11月27日 認知症800万人時代 ②

11/24(日) NHKスペシャル 認知症800万人時代 助けてと言えない孤立する認知症高齢者

「一人暮らし」で「認知症」を患う高齢者。「助けて」と、SOSを発することもできず、周囲も気づくことができない。徘徊やゴミ屋敷などによって顕在化しても、すでに認知症が悪化し意思が確認できないため、介護サービスに繋げることができない・・・

といった内容であった。意思が確認できない・・・意思は「ここに居たい」と発信しているように私は感じた。ゴミ屋敷といわれる状態、認知症により周囲との摩擦・・・食事がとれていない、薬が飲めていない・・・

地域包括支援サンターのスタッフと行政スタッフが認知症の方のご自宅を訪問。

「覚えていますか?」

「知らない(わからない)」 (これが認知症)

「~病院行きましょう」(知らない人が来て「病院に行きましょう」)

「行かない」(知らない人が病院に連れていこうとしている。拒否することは当然)

困難なケース・・・

この場面で違和感を感じる。地域包括支援センタースタッフも行政のスタッフも認知症のことは理解しているはずだが、対応としては上記のようになってしまう。批判ではなくこれが現状ということ。

だから今認知症の初期の段階からのかかわりが求められている。初期の段階から関わりを持って顔を覚えてもらうことで、認知症が進行していくうえで知った人がサポートできるし、専門家だけでなく周りのサポートも重要となる。

しかし現行の制度では介護が必要な状況になり、介護サービスを提供しないと収入にならない。初期段階での顔見知りの関係作りは報酬にはならないのである。といった事業者側の都合もある。

認知症である本人の都合と事業者や行政などの周囲との都合がマッチングしない。都合を合わせるのは認知症の人?それとも周囲の人?

nhk

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