ちまたで不織布マスクが不足しているためか、布マスクを付けている人が増えてきた。ここで警告!布マスクをすれば安心というのは大間違いです。不織布マスクといわれているサージカルマスクでさえ、完全にはウイルスの侵入を防ぐことができないのです。不織布マスクを拡大してみると、繊維が折り重なっていて、その隙間の穴の大きさは5マイクロメートルです。一般的にウイルスの大きさは0.1マイクロメートルですから、不織布マスクの穴の50分の1になり、ウイルスは不織布マスクを素通りします。ましてや、不織布マスクよりも穴が大きい布マスクではウイルスはほとんど通過します。つまり、布マスクをしているのは、吸う空気の乾燥を防いだり、自分から周りに直接ツバやタンを飛ばさなという一定の効果がありますが、ウイルスの侵入については無防備状態です。したがって、頻回にうがいや手洗いをした方がずっと感染予防効果があると思います。
追記:サージカルマスクは不織布が三重で真ん中に帯電性のフィルターが組み込まれています。