つぶやき3月
明輝会ホームへ

主な予定:今月から副院長による女性医師外来を始めます。診察を希望される方は受付に申し込んで下さい。詳しくはここを読んでください。→

19日午後から内村川上内科会議室において古い子供服を置きますので勝手に取ってください。(お詫び:整理に時間がかかり遅れていますが、必ず出しますからお待ちください。)



31日(月曜日)
 平成19年度最後の日をバタバタと過ごしました。明日からいろんなことが変わるのでその都度試行錯誤でやっていかないといけない。
  たとえば、電子カルテも新しい医療制度に対応してカスタマイズが必要なんです。一応カスタマイズしたのですが、実践で通用するかという不安を抱えながらのスタートとなります。また、入院患者さんにもきょうから電子カルテを使い始めました。こちらも入院バージョンにカスタマイズする必要があります。
 ほかにも薬剤師の上野先生が作ってくださった入院患者管理ソフトを使うことにします。これはなかなかのすぐれもので、入院療養計画書、紹介状、退院サマリー、看護師の書く各種書類、その他多くの書類を統括管理するソフトです。患者さんの基本情報(名前、生年月日、病名、処方内容、など)は一度入力すればすべての書類に反映されるので能率的です。


28日(金曜日)
 ピンピンコロリが一番いいと言われていますが→●、ほんとにいいのかなと思います。
  おとといから在宅で肺炎の治療を始めた患者さんですが、私が診察を終えたあと30分もたたないのにトイレを済ませてそのまま眠るように死んでしまいました。ず〜っと外来診察を続けてきた人ですが、2週間前のこと、ちょっと咳をするからという理由でレントゲン写真を撮ったら肺炎を起こしていました。以来治療を続けてきましたが、炎症反応が改善しないため治療方針を替えてきょうが3日目でした。食欲もあるし、ソファーに座って私の診察を受ける様子からはまさか30分後に死んでしまうとは思わなかった。本人はどうもないと言っていましたが、明らかに呼吸状態が悪く、酸素療法導入を指示し、明日にでも入院させようと考えていました。
 コロッと逝ってしまう。突然死んでしまう。家族に負担?をかけないで迷惑?をかけないで短時間で天国に行ってしまう。別の表現をすれば、武士的な生き方かもしれません。
 私個人はピンピンコロリは嫌です。ゆっくりと近づく死を迎えるというのがいいように思っています。この考えは変わるかもしれませんが、いまはじっくりと自分の体の変化を知りながら家族とのきずなに感謝するのがいいなあと思っています。


27日(木曜日)
 副院長のブログ「Cheer Up!」をもっと宣伝してよと頼むのでこの場を借りてもう一度紹介します。明輝会ホームページの右側、ピンクの入口の6番目に『Cheer Up!! 副院長のブログ』とあります。
  絵文字や動く絵文字の多いブログで、よく表現すれば賑やかで楽しい雰囲気、口の悪い人は気ぜわしい落ち着かない軽い雰囲気と言うと思います。 内容はブログ初日に書いてありますが、「日々のできごとを女性の目線で書いてみたいと思います。日常の診療風景、感じたこと、患者さんの笑顔、スタッフの姿、私の趣味もろもろ.......」です。
 面白いのは、明輝会のだれかにスポットをあててブログに書くという個人企画を始めたことです。トップバッターは内村川上内科の管理栄養士柏木主任でした。
  さあ、次はだれでしょうか。内村川上内科スタッフだけでなく、ろうけん青空やグループホームにも出向いてザクティーでパチリとすると思います。パチリとされて取材を受けた方がブログにアップされるかもしれません。


