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今月の予定:なし


29日(金曜日)
 来月21日日曜日に開聞岳登山をすることが決まりました。これまで霧島登山が多かったですが、今度は南に目を向けて薩摩富士といわれる海抜924mの開聞岳を目指します。医学生の時に一度登ったことがありますが、野ザルに出くわしてビビったことと途中景色が見えずガッカリしたことを記憶しています。登り2時間半から3時間、下り1時間半から2時間かかるといいますから10時から登り始めて3時ごろには下山を完了したいと思います。全員が下山した時点で解散とし、私は唐船峡に移動してそうめんを食べようと思っています。梅雨の時期なので天候の心配がありますが、登山ができなくてもそうめんだけは食べに行きたいです。


28日(木曜日)
 病棟回診である重症患者さんを診察した直後、ここ両日で状態が非常に悪くなりましたと県外から帰ってきた患者さんの子供さんたち(子供さんといっても60才くらいの人たち)に説明し、それから1時間も経たないうちにこの患者さんの血圧が急に下がり始めあれよあれよとおもんばかっているうちに心臓が止まりそうになりました。しかし、その場に4人の子供さんたちは1人もおられませんでした。私の説明を聞いてヘンな安心をされたのかもしれません。私が説明してから2時間も経たないうちにこの患者さんはお亡くなりになりました。亡くなるまでに携帯電話ですぐに帰ってきてもらうように連絡したところすでに新幹線に乗っておられましたが、薩摩川内で途中下車しすぐに病室にもどって来られ臨終に間に合いました。主治医としてはもう少し厳しく病状説明すべきだったと反省しました。言い訳を書くと、素人目に見てもかなり悪いと思われたのでまさか初めて来られたご家族が新幹線に乗ってトンボ帰りするとは思いませんでした。もしかしたら別に航空機で帰ったご家族もおられたかもしれませんが、仕事に忙しい現役世代の方々はなかなか親の看病や看護に専念できません。そのことは自分自身にも当てはまっていることだとしみじみと思っています。


27日(水曜日)
 昼前に39℃の高熱、悪寒、関節痛を主訴とする男性が来院されました。彼によると、最近の海外渡航歴があったので事前に発熱外来に電話をしたところ近くの医療機関を受診するように言われたとのことです。 問診をして私は大いにインフルエンザを疑い検査を指示しました。検査キットの中で液がインフルエンザAの部分を通過するとすぐにうっすらとバンドが出ました。この時点でA型インフルエンザを確信しましたのでこれからの対応を知るために、毎日医師会から流れてくるFAXをもう一度見直し、鹿児島中央保健所に電話をしました。その結果、メキシコ、アメリカ、カナダなどの流行地域に行っていないのであればPCR法によるより精密な検査はしなくて季節性のA型インフルエンザとして対応してくださいと説明を受けました。 流行地域に足を運んでいないから新型インフルエンザではないはずだから検査はしなくてもよいという医学的な根拠はおかしいと思います。可能性は低いとは思いますが、絶対新型インフルエンザではないとは言えないはずです。これだけマスコミで騒いでいるのだから疑わしい場合はすべて調べてくれたらいいのにと思います。
  流行地域から入国した人だけPCR法を実施して新型インフルエンザかどうかを調べ、陽性者が出たら新型インフルエンザが発生とマスコミを通じて報道するのは異常なことだと思います。新型インフルエンザは今の時点では弱毒型で通常インフルエンザと同じような対応でいいとわかってきたのに過剰報道や過剰反応があります。それだけ心配であればすべてのA型インフルエンザの患者さんに対してPCR法による遺伝子診断を導入しなければ矛盾しています。
 一応、 私たちもN95マスクを付けて診察しましたが、季節性インフルエンザだろうと新型インフルエンザだろうとこれまで通りの対応でよく、過剰に対応しなくてもよいのではないかと考えます。(N95マスクをしなければ簡易マスクはほとんど意味がありません。エチケットという意味だけです。マスクの網の目の大きさとウイルスの小ささを比べれば、その意味は歴然としています。ウイルスは電子顕微鏡で倍率を上げてやっと見えるもので、マスクの穴はルーペで十分にわかります。)
  現在の行政の対応については医師間のメーリングリストでは話題になっており、いくら主治医が新型インフルエンザの可能性があるからPCR法で精査してほしいと頼んでもするかしないかを決めるのは行政サイドであることに首をかしげざるをえません。これは憶測ですが、新型インフルエンザが 発生した場合の風評被害や高価なPCR検査法を全例にやられたらたまらないという事情があるのかなと思ってしまいます。


