本文

ろうけん青空がご利用者及びご家族の方に毎月発行している「青空だより」を掲載いたします。

写真のコーナーを設けて、ご利用者さまの現在のご様子と担当者からのコメントを掲載しております。

青空だより

〜平成16年〜

No.25 平成16年12月号

No.25 平成16年12月号

朝晩とても冷え込んで参りました。こんな季節はやっぱり「鍋料理」など、体を暖めてくれる料理が食べたいですよね!?青空でも先日、デイケアのご利用者に対しまして「ちゃんこ鍋」を実施し、大変喜んで頂きました。今後、入所者の皆様に対しても実施していく予定です。そこで今月は、その「鍋料理」には欠かせない「白菜」についてお話ししたいと思います。原産地は中国北部で、アブラナ科の野菜のタイサイ類とカブ類が自然交雑して、白菜の原形ができたといわれています。白菜の成分は、水分が95〜96%ですが、ビタミンCやカルシウム、カリウム、マグネシウムの他に大根の辛味成分である「イソチオアネート」なども含んでおり、がんや動脈硬化を予防するといわれています。また白菜の栄養素は水に溶けやすいので、「鍋」や「スープ」にして食べれば、効果的に栄養素を摂取できます。青空ではこれからの季節、定期的に「鍋料理」等を取り入れて、より「家庭的」な食事の提供に向けて取り組んでいきたいと思います。


No.24 平成16年11月号

No.24 平成16年11月号

  11月1日で、ろうけん青空は開設2周年を迎えました。開設当初は、まだ設えもしておらず、机と椅子など必要なものしかない状態でした。職員一同、落ち着ける環境作りに取り組んで参りました。ご自宅で過ごしているのと同じような空間を作るため家庭的な雰囲気作りに取り組みました。施設という広い空間を変えるため職員や時にはご利用者よりアイデイアをいただきながら、家具を置き、飾り付けをするなど工夫をしてきました。ユニットごとに置いてある家具もそれぞれ異なっています。それだけでも雰囲気が違ってくるようです。まだまだ途中ではありますが、ご利用者様が落ち着ける環境が少しずつできているようです。環境だけではなく、ケアやサービスも同様にますます向上していくよう努めて参りたいと思います。ご家族からのご意見、ご要望等も取り入れていきたいと思っております。いつでも職員のほうへお申し付けください。


No.23 平成16年10月号

No.23 平成16年10月号

(デイケアルーム)

10月に入り、少しずつ寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は「インフルエンザ」について少し書きたいと思います。

インフルエンザとは、通常のカゼと違い感染力が強く、38度以上の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状と、のどの痛み・鼻汁・咳などの呼吸器の急性炎症症状などがみられます。高齢者がかかると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりして重篤になりやすいです。これらの合併症を併発しないための対策としては、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けることです。そうすれば、インフルエンザにかかったとしても症状が軽くすみます。

当施設でも室内の湿度調整や手洗い、うがい等を行い、少しでも流行しないよう注意していきたいと思います。


No.22 平成16年9月号

No.22 平成16年9月号

8月、世間はオリンピック一色でした。

日本でも柔道・体操・競泳・陸上競技など連日のメダルラッシュに沸いていて寝不足の人も少なくなかったとか・・・

ここ青空でもオリンピックの話題がよくあがりました。「あの決勝は良かった」「おいもわけ頃は水泳の選手じゃったと。おとこんしにゃ負けじ、よう川でおよっぐらんごしおった」などなど。

人それぞれに得意分野があります。お花の名前に詳しい方。何でもよく食べる方。名前は覚えられなくても「見た事がある」と顔の覚えのいい方。何でもやぶるのが好きな方。笑顔が最高に素敵な方・・・。

一人一人の金メダルを発見・理解し、上手に活かすお手伝いをする事で毎日の生活により一層、笑いと潤いがもたらされる様努めていきたいと思います。


No.21 平成16年8月号

No.21 平成16年8月号

8月16日に、ろうけん青空では「居宅介護支援事業所」が開設いたします。「居宅介護支援事業所」とは、在宅(自宅)に帰った後に介護保険サービスの調整や相談に介護支援専門員(ケアマネージャー)が応じるサービス事業所です。今までろうけん青空では、在宅に帰る際の介護支援専門員(ケアマネージャー)は外部の事業所を紹介していましたが、これからは施設での様子や身体状況等がわかっている、ろうけん青空所属の介護支援専門員が継続して在宅での相談に応じることができるようになりました。そのことにより、入所中から在宅へ帰る為の具体的な相談と、退所後も継続して相談にのっていくことで、緊急時や再入所の際にスムーズにサービスが継続して行うことが可能となります。ご相談があれば、お気軽に老健受付にお聞きください。