副院長診察室


26日(水曜日)
 今夜は鹿児島県保険医協会の勉強会に出席しました。内村川上内科からは9名が出席。最前列に横並びに座って午後6時30分から9時まで休憩なしの説明会でした。
 今回の医療報酬の改正は大きく、疑問点も多いのでいろんな情報を集めています。グループホームや高専賃では在宅医学総合診療管理料が3000点に下がると思っていましたが、特定施設ではないので下がらず4200点のままでよいということがはっきりしました。また、これらの居住系施設への在宅訪問診療料は200点になるものの訪問診療した患者の数だけ200点ずつ取れることもわかりました。とりあえず、よかったとホッとできました。
 会場では何といっても外来管理料の影響が大きかった。会長からも5分という時間制限はけしからんというみんなで撤回するように声をあげましょうと言っていました。後期高齢者医療制度のところの説明にも重点がおかれましたが、これも聞けば聞くほど医師の負担のあるもので従来どおりの診療スタイルではダメなのではないかと思われます。当院は電子カルテを使っているので心配いらないのですが、この制度は高齢医師いじめの制度です。
  それにしても参加者が何百人という多さでした。これほど反響の大きい制度改定はなかったのでは? 4月からは大混乱が全国の医療機関でおこるだろうと思います。


25日(火曜日)
 ジェネリック医薬品のことで昨日薬を処方した患者さんから質問を受けました。患者さんは、「きょうは先生に質問がある。」と、顔を紅潮させ手がふるえ口が渇いているようでちょっとしゃべりにくそうで声を張り上げていました。「先生はジェネリック医薬品に替えてくれると言いましたよね。それと中国産とはどこにも書いてありませんよ。中国で作ったものを売っていいのかと厚生労働省に公開質問書を出しますよ。」と、まあこんな内容でした。
  この患者さんには昨日の処方せんで2つの薬を『ジェネリック医薬品への変更可』と書きましたが、1つしかジェネリック医薬品に変わっていなかったことに対する怒りと私がジェネリック医薬品は中国産やインド産、ベトナム産が多いらしいですよと話したことを確認したかったようです。
 最近、近くの調剤薬局がジェネリック医薬品の宣伝用パンフレットを配っているようで、その中にジェネリック医薬品に替えると年間で数千円以上安くなるという説明があります。
 「病気のことを考えると、 すべての薬をジェネリック医薬品に替えることはできませんよ。」と言うと、少し憤慨されていましたが、心臓の病気に対する薬とまだジェネリック医薬品の出ていない大事な新薬だけは止めるわけにはいかないと主治医としては考えるわけです。「心臓に作用する薬は品質の保証された先発品の薬を是非飲んでください。それ以外は可能な限りジェネリック医薬品に替えてもいいですが、少しずつ替えないと、体調が悪くなった場合、どのジェネリック医薬品が問題かわからないからです。」と説明し、なんとか安心してもらいました。
 西洋薬もそうですが、近年注目されている漢方薬の原料となる生薬のほとんどは中国産であることは間違いない事実です。麻黄とか甘草といった漢方薬でよく使われる生薬のニーズが急激に多くなり、それを植え過ぎて中国奥地の砂漠化がすすみ、そのせいで黄砂が大量に日本に飛んでくるようになったというのはもう有名な話です。
 薬理学的な説明をしないとジェネリック医薬品のほんとうを伝えることができませんが、患者さんは専門的な内容は理解できないし聞こうともしません。ですからジェネリック医薬品にすれば安くなるということだけが伝わって反響が大きいのです。
 これはある程度仕方ないことと思います。当院でも徐々にジェネリック医薬品の使用頻度が増えていくだろうと思いますが、もし副作用や死亡など不測の事故がおこった場合、ジェネリック医薬品メーカーは責任はとらずに医療機関や医師が責任を取らされるというのは納得いきません。


病棟回診風景


24日(月曜日)
 日曜日に4人のドクターが当院を見学に来られました。みんな親戚でしたので最初から最後まで和気あいあいの雰囲気でしたが、みんなきびしい医療現場の前線に立っているので実に真剣なやり取りがありました。一番興味があったのは電子カルテWINE Styleだったようでこれにできるだけ説明の時間を割いたのですが、けっこう言い忘れた事柄があったとあとになって思いました。キビキビ動くWINE Styleはおすすめですよと強くセールスしなかったのですが、ファイリングシステムをからめて電子カルテの便利さを楽しく話させてもらいました。ちょうどこの日にMac Book Airが届き、さっそくAirを手にでき、これまたうれしい日でした。
 WINE Styleのユーザーが都城市にも増えればなあ。実は先週、指宿市の小児科開業医の先生からWINE Styleを契約しましたというメールがありました。これで鹿児島県内の2医療機関でWINE Styleが動くことになります。当院はそのリーダー的存在をめざしたいと思います。


