地域の開業医が南風病院展望レストラン食彩菜そらに集まって最近の糖尿病の治療を勉強した。興味ある話があった。それは、極端な糖質制限食をしている方がSGLT2阻害薬を服薬するとケトアシドーシスを起こすという報告が糖尿病学会で増えているのだそうだ。しかも血糖値がたったの200mg/dl程度でケトアシドーシスになるのだそうだ。糖質制限をしているところにSGLT2阻害薬の働きで血液中のブドウ糖がどんどん不足するので、肝臓では糖新生がさかんになり、脂肪組織ではβ酸化でどんどん脂肪を分解してブドウ糖を作るのだけれども、そのときに大量のケトン体もできて血液が酸性になるわけだ。死亡例があったのかは講師の先生は言われなかった。
糖尿病勉強会
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