作成者別アーカイブ: 川上 秀一

川上 秀一 について

医療法人明輝会理事長 吉野東ホームクリニック院長

ビビッドファーム(Vivid farm)

忙しすぎて時系列に書けません。しかし、いろんな方々から『院長のつぶやき』を読んでいることを聞くので、根性を入れ直して書きます。いまどき根性なんて言葉は死語にちかいですが。さて、17日土曜日の午前中に、吉野東ホームクリニック裏手にある畑の小石拾いをしました。やっとユンボによる整地が終わったので、ユンボで取り除かれなかった小石を人の手で拾うことにしました。協力的な明輝会職員が33人も集まってくれました。ありがとうございます。当初は元気のいい男性職員10人と思っていましたが、男女混合でほとんどすべて介護職の人たちでした。90分足らずで作業は終わりました。ほんとうにみなさんありがとうございました。深謝します。新地部長がポロリとこぼしたビビッドファームという言葉をこの畑の呼名としたいと思います。

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ランチョンセミナー

初めてランションセミナーの講師をしてみました。エーザイから地域包括ケアの時代を見据えて在宅医療や認知症を関連づけて話してほしいという依頼を受けて、60分間の講演でした。老眼で手元のパソコンの字が見えないことと、Keynoteの時刻を知らせる時計が赤く変わり、予定時間を過ぎてるよと警告するので、焦ってしまって座長の吉元先生にあと何分話していいですかと2回も尋ねる失態をしました。それ以外は概ねよかったのではないかと思っています。講演の終わりには自分のiPhoneを使ってキュアケアネットの実演をしましたが、スクリーンにはPokemonGOのアイコンが出てきたり、親父の顔写真が出てきたり、リアリティーがあってよかったのではないかと思いました。吉元先生がとてもキュアケアネットに興味を持っていただき嬉しいです。吉元先生とは平成3年に同じ病院でいっしょに仕事をしました。外科医と内科医の間柄でした。

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MKさんのこと

先日病棟で86歳の女性MKさんが亡くなられたが、ずっと変な親しみを抱きていた理由がわかり、地域医療に従事する者として記述してみたくなりました。変な親しみとは、こういう意味です。この方は約1年前に他の医療機関からの紹介状を持って家族に連れられて外来にやってこられたわけですが、初対面な感じがしませんでした。MKさんは自分のことをうまく話せない様子で長男夫婦がいつも代弁してくれていました。この長男夫婦もはっきりと言わないものですから、MKさんの夫が16年前に私がここに院長として赴任して初めて胃瘻造設を試みた患者さんだったこと、そしてMKさんの夫を毎週訪問診療していて、その時いつも横にいて介護の苦労話をしていたのがMKさんだったことがほんのこの間わかりました。地域医療に関わるかかりつけ医として16年間という時間の中で老夫婦二人を看取ったわけです。発語ができなくなったMKさんに色々なつかしい話をベッドサイドで話したのが、およそ1か月前。微笑んでくれました。それから病態が悪化して亡くなられました。ちょうど病棟回診の最中でした。死亡確認のためにMKさんの右目に触れた時に一筋の涙が流れました。小さく「あっ、涙!」と私は言ってしまったのですが、家族も看護師も誰も気づきませんでした。それが良かったと思いました。きっとMKさんは私に対してだけ流してくれた涙だったんだと思えました。

Vivid Villageで農業

Vivid Villageの1000坪の畑の改良がもうすぐ終わります。今度はトラクターを購入しようと見に行ってきました。道具置き場の小屋も建てます。畑は明輝会の部署ごと、あるいは介護施設ごと、あるいは職員個人に無料で貸します。土地だけの無料貸与になりますから、道具などの経費は施設や個人負担です。10月には玉ねぎ、小松菜、白菜などたくさんの植え付け期限が迫っています。貸与希望する施設の責任者と明輝会職員はメールで申し込んでください。受付期限:9月12日。申し込み先メール:inchoh@mail.meikikai.com

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iPad Pro は素晴らしい

iPad Pro を使うようになって2、3か月経つがパソコン以上のデバイスだ。特筆すべきはアートな満足度が高いこと。アップルペンシルの凄さと表現できるかもしれない。アップルペンシルを使って絵を描いたりしているが、さっき習字アプリを見つけて感動して、このブログに書いている。360円のアプリだが、楽しい。油絵や習字は大好きですが、準備や片付けがたいへんと知っているので、結婚してから敬遠していたのですが、もう最大のストレス解消法です。

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認知症初期集中支援チームの話し合いに参加

抗認知症薬を出している某製薬メーカーの主催した会に出席した。福岡博多までの日帰りである。西日本の認知症サポーター医が10数名集まったが、鹿児島県からは私一人だった。予想どおり認知症初期集中支援チームの動きには地域差がみられた。鹿児島市がどの位置になるかはわからないが、少なくとも私自身には出動実績がない。実績0であることを皆さんの前で告白し、その理由などを自分なりに考察し話した。それなりの成果が得られた会合であった。

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井形昭弘先生逝く

昨日の新聞に井形先生の訃報を朝刊で見てショックであった。以前にも書いたかもしれないが、私が医学部バスケットボール部に所属していたときは顧問をしていただいたので、教授室を訪ねると、部員で飲みなさいとウイスキーを何度もいただいたことを記憶している。医師になって3内科で研修を受けさせていただいたときは、教科書に載っていないようなことを教えていただいた。宴会では教授でありながら医局員に1人1人お酒を注いでいかれる腰の低い先生だった。私が30代の後半のころ名古屋空港か、どこかでの空港のトイレで偶然隣になったとき、名前で呼んでいただいた。下っ端医師の私でさえも記憶していただき感激した。もちろん医師としても業績はすごくてSMON、水俣病、HAMの第一人者だったし、鹿児島大学学長を辞められてから、介護保険制度立ち上げに尽力された先生だった。井形先生ありがとうございました。先生のご冥福をお祈り申し上げます。

坪内博仁教授退任記念誌

恩師である先生の記念誌が送られてきました。かなり分厚いので気になるページだけ目を通し、あとは自分の名前が載った論文を探しました。自分は1988年ごろから1992年ごろにかけて生化学教室で毎日実験をやっていたんだなあと感慨深く思い出しました。その間に先生から物事の考え方、解決のしかた、文章の書き方、人との付き合い方まで教えていただきました。先生は現在鹿児島市立病院院長の立場におられますが、またお会いしたいです。
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鹿児島市在宅医会事例検討会で発表しました

昨夜28日鹿児島市医師会館大ホールで「内村川上内科で3年5か月、吉野東ホームクリニックで1年3か月使用しているキュアケアネットについて」というタイトルで40分の時間をもらってしゃべりました。鹿児島市で在宅医療に熱心な方々の前で自前のキュアケアネットについて話せて幸せです。満足しました。最後に座長の桶谷先生からキュアケアネットの目標を訊かれましたが、より使いやすいものにしたいです。

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ポケモンGO

昨日から話題沸騰のポケモンGOが日本でもスタートしたので、クリニックに着いてからアプリを起こした。すると院長室にいるではありませんか、全国図鑑#001のフシギダネが。初めての捕獲はとても苦労しました。ポケモンGOというおあそび、動かない人にとっては、動く動機づけになりますが、今の所テレビで興奮したり、ハマったと騒いで人達の気持ちを理解できかねます。

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