになりそうです。
 いずれにせよ、9月5日が楽しみです。


30日(木曜日)
[つぶやき] 内村川上内科のホームページアドレスを変えました。これまでuchikawaだったところをclinicにしました。その理由は、『特定健診・特定保健指導』の申請に内村川上内科のホームページアドレスを登録する必要があったからで、uchikawaは間違いやすいしローカルな印象を受けます。そこですっきりclinicとしました。
 『特定健診・特定保健指導』の情報を求めて内村川上内科のホームページに来られた方を明輝会のホームページに誘導するしかけがなかったのでそれも作りました。BBSにも書きましたが、ホームページ作りが遅々として進みません。やはり、『先ず隗より始めよ』ということでしょうか。私の9月はホームページ作成の月にしたいと思います。


29日(水曜日)
[つぶやき] 外来に私と同じ年の男性が咳を心配して来られました。奥さんも同伴で夫が肺ガンではないかと心配されていました。レントゲン写真を2方向から撮影したり、結局CT検査をしました。白と判定しましたが、夫婦の会話を聞いていると、苦笑したくなることがたびたびでした。
  奥さんがいくつの方なのか知ることはできませんでしたが、タバコをやめて10年以上経つのになぜ今でも咳をするのでしょうと悩んでおられる様子で、それを見ていた夫は、
「年やっでよ〜。(年をとっているから)」
と、まじめに真剣に答えるものですから、つい同じ年の私としましては、年なのかなあ、いや年じゃないと思っていました。そして思わず、
「以前吸っていたタバコの影響で肺や気管支で咳が出やすくなっていて出てくるのでしょう。」
と言ってしまいました。奥さんは、
「タバコをやめて10年以上経つのに影響あるんですかね〜」
とまた悩んで、じっと夫の方を見ると、また、
「年やっでよ〜。(年をとっているから)」

 私はなるべく目の前の患者さんには安易に『年だから』という説得はしないようにしています。一応の検査をおこなって加齢が原因だと考えざるを得ない場合は、
「『年だから』、仕方ないですね。」
と言います。
 『年だから』という『年』の定義すらあいまいです。80才?85才?私はだいたいこれぐらいを考えていますが、もしかしたら後期高齢者の方を指すのかもしれません。

 いずれにせよ。私と同い年の患者さんが『年だから』と言われると、ついいろいろと考えてしまいました。


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28日(火曜日)
[つぶやき] 久しぶりの当直にビクビクしています。さっそく1件の往診依頼は済ませましたが、今夜どうなるかと考えると、眠れません。疲れが慢性的に蓄積しているので、夜中に仕事をしたら、翌日に応えるだろうなと思います。なるべく早く床につくとしましょう。


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27日(月曜日)
[つぶやき] 新しい安倍内閣が発足して、新しい厚生労働大臣は舛添要一氏が就任しました。自分の母を介護した経験のある舛添氏。これまでの厚労大臣とはかなり違うと思うし、はっきりと意見・持論を言われるだろうと思います。日本医師会とどのような関係をもつのか未知数です。よくも悪くもこれまで以上に医療制度や介護制度が変遷しそうです。


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25日(土曜日)
[つぶやき] 初めての心エコー専門外来をしました。担当医は私の後輩で、私の母の主治医でもあった先生です。検査ばかりでなく、今後の治療方針をていねいに教えていただき大変助かりました。看護師さんや事務方も準備対応がよくてスムーズに診療が進みました。たいへんよかったと思います。


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24日(金曜日)
[つぶやき] ことしもグループホームよしの村の夏祭りがやってきました。私は途中からの参加でしたが、会場に着くなり昨年よりぐっと運営に力が入れてあり、もうりっぱな地域の夏祭りになったなあと実感しました。舞台では地域の人の歌や踊り、職員のエンタメが次々に出され、あっという間の2時間半でありました。最後は恒例の抽選会が開かれ、たくさんの豪華景品が3人の子どもたちによって抽選され、それを進行役が読み上げるという形で皆に平等に当りました。そうして2等、1等、よしの村特別賞の3つは私が抽選しました。子どもたちはみんな『ニンテンドーDS』がほしくてよしの村特別賞に期待していたようですが、なんとそれは当法人の若い職員に当ってしまいました。『ニンテンドーDS』を手にした職員はさっそく子どもたちに囲まれていました。