23日(日曜日)
 昨日、息子の卒園式に出席しました。娘のときから数えて約10年間お世話になった保育園です。ここの園長先生は面白い方ですが、園児にも父兄にもきっと職員にもとても尊敬されている先生です。そしてこの保育園の理事長先生が医師でありながら絵本を書いたり、詩を書いたり、文学者です。私とはまったく違う紳士的な知識人です。
 この理事長先生のことは副院長のブログでも触れられていると思いますが、鹿児島でホスピスを展開する堂園メディカルハウス理事長、堂園晴彦先生のことです。ちょうど堂園晴彦先生はインドに行っておられて会えませんでしたが、園長先生に理事長夫人を紹介され、少し話をすることができました。そして明輝会で堂園晴彦先生に『死について、死生観や死の接し方、看取り』について是非ともお話していただきたいとお願いしました。

 さて、こういう事情で来月から保育園の送り迎えをせずにすむのですが、これは私にとって1日の自由時間がかなり増えることを意味します。新しい医療制度がスタートすることも大きな変化には違いありませんが、やはり朝玄関を出たらまっすぐにクリニックに向かえるというのがいいです。これまで何回も保育園に向かっている途中で在宅患者さんの往診依頼の電話や病棟患者さんの急変の連絡がありましたが、このときが一番困りました。というのも息子は超がつくマイペースと臍曲がりなので急いでというとわざと遅らせるという行動をとるのです。ではどうするか。看護師さんから可能な限り短時間(3分以内)で正確な状況、病態を聞き取り、今すぐ何をしてもらうか考え、それを伝えるのです。考えて指示を出す時間は数秒から長くて1分、長いときは沈黙するわけにはいかないので話ながら考えます。なかなかむずかしいことです。これからはかけつけることができるので精神的には解放されます。


冠雪富士


21日(金曜日)
 1年以上も前、女性の目でブログをしてみてはと妻(副院長)に言ってみましたが、まったく無視されていました。最近、ほかの人の影響で急に考えが変わったらしく、せがまれて副院長のブログ『Cheer Up !!』を立ち上げてやりました。
 ブログはMac OS X serverに標準装備のブログでアップルらしくクールなデザインですが、 アドレスに日本語があるのでWindowsユーザーが見れるのか不安です。ダメだったら英語に替えることにします。まずは、トップからクリックしてお入りください。そしてドンドン書き込んでやってください。Windowsユーザーですが見れましたと情報をいただければ…。できればVistaとかXPとか2000とかバージョンも知りたいです。おまけにブラウザのバージョンも知りたいところです。


20日(木曜日)
 本日は春分の日。springバージョンに衣替えですね。

今夜もつぶやきを書く許可をもらいました(^◇^)!今夜は新しく移転した【総合ケアセンターよしの】についてどうしてもどうしても伝えたいことがあるので…。

すでに院長がシンボルマークの馬蹄について述べたとおり、馬蹄が幸運や魔よけの象徴という事はご存知のかたも多いと思いますが、先日新たな馬蹄のエピソードを知りました。

(車好きのかたはご存知ですよね)アメリカではドライバーが馬蹄を車やキーホルダーにつけるのがごく当たり前なんですって(*0*;)☆ 馬は絶対に人間をふみつけない、いためつけないという習性から安全運転のお守りなんだそうです。

人を傷つけない…この言葉を聞いたとたん私のこころは馬蹄のとりこなのです。

この【総合ケアセンターよしの】にはまさに馬蹄の由来のごとく温かく頼もしいスタッフ(●^_^●)が日夜とわず皆様の支えにと(^_-)-☆懸命にがんばってくださってます。近日中にホームページも更新しますね。

近くにはコーヒーと焼き立てパンのお店アメリーズカフェがあります。県外からこちらのコーヒー豆を買いに来る方も多いそうですよ。→● ぜひぜひ吉野にドライブにいらして下さい!!

