年始の挨拶

2025年の新年を迎え、すがすがしい気持ちで毎日を送っています。あらためて新年明けましておめでとうございます。今年は一日一日を大切に生きようと誓いました。これは個人的な目標です。法人に関しては、より働きやすい職場環境を作ること、50周年記念事業を成就すること、です。
今夜は鹿児島市医師会の年始会があって出席しました。以前よりも出席者がずいぶん少なかった。同席した先生と、半分か、それ以上に減ったのはどうしてだろうと話しました。コロナ禍を経験して人と人が直接会って話をする大切さを実感したはずなのに。来賓席には県知事さん、鹿児島市長さんが座っておられましたが、話をするチャンスがありませんでした。これは残念なことでした。

昨日のことですが、吉野公園に愛犬を連れて行きました。暖かい正月なのに、公園訪問者はそれほど多くはなく、まして犬連れは一組だけで肩透かしを食らったと感じました。去年10月から犬連れ園内散歩が許可されていることがまだ知られていないようです。


4日土曜日は仕事始めでした。外来患者さんの8割以上は発熱患者さんでインフルエンザ患者、かぜ症候群患者、COVID-19患者の順に多かった。当院は去年からインフルエンザの検査に”nodoca”を使っています。これは舌の上に筒状のカメラの先端を載せて18枚の連続写真を撮る、その写真にインフルエンザ濾胞があるかをAIが数秒で判定してくれる、この結果を参考に医師がインフルエンザと診断するという新しい診断方法です。鼻腔に綿棒を入れる抗原検査と比べて痛くありません。これが一番の利点です。もう一つ、症状が出て陽性が出るまでの時間が抗原検査と比べて数時間早いことです。欠点として、A型B型の区別ができないこと、6歳未満には検査が認められていないことです。検査費用は抗原検査と同じですが、同時算定はできません。

鹿児島県医師会代議員会

昨日土曜日、城山ホテルで開催された令和6年度鹿児島県医師会代議員会に出席した。特別講演会と懇親会まで含めると4時間の長丁場。講演会の内容は人口減少社会を反映して暗い。これに医師偏在と働き方改革が加わるとさらに暗い未来に思えてきた。懇親会では医学部同窓生であって公益財団法人慈愛会理事長であり、現在日本医師会常任理事で大活躍中の今村英仁先生と日本医師会副会長釜萢(かまやち)敏先生と写真に収まった。釜萢先生は、新型コロナウイルス感染症の報道でよくテレビに出ておられたので、顔をご存じの方々が多いと思う。来年夏の参議院選に出られるそうで、議員になられたら何とか医療界の難題を少しでも改善していただきたい。

中央が釜萢先生

明輝会50周年記念事業に向けて

昨日11日、後藤統括部長を連れて鹿児島県看護協会八田会長に会いに行きました。2012年初めてお会いした八田さんは鹿児島県職員で偉い役職に就かれていました。県庁退職後、鹿児島純心女子大学看護学科教授になられ、今年度から看護協会会長として活躍されています。12年前、厚労省の在宅医療推進事業のときに私は当法人をいろんな場においてアピールしました。その時の話や昨今の人材不足の問題やら話は尽きませんでしたが、来年開催予定の明輝会50周年記念講演会において医療と介護に関する話をしてくださるという約束は取り付けることができました。とても楽しみです。それから、日置市伊集院町にある介護老人保健施設アンダンテ伊集院に移動し、施設長の馬場先生に会いました。馬場先生には2014年から約5年間ろうけん青空の施設長をしていただいて当法人がとてもお世話になった先生です。その時の思い出などを文章にして記念誌に掲載させてもらえることになりました。
 私の不手際で表敬訪問した証拠写真がありません。あまりに話に夢中になって写真撮影を忘れました。今日は文章だけにしときます。

