作成者別アーカイブ: キッチンドランカー

これでおしまい

私以外の記事はどれも意義深いものばかりの中、何の役にも立たないお酒の話ばかり書いてきましたが、そろそろ潮時のようです。いつ、ネタが尽きるかとお思いの方も多かったのではないかと思いますが、最後ということで最近飲んだお酒を一挙に・・・。

左上から時計回りに「雄山錦」を酒米に使った佐賀の「竹園(たけのその)」超辛口とありますが、そのとおりの飲み口、会津若松産の純米吟醸「写楽」、ご存じ「八海山」のこれは生詰原酒。生原酒ということで、アルコール度数もちょっと高めの17.5度、そのせいかややとろみすら感じます。右下は「宝山」シリーズでおなじみ吹上町の西酒造製芋焼酎「夕(せき)」です。これはなかなかの味わいでした。今回肴は省略。しかし、よく飲むなぁ!

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何回投稿したか、もう記憶にありませんが、長い間のお目汚しの儀、ご勘弁のほどお願い申し上げます。お邪魔をいたしました。

お後がよろしいようで・・・

夏季限定「船中八策」

お気に入りのブランドのひとつ「船中八策」のこれは夏季限定版です。春先に絞られた原酒を火入れせずに零下の低温で熟成させた「零下生酒」と書いてあります。ボトルもご覧のとおり涼やかな色合い、もちろん、冷蔵庫で冷やしておいて飲ります。定番の「船中八策」もなかなかの辛口ですが、これもラベルにあるように超辛口です。香りが立って爽やかな飲み口で、後口はすっきりとしています。

某釣り人が持ってきてくれた真鯛をおろして、煮付けで・・・。

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ふゆみずたんぼ

ご存知宮城県の「一ノ蔵」の、これは【冬期湛水米仕込・特別純米原酒】というお酒です。「ふゆみずたんぼ」とは稲を刈り取ったあとの田んぼに、翌年の田植えまで水を張ったままの状態にしておくことらしい。1998年から宮城県を発祥の地として始まった農法で、冬の間に菌類やイトミミズなどのさまざまな生き物が生息し、雑草が育ちにくい豊かな水田となるのだそうです。そこへ訪れる水鳥たちのリン酸分を多く含む排泄物でさらに栄養豊富な水田になる。そこに残された藁や稲株が春には藻類の栄養源となって、天然の堆肥に変わっていくという仕組みができあがっていくというもの。

この農法で作られた「有機米ササニシキ」をふんだんに使ったというこの「一ノ蔵」。生原酒なので通常の日本酒よりアルコール度が高めの17度。普通のササニシキを原料にすると軽めの仕上がりになるらしいのですが、アルコール度高めということもあって、ボディ感のある厚みのある味わいでした。

肴はシンプルに出し巻卵、しらすを混ぜ込んでみました。あと、東京からの客人にいただいた本郷三原堂の塩せんべい。これは美味しいせんべいです。細かく砕いてお茶漬けでいただくのも美味い!と客人がおっしゃっていました。まだ、やっていませんが・・・

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酒米「短稈渡船」

酒造好適米にも多彩な種類があるようで・・・これはたまたま見つけた「渡舟五十五純米吟醸」茨城県は石岡市の蔵元のお酒です。

使用された酒米は茨城県産の「短稈渡船」(たんかんわたりぶね)。コメの名前とお酒のブランド名とで「ふね」の字が違うのは何か意味があるのでしょうか?「五十五」は例によってコメのみがき度合を表しています。もろみを低温で仕込み、火入れを最小限に止めたとあります。

ふくよかな香味を感じる美味い酒でした。肴は今年初物のゴーヤを酢の物で(鰹節に隠れて見にくいですが)とこちらも今年初物のオクラをイカ大根に添えて飲ってみました。到来物の焼酎「知覧武家屋敷・旬酒」これもなかなかの味わいです。

