つぶやき11月
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主な予定:2日夜、おはら祭り参加。鹿児島銀行本店付近から鹿児島駅方面へ。折り返して山形屋の方面へ
     16日、登山計画。高千穂峰。8時半集合。小雨中止。

28日(金曜日)
 寒くなったせいか、風邪の患者さんが増えてきたし、あわててインフルエンザ予防接種を受けに来る一般の方々も多いです。そんなわけで私は連日疲労困ぱいです。しかも同時進行で日本在宅医学会の抄録を書いているので頭の中がグルグルしています。そんなわけで今夜のつぶやきはここまでです。


27日(木曜日)
 外来が多くて終わったのは6時半でした。外来数80人以上。すっかり疲れました。今夜7時半から始まる市医師会の親睦会に間に合うかどうか冷や冷やしながらの診療でした。なんとか間に合い今夜も貴重な情報収集に乾杯を重ねました。11時には帰宅してこうしてつぶやきを書き、これから締め切り間近の抄録を書こうと思ってますが、うまくいくでしょうか。ちょっとアルコール濃度が上がっているようです。

 きょうの外来でうれしいことがありました。インフルエンザ予防接種を打ちに来られた80歳台のおばあちゃんのことです。初診の人と思っていましたが、診察室に入ってくるなり、「川上先生ですよね。その節はたいへんお世話になりました。先生のおかげで命拾いしました。先生がすぐに紹介状を書いてくださってこうして生きています。命拾いできてありがとうございます。私は5年前に先生に診てもらい、その日のうちに専門病院に紹介してもらいました。そこで急性前骨髄性白血病と診断され、5回の抗癌剤の治療を受けて、頭の毛もなくなりましたが、今は治ってこうして元気になりました。」と、何度もお礼を述べられました。
 私ははっきり記憶していないのですが、いいことしたのだなとうれしく感じました。


26日(水曜日)
 鹿児島肝炎ネットワークの講習会に出席しました。こじんまりとした部屋でありましたが、久々に最新の肝炎治療の話を聞き、もっと積極的にインターフェロン治療をやってみたい気になりました。
 2人の講師のうち1人目の講師は鹿児島大学で同期の堀先生、いまは鹿児島市立病院消化器科科長です。一貫して肝臓病に取り組んでいます。私よりも年下ですが、非常に優秀でいい奴なのでこれまでもいろんな場面で協力し合ったり、いっしょにゴルフしたりしました。
  2人目は現在鹿児島大学医学部消化器疾患・生活習慣病学講座准教授井戸先生です。長崎大学医学部出身の先生ですが、生まれが宮崎県なので宮崎大学に移って坪内教授のもとで仕事をされていました。そのときから私も親交がありましたが、鹿児島大学にも移って来られ、最近は内村川上内科から1人患者さんを紹介し、ご高診していただきました。とても物静かで頭の切れる先生です。
 帰宅したのは10時ごろでしたが、来年2月に鹿児島で開催される日本在宅医学会学会の抄録をチェックしました。当法人から3題出す予定ですが、みんなよく書いています。今月いっぱいの締め切りなので明日明後日中に仕上げなければなりません。


25日(火曜日)
 高千穂峰登山記録を書き上げました。法人行事記録から見れますが、ここにもリンクをつくりましたので是非ご覧あれ。→
  
 ろうけん青空事務長から「美しい村『神様が降り立った峰、〜高原町〜』」のDVDをもらい、自宅で見てみました。10年前まで診ていた患者さんが元気に映っていました。感激です。うつくしいDVDでした。


