10月の予定:
2日 有床診療所連絡協議会総会、講演会
16日 錦ヶ丘保育園園児とデイケアかがやきの交流会
11月の予定:
9日 第一三共株式会社および富田薬品社内研修講師『高血圧勉強会』
16日 武田薬品株式会社社内研修講師『在宅医療について』
22日 山登り(霧島新燃岳登山)参加予定者 現在20人
(院長親子3人、事務局長K、在宅医療事業部運営部長S、内田(シングル)、MRさんのIさん、元職員Tさん、外来看護師D、運転手Tさん、医事課長U、外来看護師S、介護職K、介護職H、受付AYSK、介護職K、外来看護師E親子2人)
26日 明輝会グループ視察研修ツアー
30日(金曜日)
やっとケースレポートを書き終わりました。内容はもう空中分解しそうなものです。アセスメントがアセスメントになっていないような、考察が考察になっていないような、そんなケースレポートになりましたが、これで打ち止めならぬ、書き止めにします。短期間で40人のカルテを過去の分までさかのぼって全部読み直しました。読むだけでも大変でしたが、それをまとめるのはもっと大変な作業でした。
29日(木曜日)
風邪はすっかり治りました。さて、うれしいことに山登りメンバーが20人に増えました。毎回のことですが、自分の体力に自信がありません。あと1か月で筋肉量を増やすことはむずかしそうですが、せめてロコモトレーニングでもしようと思います。
28日(水曜日)
ちょっとやばいかなと思ったので葛根湯を一包飲んで11時には寝ることにします。背中のあたりがゾゾッとしたのです。その前の土曜日から子供たちが感冒にかかって続いて妻にうつって、そして私にという流れです。当家ではよくあるパターンです。さいわいインフルエンザではなかったのですが、明日からは元気に仕事をしないといけません。
27日(火曜日)
今週の外来は思ったほど多くはないのですが、個人的な仕事(ケースレポート書き)があるのでとてもいそがしい思いをしています。訪問診療も少なくて空き時間ができるとホッとします。隙間の時間で在宅医専門医認定用のケースレポートを書いています。というわけで今月のつぶやきは文も短く写真もなくそっけないものになっていて誠に申し訳ないと思っています。
26日(月曜日)
久しぶりにつぶやきを書きます。先週は長く診てきた患者さんが3人もお亡くなりに気分も沈んでいました。しかもちょうどケースレポートを書くためにその患者さんの過去のカルテを読み返す機会があり、初めて当院にかかられたときの本人の状況や家族の気持ちが思い出されていっそう心に迫るものがありました。
3人分のベッドが空けばすぐにそのベッドには新しい患者さんが入院になります。出たり入ったりのくりかえし。いちいち落ち込んでいるわけにはいきませんが、退院サマリーを書いたりして振り返ることは大切なことだと思います。
今、在宅医専門医の認定のためにケースレポートを書いていますが、その分量の多さに睡眠時間を5時間にして猛チャージ中です。今月いっぱいには終わらせたとはりきっています。
21日(水曜日)
新型インフルエンザの予防接種用ワクチンが届き、医療関係者から打つことにしました。届いたバイアル数をここに書くことはしませんが、残念なことに医療スタッフ全員に打つことはできません。仕方ないのでここでもローカルの優先順位を決めて打ちました。
厚生労働省のインフルエンザ対策はだいぶおかしいと思っています。ほんとうに臨床を知っている役人であるのかと疑問を持ちます。インフルエンザ感染症を予防する一番の方法はワクチンなのだからもっと早くワクチンを量産する体制をつくるべきです。そしてかかったら今はいいくすりがあるのだから医療機関を早く受診するようにもっと強く啓蒙すべきです。あまり不安をあおらないようにしてほしいです。
それから学校関係者や会社の健康管理者に申し上げたいことは、学校や会社をインフルエンザにかかったことを理由に休む場合に必ずインフルエンザの検査をしてほしいと治療後も来られることです。初診でインフルエンザの検査が陰性で、臨床的にインフルエンザと診断してタミフルやリレンザで治療をはじめることはよくあります。また、インフルエンザ発症後24時間以内では検査結果が偽陰性になることがよくあります。陰性だったからもう一度検査してほしいと来院されますが、これはやめるべきことです。来られる理由は本人の意思ではなくて学校の方から言われたとか、会社から言われたというのが本当のようです。医師が総合的にインフルエンザと診断したのだからそれでいいのです。インフルエンザ迅速診断キットの在庫も少なくなってきたのでこれからは必要に応じて使うようにしたいです。そうしないと、診断に迷って調べたいときに調べられないということが生じそうです。
