経管栄養から経口摂取へ
経管栄養(胃瘻)で入所されてから段階的に経口訓練を実施し、現在まで誤嚥なく安全な経口摂取が可能となってきている方です。現在は昼と夕のみミキサートロミ食やスベラカーゼ粥を摂取されており、品数も増えてきて摂取量の増量も図れてきております。今後は固形物を食べられる事を目標に、噛む力と食べ物をまとめる力をつける為にガーゼで包んだガムを使用して咀嚼訓練等のリハビリを頑張っておられます。
〇食事摂取場面
ご自身で食事開始から終了まで意欲的に自己摂取していただけています。
〇食事摂取場面
食べる事がお好きで「何でも好きです。」と毎食全量摂取されています。
〇咀嚼訓練場面
咀嚼訓練も楽しみにされており、STと共に非常に意欲的に取り組まれております。
ろうけん青空には、リハビリ室とはまた別にフロアごとに平行棒や手を動かす機械、マッサージ器などの設備と個別での生活リハビリを取り入れています。もっとリハビリをしたい!散歩できるようになりたい!ご飯作れる様にならなきゃ困る…といったご利用者の目標に向かって、日々の訓練、チャレンジをリハビリスタッフだけでなく、看護師やケアスタッフも支援しています。
お家に帰るにしても、施設で過ごすにしてもよりよい生活ができるよう一緒に頑張りましょう。
リハビリプログラム(マシーン)について ›› (182KB/PDF)(※別窓が開きます。)
【笑顔と元気を取り戻す作業療法を】
ろうけん青空では、本当にやりたい事ができるために、ご利用者さまやご家族、多職種と共に考える、そんな作業療法をご提供したいと考えています。
作業療法士として本人が「やりたい」と思っている事が出来るように「可能性」を探し出し、「その人らしい生活」を一緒になって実現していきたいと考えています。
今回はご利用者の「やってみたい」を叶えるための外出支援をご紹介します。
①「読書がしたいから、図書館へ行き本を借りたい」と言われるご利用者様の思いを叶えるために、近隣の図書館へ一緒に行ってきました。
好きな本を自分で選んでいる時の表情はとても活き活きとされていました。
「好きな時間にたくさん本が読めるので嬉しい」と喜びの声も聴くことができ、図書館利用が生活の楽しみとなっています。
②「妻のお墓参りに行きたい」と言われるご利用者様の思いを叶えるために、お墓参りへ一緒に行ってきました。
ご家族の協力もあり、無事にお墓に到着。お墓が綺麗に掃除されているのを見て喜ばれていました。久しぶりに手を合わせることができ、お墓をしばらく眺めて「よかったー」とホッとされたような表情が印象的でした
③「昔よく通っていたお寿司屋さんに行きたい」と言われるご利用者様の思いを叶えるために、実際に通っていたお寿司屋さんへ一緒に行ってきました。
最初は戸惑いが見られていましたが、徐々に昔の事を思い出され、また、従業員の方も思い出して下さり、昔の話しで盛り上がりました。「ご飯はみんなと話ながら食べるのが美味しい。こうじゃないとね。ビールも美味しい。」と、終始笑顔で普段とは違う表情を見る事ができました。最後はお寿司屋さんの大将と記念写真を撮り、楽しい時間を過ごすことができました。
歯科衛生士です。
4月から、スタッフの口腔ケア技術の向上を目指して、マンツーマンで口腔ケアの指導を行っています。毎週ろうけん青空では火曜、サテライトろうけん青空では木曜日の昼食後に20分程度、一緒に口腔ケアを行い、ご利用者様一人一人にあった口腔ケアの方法を伝えています。
一口に口腔ケアと言っても奥が深く、総義歯の方、部分義歯の方、ご自分の歯の方、一部介助の方、全介助の方、それぞれにあった口腔ケアの方法や道具があります。また、口腔ケアが嫌いな方への声かけや負担が少ないケアの方法、様々な口腔ケア物品の扱い方などのちょっとした工夫で、ご利用者様も、介助する側も、気持ちよく口腔ケアを行うことができます。
口腔の環境は、肺炎や糖尿病、心臓病等、様々な病気に影響します。これからもご利用者様が少しでも快適に、健康に過ごせるように、お口の健康の面からサポートしていきたいです。
口腔ケア物品 |
指導中 |
理学療法部門からです。
今回はご利用者の「やってみたい」を支援するための企画を立てました。
