日本酒の醸造に使われるコメは、もちろん食用のそれとは異なります。食用のものに比べて粒の大きさが違います。製造過程でコメを磨く(削って芯に近い部分だけを使う)ので、小粒だと磨きの過程ですぐ砕けてしまうからです。
酒米(酒造好適米というのが正式名称だそうです)のうち、よく知られているのが「山田錦」「五百万石」などです。この「雄町(おまち)」は最も古い品種だそうで、栽培が難しいので次第に作られなくなったのですが、近年また徐々に生産量が増えてきているのだそうです。「山田錦」や「五百万石」のルーツともなったこの「雄町」を使った「出羽桜」。以前にも紹介しましたが、蔵元は山形県天童市。「山田錦」のものより濃厚で芳醇な味わいのお酒です。赤ワインで言えばフルボディといったところでしょうか。
長崎から生ガキが届いたので生でやろうかと思ったのですが、チョット怖かったので、バター醤油炒めで飲りました。