23日(木曜日)
[つぶやき] 明輝会が9月から運営する高齢者専用賃貸住宅いわゆる高専賃の名前が『星空』と決まりました。『空』の字がつくのでつい『青空』を連想してしまいますが、吉野にはこのほかに『おおぞら』もありますから、まちがわないようにしないといけません。場所は、グループホームひばりのとなりにあります。すでに見学可能になっていますから、興味のある方が事務局に連絡してください。『星空』について詳しくは下のパンフをみてください。


22日(水曜日)
[つぶやき] きょうから診察時に医事課の女性に横に座ってもらい電子カルテの入力をすべてやってもらうことにしました。電子カルテの入力から解放されて、わたしは患者さんとの会話に集中でき、診察も丁寧に、説明も丁寧にできました。その日のショートサマリーや今後のプランを言葉で助手に伝え、入力してもらうわけです。このやり方だと、わたしが診察している間にも助手が入力ができるのが強みです。また、これこれを入力してと言い残して、エコーや胃カメラに行くことが可能です。これだけのことで非常に診察効率がアップし、通常の半分近いスピードで患者さんの外来診療が済んでしまいました。
  電子カルテWINEの入力に慣れていない非常勤の先生対策として始めましたが、ずっとこのスタイルでいこうと思います。まず医事課の女性が同じレベルで入力できるようにスキルアップすることが大切で、そのためには実践で鍛えるしかありません。このことは医学的知識が一番ある研修医であってもなかなか目の前の患者さんを診断し治療できないのと同じです。とにかくいろんな場面に出くわして生きた経験が大切。そういうわけで電子カルテの入力ができると思っている医事課の女性にわたしの助手になってもらいましたが、このやり方はとてもいい方法だとわかりました。


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21日(火曜日)
[つぶやき] 残暑がつづき、訪問診療の2時間はたいへんです。きのうの朝礼では熱中症の話を少し詳しく生理学の講義のように説明しましたが、そのあと、患者さんの家はクーラーがあっても使わないで暑いのではないかという事務局長からコメントがありましたが、まさしく実態はそのとおりです。クーラーはきらいという高齢者は多いし、電気代がもったいないという理由で使わない人もおられます。昔とちがって緑が少なく、逆に熱を発生するものが増え、地面がアスファルトで覆われて反射熱も強い。このような変化があるにもかかわらず、温度に鈍感な高齢者は脱水を起こしたり、熱中症に陥りやすいのです。
 ちょっと話題のない一日でしたが、暑い暑いと言いながら奮闘しています。書類作成はビフォアー9とアフター7にやっています。


20日(月曜日)
[つぶやき] 先週のことですが、自宅のiMacが突然クラッシュして一瞬にしてデータが消えました。修理をパソコンミスミに依頼していましたが、きょうやっと内蔵ハードディスク交換という作業を終えてiMacが帰ってきました。内蔵ハードディスクには大切なムービーやフォト、そしてiTunes Storeからダウンロードした10000万曲近い音楽データがあったのですが、どうしてもデータを取り出すことはできないということでショックを受けました。そして、バックアップの大切さをしみじみ感じました。少しは外付けハードディスクにバックアップを取っていたのですが、やはり大きなデータ、大切なデータを取り込んだときは、別のところにもコピーをしておくべきです。
 電子カルテはどうなっているかというと、毎日自動的にバックアップを取っているらしいです。データは2重でも3重でもバックアップを取るべきと考えます。みなさんもいつか突然やってくるハードディスクのクラッシュには対策をとるべきですよ。大切なデータを失って後悔しないために。

 きょう、一日とても忙しい日でありました。書類を書く時間がとれなくて、また書類がたまってしまったわけです。実は昨日の日曜の午後は主治医意見書作成のためひとり外来診察室で主治医意見書10数通を書いていたわけです。それらはきょう提出できました。あすはどうなるでしょう。