「毎年ちらしずしを作って家族に配っていたんだけど、去年からできていないがよ」と言われるご利用者様とほかのご利用者の協力も頂きながら、ちらし寿司づくりに挑戦しました。レンコンやニンジンが思った以上に硬く、皆さん苦戦しましたが、美味しいちらし寿司が作れて中心となったご利用者様はもちろん協力いただいたご利用者もみんな満足された様子でした。
また、歴史が好きだと言われるご利用者様と維新ふるさと館に行ってきました。久しぶりの外出は歩道といえども段差や坂道で疲れてしまいましたが、大好きな島津斉彬の帆船やいろんな展示物を見られて、楽しかったとの事でした。楽しいという気持ちを大切にご利用者様の意欲の向上やQOLの向上につなげていきたいと思います。
作業療法部門からです。
写真は洗濯動作の訓練の様子です。一般的なリハビリでは、まず立ち上がりの訓練などから始まり、次にトイレや着替えの訓練など身の回りの動作の訓練を行っていく事が多いです。利用者さんの中には在宅復帰後に家事動作を行わなければならない方もおり、身体的なリハビリだけでなく洗濯や料理など家事動作のリハビリも行っていきます。
洗濯物を運ぶ動作や物干し竿にかける動作、取り込んで畳む動作など、洗濯ひとつでも様々な動作があります。一人暮らしの生活だと利用者さんご自身でしないといけないため、椅子に座り休憩を取りながら行ってもらうなど工夫や提案をしながら一緒にリハビリを実施しています。「一日でも早くお家に帰りたい。」と頑張っておられる利用者さんのためにも、スタッフ一同お手伝いできたらと思います。
理学療法部門からです。
写真は家屋調査の様子です。入所から1か月前後で、在宅を希望される方はご本人と一緒に自宅に伺います。在宅で過ごすための環境を整えるためと老健にいる間にどのような課題をクリアしなくてはならないのかを確認するためです。福祉用具を、どこに入れるか、また玄関の3pの上がり框をまたげるようになる。入り口は車椅子が入らないので、歩いてはいれるようになる、施設では車いすを使っているけど、家の中はどのようにして移動するか等、必要に応じて福祉用具の業者さんにも参加していただき、在宅復帰に向けてのイメージづくり、また課題の解決方法について話し合いを行います。
それがリハビリの目標となり、在宅生活に向けて皆様毎日リハビリを頑張られています。
作業療法部門からです。
ろうけん青空・デイケアでの作業療法を紹介します。
同法人の保育園と交流を持ち、食事の際使用するランチョンマットや掃除等で必要な雑巾の作成を依頼され、デイケア利用者様に実施していただいております。
【作製風景】
若いころに、洋裁や和裁をされ今でも体に染みついて、針がどんどん進んでいく様子は以前と変わらない姿を思いだされると思います。
裁縫実施中は、声をかけられても脇目もふらず集中し、1時間以上取り組んでいらっしゃいます。皆さんに縫って頂いたランチョンマットや雑巾はコロナが落ち着いてきたので、保育園にプレゼントに行く機会を作り、直接渡したいと思います。
【完成したランチョンマット、雑巾】
言語聴覚士による摂食嚥下障害を呈している方のリハビリテーションを実施している所を紹介させて頂きます。
まず摂食嚥下(せっしょくえんげ)とは、食物を見て食物と認識し、口に食物を取り込み、噛んで、飲み込むまでの一連の流れの事を言います。
そこに障害があると、摂食嚥下障害といいます。
摂食嚥下障害は、様々な疾患に伴って生じる事や、加齢により飲み込みの機能に関わる筋力が衰えることで生じる事があります。
お写真にあるご利用者様は、口・舌・喉の動きが低下しているので、口・舌・喉の運動を行っています。次に声を出して文字を読んで頂き、呼吸機能、さらに口・舌・喉を動かし、食べる時に使われる器官を動かし、機能維持・向上に努めています。
また文字を読む事は認知機能の維持・向上にもつながるので、認知の維持・向上にも努めています。
言語聴覚士によるリハビリ以外にも、ご家族様に持参して頂いた、呼吸機能練習の道具を使用し、呼吸機能維持・向上に努めるために、日々の自主訓練にも取り組まれていらっしゃいます。
その他、飲み込みの機能に見合う食事形態・摂食方法・姿勢を調整することで、誤嚥性肺炎の発症を予防できるよう、チームアプローチの一員としてサポートさせて頂いています。
