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ろうけん青空がご利用者及びご家族の方に毎月発行している「青空だより」を掲載いたします。

写真のコーナーを設けて、ご利用者さまの現在のご様子と担当者からのコメントを掲載しております。

青空だより

〜平成18年〜

No.49 平成18年12月号

今年も残すところあと2週間余りとなりました。皆様方にとって今年はどのような1年だったでしょうか?

この1年、ろうけん青空では様々な出来事がありました。ご利用者様とともに笑ったり、悩んだり、ご利用者様より教えていただくことも多々ありました。ときには、一緒に涙することも・・・。これからも『ご利用者様にとって満足できるケア』を目指し、日々のケアにあたりたいと思います。

年末年始をご利用者様にご家族とともに迎えていただきたいとの思いより、ろうけん青空では外泊・外出のお願いをしております。外泊が難しい方は、外出でもかまいません。日程等に関しましては、ご都合の良い日で結構です。決まられましたら、できるだけ早めに事務所、もしくは各階スタッフまでお申し付けください。よろしくお願い致します。

No.48 平成18年11月号

山や木々は色づき、街中は着る物も様々ですが冬の装いやブーツを履く姿を目にするようになりました。冬ももうすぐそこまできていますね。

ろうけん青空では冬のお布団を準備しましたが、日中はクーラーが必要なときもある10月でした。環境の変化や気温差に敏感なご利用者様の少しの変化にも気を配り、また私たちスタッフも健康管理に充分注意していきたいと思います。

『ろうけん青空』は、11月1日に4周年を迎え、各ユニット・デイケアに来られているご利用者含めて皆様でお祝いしました。ここ『ろうけん青空』での家。族として。これからも皆様の大切な時間を元気に過ごしていただけるようにしていきたいと思います。

No.47 平成18年10月号

朝、窓を開けると空気がひんやりと冷たく感じるこの頃、空の色は澄んだ青色へ変わり、田の畦道には真っ赤な彼岸花が鮮やかでした。店頭には栗、梨、柿など秋の果物が並び、少しずつ少しずつ秋の訪れを感じます。

しかし秋とはいえ鹿児島の日中はまだまだ“暑い”という言葉が、お似合いです。寒暖の差が大きいので体調を崩しやすい時期ですので、外出の際は上着を一枚羽織るなどして体調管理に注意したいと思っています。

さて、ろうけん青空では八月末から三ヶ月間の予定で、鹿児島市より委託された運動器の機能向上モデル事業を開始しております。これはお昼の時間を利用して地域の方々に集まっていただき、リハビリ室にて様々な体操やマシンを使ったリハビリを行ってもらうものです。現在、約一ヶ月過ぎましたが「歩きやすくなった」「体が軽くなった気がする」などといった声も聞かれ好評を得ているようです。

ご家族の皆様も機会がありましたら、ぜひリハビリ室をのぞいてみてください。和気あいあいといった雰囲気の中、一生懸命リハビリに取り組んでいる姿がみられますよ。

No.46 平成18年9月号

No.46 平成18年9月号

(毎床の棚田)

子供たちの長い夏休みも終わりホッと一息されている方もいらっしゃると思います。お疲れさまでした。また、今年の夏は何時になく暑く、陽射しも強く日に当たると痛い感じでしたね。まだまだ、残暑がきびしいです。体調を崩さないように元気に乗り切りましょう。

ある入所者様の一言です。「○○してくれよう〜。」「私は○○に行きたいんだ。」「どうして聞いてもらえないのかな〜?」と言われました。考えさせられる一言でした。私たちは生きている限り、幸せになりたいと願っています。多くの方々は自分の願いが満たされている時は幸せを感じていると思います。私たちは何でも自分の意思で会いたい人に会ったり、食べたいときに食べたりと自由にできます。が、入所者様の方々は??? 私たちは入所者さまの方々がしてもらいたい事、訴えられている事に耳を傾けてケアしていきたいと思います。何かお気づきの事がありましたら是非お知らせください。