26日(火曜日)
 当法人のグループホームの定期的な状態報告が私のパソコンばかりでなく携帯電話iPhoneにも入るようにしたためとても便利になりました。いつでもどこにいても報告が見られるからです。そのほかのメーリングリストとして病棟のベッドの動きに変化があるたびに報告されます。ですから携帯電話をみれば最新の空きベッド状況や入院予約状況がわかることになっています。それ以外にもエンターテインメントに関するメーリングリストも作ってあります。こちらは十分に活用できていません。イベント企画や仲間を集う目的のメーリングリストなのですが、これこそ携帯電話で使うべきメーリングリストで情報が入ればすぐに呼応してこそ活用できたといえる情報ツールです。
 このように自院でメールサーバーを運営しているからこそできる法人の情報網です。少しずつですが、やりたいことが実現されています。


25日(月曜日)
 癌告知がすんでいる患者さん二人に改めて癌の進行について話しました。ご自分が癌で早晩死ぬことをわかっておられるはずなのですが、お二人とも話が進むにつれて、話が具体的になるにつれて、表情がくもってきました。当然のことだと思います。説明する私もショックを与えすぎないように、しかし、あいまいにならないように、言葉を選びながら慎重に説明を進めました。わたしにとっても辛い仕事でした。


24日(日曜日)
 霧島のミヤマキリシマが満開というニュースが先週流れていたので例年よりも早すぎると思いながら確認に中岳まで行ってきました。確かに満開を過ぎたミヤマキリシマが多く冬が短かったことを証明しています。私と同じような気持ちの人々で高千穂河原はいっぱいだったのではないでしょうか。そして以前明輝会を退職した元職員に会ったり、必至で登っておられる90才ぐらいの夫婦に出会ったり、登山するチワワがいたりと有意義なひとときでした。


22日(金曜日)
 つぶやきを書くことに1時間以上時間を費やすのは無駄です。たまにそうなることがありますが。理想的には15分程度で終わりたいと思っています。何か気の利いたこと書こうとか、長文になるとダメです。思いつくままをある程度のフィルターにかけて書きます。
 さて、今週はかなり気持ちよく仕事ができました。早いもので今月も来週までです。今年も折り返し点が近づいてきました。そして、そろそろ今年こそ我が家の柿の木にも実がなるでしょうか。なればきっといいことがありそうな。桃栗3年柿8年といいますから。
 さてさて、桃栗3年柿8年…のあとに続く言葉があるそうで紹介します。柚の大馬鹿18年、銀杏の気違い30年とか、梅はすいすい13年、ユズは大バカ18年、りんごニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生とか。その真偽のほどはわかりませんが。


21日(木曜日)
 久しぶりに大雨になりました。そのためか夕方6時を過ぎると帰宅する職員が多いように感じました。早く帰宅することは別に悪いことではありません。時間内にきちんと仕事を終えるということは大事な能力の一つだと思いますから。


20日(水曜日)
 5年間乗ったクルマのブレーキシステムが突然おかしくなって修理にどれくらいかかるかわからないと言われたため思い切って新車に変えました。待つこと約3週間ばかり代車に乗っていましたが、代車では鹿屋までのドライブも楽しさ半減でした。実はきのうの昼休みに新車が来ていたのですが、夜に用事があってほとんど乗れませんでした。それにしても新車の匂いはなんていいのでしょう。半日上がりのきょうは新車のハンドリングを堪能しました。ドライブポジションが前よりもずっと高いので運転しやすいのですが、車幅があるので狭い道で気を使います。しかし、総じてたいへん気に入っています。
 さて、連日のテレビ報道で新型インフルエンザの国内感染状況を伝えています。神戸や大阪など関西を中心に感染者が多数出ていますが、患者さんのほとんどは10代です。東京や川崎でも新たに感染者が出たようですが、この方たちも10代です。10代の活発な行動形態が感染者が多いという原因の一つでしょうが、あまりにも偏りすぎているのでウイルスとヒト上気道粘膜との親和性などの原因があるのかもしれません。


