いささか旧聞に属しますが、6月6日朝日新聞の「天声人語」にこんな記事を見つけました。
「ヒヤリハット」は医療・介護の世界では誰もが知っている言葉で、重大な事故につながりかねない出来事のこと。記録として残しておくことで、スタッフ間で共有しようとするものです。
東 京のある有料老人ホームにはもうひとつ、「にやりほっと」というものがあるそうで、介護をしていて思わず笑ってしまう、心が和むといったそんなお年寄りの 言葉や振る舞いが記録にのこされているのだそうです。日頃気難しい顔をしてばかりいるお年寄りが、ふと見せる笑顔や言動、問わず語りの昔話など、ヒヤリ ハットだけではマイナスな面ばかりが見えがちな仕事の中で、プラス面をみんなで共有しようとして始まったもののようです。この「にやりほっと」の記録から 職員間だけではなく、ご家族との間で話が弾むことが多い、一緒にいる空間がその分温かくなる。「介護者」と「入居者」という立場を少しだけ忘れて。と、こ のコラムは結んでいます。
知っている人も多いと思いますが、なるほどと思わせる記事でした。
閑話休題
四たびお酒ネタ。豊盃(ほうはい)という、青森県は弘前の純米酒。これはどうやら季節限定ものではない定番品のようですが、味わい深いお酒でした。肴は冷しゃぶ、ごまだれも工夫してみました。