21日(金曜日)
 すっかり疲れました。外来数が70人を超え、訪問診療が10件を越え、病棟には重症患者さんが2名。


20日(木曜日)
 夜、鹿児島市内科医会の講演を聞きに出かけました。途中、麻生総理のスライドが出てきて講師の先生がこの人きのうとてもひどい発言をしました。もう私は自民党に票を入れませんと言っていました。講師の先生は私立大学の教授でした。
 きょうのメーリングリストに流れてきた情報によると、「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、変えてみたらどうか。正直、これだけ医師不足が 激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか。」などと発言されたということです。つまり、医療崩壊の原因は医師のせいらしい。
 また、医師の医療行為の安価さも紹介されていました。 医療機関における嵌入爪処置料は370円 。ネールサロンでのネールアート料は15000円。 医師の発行する診断書料は1500円 。一方、弁護士の発行する内容証明書はなんと100, 000円 なり。医療機関に再診料は710円 なり。床屋の散髪料は3000円なり。 これを見ると、確かに麻生総理の言われるように医師は常識を欠落しているのかと、結んであります。そして最後に、麻生首相が毎夜行かれる飲み屋のセット料金は、虫垂炎の手術料金よりもずっと高いのでは?と書いてありました。


19日(水曜日)
 朝5時半、トイレに立って用たしの最中。携帯電話が鳴りだし、在宅患者さんが昨日から胸が痛くて、狭心症じゃないかと心配しているようですが、どうしましょうと当番看護師さんから連絡が入りました。まずすぐに亜硝酸薬を舌下するように説明してもらうことにしました。10分経っても痛みがとれないようだったら当院に入院して様子をみることにしますと説明してもらいました。ここでトイレを出て、ソファーに座って返事を待っていましたが、一向に返事がないので私から電話してみました。しかし、話し中。どうやらあちこちと情報交換しているようです。もうしばらく待つことにしました。
 およそ30分経って救急車で入院することがわかり、急いでクリニックに向かいました。クリニックに着いて待てどなかなか救急車がやってきません。待っている間、病棟詰所に行ったり、院長室に行ってお茶を飲んだり、外来に降りてきて電子カルテを打ち込んだりしました。
 やっとピーポーピーポーと聞こえて来ました。予想どおり患者さんは痛がっていません。心電図正常。よく聞くと、血圧がいつもよりも20ぐらい高かったのでそれが一番心配だったらしい。とにかく入院してもらい様子観察することにしました。
 7時。一旦家に帰って朝食を食べ、8時、もう一度院長室に舞い戻り別の仕事をしました。きょうは水曜日。半日頑張ればいいやと思って外来診療を始めましたが、結構いろいろあってあっと言う間に昼過ぎになりました。しかし、入院中の重症患者さんがどんどん悪くなって午後は主に病棟で仕事することにしました。
 ここまで書くと、仕事ばかりで大変と思うでしょうが、途中で電子カルテの宣伝用写真撮影があったり、結構息抜きができました。ティーエスアイ→HP というレセコンORCAをサポートしている鹿児島の会社がマックで動く電子カルテWINE Styleを導入している当院を紹介するパンフレット作りに来院されました。

 13日のつぶやきで二階俊博経産相の失言を取り上げましたが、きょうは麻生総理が、「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、医師の確保は大変だ。もっとも社会常識が、かなり欠落している人が多い。とにかくものすごく価値観が違う。そういう方をどうするか、という話を真剣にやらないと……」と言いました。なんでこんな人が日本のリーダーなのだろう。


18日(火曜日)
 急に冷え込んできました。12月下旬の気温だそうです。県内でとうとうインフルエンザの集団発生があったとニュースが伝えています。気のせいか外来でインフルエンザ予防接種の駆け込みが多いような。
 今夜は先日の高千穂登山紀行を書くのでつぶやきはここまでで終わりとします。


17日(月曜日)
 InBodyをきょうから使い始めました。1回300円で測定しています。10名以上の方が測定してくれました。まだまだスタッフが測定手技や事務処理に慣れていないので診察を受けた患者さんにはほとんど勧めませんでしたが、そのうちにどんどん測かるようにしたいと考えています。
 では、どんな人が測るべきか考えてみると、まず一番がメタボを気にしている方やメタボである人でしょう。体脂肪量が胴体、手足ごとにそれぞれデータが出ます。そのデータをもとにどれだけ脂肪を減らし、筋肉を増やせばいいのか目標をたてます。もちろん高血圧、糖尿病、高脂血症、などの病気で治療中の患者さんで運動療法が必要な人もぜひInBodyのデータが有用です。運動療法の励み、モチベーションの維持に役立ちます。次に下肢筋力の衰えを自覚している人、あるいは自覚はなくとも下肢筋力低下を指摘された人もInBodyで下肢の筋肉量を測定し、評価します。もし、毎月調べていけば筋肉量の減り具合が分かり、寝たきりになる次期が予想できるかもしれません。スポーツ選手にもInBodyは有用です。筋肉の付き具合、増加の傾向が数字でみてとれます。なかなか面白い器械だけれどももっと有用な使い方がないかさがしています。