No.45 平成18年8月号

夏になると「体がだるい」「疲れやすい」「集中力がない」「頭痛」「不快感」「食欲不振」などと訴えられる方が多くなります、いわゆる『夏限定の慢性疲労』です。

夏バテの原因には、

  1. 発汗のため体内から大量のミネラル分が失われることによる体調バランスの崩れ
  2. 外気の暑さにより消化酵素の効力が低下し食欲不振を起こす、また汗をかき体の水分が失われるため冷たい飲み物を多くとることがあり、胃腸が冷え消化不良を起こすなどの栄養吸収率の低下
  3. 冷房病―冷房が強すぎたり冷房が利いた室内と暑い屋外を行き来するうちに自律神経が対応しきれなくなり変調をきたす

などがあげられます。

この夏を元気に乗り切るために毎日の食事の点では、

  1. 汗の出すぎを抑える「酸」のもの
  2. 疲れを回復してくれる「甘」のもの
  3. 胃腸にたまった余分な水分を外に出す「苦」のもの

を毎日の食事に取り入れると良いでしょう。

ろうけん青空では、職員が1日入所者体験をおこない、入所者の方と同じように一日ホールで座って過ごしてみました。体験で感じたこととして施設内では夏場でもあまり活動しないと「寒い」と感じることがわかり室内の温度には充分配慮するべき、と入所者の方を一番に考え温度調整を行なっています。お気付きの点などありましたら、気軽にスタッフまで声をかけてください。

No.44 平成18年7月号

No.44 平成18年7月号

湿っぽい日が続きますね。高温多湿の環境下では、普段よりも内装材や家具類から発生する有害な発揮性化合物の発散量が増えます。高温で、しかも多湿であればあるほど、発散量が増えるそうです。冷房やドライにしても、窓を閉め切らなくてはいけず、決して健康的な環境とはいえません。

やはり日に何回かは入口の扉と窓を開け閉めし、風を通すことが一番のようです。風通しを良くする事が、何よりも優先順位の一番であり、しかもお金があまりかかりません。便利で快適な生活に慣れすぎている私達ですが、人が本来持っている自然治癒力が退化してしまわないように注意していきたいものですね。

ろうけん青空でも換気の時間を決めて窓を開けております。これからも夏場に向け、換気を行っていく予定です。夏を乗り切れるように他にも色々工夫をして行きたいと思います。


No.43 平成18年6月号

No.43 平成18年6月号

ジメジメとした梅雨の時期になりました。6月、「水無月」には二つの説があるようです。

その1、旧暦の6月はだいたい今の7月に当たります。ご存知のように梅雨が明け暑さも増し、雨もあまり降らなくなる時期です。そこで「水が無い月」で水無月。

その2、水無月の「無」は「な」の当て字。つまり「水な月」。そして「な」は「の」と同じ意味なので「水の月」。

先ほど「7月は雨が降らなくなる」と書きましたが、正確には梅雨の終わりから梅雨明けにまたがる時期なので雨が多いときも、少ないと言えるのです。いずれにしてもこういう季節だからこそ身の回りや、食べ物にも気をつけたいものです。

食中毒とは、有害・有毒な微生物や化学物質等毒素を含む飲食物、水をヒトが摂取した結果として下痢や嘔吐や発熱などの疾病(中毒)の総称です。

食中毒防止の三原則は

  1. 菌を増やさない → 冷蔵・冷凍
  2. 菌に触れない → 清潔・清掃
  3. 菌を殺す → 加熱・殺菌

が基本です。

厨房からいくら良い状態で食事が提供されていても、私達の手洗いや布巾など環境不足で食中毒が発生しないよう心がけていきたいと思います。


No.42 平成18年5月号

No.42 平成18年5月号

(かのやバラ園)

三寒四温とはよく言ったもので、心躍るようなぽかぽか陽気の日が続いたかと思えば、しまい込んでしまった暖房器具を再び引っ張り出そうかと思うような寒い日が続いたり・・・。体調を崩しやすい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?車を走らせていると、木々に青々とした新緑が芽生えてきて、目と心を癒してくれます。家々に掲げてある鯉のぼりも元気に泳いでいるのを見かけるようになりました。