19日(日曜日)
[つぶやき] 土曜日はサマーナイト大花火大会で11万人の見物人が鹿児島北埠頭付近や鹿児島市役所前大通りに集まったようです。その花火がすばらしかったことをここでうまく表現できませんが、とくに終わり10分は最高でした。もちろん私はいい位置に陣取ってビールを飲みながら花火見物をしていました。

 この花火を見る前に私は土曜日の午後を利用して薩摩川内市の大学時代の同級生が経営している2つのクリニックを見学に行きました。カーナビゲーションに引き寄せられて50分弱で到着しました。内村川上内科から新門整形外科までは距離にして55km、そのほとんどは九州縦貫道と南九州自動車道の自動車専用高速道路です。

 いきなり、白いおしゃれなクリニックの前に到着しました(写真下)。携帯電話で新門君に到着したことを知らせると、なんと彼は白のワイシャツにネクタイを締めて現れました。学生時代はずっと一緒に行動していたので新門君がネクタイをしていることがとても奇異に感じられました。何かあったのかと思ってみたり、理事長になったからなのかと考えてみたりしました。新門君曰く、医業は接客業だから開業以来ずっとネクタイを締めて仕事をしているんだと。信じられないお言葉…。
 それから4月に開院した2つ目のクリニックに入っていきなりぶったまげた。それは受付の女性が美人だったからではありません。受付の女性の挨拶は大きな声でとても好感が持てました。ぶったまげたのは、受付の真横、いわゆる待合ロビーにエルゴメーターやウォーカーがいくつも置いてあったからです。
「診察を待っている間にサービスで運動させるの。」
と、思わずとんちんかんな質問をしてしまいました。実はそこは機能訓練室だったのです。待合ロビーと連続していました。ボーダーレス、壁がなかったのです。私の固定概念ではリハビリ室には入口があって、そこのドアを開けて行くものだと思っていました。
 新しいクリニックだけあって明るくて開放的というのが、このクリニックのイメージでした。それから院長に会いました。院長を見てまたもやぶったまげました。院長は私たちの後輩で神経内科のドクターです。ぶったまげたのはその白衣でした。おしゃれ過ぎてまるでホテルマンでした。ここで新門君のネクタイ姿がこの背広のような白衣と結びつきました(写真下、肖像権の許可を取っていませんので一部穴が開いています)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから新門整形外科に移動しました。道路をはさんで向こうに大きな3階建ての建物があります。中をあちこち案内してもらいました。
  第一印象、中庭に大きなクスノキがあって、この木がとてもいい。それを取り囲むように旧クリニックが建っています。このクスノキは昔からある木で、医療法人名を「くすのき会」としたということです。この木がクリニックを大きくしていったのかもしれないと書くと、新門君におこられるかもしれませんが、どうしても木からすごいパワーが出ているように私には思えました。


 上の写真は新門整形外科の玄関です。撮影した方向が悪かったのですが、築10年で、円盤かハンバーガーのような建物で緑の葉を生い茂らせたハッピーツリーのクスノキがみえます。
 二番目の印象は、リハビリ室が広い。整形外科だから当然ですが、理学療法士10数名をかかえて実にパワフルに運営しているのが伝わってきます。ここでも気持ちの良い挨拶を受けました。
 
  旧クリニックにくっつけて3階建ての本館があるわけですが、ここにはりっぱな手術室がありました。清浄度クラス1000と言っていたので、かなりクリーンな手術室です。麻酔科医の常勤をおいてかなりの数の手術をやっているようで、ここが経営の源のようでした。
  手術した患者さんはなるべく早く退院させて、隣のクリニックに移してリハビリをどんどんさせるという流れができていました。常勤医5名、オペ待ち50人、一日外来数350人。学生時代の彼からは想像できませんが、かれは一生懸命に働いていました。毎日しんどいけれど頑張っていると自信を持って話してくれました。彼は昔から自分流で生きていて、表現を変えると、自分の人生観をしっかり持っています。また、交友関係が広いのです。こう書いていくと、彼がりっぱなクリニックをたった10年で立ち上げ、経営も順調であることは納得できます。それにしても経営手腕には脱帽です。

