午前中だけで54人の外来。昼1時前までかかったが、まあそれは忙しかった。その中でうれしいことがあった。1年ぶりに会う患者さんが居たのだ。もっと言うと、1年前に他の医療法人のグループホームに入るということで紹介状を書いてお別れしていた患者さんだったのだ。ただそれだけではなくて、この患者さんの甥は私の中学校時代の大の仲良しの同級生で、その同級生が来たのだ。患者さんは同級生の叔母さんであることは以前からわかっていて、ときどき話題にしていた。来た時は無表情でつらそうであったが、帰るときには笑顔と笑い声がみられて、ホッとした。長く、医師という仕事をしていると、冥利に尽きることがあるものです。
昼休みは大事な別の仕事があって休めず、そのまま午後の訪問診療に出かけた。恥ずかしいことだか、途中3回ほど。眼前暗黒感が出現して気分が悪くなった。体力のないものだと自信を失いかけたが、午前中の良いことを思い出し頑張れた。1日で71人の外来診療と12人の訪問診療。とても疲れました。
写真は、デイケアかがやき職員の手作り門松です。毎年、職員が山から竹を切り出し作っています。全部が1000円程度で作れるそうです。もちろん右と左の対です。今年は意図的に、「そぎ」ではなくて「寸胴」だそうです。