つぶやき5月
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主な予定:5月25日、中岳登山(ミヤマキリシマ観賞)

 


28日(水曜日)
 鹿児島地方も梅雨入り宣言したようです。昼前からかなりの雨が降ってうっとおしくなりました。水曜日なので私は訪問診療の予定はないのですが、外来診療が終わった12時30分に2件だけ訪問診療に出かけました。副院長が回れなかった分をお手伝いしたわけです。雨の中の訪問診療をすると、足元がびしょびしょになります。看護師さんが渡してくれたタオルが非常に役立ちます。
 
  久しぶりに半日休みをとれました。午後2時まで仕事をして行きつけの床屋さんでリラックス。最近ずっと休み返上が続いていたのでこんな時間の過ごし方があったのかという感じです。
 そして夜は久しぶりの寿司屋に行きました。約1年ぶり。かれこれ10年通っている寿司屋ですが、相変わらず大将は元気。旨い魚、旨い酒。飲み過ぎないようにと心がけながら楽しく大将と談笑しながら過ごしました。溜った疲れが一気に吹っ飛んだひとときでした。


27日(火曜日)
 消化器病専門医の更新書類の中で医籍登録年を記入する欄がありました。私の医籍登録日は昭和60年5月27日。ちょうど23年前です。
 23年前、まだまだ医療界に余裕がありました。 医師になったばかりの私は意外と熱心に医学の勉強をしたものですが、最近は最新の医学を調べようとする余裕はなく、目まぐるしく変わる医療や介護の制度を理解することで精いっぱいです。
 本来は医学の勉強をして医療の質を高める方が楽しいし、そのことは結局患者さんの利益になると思うのですが、ほんとうにそんな時間的余裕がありません。
  私が使っている治療薬の情報を提供してくれるMRさんから最新医学情報を得ることが多くなりました。これが一番手っ取り早く有益です。しかし、この方法も時間的な制約があって私個人は週3日、1日最大3人まで会うことにしています。これは最大数であって実際はこれ以下です。事情が会ってきょうはだれとも会わない日もあります。
 昨今の度重なる医療制度改革でジェネリック医薬品の使用頻度を高める政策誘導がなされていますが、ジェネリック医薬品のメーカーのMRさんはほとんど来院しません。皆無に近いと言っていいでしょう。万が一来られても医学的な情報、ましてや最新情報は提供してくれません。話す内容は先発品よりいくら安いか、どこの病院が使っているかという内容で期待はずれです。今後、ジェネリック医薬品が政府が目指している3割使うようになればMRさんとの付き合い方も考えていかないといけないと思います。


26日(月曜日)
 土曜日のマックユーザーの会に行けなかったことと日曜日に登山に行けなかったことは残念でした。予定がはずされてまったく違った時間の過ごし方になりました。
 朗報です。7月5日にアップルジャパンやアドビ社からの参加もある出席100人規模のApple User Group Meeting in Kagoshimaが開催され、電子カルテWINEを使う内村川上内科をその場で紹介することになりました。大胆で楽しい紹介をしようと思います。→AUGM鹿児島HP
 また、6月15日の第三日曜日にどこか山に行きたいです。どこかと書いたのは、ミヤマキリシマの見ごろも過ぎたし中岳新燃岳でなくてもいいのではないかと思うからです。そこでこれからは登山同好会の意見交換の場を立てますのでここで参加の意思表明、期日希望、目的地希望などいろいろ書き込んでいきましょう。→登山同好会チャットは上。Guestの右にある空欄に書き込んで送信ボタンをクリックすると終わりです。


23日(金曜日)
 睡眠のリズムを元に戻す努力中です。起床時間を1時間ずつ遅くしてます。予定では明日は4時過ぎに起床予定です。今朝は午前3時過ぎに起きてずっと仕事をしました。
  昨日午前2時に起きたのが、狂いの始まりでした。長く飲まなかったお酒(ビール350mlと日本酒2合)を飲んだらすごく眠くなって9時前に寝てしまいました。そして夜中の2時に目が覚めて朝まで映画を見たり、ネットを見たりしました。また、寝ればいいのにという声が聞こえてきますが、5時間以上寝ているので寝ようとしても眠れないのでやりたいことをしている方が楽だからです。

 ある患者さんの訪問診療を一通り終えて、「こんな写真があったよ。」と見せてくれたのが下の写真です。約10年前の内村内科の玄関前でのスナップ写真です。理事長先生が写っています。
 なぜ患者さんがこの写真をわざわざ見つけ出して見せてくれたのか、その真意がわからないのです。自分(患者さん)が若く写っているのを見て欲しかったのか。それとも理事長先生が院長として働いておられた頃のなつかしい写真として見せてくれたのか、わかりません。


