昨日は、よかど会(吉野地区グループホームの管理者の集まり)と長寿安心センター(地域包括支援センター)吉野の協力でHITOCOCOの説明会および体験を行いました。
HITOCOCO(ひとここ)は災害など電波で人を探す機器です。徘徊される方に活用できるもので、その説明会でした。(詳しくは)→http://www.authjapan.com/hitococoo.html
説明を受け、従来のGPSで検知するものとの違いを感じたのは、身に着けてもらう機器が「小さい」ことと、ランニングコスト(通信費)がかからない、子機の場所が「距離」と「方向」で示されるという点でした。
実際に2組に分かれて子機をもって一人に隠れてもらい、捜索活動を行いました。一人は見つけることができましたが、もう一人は建物とコンクリートの間の場所のためか、ピンポイントで見つけることはできませんでしたが、隠れている周囲まで到達することができました。
徘徊して列車事故を起こした家族への管理責任が問われた裁判の高裁判決が新聞に出ていましたが↓
http://www.asahi.com/articles/ASG4S55ZLG4SOIPE01F.html?iref=com_alist_6_05
認知症を支える家族や事業者にとっては一つのツールとして活用できるのではないかと感じました。
ただし、あくまでも道具なので使い方を間違うと認知症の人を監視・管理することにもなるし、これがあるから「大丈夫」という過信にもつながりかねない。使用についてはみんなとルールづくりが必要ではないかとも思いました。