馬蹄をシンボルに設計してくださった水野先生はワインとジャズが大好き!という私との共通点があり(すみません、水野先生)センス抜群です。→●

今宵は大好物の焼き鳥と焼酎で美味しい美味しい美味しい!!…馬蹄、馬蹄、馬蹄とほろ酔い気分で(#^o^#)つぶやいちゃいました。            

早くマイブログをつくりたい(*⌒O⌒*)       副院長∈( ゚◎゚)∋

 

 


19日(水曜日)
 毎月1回、定期的に開かれる主任会議に初めて参加してみました。どうしても診療報酬改定に伴う診療スタイルの変化を法人全体に理解していただきたかったからです。いつもは1時間30分で終わるらしいのですが、私がしゃべり過ぎて2時間を超過してしまいました。どうもすみません。日に日に診療報酬改定にピリピリしてきてついつい力が入り過ぎました。
 しかし、理学療法部門、訪問看護部門、デイサービス部門、居宅介護事業所部門、はよく勉強していてそれぞれ来月から伸びることがわかり、少しホッとできました。
 
  さて、夜は『ろうけん青空』の歓迎会に招待され、羽を伸ばしてきました。ちょっと飲み過ぎてしまって夏に明輝会の独身職員のために『明輝会版ねるとん』をすると約束してしまいました。ぜひやります。
 参加資格のある方は懐しい『芸能人ねるとん(You Tubeから)』→●を参考にがんばってほしいです。


東静岡駅から富士山を望む


18日(火曜日)
本日は副院長(●^_^●)のおしゃべりです。

診療報酬改定で頭はいっぱい(* ´Д`*)=3

おもわず眉間にシワシワがよりそうですが、こんなときこそリフレッシュ(^_^)

先日院長が紹介した大寺さん*^_^*のクリエイティブな世界に触れるもよし、私の知人がすでにオープンした素敵なコンセプトのお店にふらりといってティータイム、そして4月4日にオープンする乙女心をウキウキ(^ロ^)~~♪させるブティックのディスプレイを眺めたり(店長さん、すごく可愛いです)…そんな時間も大切ですよね。

…ということで2件のお店を紹介しますね('-'*)ヨロシク♪。DWELL→● Cheerful→●

私はというと先週発売された桑田佳祐さんのDVDをみながら踊ったり♪泣いたり?…同時発売の平井堅さんや山下達郎さんもよかったです(_≧Д≦)ノ彡☆iPodnanoにいれて家事しながらルンルン♪♪♪

もちろん明輝会のホームページのアマゾンから購入しています。ネットショッピングは怖い?(きっと今どきWindowsなんか使うからですよ)と言う方もいらっしゃいますが「代引き」すれば安心ですよ(=^_^=)

アマゾンを利用してポイントためて賢く買い物しましょう!!


17日(月曜日)
 今朝の朝礼で話した在宅医療分野の点数改正は当院にはほんとうに影響が大きいです。グループホームや高専賃などの居住系施設入所者に対する在宅患者訪問診療料が830点から200点にダウンしました。在宅医学総合管理料は4200点から3000点にダウンです。これだけでかなりの減収になります。
 また、月1回だけ訪問診療している患者さんがいますが、寝たきり老人訪問指導管理料といいますが、これが制度からなくなって 今後どのように対応するか決めなくてはなりません。本来ならば在宅医学総合管理料に移行してもらいたいところですが、在宅医学総合管理料が高すぎるから必要なときは往診を依頼するから月1回でいいと言っていた患者さんたちがほとんどですからどうなるのでしょう。
 来月から具体策としてどのように在宅医療にとりくんでいくか、もう少し知恵を絞ってみたいと思います。


16日(日曜日)
 実に理解しがたい、納得できない診療報酬改正が4月1日からスタートします。かなりの混乱が外来、在宅で起こるだろうと予想されます。したがって少しでも混乱が生じないように患者さん向けの説明文をいくつか作ってみました。

 【後期高齢者医療制度について】4月1日から75歳以上の方には後期高齢者医療制度と呼ばれる新たな公的医療保険がスタートします。医療にかかった負担額は1割です(現役並み所得者は3割)。医学的な管理を総合的におこなう主治医を1人決めることになっていますが、私が主治医と決定されれば、今後の医療計画を書き込んだ診療計画書を手渡します。また、特徴として再診料、処方せん料や薬代を除き、1カ月にどんなに検査や処置を受けても負担は月600円と決まっています。ただし5500円以上かかる検査に関しては別途請求できるとされています。5499円以下の検査は無料になります。