19日(火曜日)
 外来患者さんには時に病気に詳しい方がおられてドキッとすることがあります。昨夜おしっこをしたあと数分間意識を失ったという20代男性が来ました。いろいろと問診し、かなりハードに仕事をされているので過労によるものかもしれませんが一応心電図は大切なので心電図はとります。まず、診察しますから横になってくださいと言いながらさらに会社で受けた健診では何も異常を指摘されたことはありませんかと尋ねると、会社健診の心電図で右脚ブロックとST上昇を指摘されたのでブルガダ症候群かなと心配していますと返答がありました。
 「 えっブルガダ型心電図なの。それなら心室細動がおこったかもしれませんよ。それにしても心電図にくわしいですね。」と聞き直すと、動物の心電図をとる仕事をしているということでした。
  ブルガダ症候群は突然死することのある病気で心電図に特徴がみられると言われていますが、私はまだ典型的なブルガダ型心電図を見つけて診断したことはありません。私よりも先にブルガダ症候群の話題を出されてびっくりしましたが、ネット時代は相当の知識を持って来院される患者さんがどんどん増えてきそうです。


18日(月曜日)
 金曜日、夜、虎ノ門病院の熊田先生の講演を聞きました。ウイルス肝炎の最新情報でありましたが、ウイルス肝炎の治療と診断も進んだものです。感心しました。理解できない内容もありましたが、普段の臨床では役に立ちそうでないなと勝手に思い込み、自信を失いながら帰宅しました。
 
 土曜日、きょうは代診を頼んでいるのでどこかのファーストフード店でゆっくりと朝食を食べました。朝刊を読みながらコーヒーを飲むのは最高です。時間をあまり気にせずに過ごしているといつのまにか10時を過ぎていました。習慣とは怖いもので家に帰ればいいものを子供二人を連れて院長室に行き、昼過ぎまで過ごしました。そして病棟の入院患者さんのことが気になって電話をかけるとちょっと仕事をする羽目になりました。
 
  日曜日、朝5時に起きて6時の桜島フェリーに乗れました。早朝の空気はひんやりとして気持ちがいいです。まして甲板上の風は思った以上に体温を奪っていきますが、もう何週も前から計画していた『エアーメモリアルinかのや』見学に子供以上にわくわくしていました。宮崎に住んでいたころ新田原の航空ショーを一度も見ることができなくて鹿児島に帰ったらぜひ鹿屋の航空ショーを見ようと決めていました。桜島フェリーで袴腰に到着し、まっすぐな溶岩道路を進みました。ずいぶんと松が大きくなって溶岩が目立たなくなっているなあと感じました。高校1年の地学の授業で桜島の大正大噴火のあとの植物の移り変わりというテーマでクロマツが生い茂ると教わりましたがそのとおりです。桜島を通り抜け垂水市を通過し鹿屋市内に入りました。要所要所に自衛官が立っており迷うことなく鹿屋自衛隊基地に到着。戦車にのる抽選会に参加し家族全員はずれました。ひどく落ち込んだ息子はPC3哨戒機の編隊飛行を見てやっとテンションが上がってきました。私が中学生のときに見たブルーインパルスは見られないのかと期待していましたが、それはなかったものの小型機によるアクロバット飛行が見られました。すごいGのかかる人間離れした飛行でした。
 さて、関西では新型インフルエンザの感染拡大が問題になっていますが、感染症はこのような人の集まるところを温床にして広がるものです。さいわいオープンな場所なので危険性が低いでしょうが、今後しばらく新型インフルエンザ対策が大切になります。