No.20 平成16年7月号

No.20 平成16年7月号

奄美地方では梅雨明け宣言。梅雨の合間のお天気は、私達にひとときの幸せをもたらしてくれます。

近頃巷では、凶悪事件がすごい勢いで毎日のように起こり「ひとごと」ではない世の中になってきました。私達ろうけん青空では、朝の挨拶 元気に「おはようございます」から始まり、笑顔いっぱい明るく生き生きとした楽しい雰囲気の中で、入所者・ご家族様が幸せな気持ちになって在宅へ帰れるように援助させていただきます。

何かお困りごと等ありましたら、気軽にスタッフへお申しつけください。


No.19 平成16年6月号

No.19 平成16年6月号

今月は今注目されている「カテキン」についてお話ししたいと思います。

カテキンとは、お茶の中に一番多く含まれている(タンニンなどポリフェノールの仲間)渋み成分で、茶葉の乾燥重量の20%がカテキンです。O-157に強い殺菌力を示すことでも注目を浴びました。

このカテキンの生理作用は、血中コレステロールを低下させる、血圧の上昇を抑制、口臭を防ぐ、胃潰瘍の予防・改善、ウイルス感染の抑制、腸内環境の改善など数々の優れた効能があります。また、緑茶に含まれるビタミンC、E、カロチンなどと協力して活性酸素を撃退し、ガンも予防します。

現在、ご利用者の皆様にお出ししている水分補給用のお茶ゼリーには、この「カテキン」がたっぷり含まれています。便秘の改善にも大いに期待できるゼリーです!

長寿国日本人を支えていく上で、「カテキン」は今後ますます注目される食品になるでしょう。


No.18 平成16年5月号

No.18 平成16年5月号

年をとるとともに、のどの渇きを感じにくくなり、あまり水分をとらなくなります。また、のどの渇きが感じられないためか、お茶等を勧めてもなかなか、飲んでいただけない方もいらっしゃいます。

高齢者は身体に蓄えている水分が少ないうえに、腎臓機能が弱まり尿の濃縮力が落ち、老廃物を排泄するのに多くの水分が身体の外にでてしまうため、水分不足から脱水症状に陥ります。

脱水を起こすと、血液濃度が高まり、高血糖状態となり、血液が固まりやすくなります。このため脳硬塞を起こしやすくなり、糖尿病の昏睡状態、せん妄などの引き金になり、生命にかかわることもあります。

ろうけん青空では、今からの暑い季節を乗り越えるために、水分を取ってもらう取り組みとして、通常のお茶以外にコーヒーやジュース、水物が飲み込めない方にはゼリーといった様々な種類や形態で脱水症にならないよう予防に努めています。


No.17 平成16年4月号

No.17 平成16年4月号

死亡原因の第3位となっている脳卒中は、大きく脳梗塞・脳出血の2種類に分けられます。

高血圧症を放置していると脳出血を起しやすく、糖尿病、高脂血症を放置していると脳梗塞を起しやすくなります。今話題となっている長嶋茂男監督は、血管が詰まってしまう脳梗塞です。

脳卒中の発作が起きると、出血や梗塞の場所によって身体の片側が麻痺したり、言葉がでなくなったり、物が飲み込めなくなったりします。また、発作のあと寝たきりになると使わない筋肉がこわばり動かなくなるという合併症が出ます。その為、早期にリハビリを行い発作を起こす前の生活に近づけるよう訓練するのです。脳卒中を防ぐ食生活では、高血圧を防ぐ為に薄味に慣れること、動脈硬化を防ぐ為に魚や植物性の油を積極的に摂り、肉や高脂肪の乳製品を摂り過ぎないようにすること、日常生活では、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を取り入れた生活を心がけることが大切です。1日30以上、週2回以上できたらいいですね。そしてストレスを発散できる趣味などの習慣をもち、心にゆとりをもつことも大切です。

皆様も健康な毎日を過ごす為、お体には十分に気をつけられてください。


No.16 平成16年3月号

 今月は、ろうけん青空のリハビリを紹介したいと思います。施設の1階、「通所リハビリテーション青空」の並びにリハビリ室があります。青空リハビリの最大の特徴は、「アクティブリハビリ」を行っているということです。

つまり、従来からよく行われている受け身的な「してもらうリハビリ」ではなく、利用者自らがより自発的に、より活動的に自ら動いて元気になろう!!というリハビリを行っていただいています。

具体的には、「1・2・3・4・ゴー!」と掛け声をかけながら棒につかまって立ったり座ったり。まずは、この青空名物「集団起立訓練」で始まり、そのあと今、全国で話題沸騰の「パワーリハビリ」というマシントレーニングや、「スリングセラピー」という寝たきりの方からスポーツ選手まで幅広く使える優れものの赤い紐で皆さん元気いっぱいイキイキとリハビリされています。

青空のリハビリ室は毎日が感動のドラマです。座れた!立てた!!歩けた!!!と泣いたり笑ったり。ぜひお気軽にお立ち寄りください。