食べ物・飲み物が飲み込みづらい等のご心配なことや、ご質問がございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。どうぞよろしくお願い申し上げます。
理学療法部門からです。
今回は、寝たきりの方にリハビリの一環としてポジショニングを行っています。ポジショニングとは、寝ている姿勢を整え、楽に呼吸ができるようになったり、褥瘡の予防につながる方法です。
今回は変形が強い方に行っています。ご自宅にあるクッションやバスタオルなどを使用してもできます。できるだけねじれのない姿勢を作る、肩・腰・膝が正面から見て平行になるようにクッションなどを入れていきましょう。写真の方も10分くらいで右の写真のようにまっすぐ姿勢を整えることが出来ます。
ポジショニング前 |
→ |
ポジショニング後 |
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作業療法部門からです。ろうけん青空で使用しているお食事場面での自助具について、ご紹介したいと思います。こちらは、ご利用者様のお食事の場面の様子です。
自分で食べたいけど、普通のスプーンでは食べこぼしがある。口に運ぶまでに食物が落ちてしまう、食物が少ししかすくえない。などの問題点がありました。
そこで、食べやすい角度に柄を調整でき、すくう部分がゴムになって食べ物が滑りにくいタイプのスプーンとお皿の内側にそりがあって食べ物が外に出にくいお皿を使って頂いています。
こういった自助具を使用する事で、見守りでお食事が食べられる時間が長くなり、介助する部分が減っています。衰えてくる機能もありますが、自助具で補助できる部分もあります。ご本人の状態に合わせた自助具の選定を行うことで、出来る動作が増える様にお手伝いできたらと思っています。
言語療法部門からです。6月からSTの岸良さんが機能訓練部へ新たに加わりました。
デイケアとサテライトろうけんを中心に勤務しています。写真は食事にかかわる口唇や舌、声帯等の運動や脳活性化を目的に絵カードを見ながら発話の訓練をしている様子です。お話をしたり、歌をうたうことで飲み込みにかかわる器官の機能低下を予防できます。これからも食事や言葉に関する支援に取り組んできたいと思いますので、よろしくお願いします。
「子供たちの喜ぶ顔が見たい」
「家にいたころのようにお花を生けたい」
「車に乗ってお出かけしたい」
〜したいから…
日々の練習は単調だったり、大変なこともあるけど
日々こつこつと頑張っていらっしゃいます。
訓練の様子です。
自宅に帰ることが目標!家にみんなを呼んでご飯を食べていたころが良かったと話されます。玄関の階段の上り下りや足の力を付けるために階段に見立て、上り下り、マタギの練習をしています。
立った状態で遠くにお手玉を投げ体の重心を移動させることでバランス練習を行い、転びそうになった時に自分で足を踏ん張ることができるようになる練習をしています。
楽しんで練習をしています!ピース✌
今日は運動不足解消のためみんなで集まって体操をしています
一生懸命からだを動かして汗をかいています
皆さん歌が上手ですね
みんなで歌って楽しく健康になりましょう
リハビリ室PTの坂ノ上です。8月からPTの池端さんが入職しました。
現在はろうけん青空のデイケアとサテライトを担当しています。福祉用具プランナーの資格を持っています。在宅支援に興味があり、ご利用者様の家で過ごしたいという気持ちに寄り添って、よりよく在宅生活が継続できるように、また安心して家に帰ることができるように取り組んでいる力強い一員です。現在在籍している職員同様、よろしくお願いします。
作業療法部門からです。
9月より「手作り教室」を始めました。季節を感じられる作品作りを行っています。
利用者様の能力に合わせて、作業分担・役割を作って活動をしています。普段、行事に参加されてない方も参加されるなど楽しみの一つとなっております。10月中には完成する予定ですので見に来てください。
リハビリ室STの中山田です。今までSTは私一人でしたが、5月からもう一人増え2人体制となりました!