14日(木曜日)
 じつに閉塞感漂う世の中です。テレビも新聞もネットもあまりウキウキするようなうっとりするような感心させられるような話題がありません。とうとう私自身にも閉塞感が漂い始めました。唯一患者さんと診察することが一番の息抜きになっているのかもしれません。何かパッと楽しい気分になる話題がないものかと思っています。ここには書けない話題はあっても書ける話題がないと嘆いています。しばらくこの調子が続きそうです。


13日(水曜日)
 医師会の勤務医会から電話があり、6月に脳卒中地域連携パスのシンポジウムを開くので在宅部門のシンポジストになってほしいと依頼されました。シンポジストとして発表できるか自信がないのものの宣伝になると思い引き受けました。しかし、限られた時間しかないので急いで資料を集め、データを整理しなければなりません。まったく専門外のことを発表することはたいへんです。日々の仕事に加えてますます荷が重くなりました。


12日(火曜日)
 朝玄関を出て病院に近づくに連れて動悸や汗が出ます。院長室に入ってもその状況は変わらず、むしろ強くなるようでした。交感神経が高ぶり過ぎているのではないかといぶかりながら一方で気分を落ち着かせようと努力してみるのでした。院長室にはカフェイン飲料しかなくカフェインじゃいっそう気分が高ぶるじゃないかと思いながらもハーブティーを嗅いだりお香を焚くのは嫌いなので甘いコーヒーを飲んでみようとしました。結果はそこそこでそれから新聞2紙にさらっと目を通し、テレビで今後の民主党党首選の予想だけ聞いて、あとは仕事を始めるまで単行本を読みました。
 外来診療中に気分が悪くなったらたぶん倒れるだろうと思えたのですぐさま医事課課長に頼んで仕事量を調整してもらいました。なんとか午前中を切り抜け、午後は一人診療で訪問診療、外来診療、病棟診療をこなせました。
  夜は医師会の会合がありましたが、体力の限界を感じ休みました。会合が始まる時間、まだ私は病棟に緊急入院された患者さんのカルテ整理と家族への説明が残っていましたから所詮会合には出席できなかったのです。


11日(月曜日)
 土曜日には鹿児島大学旧第二内科、現消化器疾患・生活習慣病学講座の同門会に出席しました。同門会出席者は今年入局する医師研修医制度を終えた医師3年目の新進気鋭の先生から大先輩の先生方まで大勢です。びっくりしたことは今年の入局者も10名と多かったことです。現教授である坪内教授になって昔のように入局者学内一多いという状況が続いています。これはきわめて大切なことで若い人先生が育つという環境がしっかりしていることはひいては関連病院やOBの開業医にもよい影響がでてくると思います。坪内教授があいさつで述べておられましたが、今年で関連病院の医局員配置がほぼ終わり、来年からはOBの先生方の病院にも医局員派遣ができるようになるそうです。私もOBの一人としてもう少し恩恵を受けられるかなと期待が膨らんできたところです。

 日曜日、二人の子供と潮干狩りに重富海岸まで行きました。準備はバッチリ。入場料を採るおばさんに大人の料金400円を払いました。子供はサービスしますよと言うのでインターネットには子供料金200円と書いてあったのにちょっとおかしいと思いながら貝掘りを始めました。ここを掘り、そこを掘っても貝がいない。どうやら周りの人たちもみんな同じような状況です。腰の曲がったおじいさんがにやにや笑いながら私の貝掘りを見ているので「ぜんぜん採れませんがよ。どこに貝はいるのですか。」と訊ねると、「ゴールデンウィークで全部採られてしまって貝はおらんはずじゃが。」と教えてくれました。だから子供はサービスかと妙に納得しました。それから右手がしびれるまで貝掘りを続けて家族が食べるだけの貝を確保しました。とても疲れましたが、何よりも子供たちが楽しい体験をできたことで私はじゅうぶんに満足しました。


