テレビで理化学研究所の小保方さんの会見を見て、実験・研究が大好きなんだなあと同情しました。私も1980年代後半のころ小保方さんのように毎日実験をしていたので、彼女の気持ちがよく理解できます。私はある大型の動物を殺めて臓器を取り出し、その臓器をすりつぶしたり、臓器のRNAを抽出したり。その試料を放射性同位元素を使ってラベルして電気泳動をしていました。私はRNAを使ったのでノーザンブロット法でしたが、小保方さんはDNAを使うのでサザンブロット法だと思います。実験方法が似ているので、小保方さんのミスに対する言い訳がよく解ります。解りますが、一流のNature誌に載せる電気泳動写真だからもっと丁寧にすべきだったでしょう。何はさておき、今回の騒動で何よりも腹立たしいのはマスコミ。初めは、リケジョだとか、割烹着姿だとか、STAP細胞という本質の話題はしないで、今は魔女狩り状況を作っている。一体、マスコミの連中は、この手の実験が1週間から2週間かかること、実験費用も数十万以上かかることを知っているのでしょうか。幼稚な質問ばかりして、本当にマスゴミです。若者が活躍できる社会、女性が活躍できる社会を本気で作るのならば、アホな質問ばかりするべきでないと思いました。
作成者別アーカイブ: 川上 秀一
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勘どころ
介護職の方々に、きょうのこの人はいつもと違うと見抜く、あるいはいつもと違うじゃないかなあと疑って、健康上の問題が起こっているのかもと判断することは無理なのかなと考えてしまいました。定期的に外来診察している患者さんの血圧が普段よりも低い。何回測っても低いので、低血圧になっていることは間違いない。脈を診ると微弱な感じ。しかし、本人はどうもない。心電図をとってみると、急性心筋梗塞だったということが約3年前にありました。きょうは完全房室ブロック。グループホームからの報告だと、朝、昼、夕とだんだんと血圧が低くなっていて、かつ、いつもよりも徐脈。本人は活気がない。我が子、彼氏、彼女のように普段から観察していても判らないかな。やはり、難しいかなあとぼやいてしまっています。
白波五人男ならぬ医師五人男
午後、働いている医師が5人でした。第1診察室では一般外来診療にドクターN。第3診察室では検査外来にドクターT。在宅や病棟に3人(ドクターS、ドクターO、そして私)。在宅から帰っても電子カルテの端末が足りず、医事課にある端末を借りての入力となりました。やはり、クリニックに同時に5人が診療に当っているのは、これまで想像しなかった事態。
白浪五人男は歌舞伎に出てくる人気者5人衆です。私たちが人気者というわけでは全くありませんが、5人が共通しただけです。