 最後に、彼らしい趣味の一面をみせてもらいました。プライベートなことなのでここではすべてを書くことはできませんが、ラジコンの飛行機をいっぱい所有しているのに私が驚愕したと書いておきましょう。彼所有のラジコン飛行機とヘリコプターは合わせて10数台以上。いろいろ質問すると航空力学の講義が始まりました。彼はこれ以外にも普通の人には想像できないビッグな趣味、夢を実現していました。また、遊びにくることを約束して薩摩川内市をあとにしました。


17日(金曜日)
[つぶやき] 内村川上内科の歓送迎会が盛大にありました。送られた方は、長く当院医事課で活躍された診療報酬のブレインことYさん、病棟でナースとして学生のときからがんばってくれたUさんです。ふたりとも内村川上内科のために大いに力を発揮していただき、辞表を見たときはおどろき、何とかならないものかと思いましたが、真剣に考えた結果の人生の選択なので判を押しました。
 人生80年として、そのうち元気に仕事ができる時間は40年ぐらいです。Yさんは当院に約10年間勤められましたから40年の4分の1を当院に捧げてもらったのです。これには、縁というエネルギーがあったからだと思います。
  写真をみると、歓談していますが、ちょっと部屋の形が悪くて全体としてのまとまりがなかったのが残念です。ぜひともYさんが10年間当院にいた思いを壇に立ってマイクを通して語るのを聞きたいというのが私の強い希望でした。というのも、10年同じ職場にいるといろんなことがあっただろうし、残された人に多くのメッセージがあるはずです。私も7年間勤めた病院を辞めるときの送別会のときはみんなの前で思い出を語り、涙があふれてきました。その思いが、その後の人生のエネルギーになると思うのです。
 送別されたお二人にはこれまでの勤労に対して心から感謝いたします。しあわせな人生行路を歩まれることを祈念します。


16日(木曜日)
[つぶやき] 以前当院に勤めていた看護師のSさんの息子さんを診察しましたが、診察後Sさんが診察室に入ってこられ、息子さんの病気のことばかりでなく別の話もしました。そのなかでSさんから
「ねえ、先生。Aさんを覚えていますか。」と訊かれました。
「Aさん? いや、覚えていませんが。どんな人でしたか。」と聞き直すと、
「昔、先生に大学病院でインターフェロン治療をしてもらって、たいへんお世話になったとAさんは言っておられます。Aさんは先生が内村川上内科におられると知っていますが、今の私があるのは先生のおかげだととても感謝していますと伝えてくださいと頼まれてきました。」とSさんがペコリと頭を下げました。
 Aさんという患者さんはどんな人だっただろうと懸命に思い出そうとしましたが、まったく思い出せません。患者さんは私のことをはっきり記憶していて、10数年経った今も感謝の意を抱き、それを間接的ではあるにせよ伝えてくれているのに思い出せないとは。次第に私は自責の念にかられてきました。一方で、当時インターフェロン治療を100人以上もしたからその一人一人の患者さんを克明に記憶しているはずがないと言い訳も考えてみました。
 私も医師になって23年。ずいぶん多くの患者さんと出会ってきました。外来の患者さんのようにたった1回しか会わなかった人もいるでしょうし、入院患者さんとして受け持って何か月もあるいは何年も接した人もいます。その中でどうしても忘れられないことというものが確かにあります。それは患者さんとの会話もありますが、患者さんの顔や表情が強く記憶されている場合もあります。視覚的なことではなくて私の手が記憶していることもあります。たとえば癌を触診したその感じとか。そこには当然、主治医である私と患者さんとの感情もいっしょにパッケージされて記憶されています。
 しかし、今回のできごとからわかるように忘れた事実が圧倒的に多いはずです。患者さんはいっぱいいるのだから一々覚えられないよと言ってしまえばそれまでです。私を覚えてくださって感謝の意まで伝えてくださったのに。やはり、自責の念にかられて自室にある昔の患者さんたちの入院歴の記録(サマリー)を探してみましたが、とうとうわかりませんでした。