これまではあまり関われなかったご利用者様もいらっしゃいましたが、今は週に1回はSTが皆様と関われるようになりました。また、今までいた歯科衛生士の方が産休に入り、新しい歯科衛生士の方も来てくれています。今までの方が産休から復帰すると歯科衛生士も2人体制となります!
これからも皆さまの口腔と食に関する支援を頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします!
機能訓練部より
少し前になりますが、入所者の皆様と一緒に、きゅうりとゴーヤの苗植えを行い、緑のカーテンに挑戦しました。お元気なころは農業をされていた方も多く、土の掘り方から、肥料のやり方、水のやり方までスタッフは皆さんに教えてもらうことが多かったです。
リハビリ室に来られるたびに、みなさんきゅうりとゴーヤの成長を見て、「大きくなったね」「朝、水をやった方がいいよ」とアドバイス下さり、「もうあのきゅうりはとってもいいよ、食べごろよ」と教えて下さいます。
猛暑の影響か、今年は残念ながら皆様で食べるほどの収穫はなかったのですが、収穫できた一本はスタッフがサラダにして美味しくいただきました♪来年は、今年の反省を生かしてたくさん収穫して、皆さんと頂けたらと思っています。
9/1より入職しました。原美穂です。福岡出身なので、鹿児島弁に自信がありませんが、皆さんと楽しくリハビリをしています。料理が得意です。
はつらつ元気づくり運動教室の皆さんと吉野公園を歩行訓練に行きました。
季節は寒くなりましたが、家の中で運動するのとはまた違って、気持ちいいです。
しっかり防寒対策をして、外に出ましょう!!
はつらつ元気づくり運動教室でクリスマス会を行いました。いつもは個別での運動ですが、この日は皆さんで協力し合っての風船バレーの種目をとり入れました。始終笑いのたえない日でした。
クリスマス会、優勝者の景品はスタッフ手作りのモビールです。「玄関に飾ってるよ」とおっしゃってくださいました。
年明け初めての集団訓練では書初めを行いました。
「久しぶりに筆を持つ」と少しドキドキされながら、皆さん筆を手にされました。
最初はついつい小さな字になっていましたが、何度も書くうちに大きな字になって、大好きなご家族の名前を書かれる方も・・
お正月でのんびりな気持ちが引き締まるひと時でした。
平成29年10月18日に当施設にいつも往診に来てくださっている太田歯科医院訪問歯科診療センター長である歯科医師の田實仁先生と歯科衛生士の園田麻代さんをお招きして研修会が行われました。
田實仁先生からは“嚥下内視鏡検査”の症例を映像で見せて頂きながら嚥下機能評価と食支援についてとても分かりやすくお話しいただきました。内視鏡のカメラを用いて飲み込みの状態を確認する、“嚥下内視鏡検査”という検査があるのですが、病院に入院した事がきっかけで一年間口から食事を摂っていなかった方でも食べる事が出来ていたり、逆に普段から自宅で口から食事を摂っている方が、むせはないのに多量に誤嚥していたりする場面を、映像で見せていただき衝撃をうけました。嚥下の機能を正しく判断することのむずかしさを痛感しました。また、誤嚥性肺炎を防ぐためには、口の中の環境を歯科治療を通して整え、適切な食事の形態を助言していく事がとても重要とのことで、歯科との連携の大切さを感じました。
