緩和ケア研修

きのう、きょうの2日間みっちり勉強しました。場所は鹿児島市立病院多目的ホール。きのうは午後1時半から夜8時まで、続いて懇親会が11時まで。今朝は8時半から夕方5時半まで。居眠りなんかできません。随時マイクを向けられて意見を言わされます。ロールプレイもありました。医師役、患者役など、どれもやりました。私は臨床経験年数の長い方からベスト5に入っていました。そんなに年なのかと思いましたが、新しい考えや普段あまり意識しない患者を演じて、そのことはとても有意義でした。しかし、この研修をもう一度味わいたいとは思いませんが。ラストのレクチャーは小児科の先生からでした。非常に共感しましたし、気持ちが31年前にタイムスリップしました。今は内科医で日々臨床に当っていますが、当時、私は小児科医になるはずでした。しかし、カルシウムの動態に興味を持っていた私は小児科ではあまり勉強できないと知り、腎臓内科のある当時の第二内科に入局することにしました。そういいながら、血液透析はイヤで、結局代謝の勉強ができる肝臓グループに入りましたけど。小児科にはとても辛いドラマがあります。今は大学病院で年間10件以下になったそうです。急性リンパ性白血病の治療成績が90%と高くなったからです。当時、小児科のポリクリのときの知り合った小学5年生の男の子は1週間後天国に行ってしまった。朝会いに行ったら、ベッドが空いていたのです。この出来事は私にとって強烈でした。

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