13日(月曜日)
[つぶやき] お盆初日だからか外来は閑散としておりました。よし!私はこことばかりに溜まった書類を書くことにしました。診察の合間に書き上げた主治医意見書は4枚でしたが、そのうち2枚は今回初めて書く意見書でした。初回と2回目以降は書き上げる時間に大差があります。当然、初めて書くときはいろんな情報を集めなければいけないので思いのほか時間がかかります。カルテや医療情報提供書などをすべてもう一度目を通します。直接、施設や家族に電話して聞き取り調査をすることもあります。こういう意味で初めてレポート2通を含む4通を書いたことは満足でした。外来診療が少なくても十分に仕事をやったなという気になりました。
 しかし、まだ 手付かずの主治医意見書が十数通ありました。それを知って私はため息をついたところにさらに新たに5人分の主治医意見書が郵送されてきました。思わず笑ってしまいました。
 明日あさってとクリニックはお盆休みになり休診ですが、通所リハビリテーション(デイケア)等はもちろん通常営業です。日直の先生の休みが多いので私が在宅患者さんや入院患者さんに対応することにしています。


12日(日曜日)
[つぶやき] 土曜日の夜7時半からサンロイヤルホテルで今年も夏のビアパーティーがありました。明輝会職員を中心に来賓も加えて参加人数180人。ほどよく風が吹き、真っ黒い雲が雨を降らすのでは少し心配でしたが、最後まで盛大に楽しいひとときでした。


10日(金曜日)
[つぶやき] 7時から鹿児島県医師会館で『県医師会産業医研修会』があり、『特定健診・特定保健指導』について聞いてきましたが、まったくよくわからない話でありました。これまで実施してきた職場の事業所健診、市町村の基本健康診査が廃止され、平成20年度からは『特定健診・特定保健指導』に移行するのだそうです。40才から74才まですべての国民が対象になります。
 当院も『特定健診・特定保健指導』アウトソーシング先として登録しないといけないと思いました。アウトソーシングという横文字を行政サイドが作った資料にはたくさん出ています。最初は何のことやら理解できませんでしたが、外部委託のことのようです。とにかく登録しないと『特定健診・特定保健指導』ができないわけです。
 しかし、その登録の仕方がややこしい。国立保健医療科学院のホームページにアクセスして登録するのだそうです。自分の医療機関のホームページを持っていたほうがいいが、ない場合は所属医師会のホームページの中で登録されていることが広報されていればいいようなことを言っていました。健診データも電子媒体で提出し、すべてのデータを国が管理するようです。
 ここまで聞いて、インターネットができない医療機関はダメなのかという疑問が沸く訳ですが、行政サイドの説明によると、市町村などに紙でのデータ提出を個々に頼んで電子媒体への変換作業を代行してもらってくださいということでした。
 おそろしいことにこの『特定健診』の受診率や『特定保健指導』の実施率、メタボの減少率に関して医療保険者にペナルティが課せられるのです。つまり、悪いと75才以上の後期高齢者医療支援金を加算したり、減算したりするのだそうです。
 とにかくこんなややこしいが、重要な話が突然に出てきて困惑です。さっそく明日から当院医事課が中心になって対応していきたいと考えています。


9日(木曜日)
KIRIN一番しぼりさん、new groundさんのお二人が掲示板(BBS)に応援メッセージをくださったこと、明輝会職員の何人かが「ほんとうに『つぶやき』をやめたんですか。続けてください。」と懇願してくれたこと、そして理事長が直々外来診察室にお出でになり、「いろんな声もあろうが、『つぶやき』 がなくなってみんなのペースが狂い始めているので『つぶやき』 を再開してください」と言われたことが決定打になり、「自由に書いていいのであれば、やります」と返答し、今夜からふたたび書くことにしました。
 自分の書きたいことを書かずに当たり障りのない記事を書き続けることはストレスです。これからは、自分の書きたいことを自分の表現で書いていきます。もちろんネチケット(ネット上にエチケットのこと)は守ります。 書くことがダメならばいよいよポッドキャストでも始めようかと思っていました。
 