15日(土曜日)
 イラストレーターの大寺さんが3人で『サツマティック展』を開催しています。当院の待合ロビーの壁画を描いた大寺さんですが、仲間展ですが1人でも多くの人が足を運んでください。私も家族で行くつもりですが、明日の私の予定はKKBこども博に子どもを連れて行くことです(笑)。
 『サツマティック展』の開催場所は鹿児島市加治屋町にあるインテリアショップ「A NEW SHOP RAIRAI」→●です。大寺さんは昨年11月仲間とニューヨークで展覧会を開いていました。詳しくは大寺さんホームページをみてください。きっとこれでさらにビッグになられたのでしょう。

 さて、きょうの午後はマックユーザーの会があったのですが、私はどうしても産業医の研修会を受けないといけなかったため参加できずとても残念でした。


13日(木曜日)
 2週間ぶりの病棟回診をしてやはり患者さんや家族の方の一部から私の健康状態を心配する声が上がりました。私はもうすっかり元気ですよとはつらつと部屋を回って歩きました。
 よくよく診ると、入院患者さんの大半は 在宅医療に移行できる状況にありました。しかし、なかなか家族が同意されません。これは入院させていると安心と負担レスがあるためだと思われますが、入院期限を区切ってある程度強制的に退院をしていただかないと他医療機関から入院を希望されている方に対応ができません。
  夜は、鹿児島市医師会上町支部会に出席してきましたが、今回は40名以上の盛会。今給黎総合病院の先生方が多かったようです。
  今給黎病院のある先生に今給黎病院のホームページには医師の顔写真が出ていないのでどうにか見れるようにしてもらいないかとお願いしました。最近の外来診療において患者さんといっしょにインターネットを使って医療情報を探すことがたまにあり、患者さんの紹介にあたり医師の顔が見えることは非常に大切になっています。


12日(水曜日)
 10日の全国紙に載っていましたが、抗凝固製剤『ヘパリンナトリウム』で死亡者が21人出たため国内3社の薬品メーカーが自主回収を始めたというニュース。ヘパリンナトリウムは当院でもよく使うありふれた薬です。とても身近なことのように思われ、ゾッとしました。報告された死亡例はすべて米国において発生したそうですが、問題はそのヘパリンナトリウムの原料が中国産の豚だそうです。→●1●2●3 
  この記事を読んで中国産ギョーザを食べて重軽症者が出たというニュースを連想しました。また、今、厚生労働省がシェア拡大を押し進めているジェネリック医薬品のことも連想しました。
  といいますのは、ジェネリック医薬品の大半は中国で作られているので、今後ジェネリック医薬品を飲んで死亡したということが起こりうるのではないかと思うのです。ジェネリック医薬品を使うことを国は強く押し進めているので、もしものことがあると薬剤エイズや薬害肝炎と同じ構図という悪夢の可能性すらあります。
 ジェネリック医薬品は先発薬と成分が同じだという誤った情報をコマーシャルで流していますが、これはとても困ったことだと私個人は思っています。主成分だけは同じでも主成分以外の成分が違うので体内への吸収、薬としての安定性などが違います。
  事実、外来の患者さんでジェネリック医薬品の降圧薬に替えたら血圧のコントロールが悪くなった人が数人いました。ジェネリック医薬品の睡眠薬は効かないとか、ジェネリック医薬品の抗生物質では薬疹が多いという印象を持っています。
  というわけで私個人としては循環器系薬と抗生物質だけは信頼ある先発薬を使いたいと思っています。
 
  そもそもジェネリック医薬品は特許がなくなった古い薬です。そのことすら患者さんは知らないで、ジェネリック医薬品の抗がん剤を出してくださいという患者さんもいますし、薬はジェネリック医薬品を希望してサプリメントや健康食品にそれ以上のお金を使っている患者さんもいます。