歯科衛生士の園田麻代さんは在宅における口腔ケアの必要性をお話しして下さいました。在宅における歯科からの支援としては訴えの有る部分の虫歯治療・歯周病治療・義歯の作製等だけではなく最終的な目標は家族と一緒に外に食事に出かけたりして食事を楽しむという所にあるという内容でした。その後相互に歯磨きを行う実習もあり、人から歯磨きをされるというのはとても恥ずかしい事、歯磨きをする前にも歯磨きをしている最中でも声掛けというのが非常に大切で有ること、歯磨きをする立場としては短時間で効率良く、かつ心地良く感じて頂ける様な歯磨きの手技を獲得する事が重要で有ること等、改めて実感する良い機会になりました。
今回の研修で学んだことを、ご利用者様の口腔ケアと食支援に活かせるように頑張っていきたいと思います。
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嚥下内視鏡検査
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口腔ケア実習
食支援と介護居酒屋
こんにちは!ろうけん青空の言語聴覚士の中山田です。
言語聴覚士として嚥下障害のある方と関わっていると、食べること=生きること だということを実感することが多いです。できれば、最後を迎えるその時まで、自分の口から少しでもいいので食べていたい。最近はそのように考える方が増え、胃瘻などの延命措置を望まない方も増えてきています。
そんな中、明輝会に食支援グループ“ごっくん会”が誕生しました。明輝会の川上理事長をはじめとして、内村川上内科やよしの訪問看護ステーションのスタッフとともに、主に在宅医療を受けている患者様の食支援を行う事を目的としています。食支援とは栄養指導や嚥下リハビリだけではなく、全身管理、栄養管理、口腔環境管理、食事形態の検討(工夫)食事内容の検討(工夫)食事摂取環境の検討(姿勢など)など、食べることに関するあらゆる支援を含みます。メンバーも、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、歯科衛生士など、多職種にわたっています。
そのごっくん会の最初の取り組みとして、介護居酒屋 “
Vivid Kitchen 呑ん語
”が11月19日にオープンしました。普段なかなか飲みにでられない在宅介護を行っている家族の方や、患者様に来ていただき、おいしいお酒と食事をとりながら、他愛もない話や悩みを語り、少しでも元気になっていただければと考えています。今後も月1回のペースでオープンする予定となっています。興味がある方はぜひお問い合わせください。
新しい職員が来られました。
ここへ来て約2か月たちました。分からないことも多々ありますが、
利用者様の思いに応えられるようなリハビリを提供していきたいと思います。
デイケア専属
PT 有村 さおり
OT 溝口 加奈子
サテライトろうけん
PT 坂ノ上 志保
OT 小野 梢
OT 野崎 志織
はつらつ元気作り教室
PT 坂ノ上 志保
OT 小野 梢
今年もみんなで力を合わせて頑張っていきます。よろしくお願いします。
11月から機能訓練部に新しい歯科衛生士が入職しましたのでご紹介します!!
レッドコード(スリングセラピー)あります!
