12/15(日) 「ひばり」で餅つき。天気が良くて良かったです。
ご利用者がまずは、餅をつき、次に子供たち。ご利用者は腰が入っていますが、子供たちは・・・年の功ですね。餅を丸めるのもみんなで一緒に。
地域包括ケアシステムは国が推進しているはずですが・・・
金曜日の会議にて、一部又聞きの部分もあるのですべてが正確とはいえませんが
新聞記事は以下のとおり↓
http://www.miyakomainichi.com/2013/12/57572/
沖縄県宮古島の北西部にある池間島にて(google等で場所確認してみてください)
池間島には医療機関がなく、宮古島の中心地から訪問診療に来ていましたが、訪問診療ができる範囲が16km内しか認められておらず、池間島まで24kmあるため返戻を求められているとのこと。
信号機もほとんどなく、車で20分程度で宮古島中心地から池間島まで行けるのですが・・・
特別な場合であれば認められるそうですが、九州厚生局ではこれまで「特別な」事例がないとのことでこのような事態になっているそうです。
近所に訪問診療してくれる医療機関があれば、そちらを利用するということになるのでしょうが、近隣にそのような医療機関がない場合はどうなるのでしょうか?
11/24(日) NHKスペシャル 認知症800万人時代 助けてと言えない孤立する認知症高齢者
「一人暮らし」で「認知症」を患う高齢者。「助けて」と、SOSを発することもできず、周囲も気づくことができない。徘徊やゴミ屋敷などによって顕在化しても、すでに認知症が悪化し意思が確認できないため、介護サービスに繋げることができない・・・
といった内容であった。意思が確認できない・・・意思は「ここに居たい」と発信しているように私は感じた。ゴミ屋敷といわれる状態、認知症により周囲との摩擦・・・食事がとれていない、薬が飲めていない・・・
地域包括支援サンターのスタッフと行政スタッフが認知症の方のご自宅を訪問。
「覚えていますか?」
「知らない(わからない)」 (これが認知症)
「~病院行きましょう」(知らない人が来て「病院に行きましょう」)
「行かない」(知らない人が病院に連れていこうとしている。拒否することは当然)
困難なケース・・・
この場面で違和感を感じる。地域包括支援センタースタッフも行政のスタッフも認知症のことは理解しているはずだが、対応としては上記のようになってしまう。批判ではなくこれが現状ということ。
だから今認知症の初期の段階からのかかわりが求められている。初期の段階から関わりを持って顔を覚えてもらうことで、認知症が進行していくうえで知った人がサポートできるし、専門家だけでなく周りのサポートも重要となる。
しかし現行の制度では介護が必要な状況になり、介護サービスを提供しないと収入にならない。初期段階での顔見知りの関係作りは報酬にはならないのである。といった事業者側の都合もある。
認知症である本人の都合と事業者や行政などの周囲との都合がマッチングしない。都合を合わせるのは認知症の人?それとも周囲の人?
11/23 NHKスペシャル 認知症800万人時代 母と息子 3000日介護記録
記録したのは、元NHKディレクターの相田洋(77)。母親の認知症発見から最期を看取るまで、在宅介護の一部始終を3000日にわたり撮影し続けた。
印象に残ったのは、便いじりの映像の後の相田さんとコメンテーターのみなさんとの会話の場面。
認知症の母親がオムツのなかの便を触って、布団やシーツ、洋服やベッドに便がついて介護者は後片付けにてんてこ舞い。息子の相田さんも興奮気味にお風呂に連れていく。そしてヘルパーさんがやってきてお風呂入れはバトンタッチ。そしてコメンテーターのみなさんのこの行動に対する感想(アドバイスや評価)。
排便が出ることはとっても良いこと。もっと排便コントロールしていればこんなことは起こりにくい、等々
相田さんが「そんな話はこの時、医師もケアマネ訪問看護師も誰もアドバイスしてくれなかった」
の一言にハッと気付かされた。
私はこれまで在宅での相談経験もあるが、便いじりがあったとしても家族からそのことに対して「大変で困っている」という困りごとが表出されないと「その出来事は介護者にとって許容範囲であって課題にする必要はない」と判断しがちだった。
認知症の人を介護している家族や遠方で心配している家族には、様々な不安や困惑があり、そのことをどのように相談し解決すればいいかわからないことは多いはずなのにそのことに気が付いても何もしていない自分に愕然とした。
昨日の22:00~のNHK