20日(火曜日)
外来診察のときに聴診しようとすると背中を向ける患者さんが目立つようになりました。一日で2,3人くらいいます。これはどういうことなのか患者さんの立場になって考えてみました。胸を先にみせるのははずかしいからというのは理由ではないようです。むしろ私に息を吹きかけることをためらってまずは背中なのではないかと思います。はずかしいのではあれば、背中ばかりの聴診であるはずですが、背中の次は前胸部を開けて聴診させてくれます。背中から聴診の患者さんは意外と男性にも多いです。というわけで患者さんはエチケットとして背中の聴診から入り、医師の誘導があれば前胸部の聴診まで進むという流れではないかと思っています。医師としては肺音ばかりでなく、心臓音も大切なので前胸部の聴診は必ずしたいわけです。
背中から聴診に関連して思い出すことがあります。それは、以前県立病院の結核病棟の患者さんたちを診ていたときそこの入院患者さんは診察時に必ず首だけ横に向けて深呼吸をくりかえしました。結核病棟ですから感染予防のために医師も必ずガウンを着てマスクを付けて診察に臨みます。患者さんもマスクをしていたはずですが、息が医師に吹きかからないようにと首を横に向けたのだと思います。患者さんたちがほとんどそのようにしていたのでたぶん看護師長さんがそのように患者教育していたのかもしれないなあと勝手に思っています。
2006年5月21日の登山記録から新燃岳の火口湖
19日(月曜日)
みんなからさかんに声を掛けられていましたが、来月22日に霧島新燃岳に登ることが決まりました。企画キャッチフレーズは『新燃岳のブルーレイクを見に行こう』です。多くの方の参加を募ります。一人参加や親子参加もOKです。明輝会以外の方の参加もOKですが、明輝会となんらかの関係のある方あった方の参加OKとさせていただきます。参加したい方は私か内田臨床放射線技師に声をかけてください。集合時間は朝7時半ごろで内村川上内科駐車場に集まってもらい、クルマに相乗りして15時ごろ現地解散になりそうです。小雨中止です。今回は湯之野温泉から新燃岳をめざし、中岳を通って高千穂河原に降りてこようと予定しました。登り2時間、帰り1時間半の予定です。
16日(金曜日)
錦ヶ丘保育園もも組の園児たちがデイケアかがやきと内村川上内科の見学に来てくれました。今年は大寺さんの壁画の説明はやめようと思いましたが、結局壁画の自慢を始めました。すると、壁画を指差して、犬がいるとか、馬もいるとか、ぜんぜん私の自慢話は伝わりませんでした。
気を取り直して、診察室やCT室、内視鏡室を案内しました。元気な園児たちは興味深そうに機器を見ていました。なんと言っても内視鏡室での出来事がおもしろかった。胃カメラである園児の口の中を見たら、どの子もどの子も口を開けてきました。
それからエレベーターで2階の病棟をのぞいてもらい、病気の人がベッドに横たわっているところをちらりと見せました。園児たちがどんな気持ちで病棟の廊下を歩いたのか私にはよくわかりませんが…。
階段を下り、ふたたび1階に来てエコーをすることにしました。これは定番です。ことしの園児たちもとてもうれしそうにお腹を出して肝臓や心臓の観察をしました。次はボク、次はわたしと超人気でした。
さて、ことしから取り入れた聴診器でお医者さんごっこ。聴診器をたくさん用意してお互いに心臓の音を聴こうという企画のつもりでしたが、瞬く間にアナーキー状態になりました。来年は聴診器を一人一人渡すぞと誓いました。
でもやっぱり園児たちと過ごした30分間はとても刺激を受けました。手作りのプレゼントをもらってうれしいです。もも組のみなさんありがとう。来年も来て下さい。原口園長先生もどうぞいらして下さい。
15日(木曜日)
一気に外来が忙しくなりました。きのうの倍の受診数です。おまけにきょうは腹部エコー希望者が6人もいて、泣きたいくらい。帰り際に主治医意見書の期限切れが12人いることに気づき、今夜は徹夜で書くつもりです。
14日(水曜日)