レッドコードとは・・・機器の特徴である「適度な不安定環境の中での安定する」という状況を利用して固有受容感覚器に刺激を与え、 時に振動刺激を使用することにより、筋の収縮機能を高めることで、効率的な運動連鎖に改善する方法である(レッドコード研究会HPより引用)
座る位置や動かす方法で関節への刺激を変えることが可能なので、痛みを出すことなく関節の運動やバランス訓練を行う事が出来るので活用しています。
現在は、スタッフの直接指導+張り紙での自主トレーニングにも取り組んでいただいております。
リハビリに新しいスタッフが入りましたのでご紹介します。
4月より来ました作業療法士の森です。地元は国分で、まだまだ吉野の事を知りません。豆腐と野菜(特に茄子)と魚と甘いものが大好きです!おすすめの美味しいご飯屋さんがあったら、たくさん教えて下さい。作業療法士として、潜在能力を最大限に引き出せるように笑顔と愛のあるリハビリでみなさまを支援していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
リハビリ室です。
今回は、タオル体操をご紹介します。タオルを使うことで、身体をより大きく動かすことができます。書いてある回数は目安です。痛みのある方は、無理をせず、痛くない範囲で行って下さい。
ご家庭のタオルを準備し、椅子に座り行います。
タオルを肩幅よりやや広めに握り、上に手を挙げます。(10回程度)
背筋をしっかり伸ばして行いましょう。肩の可動域、背中の筋肉を鍛えて猫背にさようなら!
そのまま左右に倒します。(左右とも10回程度)
普段なかなか身体の横は伸ばさないものです。胸部のストレッチになります。
腕を胸の高さに降ろし、左右へゆっくりと回旋させます。(左右10回程度)
体幹部の回旋運動です。つい息を止めがちになりますが、ゆっくりと息を吐きながら行いましょう。
薄着になる前にお腹周りをすっきり!
タオルを背中に回して上下に動かします(上下に10回程度)上下の手を入れ替えて同様に行います。
肩の痛い方は無理せずに。肩の可動域を拡大する為の運動です。
足の裏にタオルをかけて、足を伸ばしながら、タオルを手前へひっぱります。(左右10回程度)
足全体の力をつける運動です。
膝の痛みがある方、股関節の手術をされた方は、無理をしないで下さいね。
太腿にタオルをかけて、太腿をあげながらタオルを下に押し下げます。(左右10回程度)
足が上がりにくくなったな…何もない所でつまずく…そんな心あたりのある方におススメです。
タオルを小さくたたんで膝の間に挟みます。ギューっと5秒間力を入れて緩めます。(5秒×10回程度)
足の内側の筋肉を鍛える運動です。
膝の痛みがある方、尿漏れの心配な方はぜひ!
最後にタオルの端を結んで、持った手と反対の肩をたたきます。(左右10回程度)
肩の可動域拡大の運動です。
いかがでしたか?毎日ほんの5分です。時間をみつけて行って、健康的な体を維持して下さいね!
ちなみに全く関係ないのですが、モデルの彼が着ているのは、ろうけん青空フットサルチームのユニフォームです。なんと、鹿児島市の老健協会主催のフットサル大会で3連覇中なのです!新しいユニフォームをつくってもらったので、お披露目してみました。4連覇目指して練習中ですので、彼の顔をみたら応援してあげてくださいね☆リハビリスタッフも影ながら応援したいと思います!
介護予防事業では、閉じこもり予防には外出するのが一番だと言われています。
そこではつらつ元気づくり運動教室では、屋外歩行を兼ねて、小遠足を行っています。
9月は彼岸花を見に吉野公園へ行ってきました。
青空に映える緋色の彼岸花はとても美しかったです。
季節を感じる屋外散歩で閉じこもりを予防しましょう。
今、歯科衛生士が週に1回、利用者の方の口腔ケアをさせていただいています。今回は歯科衛生士の口腔ケアをご紹介します。
まずは道具です。通常はこういった道具をつかっています。
左から保湿剤、義歯洗浄剤、うがい薬、歯間ブラシ、スポンジブラシです。
今回は部分義歯の方のケアを行います。
まずは利用者の方に、義歯を外していただきます。
残っている歯を歯間ブラシでケアします。
歯を歯ブラシでブラッシングしてもらいます。
