僕がO先生に院長になってもらうことを依頼して、快諾いただいた頃は有頂天だった。それから日が経ち一周年パーティーでもと思っている頃に、O先生夫妻と3人でドルフィンポートのとある店で話し合ったのだ。大変な病気になったという告白であったが、化学療法をしながら診療を続けるという決意だった。僕は、「治療を頑張ってください。体調が悪い時は無理しないで休んでください。」と言った。この時のことをO先生の自分史には『慌ただしい運命の1日が終わった』と記されている。
作成者別アーカイブ: 川上 秀一
O先生を偲んで(その1)
膵臓癌で亡くなられたO先生が書いた自分史続編が送られてきた。感動しながら、時には涙をながして、一気に数時間で読み終えた。
自分史を書いた目的は「膵臓癌の患者さんや膵臓癌の治療にあたる医師の参考になれば」という。ということで、これから亡きO先生の代わりに内容を少しずつ公開したい。また私がこのような考えになったのは、この自分史を配本した人数は10人にも満たないと聞いたからだ。
健康寿命について講演
20日夜、南日本銀行吉野支店顧客向けに「健康寿命を意識する明輝会」というタイトルで約40分講演をしました。みなさんに真剣に聴いていただき、新たに気合が入りました。
誕生日
私の誕生日ではなく、週の後半の診療をお手伝いいただいている先生の誕生日がもうすぐなので、先生に花束,メッセージカード,ケーキを職員全員の気持ちとともに差し上げました。先生は90才になられますが、まだまだお元気。クリニックまで1人で運転して来られますし、訪問診療にも毎日5件前後行ってもらっています。法人の新年会で申したのですが、私も先生を目標に後期高齢者になっても医師としてがんばるつもりです。
新年会
1月4日城山ホテルエメラルドホールで明輝会新年会が開かれました。オリンピックイヤーということで職員が何かしらのスポーツをしている写真のスライドショーで始まりました。私は例年どおりの挨拶を済ませて、水枝谷先生(元教授)と福元先生(弁護士)の間に座り、楽しいひとときを過ごせました。
1月5日は吉野東ホームクリニックは当番医でした。予想をはるかに超え、51人の患者さんが押し寄せ、そのうち21人はインフルエンザの患者さんでした。A型が圧倒的に多く、B型は1人だけ。
桜島大根の収穫
桜島大根にはトリゴネリンという血管を若返らせる成分が沢山含まれていることを鹿児島大学農学部講師加治屋勝子先生が発見し注目された。臨床的にもNOが増え動脈硬化予防することが中央病院との共同研究で証明されたと報告されている。以上の事実を踏まえて、ビビッド・ファームに桜島大根の種を今年の夏に撒きました。アグリボスの山口さんが丹精込めて育てて、今や立派な30本ほどの桜島大根ができています。アグリボスより、桜島大根がほしい方には無償提供しますから大きな袋か箱を持って来てくださいと、ブログでの宣伝を頼まれました。
大学病院を退院
予定されていた2回めの入院治療が無事終わり明日退院となりました。夏の入院では左の肺病変を治療しましたが、今回は右の病変でした。写真は見せませんが、見たこともないような異様なレントゲン写真です。なんだこれという胸部レントゲン写真です。それにしてもカテーテル治療は3時間半に及び、細かい作業で小さなコイルをカテーテルを通して入れる先生たちもさぞかし大変だったと思います。最高の謝意と敬意を表します。実は今回術後の夜勤帯に迷走神経反射を起こしてしまって、看護師さんを緊急ナースコールで呼ぶという事態になりました。失神まではいきませんでしたが、眼前暗黒感、多量の冷汗、脱力で参りました。もうダメかと、目が見えないときは弱気になりましたが、優しい看護師さんに助けてもらって急速に回復。今は元気です。晴れて明日午前中に退院です。明日の夕方には会議が予定されているし、あさっては休んだ週の訪問診療がたくさんあります。がんばります。下の写真は病室からの風景。
第7回事例発表会
10月31日夜7時30分から9時まで鹿児島市医師会館大ホールにおいて恒例の明輝会事例発表会がありました。予選を勝ち抜いた6人組の発表者が10分という時間で、普段の仕事の中に気づいたことをテーマにスライドを使って発表しました。今年は大きな文字で見映するスライドが多かったように思う。発表者の堂々とした態度は極まってきたと思う。講評で思わずスティーブ・ジョブズみたいと言ってしまいました。とにかく立派な発表でした。優勝はデイケアかがやきで、電気療法を組み合わせたリハビリの有用性というテーマで話していました。
第16回明輝会ゴルフコンペ
去る20日日曜日、南国カントリークラブで明輝会ゴルフコンペを行いました。数えて16回目です。回を重ねるごとに参加者が増え、10組がOUTとINに分かれてスタートしました。天気は最高に良くて気持ちよくプレイできたはずです。出発前のみなさんは今から始まる競技に期待しています。今日こそスコア〇〇を出すぞ! 明輝会ゴルフコンペの特徴の豪華な賞を狙って。
しかし、思うようにボールは飛んでくれない。18ホールを回って、ダブルペリア方式で出された順位で決まった優勝者は、内村川上内科の元医長である岩木浩介先生でした。おめでとう!岩木先生とは18ホール一緒にプレイして、途中まで互角の戦いだったのですが、後半は私の下半身の筋肉の疲労で負けてしまいました。
岩木先生は鹿児島で初めての試みを始めたと話していました。それは、朝10時まで絶食で来られた外来患者さんの下部消化管内視鏡検査をするということです。前処置を済ませて、午後きれいになった下部消化管を内視鏡で観察するわけです。これまで2例行ったと話していました。エコーは200例、胃カメラも200例はしたと話していました。整形外科クリニックの内科で頑張っているなと感心しました。中山の地で頑張ってください。
ピースフルよしのを開所
10月10日ピースフルよしのと名付けた低所得者層向けの有料老人ホームの開所式が開催されました。理事長あいさつでも申したのですが、有床診療所である内村川上内科、あるいはろうけん青空やサテライトろうけん青空をそれぞれ退院退所したものの、主に経済的な理由で行くところのない人たちがときどきおられます。そうした人々の受け皿を明輝会で造った次第です。