22日(木曜日)
 今週末の天気はちょっと心配ですが、中岳・新燃岳のミヤマキリシマを見に行きます。出発時間は9時です。集合場所は内村川上内科駐車場。
 私は息子と2人で参加します。とても楽しみです。雨になったらもちろん中止ですが、いまのところ降水確率60%。ちょっとムリでしょうか。

 きょう夕方入院した患者さんのケアマネの方は初対面でしたがとてもエキセントリックな印象を受けました。
  主治医と話がしたいと申し出があったので病棟スタッフルームで会いましたが、あいさつもなくいきなり柵を4つにしてほしいと頼まれました。私は何が何だかわかりません。看護師の助け船でベッドの柵を増やして床に絶対に落ちないように配慮してほしいということだとわかりました。
  もうひとつ、手術の傷はあと何日で治りますかと訊かれました。患者さんはまだ入院して1時間も経っておらず、こちらは病棟回診が終わったばかりでそのカルテ整理中でしたから、まだ傷を見ていないのではっきりとわかりませんとお答えしました。
 KYな行動というのはチームプレーをしている私たちのペースを大きく乱します。私たちから納得できる返答をすぐに得られなかったケアマネさんは不機嫌そうな顔をしてずっと廊下におられました。これからのお付き合いがたいへんな気がします。

 きょうの病棟回診はとても豪華メンバーだった気がします。副院長こそいませんでしたが、病棟主任ナース、外来主任ナース、管理栄養士、臨床放射線技師、理学療法士、地域連携事業部部長、医事課主任、など各職種に意見を聞け、指示を出せ、とても能率よく回診できました。


21日(水曜日)
 当ホームページへのアクセス問題が解決しました。プログラムに一ヶ所『.』がなかったことが問題だったとSEから報告受けました。ITの世界は実に厳密です。点ぐらいと思いますが、これに大きな意味があるのです。
 私たちの領域を見渡すと、そこまで厳密なことはないようですが、薬の量を間違うと生命の危険が生じるという真剣さはあります。
 さて、 次のステップはメールサーバーの構築です。これが構築できたら明輝会職員一人一人にメールアドレスを配ってメーリングリストを実験的に始めるつもりです。メールサーバーを持っていることでどのような効果があるのでしょうか。その答えを出すのは机上で考えたってダメ! 実践してみないと! ということで夏ごろから実験開始です。

若宮公園に置かれた石橋。渡ることは禁止されていますが、石橋の下を歩くことはできます。


20日(火曜日)
 明輝会のホームページにアクセスしてくださる方。どうも最近接続が悪いなあと思っているでしょう。原因はメールサーバー構築をおこなっているからです。メールサーバーを立てるにはDNSサーバーが正確でないといけないのですが、ここにちょっとした間違いがあってなかなか解決できないからです。なんで今ごろDNSサーバーの点検?と一番いぶかっているのは私です。SEが汗汗でやっていますのでもうしばらくお待ちください。

 副院長の体調が悪く、ブログを取り下げることになりました。友だちの影響で自分から始めたブログでしたが、自分は物書きには向いていないと思ったようです。ブログ運営にエネルギーを注ぎ過ぎて疲れてしまいました。私は相変わらずいい加減なのでストレスなくつぶやかせてもらっています。

 きょうの午前中の外来は20人ほどと少なかったのですが、内容が濃過ぎて終わったのは1時ごろでした。副院長のヘルプもないし、黙々と仕事をこなすという感じでした。

 Facebookという実名で参加するSNSです。昨日日本上陸したようで早速登録してみました。mixiにも参加していますが、ここにはあやしい人が潜んでいるのでなかなか積極的になれませんでしたが、Facebookはなれそうです。Facebookに登録したら私に声をかけてください。
 Facebook→


17日(土曜日)
  「15日(木曜日)、朝玄関を出たら、犬に餌と水を与え、玄関周囲の鉢に水をやり、ゴミステーションにゴミを出して車に乗る。院長室に入ったらまずメールチェックをしながらコーヒーを飲む。余裕があれば日経の朝刊にサッと目を通す。それから病棟に行き、看護師さんから前夜の報告を受ける。それから外来に降りて…」と書き出していたのですが、15日は一寸の休みもないハードな日でした。おかげで体調を崩してしまい、つぶやきを書けなくなりました。やっと体調が戻って来たので今夜からボチボチ再開しようと思います。