16日(日曜日)
 最高の天気、霧島高千穂峰に6人で登りました。詳細は後日、法人内行事記録にアップします。とにかく天気がすばらしく、景色はもっと最高でした。でも私はとても筋肉が痛くなりました。明日は腰痛で猫背になっているかも。


15日(土曜日)
 きのうのつぶやきは休みました。理由は、日本臨床内科会専門医更新のための論文を書き上げるのに時間を費やしたからです。医療・福祉・保健に関して2000字書かなければならなかったのですが、何とか書き終えました。
 さて、うれしいことがありました。約3週間で体内の脂肪が1.4kg減っていました。それはあの体内成分分析装置で比較した結果です。筋肉量は下肢で100g程度増えていました。上肢の筋肉量は不変でした。体重が1.5kg程度減ったということはほとんど脂肪が減ったということ。
 減量できた一番の理由は、グルセルナSRという2008年8月に発売されたアボット社の濃厚流動食を朝食にしたことです。200mlで180Kcal。バニラ味でとても飲みやすいです。この製品の最大の特徴は穏やかに炭水化物が吸収されるので昼になってもあまり空腹感が出ないことだと思います。スローリリースカーボンシステムにより炭水化物が穏やかに体に取り込まれ急激な血糖上昇を起こさないからだそうです。
  また、不飽和脂肪酸であるオレイン酸を豊富に含むので悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを下げ、高血圧や動脈硬化の予防になります。また、胃潰瘍や便秘にもよいとされています。
 
 午後はかごまぐ(鹿児島マックユーザーグループ)の集まりに参加してイラストレータ大寺聡さんが制作した吹上砂丘荘のテレビコマーシャルをIllustrator、Photoshop、AfterEffectsを使って実際作る工程を一部みせてもらいました。1時間のレクチャーでしたが、途中から参加で30分しか見れなくて残念でしたが、AfterEffectというアプリケーションはとても面白そうだと思いました。しかし、15万円する高価なソフトだそうです。→吹上砂丘荘のテレビコマーシャル(You Tubeから)


13日(木曜日)
 二階俊博経産相が11月10日のTBSニュース(イブニング・ファイブ)で昨今の重症妊婦受け入れ不能の事案に関し、舛添厚生労働大臣と対談し、「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない。」と発言しました。この話題は、医療系メーリングリストでたいへんな話題になっており、日本医師会を始め、全国医師連盟、各地の医師会、産婦人科医会が抗議文を出しています。
 最新情報によると、二階俊博経産相は国会の場で発言撤回をしたそうですが、いくら撤回してもそのように医療の最前線を見ているわけでこのような人が大臣であることは嘆かわしい。今回の定額給付の経費は2000億円かかるのだそうですが、医療費は毎年2200億円ずつ削減させられて医療現場は汲々としています。なんだかばかばかしい限りです。こんな発言をする大臣のいる政府のもとでいっしょうけんめいがんばりたくはないと思う人が増えてくるでしょう。


12日(水曜日)
 体内成分分析器械InBody J10が当院外来処置室に設置できました。メーカーさん曰く、「今回日本に入って来たのは2台だけです。その1台を内村川上内科さんに運ばせてもらいます。」と。 第一陣はたった2台しか日本に輸入されなくて そのうちの1台を当院に回していただけるなんてとてもうれしいです。
 1回300円で測定できるようにしました。血管年齢も知りたい方は脈波図とセットで1000円で測定できます。自分の体の脂肪量、筋肉量を知って健康管理に役立つ器械として期待しています。さらに外来患者さんの増加につながればという期待もしています。
 追:GoogleでInBodyJ10を検索したら3番目につぶやきがヒットしました。びっくりしました。つぶやきもメジャーになりつつあるのかも。