11日(火曜日)
 おととい衆議院議員保岡興治氏に電子メールを送っていたのですが、その返事が携帯電話で来ました。その内容は毎回私宛にFAXをもらっているので一方通行ではいけないと思い感謝の意を伝えたわけですが、そのまたお礼でした。保岡先生は、そのほかにいろいろ気さくに話していただきました。保岡先生が最近執筆された『政治主導の時代』という本と私がFAXするきっかけになったメール→●を紹介します。

 病棟で電子カルテを使うにあたり、どうしても1台はモバイルできるノート型パソコンでないといけないと考えるようになりました。サン・ジャパンさんのご好意で、すでにWINE StyleをインストールしたiMacをAirに替えていただけることになり、感謝です。というわけで早速MacBook AirをApple Storeに注文しました。Airは品薄状態が続いているらしいのでいつ届くかわかりませんが、楽しみです。
  WINE Styleの場合、1ハード1ログインしかできませんので病棟医としてのIDと外来医としてのIDが異なるため入院患者さんのカルテを書くたびにログアウト・ログインをくりかえすか、病棟と外来を行ったり来たりをするかどちらしかありません。これはかなり非能率的だし、肉体的にも無理があります。また、Airだと、回診中に持ち歩けるというメリットもあります。当院内は無線LAN環境ですから、どこでもMacやiPod touchが使えます。


10日(月曜日)
 内村川上内科のホームページが少しずつ充実していることをお気付きでしょうか。まだ完成ではありませんが、骨格が固まってきました。『副院長紹介』で副院長の漢方への取り組みがまとめられています。漢方は経験の学問で奥が深いようで今夜も遅くまで漢方の勉強会に参加して帰って来ました。帰ってからいろいろと処方例を教えてくれましたが、正直言って憶えきれません。ただ、保険適応の範囲では漢方薬量が不十分であるので工夫して飲ませること、2つ以上を組み合わせて飲ませると効果が上がることなどを初めて知りました。


9日(日曜日)
 8日土曜日の夕方、ケアセンターよしの、ケアセンター川上、デイケア若草、訪問看護ステーションよしの、ヘルパーステーションよしのなどが入る新しい建物の開所式をおこないました。クリニックからそう遠くない所(歩いて3分ぐらい)にりっぱな施設がオープンです。託児所杏(あんず)が同時オープンできなかったことは少し残念ですが、場所はちゃんと確保してあるのでいずれオープンさせたいと思います。


7日(金曜日)
 職員や患者さんから温かい声をかけていただき感謝です。きょうは元気に仕事ができました。やはり健康が一番です。きっと職員や患者さんがそのように感じているから「もう大丈夫ですか。」「無理なさらないでください。」と言ってくださるのでしょう。きょうも何回も声をかけていただきました。
 さて、午後から深夜にかけてこのホームページをみることができなかったと思います。その理由はホームページを運営しているWebサーバーのOSをアップグレードしていたからです。結果はうまくいかなかったようで詳細は不明ですが、来週もう一度作業がおこなわれます。多くのみなさんにアクセス不能という状況を起こしご迷惑をかけますが、悪しからずご理解ください。
 当院はこのほかにもさまざまなIT関連の充実を図っております。病棟にも電子カルテが2台導入され、現在カスタマイズ中です。3月中旬ごろには使い始めたいと思っています。また、院内の書類を一括管理するソフトを作っています。このソフトはアップルのホームページにある多数のフリーウェアソフトの1つでダウンロードし薬剤師のU先生が内村川上内科用にカスタマイズしてくれました。もう少しデータを打ち込めば使いやすいデータ管理ソフトになります。医療制度が変わる4月1日から使用する予定です。


6日(木曜日)
 朝から腹痛があってなんとか午前の外来診療を続けられましたが、初めて病棟回診を休ませてもらいました。代わりにカルテチェックだけしたのですが、病棟の廊下を通ると、患者さんの家族や若い入院患者さんから「先生、大丈夫ですか〜。」「無理しないで休んでください。」と声をかけられ、自分のお腹をなでながら、「明日には治るからごめんなさい。」とあやまりました。
 久しぶりこんなにお腹の調子が悪く、腹部レントゲン写真を撮ってみると、単純な便秘のようでした。下剤でも飲めばよくなるだろうと思えましたが、当の本人はけっこうきついのです。外来に何日も便が出ないと言って来られる人がたまにいますが、もう少し優しい対応が必要だなと考え直した1日でした。