 今夜は久しぶりの当直です。病棟と在宅にそれぞれ状態の悪い方がおられるのでハラハラしています。さきほど病棟に電話したら昼間とバイタルは変わっていなかったので大丈夫かもというところです。
 さて、夕方、病棟のスタッフステーションで電子カルテ入力をしていると、入院患者さんの家族が私の中学の同級生ということで会いたがっていると看護師さんが呼びに来ました。名前を言われたけれどもすぐに思い出せませんでしたが、会ってみるとわかりました。確かに同じクラスだった。彼の奥さんという人は1年以上も前から知っていてお母さんの病気の説明をしていましたが、まさか同級生の奥さんとはちょっとびっくりしました。


14日(水曜日)
 中国四川省の大地震やミャンマーのサイクロンによる死者の数の多さには驚くばかりです。その犠牲者のほとんどは子供だと報道されていますが、あまりにムゴイ状況です。倒壊した瓦礫の下から引っ張り出された子供のうめき声が生放送されましたが、心が痛みます。人の力の及ばない地震やサイクロンですから天災ですが、どちらも犠牲者に対する救済体制などを聞くと疑問な共通点がありそうです。政治的なことなのでこれ以上言及しませんが、将来を背負う子供を一番大切にして欲しいと思います。


13日(火曜日)
 訪問診療でのことです。部屋が少し暗いと感じたので電器をつけようと手を伸ばしましたが、ヒモを引っ張れなかったのでヒモの位置を確認するため一瞬上を見て反射的に手を引っ込めました。そこにはいっぱいハエのくっついたハエ取りがぶら下がっていました。見事な成果です。
 田舎では家の中に想像を絶する光景が存在することがあります。ハエ取りにくっついたおびただしいハエはかわいいものかもしれません。天井板のない古い屋敷では家の中にアオダイショウが出てきたという話を何回も聞いたことがあります。まだ、屋内でヘビに出会ったことはありませんが、この先どんなことが起こるか、神のみぞ知る、です。


12日(月曜日)
 午前よりも午後が忙しい1日でした。14時から16時までの2時間で8件の訪問診療しか回れなかったので残った2件を午後の外来診療の合間に回りました。すべてが終わったのが夕方6時をちょっと回ったことでした。
  その時点で病棟の処置検査をするのを忘れていました。急いで患者さんに検査室に来てもらい胃瘻カテーテル交換、胃カメラ検査、CTを短時間ですませました。

 日曜日の午後、30才若返ってグラススキーに初チャレンジしました。最初の滑降はものすごく怖くてなかなか第一歩が出ませんでした。案の定2mも滑らないうちにみごとに転んでしまいました。それからも格好悪く何回も転んでしまい、やらなければよかったと後悔しました。
  しかし、何事もチャレンジ! リフトに乗って傾斜地の上に戻って気合いを入れ直してもう一度滑りました。インストラクターに言われたとおり、つま先に重心をかけ、膝を曲げて、両手を翼のように広げて滑降すると、一気に50mぐらい進みました。するとスピードに対する恐怖心が最高潮になって腰が伸びてしまい、後方に倒れてしまいました。これ以上うまくはなりませんでしたが、約1時間、グラススキーに夢中になり、脳も筋肉も十分に鍛えられました。


Google Earthでは旧内村内科 のほか、デイケアかがやき、訪問看護ステーション、
居宅介護事業所吉野、本宅などがみえます。


9日(金曜日)
 後期高齢者が外来にみえると、年間診療計画表を立て、その場で同意のサインをしてもらっています。年間診療計画表にはケアマネージャーの名前を書く欄がありますが、結構ここでつまずきます。自分のケアマネージャーを知らない高齢者が案外多いのです。このときに役立つのがホームページのケアマネージャーたちの写真です。『ケアセンター』をクリックして、「ケアマネージャーは、この人? この人?」と指さしながらケアマネージャーを特定します。
 明輝会のホームページの写真が大きくて雰囲気が出ているので、とても好評です。診療中に明輝会のホームページをいっしょに見て、介護サービスの説明などにも役立ちます。視覚から得られる情報はとても大きいです。


8日(木曜日)
 昨日収録したポッドキャストを公開します。もちろんiTunesから聞いて欲しいですが、どうしても聞けないIT苦手の方は当ホームページのポッドキャストコーナーから聞いてください。
 今回は、何かと問題の多い後期高齢者医療制度について語りました。今回のゲストは医事課植村主任でまじめにくわしく現状と将来を語っています。もう一人のゲストは自ら参加のゲスト、小牧事務局長です。レギュラーは,川上,新地,後藤の3人です.無修正,無編集で公開しています。