11日(火曜日)
 インフルエンザ予防接種を受ける方が多いのはいいことです。外来は通常の2倍の数になっています。
 さて、抗 インフルエンザ薬として、ことしはタミフルだけでなくリレンザも使ってみたいと考えています。リレンザは吸入薬なので使用方法を説明するのが面倒に思っていましたが、タミフル耐性ウイルスの出現の報告もあるし、ことしは、「タミフルにしますか。リレンザにしますか。」と患者さん自身に決めてもらおうかと思っています。
 また、通常型インフルエンザとは別にH5N1型の新型インフルエンザのパンデミックが懸念されていますが、医療関係者すらほとんど無関心に近いですから一般の方々はパンデミックってなにという状況だと予想します。
  私は10才のときにパンデミックを体験しており、そのときのインフルエンザのきつさをいまだにおぼえています。40年前にあったパンデミック以上のものが10年以内には100%起こると予想されています。ということは人生2回目のパンデミックがもうすぐそこまで来ているわけで、ひとりタミフル備蓄でもしようかと新型インフルエンザに過敏になっています。


10日(月曜日)
 金曜日の夜、県医師会であったAD研究会に出席しました。ADとはアルツハイマー病(Altzheimer's Disease)のことです。一番思ったことは認知症判定としてMMSE(Mini-Mental State Examination)をやってみないといけないのかと思ったことです。MMSEは国際的な認知症スケールでHDS-R(改定長谷川式スケール)は国際的でありません。しかし、MMSEは質問項目数が多く、なんか面倒くさそう。時計描画テストは疾患特異度がほぼ100%と高いそうでぜひとも取り入れたいと考えています。
 研究会のあとは医師会の近くにある飲み屋に入り、キープしてあった魔王をたらふく飲んで帰宅しました。


6日(木曜日)
 インフルエンザ予防接種、麻疹風疹混合予防接種、二種混合予防接種を受ける患者さんが今月になって急増しているため外来が混雑しています。外来数が通常の2倍です。
 本日は大学の非常勤の先生が学会出席のため休まれたので休み時間なしの過密スケジュールでした。木曜日は病棟回診をしてじっくりと入院患者さんの指示を出すのですが、バタバタと7時半までかかって終わりました。しかもレセプト点検もせねばならず、往診依頼もあり、体が3つくらい欲しいと思いました。


5日(水曜日)
 "Change!" "Yes. We can." 若きオバマ次期米国大統領誕生。 しかも初めての黒人大統領。アメリカのフトコロのでかさを感じました。どん底に落ちたアメリカが再びはい上がって来て、日本にいろいろと注文してくるような予感がします。アメリカが大きく変わったことでその影響を受けて日本も世界のどの国も何らかの変化が起こると思います。


4日(火曜日)
 連休明け。おはら祭りの興奮冷め止まず、たくさんあるビデオの中から公開できそうな部分を配信します。10秒ちょっとです。

ビデオ


3日(月曜日)
 明輝会職員100名以上,元気に踊りました。理事長には明輝会フラッグをずっと持ってもらいました。たいへん長時間ありがとうございました。副院長はチャイナドレスを着ました。そして赤、青、黄、緑、そして黒の服を着た5人の中に私がいます。
 踊りに参加したくても仕事だった人もたくさんいたと思います。もちろん来年もおはら祭りに参加するつもりです。


1日(土曜日) 
 ろうけん青空6周年記念パーティーが開かれました。外来診療を終わらせて1時間遅れの参加でしたが、みなさんとてもうれしそうな表情をされていました。ボランティアの方々の踊りに高齢者の方々はとてもうれしそうでした。
 パーティーが終わり廊下に出ると、あでやかなちぎり絵が何枚も壁に貼ってあります。その絵のなかには何周、何キロとか書いてあるのでろうけん青空の事務長さんにたずねてみるとリハビリの目標でした。廊下1往復が40mで1周とカウントするのだそうです。それを積算して何周何キロ、たとえば天文館まで歩いたと実績を讃え、リハビリのモチベーションになるのだそうです。