 さて、 今回の10万回アクセス記念問題イベントを実施して、ネットの影響力を改めて知らされました。鹿児島市内のふつうの人たちからの応募が2,3件ありました。千葉県の方からも応募がありました。いろんな職種の方、鹿児島から遠くにお住まいの方、がこの『つぶやき』を見てくださっている。ついこの間の有床診療所連絡協議会総会のシンポジウムで毎日更新している自分のホームページを宣伝したから、全国からアクセスがあるのかもしれない。そう思うと、ちょっと心苦しいでしたが、1週間という時間に一度も『つぶやき』を書くことがないことで自分にとって『つぶやき』を書くことがどういうことなのか、自分と『つぶやき』の関係が少しわかってきました。
 『つぶやき』を書かなくなって私の就寝時間と起床時間がとても早くなりました。10時に寝て4時に起きるという生活リズムになっています。
 あっ、昨日とてもスリムでスタイリッシュなiMacが発売されました。ちょうど自宅のiMacG5のハードディスクがクラッシュしたようなので気分転換に買い替えようかなと妻と相談しています。そのなかにWindows VistaもインストールしてWindowsの世界ものぞいてみようかと思います。


2日(木曜日)

《10万回アクセス記念問題当選者発表》

応募者は『マックな問題』に4人、『医療介護の問題』に5人が応募してくださいました。『マックな問題』の満点(10点)は3人、『医療介護の問題』に満点は1人でした。満点でない人5人全員9点で、『マックな問題』の平均点9.75点、『医療介護の問題』の平均点9.20点というハイレベルでした。
 規定により『医療介護の問題』の当選者は満点の方にさしあげます。『マックな問題』の満点は3人ですが、3人の方の応募時刻をみると、7月10日 22:28:41;7月12日 23:36:54;7月13日 0:10:54です。満点の3人みんなを当選者としたいのですが、このイベントの運営は私個人でおこなっているので、7月10日 22:28:41に応募された方を当選者とさせていただきます。
 当選者:『マックな問題』に7月10日 22:28:41に応募された方;『医療介護の問題』に7月12日 20:26:00に応募された方。おめでとうございます。近日中に当選のお知らせメールをお送りします。
 最後に当選者の発表を少し早めたことをお詫び申し上げます。もしかしたらこれから駆け込み応募をしようという方がおられたかもしれません。

 その理由は、『つぶやき』を本日を以て止めるからです。5年間の長い間、『つぶやき』を読んでいただきありがとうございました。一応の目的は達成できたと思っています。
  『つぶやき』は対象者のない、無責任な発言だったのですが、意外と影響力があると指摘されていました。そのためにいろいろな制限がありましたが、ものを書く立場からすると、表現の自由がないことほど苦しいものはありません。この執筆環境は、最近まで来年オリンピックのある国のようでしたが、とうとう将軍様の国のようになったので、これが潮時と感じました。
 これからはふつうのホームページ作成に力を入れて行きます。長い間ありがとうございました。


1日(水曜日)
[つぶやき] 暑さの話題のあとは接近中の台風5号が心配です。台風5号は7月半ばに接近した台風のように大型ではありませんが、まっすぐに南九州に向かって来ているので心配です。最接近時間帯が昼間なので医療機関や介護サービス施設はその影響を大きく受けます。
 医療機関に通院する 患者さんは自己責任で来院するかどうか決めますが、通所リハビリテーションなどの介護サービスの利用者はちょっと立場が違って、サービスがあれば送迎車に乗って来るというわけです。もちろん安全が重要なので台風の暴風域に入るのであればサービスを中止します。サービスをするかどうかを見極めるのは、安全を確保できるかどうかを考慮しながら慎重に判断することになります。

 今週の土曜日には高校の同窓会総会が予定されていて、そちらへの台風の影響も心配しています。私たちは幹事学年なので、開催5時間前から準備のために会場に行きます。東京、大阪、福岡など県外からの出席者が100人以上はいるでしょうから台風5号がどのようなコースをとるのかも気になっています。