義歯を洗います。義歯ブラシの方が、毛が固く、義歯の汚れが落ちやすいのですが、義歯ブラシのない方は歯ブラシでもかまいません。歯を磨く歯ブラシは軟らかめがいいと思いますが、義歯を磨く歯ブラシは固めのものがよいと思います。
義歯を義歯洗浄剤につけます。毎日つけているのであれば5分程度で大丈夫です。汚れがひどい時は夜はずして一晩つけるとよいと思います。それでも取れない汚れは、歯科に依頼して落としてもらうこともあります。
最後にうがい薬でうがいをしていただいて終了です。口腔乾燥がひどい方は、保湿剤を口腔全体に塗布します。
今回は使用しませんでしたが、お口の状態によっては、タフトブラシ(1本だけ残った歯をみがく小さな歯ブラシ)やデンタルフロスをつかうこともあります
どうでしたか?“自宅でもできそう”と感じられたかと思います。その通りで、毎日のケアはこれができれば十分です。それでも落ちない歯石や、虫歯、義歯の不具合等、トラブルがあれば歯科に依頼して治してもらうことが大切です。何か歯の不具合がありましたら、いつでもおっしゃって下さいね。
おまけ♪赤ちゃんでも歯が生えたら歯磨きが必要です♪
はつらつ元気づくり運動教室
はつらつ元気づくり運動教室のお便りです。ご利用者のご自慢のレシピを披露したり、自宅でできる運動の案内を行っています。
運動教室の活動内容
4〜8人の定員で週2回2時間運動を行っています。同じ世代の方が多く、悩みや冗談を言い合ったり、ストレス発散の場にもなっています。
姿勢や生活習慣のアドバイスなども行っています。
今年の干支は午。松ぼっくりで仕上げています。
ろうけん青空・サテライトろうけん青空・みやこ調剤薬局に展示させていただいています。
ろうけん青空で行っている、リハビリの様子をご紹介します。
☆訪問リハビリ
ご利用者様のご自宅に伺って、その方の心身状態・家屋環境に応じてリハビリを行っています。
☆通所リハビリ
デイケアのご利用者様に個別訓練に加え、集団体操なども取り入れ、楽しくリハビリに取り組んでいただいています。
☆入所
ろうけん青空ではPT・OT・STが揃っています。
それぞれが各ご利用者様に合ったリハビリを行っています。
そして時には、小さな天使がリハビリのお手伝いをしてくれます。
最近は、自分にあった車いすを作られる方も多いです。
理由は施設のものでは調整が難しい方など・・・。
リクライニング車いすも進化しています。
数年前より、リクライニング(背もたれ調節)とティルト(座面全体の傾き)は別調整でした。(写真1)
今はなんと!連動して動きます。
そのため、背もたれを倒した時にお尻が前にずれません。(写真2)
秘密は軸と臀部のサポートです。(写真3)
もちろん普通型の車いす(オーダー)を使われている方もいらっしゃいます。(写真4)
楽に座るポイント
- 座った時に足がぺったりと着く
- 膝とクッションの間にすき間あり
- 肘置きに肘を乗せたときに、ほぼ直角である
- 骨盤がまっすぐ立つ
2013年の干支“巳”
8月から、ろうけん青空に歯科衛生士が配属になりました。
食事は人生の大きな楽しみのひとつです。いつまでもおいしく、何でも食べる為には、口唇・舌・咽喉の筋肉が衰えないように気を付けるとともに、健康な歯が不可欠です。また、口腔内を清潔に保つことで、肺炎・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞等の病気を予防することができます。
言語聴覚士と歯科衛生士が協力して、皆様の健康をお口の中からサポートしていきたいと思っています。
ろうけん青空には現在1名、言語聴覚士が勤務しています。
今回は言語聴覚士の仕事をご紹介します。
言語聴覚士とは、失語症や、構音(発音)障害、摂食嚥下障害などのリハビリ専門職です。
ちなみに、言語聴覚士のことを“ST”と言いますが、speech therapist(スピーチセラピスト)の略なんですよ。
ろうけん青空での仕事内容は以下の通りです。
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飲み込みのリハビリ
その他、失語症のリハビリ等々、1人なので、みなさんに、という訳にはいきませんが、必要な方を中心に行っております。
何か気になることがありましたら、お気軽にお声かけくださいね!