7日(水曜日)
 今年のゴールデンウィークは子供中心に過ごせ、とてもよいリフレッシュになりました。
  新幹線ツバメに乗りたいという子供の願いをかなえるため鹿児島中央駅から川内駅までの運賃と自由席特急料金を買い求めました。大人片道それぞれ910円と830円、合わせて1740円。これって吉野から鹿児島中央駅までのタクシー料金よりも安いですよ。もちろん所要時間も13分なので新幹線で川内から鹿児島中央駅に遊びに行くのに便利です。
 
  さて、4連休明けの外来診療はさほど混雑せずに終わりましたが、9時の時点でいきなり20名くらいの受付があって待ちきれなくて2人の初めての患者さん(新患さん)が帰ってしまわれたことはとても残念です。これをどうにかできなかったのかと悔やまれます。受付さんとか外来看護師さんが知恵を出して診察ができるように配慮してほしかった。
 先月から目と鼻の先にクリニックができているのに来てくださる新患さんはとても有難いことです。もしかしたらリピーターになってくださるかもしれないのにと思うと、やはりとても悔しいです。電子カルテを導入して患者さんの受付時刻や待ち時間が一目瞭然にわかる訳ですからみんなで協力して受付をして帰る人がないようにしてほしいものです。


川内川


2日(金曜日)
 連休の前だからしょうか。朝8時半に外来診察室に降りてくると、それはもう大勢の外来患者さんが待っておられました。電子カルテの受付画面を見ると、20名近く登録されています。急遽、10分早く診療を始めることにし、スピードアップしての診察です。10時半ぐらいで疲れが出てきました。看護師さんが冷たいお茶を出してくれてちょっと疲れが吹っ飛びました。12時くらいになると、脳がブドウ糖不足に陥り、ガクッと診察ペースが落ちました。なんとか1時過ぎにすべての午前中の外来診療を終えることができました。
 明日から4連休ですが、それは外来部門だけで、介護や病棟には休みがありません。そういう意味においては4連休だと浮かれていられませんが、明日と来週火曜日が私の担当で残りは休みになっているので自身のリフレッシュに当てたいと思います。

 12年経ってプロ復帰し活躍しているプロテニスプレーヤークルム伊達公子の姿はすばらしい。身をもって若い世代に伝えるという本物のリーダーを見る思いがします。
 最近、体は動かさずに口だけの人が多いので、今日対戦したプロテニスプレーヤー中村藍子も試合中に何かすごいものを学んだのだろうと思います。


1日(木曜日) 
 4月1日から始まった新しい医療制度のもとでの診療体制が1か月経過しました。一言試行錯誤のひと月でした。
  後期高齢者医療制度(国は長寿医療制度と言い始めていますが、制度上は後期高齢者医療です)については1か月経った今の方がさらに混乱しています。鹿児島県保険医協会からは、後期高齢者医療管理料を採るか採らないか強制はしないが慎重にするようになるべくなら採らないで欲しいというようなニュアンスのファクシミリが会員全員に出されました。
  当院では4月1日からすでに後期高齢者医療管理料を採っているので今更引っ込めるわけにもいかず、経営的にプラスかマイナスか、2,3日後に出る結果を待っています。とにかく患者さんにはこれまでどおりに検査をやりました。そしてなるべく丁寧な医療を提供することを心がけ、オープンカルテにしています。
 今回の制度改定でできた後期高齢者医療制度はたいへんな混乱を医療関係者にも起こしていますが、そのことはマスコミ報道ではほとんど取り上げられません。医療現場の混乱は医療機関間の不信にさえ発展するかもしれません。私はそれを一番恐れていますが、先ほど書いたように当院ではすでに走り出しているので制度がなくなるか、余程経営上マイナスにならない限り突っ走るつもりです。
 もう一つ、病棟業務に電子カルテを導入して1か月経ちました。これによって頭の中がすっきりなっています。これはいいことです。しかし、果たして看護師さんたちはどう感じているのでしょうか。電子カルテ導入によって仕事が能率的にでき、間違いのない正確な情報が伝わることを期待しています。
 病棟回診が30〜40分で終わるようにスピードアップされましたが、回診後の記録が完全に終わるのが6時を過ぎてしまいます。その理由は午後の外来診療をやりながらなのでどうしてもだらだら遅くなってしまうからです。これを防ぐ目的で回診後に副院長と医療クラークが電子カルテを入力してくれます。もう少し改善を図れば6時までに終わるようになると思います。