5日(水曜日)
 「田舎でよかった!」とちょっと安心して待つことができました。もしこれが天文館のど真ん中だったらもういてもたってもいられなかったでしょう。それはどういうことでしょう。きょうの訪問診療での出来事をお話します。
  副院長の代わりに午後から訪問診療に出かけました。天気もよく気持ちの良いスタートでした。トップバッターはお話し好きな患者さんです。ここではいつも患者さんの話をじっくり聞くことにしています。訪問診療がすんで次の患者さん宅に移動しようと運転手さんがエンジンをスタートさせようとしますが思うように行きません。何回スタートボタンを押してもダメ。なかなかエンジンがかからないので私もどうなったのか横からのぞき込んでいました。キーを回す従来の操作とちがうので何がどうなっているのかさっぱりわかりません。とうとう看護師さんはクリニックに電話して医事課と電話して解決を図ろうとしています。
 そこで私はユーザーズマニュアルを開いてとうとう原因を見つけました。『電子キーがない』ということを。車内に電子キーがないからエンジンがスタートしないのです。電子キーなしでここまでやって来て、1件目の訪問診療を待っている間、いつものように運転手さんがエンジンを切ったわけですが、問題解決の糸口は運転席パネルに表示された記号でした。電子キーではこんなことが起こるのだとよくわかりました。それにしても田舎でよかったです。電子キーを持ってきてもらうのにもさほど時間がかからなかったし、遠方だったと思うとゾッとします。


4日(火曜日)
 幼児用VHSビデオを無料で譲渡し始めました。予想以上に応募があり、みんなとても喜んでくれたので実行してよかったと安堵できました。応募のなかったビデオをおまけとして譲渡して明日までには全部だれかの手に渡したいと考えています。これが、リサイクルというものでしょうが、リサイクルしなければ、72個のVHSビデオはゴミ処理場行きでした。

 このホームページを運営しているサーバのOSをTigar(Ver.10.4)からLeopard(Ver.10.5)にアップグレードする作業をしていますが、メモリ不足で作業中止になっています。しかし、何でお金をかけてまでアップグレードするのかと思われる方のためにLepard Serverにするメリットを思いつくままに書いてみます。
 まず、ハイクオリティにポッドキャストの録音/録画、エンコード処理、配信ができます。ポッドキャストに力を入れている法人としてはこれが大きな魅力です。
 法人内Wikiに共同作成した文書を公開できます。つまり主治医、看護師、パラメディカル、ケアマネの間で情報交換がネット上でできるようになります。ほかにもいろいろありますが、これぐらいでやめます。


3日(月曜日)
  きょうはちょっと肌寒い1日でしたが、あちこちに春が咲いています。吉野公園に白梅、紅梅が美しく咲いているのを見てきました。そして早咲きの桜にウグイスが蜜を吸いに群がっていました。もちろん吉野公園に行ったのは日曜日ですけど。
 ちょうど1年前に内村川上内科が開院し、初めのうちは宙に浮いたような仕事ぶりだったかもしれませんが、1年も経つと建物も仕事環境も自分の手になじんできた感じがします。
 試行錯誤で使い始めた電子カルテ。いまでは十分に患者さんに電子カルテの恩恵を与えていると思っています。オープンカルテとして1日のカルテ記載分をプリントして患者さん自身に差し上げたらさらにサービスの次元が上がると思います。
  CTの説明にしても放射線科専門医のバックアップサポートを取り入れ、さらにOsiriXというすばらしいソフトを使って患者さんに説明をすれば感嘆の声すら聞かれます。
  経鼻内視鏡にもずいぶんと慣れ、いまさら太い経口内視鏡は使いたくありません。太さ5mmのファイバーが私の指の一部になったように経鼻内視鏡を使えるようになりました。これからはインジゴカルミンやルゴールを用いた色素内視鏡検査を増やして以前のようにガンの早期発見に燃えようかなと思っています。