ろうけん青空では、正しい手洗い方法を職員間で勉強し、実践しています。指の股や爪の中など洗い残しがないように隅々まで丁寧に手洗いを実施しています。正しい手洗いをすることでご利用者様への感染を予防することとなります。また、自分自身の体調管理をおこなううえでも重要なひとつとなります。ご家族の皆様も毎日何気なくおこなっている手洗いを見直して風邪予防のひとつとして実践されてはいかがでしょうか?詳しい方法など知りたい方は、ぜひスタッフまでお尋ねください。


No.41 平成18年4月号

No.41 平成18年4月号

(浄専寺の枝垂桜(五ヶ瀬町))

春・旅立ちの春・待ち遠しかった季節、春がやってきました。『日本人に生まれて良かった!!』と思う季節です。

3月末には桜も満開となりました。入所の方々もユニットごとでお花見へ出かける姿もみられました。

医療法人明輝会では2月と4月よりグループホーム帯迫・ひばりをオープンいたしました。新規事業所オープンに伴い、ろうけん青空より3名のスタッフが異動になりましたが、新しいピチピチしたスタッフ一年生5名が入社いたしました。学校で福祉の勉強はしてきていますが、実際現場の事はまだまだです。入所の方々お1人お1人を知り、勉強していきますので、あたたかく見守っていただければ幸いです。

何かお気づきの点がありましたらお聞かせください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


No.40 平成18年3月号

早春の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ふと足元を見ると春の山菜やたんぽぽ、畑には菜の花たちが春を告げようと顔を出し始めました。(受付にもふきのとう・菜の花・つくしが可愛らしいです。)日増しに暖かくなり、心ウキウキ、花見の季節ももうすぐですね。

3月言えば、雛祭りが浮かびますが月の数と日の数を重ね祝日とするのは中国の重日思想の影響です。雛人形を飾り、桃の花や白酒、菱餅やあられなどを供えて祝う風習は、最初は宮廷、貴族の間で始まり、次いで武家社会に取り入れられ次第に民間に浸透して行ったそうです。雛祭りが女の子だけの行事みたいになったのもそう遠い昔の事ではなく、以前は男の子も一緒に祝ったものだったようです。

ろうけん青空でも3月3日には、雛祭りメニューとして、散らし寿司・菱餅風清まし汁・お刺身・煮〆・フルーツ・甘酒を召し上がって頂きます。入所者様方と一緒に一足早い春の訪れをお祝い出来ることを幸せに感じつつ、季節の変化を楽しめる食事作りにも努めて行きたいと思います。

No.39 平成18年2月号

2月に入り、まだまだ寒い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

先月、鹿児島県内ではインフルエンザ警報が発令されました。インフルエンザは流行性疾患で11月から4月に流行しています。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身症状が強く、あわせて普通の風邪と同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状もみられます。さらに、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。高齢者の方は特に重症化することが多いので、十分に注意する必要があります。

インフルエンザと普通の風邪と症状が似ているため間違いやすいので注意が必要です。風邪かな?インフルエンザかな?と思われたときは早めに医療機関を受診してアドバイスを受けること、また休養をとり、十分な睡眠・栄養・水分をとることが一番です。

ろうけん青空においても、入所されている方の体調管理はもちろんですが、職員も体調管理に努め、十分なケアができるよう努力しております。ろうけん青空では入所の方々への蔓延防止のためインフルエンザの方や風邪症状の方の面会は必要最小限にてお願いをしております。症状のある方はマスク着用などをしてくださるよう重ねてお願い致します。

No.38 平成18年1月号

明けましておめでとうございます。

皆様はどのような年を迎えられたのでしょうか?

ろうけん青空も4度目のお正月を迎えることができました。今年も、ご家族の皆様と一緒にご利用者様の日常を支える一員となれるよう努力していきたいと思います。

お気づきの点がありましたら、是非職員に声をかけてください。職員一同勉強させていただきたいと思います。

まだまだ、寒い日々が続くと思いますがご家族の皆様、お体には充分気をつけてお過ごしください。これからもろうけん青空をよろしくお願い致します。