作成者別アーカイブ: 川上 秀一

川上 秀一 について

医療法人明輝会理事長 吉野東ホームクリニック院長

キャリア概論(かごしま学)の講義

きのうのことですが、志學館大学で講義をしました。テーマは、コロナ禍の医療と介護。今年で3回目の訪問で、若い学生さんに今の医療機関の状況、介護現場の実情を話しました。どこまで伝わったか、わかりませんが、熱心に聞いてくれました。教室は広くてスクリーンが3つ、学生さんはマスク着用を義務付けされて、ソーシャルジスタンスを保って着席していました。90分でスライド50枚説明するのはたいへんでしたが、なんとか終わりました。
スクリーンショット 2020-08-01 13.23.36この教室から見える桜島は最高
スクリーンショット 2020-08-01 13.32.44今回のスライドは明輝会ホームページからダウンロードできるようにしました。新聞掲載は著作権の関係で省略し、要約文にしました。

誕生祝い

吉野東ホームクリニックの朝礼終了直後にサプライズがありました。職員のみなさんから誕生祝いの贈り物をいただきました。ありがとうございます。私は青いゴルフウェアを、妻はワインとそのつまみ、そして綺麗な花をプレゼントされました。先週はここに話題にすることもできない嫌なできごとがあったので、2人ともシュンとしていました。しかし、みんなの暖かい気持ちが伝わってきて、気持ちを入れ替えてがんばります。
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初夏の剪定

小学校の同級生であるプロの剪定枝に自宅庭の剪定をしてもらった。連日の大雨の合間を縫ってやってもらった。熊本県、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県には犠牲者も出ている集中豪雨なのだが、昨日と今日は幸いにも当地はそれほど雨は降らなかった。代わりにと言ってはいけないが、鹿児島は新型コロナ感染症患者が一気に100人ほど舞い降りた。すごいスーパースプレッダーが居て一気に巨大クラスターを作ったわけだ。コロナ禍で心落ち着かない毎日だが、ちょっとしたオアシスが庭にできた。

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広報誌「ろうけん鹿児島」創刊100号

広報誌「ろうけん鹿児島」創刊100号の「時代を読む」コーナーに「新型コロナウイルス感染症に対する介護現場の緊張感と不安」というタイトルで私の拙文を掲載してもらいました。今の日常生活において、新型コロナウイルス感染症の話題がないところはありません。このような時世なので、介護老人保健施設の立場で私なりの考えを書きました。苦労した自撮りの私の顔写真付きです。この冊子は県内の老健施設はもちろん、公共施設や主な医療機関に配布されています。近くで見かけましたらご一読いただければ幸いです。

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オンライン会議

毎週火曜日8時、吉野メディカル会議室で開いてきた会議をZoomを使ったオンライン会議にしました。今朝の会議は、その3回目でしたが、自分のミスで昨日招待していたIDを使えなくなって、再送して13分遅れになりました。移動の必要がないので、時間が有効に使えて助かります。これだけはコロナ禍の数少ない光明です。

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COVID-19感染症について思うこと その4

ちまたで不織布マスクが不足しているためか、布マスクを付けている人が増えてきた。ここで警告!布マスクをすれば安心というのは大間違いです。不織布マスクといわれているサージカルマスクでさえ、完全にはウイルスの侵入を防ぐことができないのです。不織布マスクを拡大してみると、繊維が折り重なっていて、その隙間の穴の大きさは5マイクロメートルです。一般的にウイルスの大きさは0.1マイクロメートルですから、不織布マスクの穴の50分の1になり、ウイルスは不織布マスクを素通りします。ましてや、不織布マスクよりも穴が大きい布マスクではウイルスはほとんど通過します。つまり、布マスクをしているのは、吸う空気の乾燥を防いだり、自分から周りに直接ツバやタンを飛ばさなという一定の効果がありますが、ウイルスの侵入については無防備状態です。したがって、頻回にうがいや手洗いをした方がずっと感染予防効果があると思います。

追記:サージカルマスクは不織布が三重で真ん中に帯電性のフィルターが組み込まれています。
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covid-19に関して思うこと その3

昨日は政府から緊急事態宣言の延長が発表された。ウイルスのことをまじめに勉強した上での政治判断でないと思いました。さて、これまでの一連のメディア報道でPCR検査の実施検体数が少ないことが問題になっています。その前に、PCR法は正式にはRT-PCR法です。なぜならば、一本鎖プラス鎖RNAウイルスであるcovid-19はその塩基配列であるA,U,G,CをA,T,G,Cに変換して増幅しなければならないからです。俗にいうPCR検査は、実際には鼻腔粘膜にあるかもしれないcovid-19を拭い取って、一連の処理をしてcovid-19の遺伝物質を増幅し、その存在をみるものです。ここで感染力を失ったcovid-19があっても陽性と判断されます。これは大きな問題だと思うのですが、このあたりは議論されません。また、スワブという手技でたまたまcovid-19のいない粘膜を拭い取った場合は陰性と判断されます。これも大きな問題です。かつ俗にいうPCR検査は結構な検査時間とコストがかかります。このようなことを総合的に考えると、医師が必要とする場合にのみ検査することが適切と思います。俗にいうPCR検査は不安を払拭するために行う検査ではないのです。TVに出てくる一部のコメンテーターが検査の原理や意義を不勉強のまま発言しているのを毎日見て、悪いですが、冷笑してしまいます。

covid-19に関連して思うこと その2

ちまたでは新型コロナウイルスに戦々恐々としていますが、小さな子どもにとっては、初めて感染する風邪ウイルスであるベータコロナウイルスはどれも新型コロナウイルスなのです。だからというわけではありませんが、小さな子どもは無〜軽症で終わっている。たぶん、今問題のウイルスはあと2〜3年もすれば、怖くないコロナウイルスになるのでしょうが、それまでは正しい感染対策をしなければいけません。ウイルスの正しい名前は「SARS-CoV-2」。全長29.9 kbの一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、武漢で発見されて4か月経って、ゲノム配列の塩基配列が9か所変異したそうです。こんなに短期間で次々に姿を変えてしまうと、果たして有効なワクチンができるのだろうかと思ってしまいます。
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COVID-19に関連して感じたこと

鹿児島県のCOVID-19感染者は一昨日で4件になった。これまでの3人の感染者も県外あるいは外国から来た人である。これまで濃厚接触者の身分でありながら何も症状がないからと動き回り、症状が出てから病院に行く人や感染地域から鹿児島に来て、動き回った後に発症してしまったケースなどがあった。4件目の高校生は、親戚の人が検査陽性が判明したらすぐに学校に相談し、人との交流を遮断したことは賢明な対処だったと思う。また、その高校はこの事実を迅速にホームページに公開したことも賢明な対処だと思う。テレビニュースや新聞は高校名を出しているため誹謗中傷的な電話が高校にあったと聞いたが、この高校生とこの高校の対応は間違っていない、むしろ迅速な英断だったと私は思う。
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桜の花

訪問診療をしながら、あちこちに咲く桜はいまが見頃にちがいないと思っています。あと3日もすれば桜の葉が目立ってくるでしょう。先日日曜日近くの吉野公園に桜見に行きました。コロナウイルス騒ぎの中、各自感染対策をしながら結構な数の人々が花見に来ていました。歩きながら花を見て感動するばかりですが、おおいに気分転換になりました。
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