来月26日に明輝会グループ視察研修ツアーがあります。『Visionと戦略』という医療介護の経営をテーマにする月刊誌がありますが、これを出版しているHMSが主催するセミナーです。どれくらいの人が参加して明輝会視察研修ツアーに来られるのかわかりませんが、講演タイトル「医療法人明輝会グループにおける高齢者複合施設の開設運営と在宅重視のコミュニティケア戦略」講師:医療法人明輝会理事長内村隼人氏、医療法人明輝会統括管理部長後藤裕基氏と案内されています。全国から来られるみたいです。私は仕事で直接プレゼンできませんが、医事課課長が代理で在宅医療と医療機関介護施設連携のことをプレゼンテーションできるかもしれません。
13日(火曜日)
院長室のパソコンの世代交代をしました。これまで約4年間使ってきたPowerMacG5ですが、院内に作る予定のスタジオのメインマシンにします。MotionやFinalCutProを使う番組制作マシンにします。院長室のパソコンは24インチiMacにしました。今回のパソコン入れかえに伴い、2002年5月に作成した訪問診療ソフトのオリジナルCDがみつかりました。ずっと探していたまぼろしのオリジナル盤です。感激でした。私が当時のエクセルの知識で作った訪問診療の予定を立てるソフトです。CDに直接印刷し、いかに私が自慢したかったか、その気持ちがわかっていただけると思います。
8日(木曜日)
今朝7時に往診依頼が入ってグループホームに行きました。ある入所者さんが意識障害を起こしたようだというのが一報でした。案の定、脳卒中のようです。スタッフも1時間前には普通に話をしたのにと驚いていました。患者さんの部屋を出ると広い食堂で他の入所者さんたちがおいしそうに朝食を摂っています。これがグループホームなんだなと思いました。
7日(水曜日)
非常に強い台風は南九州をそれて四国や関西に上陸しそうです。夕方の今、雨と風が少し吹いていますが、もうこれ以上は強くはならないようです。今夜も山ほどのレポートを書かないといけませんが、最近年令のせいか、11時ごろには眠くなって頭が働かなくなります。脳が必要とする糖分を摂るとお腹が出てくるので寝ることにしています。11時ごろ寝ると5時ごろ起きます。12時ごろだと6時ごろ起きます。6時間以上は眠れません。これくらいが私にとってベストです。
6日(火曜日)
まだ鹿児島ではインフルエンザの爆発的な流行はみられず外来はまだ混雑していません。しかし、なぜか忙しくてきょうはMRさんとの面会を断ったくらいでした。外来受診される患者さんの来院時間が昼前に多いことが原因のようです。実際訊いてみると、昼前なら空いていると思って来ましたと言われます。
さて、今年は台風は来ないだろうと高をくくっていたのですが、7日には暴雨域には入らないものの強風域に入ってしまいそうです。たいした被害が出なければよいのですが、雨風の中の訪問診療はたいへんです。
5日(月曜日)
今月になって、まるで受験生のように机に向かってではなくて、パソコンを使ってケースレポートを書いています。これまで経験した在宅患者さん20人のケースレポートです。考察まで記述しますからたいへん。古い紙カルテを読み返しながらの作業です。紙カルテは味があって面白いです。先ず筆跡が一人一人違います。個性があります。紙はボロボロになっていますが、当時の気持ちが伝わってきます。でもやっぱり電子カルテの方がいろんな面で能率的に知りたいことを見つけられるので紙カルテには帰りたくありません。
2月(金曜日)
有床診療所連絡協議会の講演が鹿児島県医師会館中ホールで開かれ、聴きました。従来から言われているように、有床診療所の入院基本料が病院の入院基本料と比べて相当に低く介護施設と比べても低いという内容でした。せめて病院と介護施設の中間くらいの評価をしてほしいというものでありました。このことについて官僚に働きかけてきたが、いくら制度が悪くて有床診療所がつぶれていって地域医療が崩壊しても数値を出して説明しないと動かないというのが官僚であるというでした。政治主導を掲げる民主党政権に期待する旨のことも言われていました。
1日(木曜日)
もう忙しい忙しいの毎日です。もう少しスマートな生き方をしたいです。たぶん貧乏性を捨てきれないから私はダサイのだと思います。いきなり10月のつぶやきはボヤキで書きました。しかし、キキョウシリーズの写真は今にもはじけ咲きそうです。