フレンチブルドックを飼い始める

急にペットを飼いたくなって、フレンチブルドックを飼うことにしました。昔、マルチーズを飼っていて、自分の子供が犬を怖がるようになってしまったので、今度は、吠えない、おとなしい犬ということでピンクのフレンチブルドックにしました。しばらく躾が大変です。おめでたいことに今日はドジャーズが4勝し、ナショナルリーグ優勝を決めたので、OHTANI 17のユニフォームを買ってあげました。

第6回地域フォーラム四国

日本在宅医療連合学会で香川県高松市に来ています。天気は良く、JR高松駅から近いレクザムホールが学会会場です。参加者はさほど多くはないのではと思います。内容はケアに関するのが多い印象で、招待講演はユマニチュードについて、本田美和子先生の話でした。ユマニチュードが以前聞いた時よりも自治体や臨床において広がりを見せていることには強い興味を持ちました。

25年間ありがとうございました

当法人で25年間看護師として働いていただきました。終わり3年間は吉野東ホームクリニックで。患者さんを幅広く知っていて、まさしく生き字引でした。医療機関での仕事には終止符を打ち、今後は当法人の介護施設の看護職員としてもうしばらく働きたいそうです。今は働きたい人は体と頭がしっかりしていれば働く時代です。職場を変えて、気持ちを変えて、もうしばらく頑張ってください。

鹿児島市在宅医会で発表

昨日26日木曜日、鹿児島市医師会館大会議室でアドバンスケアプランニングACPを主題とする発表を私を含めて5人で行いました。医療職ばかりが演者ではなくて介護職の方も演者になってもらい、介護福祉士として利用者に接してACPをどのように考えるかを話してもらったことはこれまでになく新鮮でした。
また、座長を快く引き受けてくださった内村先生の説得力あるコメントには大変助かりました。
終わったみんなで打ち上げをしました。4人でワインボトル2本空けました。
飲まなかった皆さんごめんなさい。

左から5人が発表者。右端が内村先生。右から2人目が準備を手伝ってくれた私の秘書

佐々涼子さん

ノンフィクション作家の佐々涼子さんが脳腫瘍(グリオーマ)で9月1日亡くなった。毎週火曜日の当院朝礼の今週の話題は、奇しくも「エンド オブ ライフ」という在宅医療の看取りをテーマとした佐々涼子さんの本の紹介であった。私は台風10号が鹿児島に上陸した時から夕べにかけて「エンド オブ ライフ」を読み返し、改めて訪問看護師さんの熱意に感動し、様々な看取りに涙した。そのことを朝礼で話終わると、ある外来看護師がネットに佐々涼子さんが亡くなったと出ていますと教えてくれた。びっくりした。56歳とまだ若いのに。「エンド オブ ライフ」に出てくる男性訪問看護師さんも現役中に49歳の若さで自宅で亡くなった。佐々涼子さんも自宅で亡くなった。2人とも自宅での看取りを世の中に広めていくことをテーマにしていたことがとても考えさせられる。

明輝会50周年記念祝賀会

毎月明輝会50年を祝う会の準備をしています。その祝賀会の余興で演奏をお願いしているプロカリンバ演奏者木佐貫洋平さんが私の部屋に来られました。カリンバはアフリカ民族楽器サムピアノで、静かな音楽から激しい音楽まで幅広く表現できるそうです。木佐貫洋平さんはろくろアートもされる二刀流です。できればこちらも披露できたらと欲が出てきました。洋平さんの横はお父さんです.当法人に永く貢献くださった方です.

志學館大学で講義

今年で6回目になる講義に行ってきました。90分ずっと話すのは大変なので、訪問看護と看取りについてはよしの訪問看護ステーション所長尾堂君に話してもらいました。話の内容は医療と介護を取り巻く状況、治し支える医療、在宅医療、そしてACPでした。最後に学生さんから安楽死と尊厳死について質問がありました。とても有意義な時間を過ごさせてもらい、法学部教授志賀先生と入田先生には感謝申し上げます。