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鹿児島市在宅医会で発表

昨日26日木曜日、鹿児島市医師会館大会議室でアドバンスケアプランニングACPを主題とする発表を私を含めて5人で行いました。医療職ばかりが演者ではなくて介護職の方も演者になってもらい、介護福祉士として利用者に接してACPをどのように考えるかを話してもらったことはこれまでになく新鮮でした。
また、座長を快く引き受けてくださった内村先生の説得力あるコメントには大変助かりました。
終わったみんなで打ち上げをしました。4人でワインボトル2本空けました。
飲まなかった皆さんごめんなさい。

左から5人が発表者。右端が内村先生。右から2人目が準備を手伝ってくれた私の秘書

佐々涼子さん

ノンフィクション作家の佐々涼子さんが脳腫瘍(グリオーマ)で9月1日亡くなった。毎週火曜日の当院朝礼の今週の話題は、奇しくも「エンド オブ ライフ」という在宅医療の看取りをテーマとした佐々涼子さんの本の紹介であった。私は台風10号が鹿児島に上陸した時から夕べにかけて「エンド オブ ライフ」を読み返し、改めて訪問看護師さんの熱意に感動し、様々な看取りに涙した。そのことを朝礼で話終わると、ある外来看護師がネットに佐々涼子さんが亡くなったと出ていますと教えてくれた。びっくりした。56歳とまだ若いのに。「エンド オブ ライフ」に出てくる男性訪問看護師さんも現役中に49歳の若さで自宅で亡くなった。佐々涼子さんも自宅で亡くなった。2人とも自宅での看取りを世の中に広めていくことをテーマにしていたことがとても考えさせられる。