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天狗舞 純米大吟醸50

兵庫県産の山田錦を酒米にみがき50%の天狗舞。名前の50はみがき度合を表しています。石川県産のお酒です。香りはとてもフルーティですが、すっきりとした飲み口の旨いお酒です。この季節らしく(ちょっと前の話ですが)旬の筍とわかめで若竹煮&新じゃがのポテトサラダで飲ってみました。

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酒米「越淡麗」再び

桜の満開が例年になく遅くなって、咲いたと思ったらお定まりの花時雨。月に叢雲花に風とはよく言ったもので、冷たい風も吹いてあっという間に散ってしまいましたね。花が終わってしばらくしたら、庭のツツジが咲き始めていました。

酒米越淡麗を全量使った「山城屋」。以前にもひやおろしかなにかで紹介しました。新潟県は長岡の酒。越淡麗は母親が山田錦、父親が五百万石だそうで、新潟県が15年かけて開発したコメだそうです。この越淡麗をみがき50%で仕上げた純米吟醸酒です。とてもフルーティでやや甘めのしかし優しい味わいでした。鶏モモ肉のクワ焼きで・・・

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杜氏の蔵隠し

山形県寒河江市の千代壽虎屋という蔵元の純米吟醸酒です。この蔵元は杜氏も蔵人も代々寒河江出身者で、純米吟醸酒はその製造技術保存を目的に鑑評会出品用として、少量しか造られてこなかったのだそうです。これまで、すべて自家用で処理され決して外に出ることのなかった、文字通り「蔵隠し」の秘酒とのこと。酒米は山形県産の美山錦を100%使用し、精米歩合50%という吟醸酒です。とても上品な香りがします。辛口です。

新牛蒡を食べたくなったので、鰻の柳川風で・・・百均で買ったこのおひとり様用土鍋は使えます(笑)

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究極の酒米「越淡麗」

新潟県妙高市の「千代の光 純米無濾過生原酒」。究極の酒米「越淡麗」を100%使用したとあります。包んであった紙を開くと瓶はご覧のような水色。酒米の違いで味がわかるほど通ではありませんが、コメの香りが立ってやわらかいけれど重厚な味わいでした。

桜島大根と鶏肉の煮物で・・・

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酒米「山田錦」

山田錦は酒米としてかなり知れ渡っていて、栽培が難しいのでなかなか作る人がいなかったと聞きました。近年は技術改良が進んで、収穫量も増えてきているようで、特に兵庫県のある地域ではいいコメが採れるようです。

その兵庫県産山田錦を100%使ったという「菊姫」。かつてバブルの頃、「菊姫大吟醸」というのを、東京は銀座のすし屋でごちそうになり感動モノの味と香りで、以来大吟醸は飲っていませんが、他の「菊姫」は時々・・・。蔵元は石川県。この「菊姫」も長期熟成したもののようで、うっすら黄金色がかかっていて、ラベルに「濃醇旨口」と書いてありますが、たしかにしっかりとした味わいのお酒です。肴はうんと出汁を効かせたツユでネギマ鍋をば・・・。焼きネギがいい感じです。

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春告草

梅の別名「春告草(はるつげくさ)」。うちの庭にある樹齢軽く50年を超える梅が満開でした。少し離れたところでも良い香りが漂っています。去年はほとんど花をつけなかったのですが、ことしはごらんのとおり。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という戯れ言がありますが、去年の秋に従兄の庭師が相当手を入れてくれたおかげかもしれません。幹は上から下まで苔むしていますが、たいしたものです。

梅見はこれ。新潟原産の酒造米「五百万石」を全量使った新潟は長岡の「山城屋」。半年以上かけて熟成させた、ちょっと酸味の強い味わいです。去年はあの大雪でほぼ全滅と言われたソラマメが、早くも店先に並んでいたので、シンプルに塩茹でで・・皮もまだ柔らかいのでそのまま食べられます。ついでに一晩かけてシメた鯵も・・・

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