8日(金曜日)
 在宅医療を受けておられる患者さんがここ最近減っています。その原因はもちろん病気の進行に伴う死亡や入院が多いのですが、なかには主治医に連絡なくいつの間にか患者さん自身かその家族の意思、あるいはその他の事情によって医療機関の変更がおこなわれました。年に2・3人このような人はおられますが、比較的短期間にまとまってこのような主治医不在の医療機関の変更があるのはめずらしいし私としては気落ちします。よくよく聞いてみると、ケースごとにそれなりの理由はあるのですが、事後報告というのは主治医の立場は何なのかと思います。夜逃げされた家主の心境です。
 一方、このホームページを見られた方から訪問診療をしてほしいという電話連絡があったといううれしい知らせもありましたが、訪問診療先が海の向こうの桜島ということでお断りしました。
 病棟においても入院患者さんに在宅に帰って訪問診療を受けてみるように勧めますが、なかなかこちらの思うようにいきません。在宅医療は大変だというイメージを持っている人が家族に一人でもいると在宅医療は始まりません。今後も回診のたびに説得していくつもりです。


7日(木曜日)
 ゴールデンウィーク中の唯一の遠出は『砂の祭典』です。久しぶりの南薩のドライブとなりました。砂の祭典は薩南病院の近くで開催されていますが、来訪者は相当の数です。会場まであと10kmになってクルマは渋滞になり、そこから1時間以上かかって到着しました。今年で3年連続来ているので会場内のどこに何があり、どこで何をやっているのかわかっています。今年も砂場体験コーナーで我が子は遊ぶのだろうなあと予想していましたが、案の定1時間以上も小さな砂の家を作っていました。それにしてもほんの短い時間しか生きないアートに感動しました。砂だけでできた教会とは思えない程に細部にこだわり、そうして重厚で堂々としていて長い時間が流れているようです。しかし、それは雨が降ればすぐに壊れ出すし、明日には壊される運命のアートなのです。
 ゴールデンウィーク明けの外来は混雑しましたが、副院長が手伝ってくれて思ったほど患者さんを待たせることはありませんでした。


3日(日曜日)
 ケアセンターよしの所属の原田尚子さんが今朝の地元紙南日本新聞朝刊の日曜特集こどもページにある『ワークわくわく』のプロの履歴書ファイル46として紹介されていました。一面すべてを使って介護支援専門員としての原田さんの職業意識が書かれています。この紙面はこども向けのページですが、毎月第1日曜日にさまざまな職業の方が紹介されます。とてもすごいことです。明輝会としてもとても名誉なことです。ここで新聞をお見せできないのが残念ですが、南日本ウェブサイト373news.comにはタイトルだけ紹介されていました。


2日(土曜日)
 明日から4連休。連休中の勤務はほとんど非常勤の先生に日当直をお願いしていますが、これは最近決まったことで旅行に行く予定はありません。しかも自家用車が故障し代車なのでETCの恩恵も受けられず高速道路を使って遠方に出かける気にもなりません。今年のゴールデンウィークは近場で家族と過ごす予定です。


1日(金曜日)
 2, 3日前から世界中で豚インフルエンザ、きょうのニュースでは新型インフルエンザと呼び始めていますが、パンデミックの近いフェーズ5だそうです。感染源のメキシコは死者も多く、ニュースではメキシコの悲惨さを繰り返し伝えています。今後急速に新型インフルエンザが拡大することが懸念されています。厚生労働省から発せられた情報はファックスで次々と来ていますが、その一つに10日以内に渡航歴のある有熱者は指定された施設を受診するように誘導するものであり、それを医療機関の玄関に貼りなさいというものでした。早速、当院玄関にはこのようにりっぱな啓蒙ポスターが貼られています。また、当院ではやっとサージカルマスクを購入しました。新型インフルエンザが発生したらすぐに使用するためです。
 当院では昨日B型インフルエンザが発生しました。先週はA型インフルエンザが発生していましたが、豚インフルエンザが話題になる以前でしたし、渡航歴も考えにくい人でした。しかし、今後、A型インフルエンザが発生したらすぐにサージカルマスクを着けて対応しなければと思っています。