休日在宅医

昨年12月の休日在宅医のときは母を亡くしていたので今日は何事もないことを祈って仕事に入りました。1日の患者数は21人。そのうち4人がインフルエンザ感染症。A型1人、B型3人。腹痛を訴えて来られた患者さんが多かったという印象です。
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疲れた1日

昨日のことを書きます。朝の会議中に歯のクラウンが取れました。粘いキャラメルがあまりに美味しかったので2つ続けて口に入れて噛んだのが事の始まりでした。取れた金属を持って夕方かかりつけの歯科医院に行きました。ついでに歯石を取ることになり、あと10回くらい通院しなくてはなりません。
午後から茨城から来られたNPO法人医療福祉クラウド協会中村香代氏らに会い、MeWCA(ミューカ)について説明受けました。キュアケアネットを総務省の自立支援事業で使ってもらうなんて、とても良い話で賛同するわけですが、具体的にどうするか思案しています。
夜は鹿児島県医師会館で在宅医療の講演がありました。講師は日本医師会の高杉先生らでした。熱意はよく伝わってきて、会場の空気も上昇し、上着を脱いでも汗がでるほどでした。会場を出て夕飯を食べに部下を連れて店に入りました。注文してから歯のことを思い出し、注意しながら食べましたが、無造作に食べる幸福を実感できました。
これらの出来事以外には、もっと色んなことがありまして、たいへん疲れました。

鹿児島市内科医会学術講演会

久しぶりの内科医会出席です。いつも出不精で出席しないのですが、今夜の講師は当院診療部長の桶谷先生でしたから。今ホットな話題の免疫抑制・化学療法によるB型肝炎ウイルス再活性化の話。フローチャートがよくわかりました。懇親会で珍しい同級生に会いました。人の集まるところに顔を出すと、なかなか楽しいです。

教授祝賀会に出席して

鹿児島大学消化器疾患生活習慣病学講座の四代目教授に井戸章雄先生が就任され、その祝賀会に出席しました。テーブルが46ある大祝賀会でした。井戸先生は宮崎医科大のときから知っていますが、20年前の第一印象どおり聡明で紳士的な先生です。鹿児島大学の教授になられてとてもよかったと思います。井戸先生の出身大学である長崎大学第一内科の恩師長瀧名誉教授が挨拶で良い医師を輩出できる医局を作ってくださいと言われていましたが、まさしくそうだと思いました。
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西田あいチャリティーコンペ

最初プライベートでゴルフに行きましょうと誘われて、いいよと答えていたのが、だんだん近づくにつれて西田あいチャリティーコンペであることがわかりました。西田あいさんとプレー後スタッフルームで会うことができました。プレー前にコンペ主催の中心メンバーであるTさんと写真撮影。ベストドレッサー賞ねらいのS部長も。
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困ったケアマネさん

きょうお会いしたケアマネさんは強引なところがありました。私が主治医になっている在宅の90才代の患者さんについて話し合いに来られたのでした。いきなり居宅療養管理料と在宅医療をやめさせていいですかと提案してきたので、在宅医療を中止するなんて医学的に絶対ダメですと強く言いました。ケアマネさんの言い分は、家族に連れられて通院した方が気分転換になるから。24時間往診できる体制にしておかないとダメですと突っぱねました。居宅療養管理料については、調剤薬局の薬剤師さんがとっているので、それ程強くは言いませんでしたが、薬剤師さんに相談してください。たぶんダメと思いますよ。服薬指導や服薬状況を把握して主治医と連携する必要があるからと説明しましたが、これから家族に薬の管理をさせますからというのが、このケアマネさんの論理でした。

小保方さんの会見を観て

テレビで理化学研究所の小保方さんの会見を見て、実験・研究が大好きなんだなあと同情しました。私も1980年代後半のころ小保方さんのように毎日実験をしていたので、彼女の気持ちがよく理解できます。私はある大型の動物を殺めて臓器を取り出し、その臓器をすりつぶしたり、臓器のRNAを抽出したり。その試料を放射性同位元素を使ってラベルして電気泳動をしていました。私はRNAを使ったのでノーザンブロット法でしたが、小保方さんはDNAを使うのでサザンブロット法だと思います。実験方法が似ているので、小保方さんのミスに対する言い訳がよく解ります。解りますが、一流のNature誌に載せる電気泳動写真だからもっと丁寧にすべきだったでしょう。何はさておき、今回の騒動で何よりも腹立たしいのはマスコミ。初めは、リケジョだとか、割烹着姿だとか、STAP細胞という本質の話題はしないで、今は魔女狩り状況を作っている。一体、マスコミの連中は、この手の実験が1週間から2週間かかること、実験費用も数十万以上かかることを知っているのでしょうか。幼稚な質問ばかりして、本当にマスゴミです。若者が活躍できる社会、女性が活躍できる社会を本気で作るのならば、アホな質問ばかりするべきでないと思いました。

勘どころ

介護職の方々に、きょうのこの人はいつもと違うと見抜く、あるいはいつもと違うじゃないかなあと疑って、健康上の問題が起こっているのかもと判断することは無理なのかなと考えてしまいました。定期的に外来診察している患者さんの血圧が普段よりも低い。何回測っても低いので、低血圧になっていることは間違いない。脈を診ると微弱な感じ。しかし、本人はどうもない。心電図をとってみると、急性心筋梗塞だったということが約3年前にありました。きょうは完全房室ブロック。グループホームからの報告だと、朝、昼、夕とだんだんと血圧が低くなっていて、かつ、いつもよりも徐脈。本人は活気がない。我が子、彼氏、彼女のように普段から観察していても判らないかな。やはり、難しいかなあとぼやいてしまっています。

白波五人男ならぬ医師五人男

午後、働いている医師が5人でした。第1診察室では一般外来診療にドクターN。第3診察室では検査外来にドクターT。在宅や病棟に3人(ドクターS、ドクターO、そして私)。在宅から帰っても電子カルテの端末が足りず、医事課にある端末を借りての入力となりました。やはり、クリニックに同時に5人が診療に当っているのは、これまで想像しなかった事態。
白浪五人男は歌舞伎に出てくる人気者5人衆です。私たちが人気者というわけでは全くありませんが、5人が共通しただけです。